断罪された悪役令嬢は、逆行して完璧な悪女を目指す

登録日:2025/04/24 (木) 00:09:51
更新日:2025/04/25 Fri 01:48:12
所要時間:約 5 分で読めます





元娼婦の公爵令嬢が毒で悪を制する痛快ラヴファンタジー。



概要

『断罪された悪役令嬢は、逆行して完璧な悪女を目指す』とは『小説家になろう』にて20年11月から連載されている小説。
21年には『Celicaノベルス』にて書籍化している。既刊7巻。
著者は楢山幕府
イラストはえびすし。


コミカライズも『コロナEX』『ニコニコ静画』にて連載中。作画は北国良人。既刊5巻。
1話と最新話が無料。

舞台化もされており2025年3月26日~30日まで上映された。

シリーズ累計100万部を突破した。

あらすじ

王太子の婚約者だったはずが、異母妹・フェルミナの策略により娼館へと売られてしまった公爵令嬢・クラウディア。
このまま終わるわけにはいかないという一心で娼館のナンバーワンに上りつめるも、病死してしまう。
しかし、目が覚めると鏡には子供の頃の自分が!

過去へ逆行したクラウディアは、きたるべきフェルミナとの戦いに向けて、娼婦として身につけた手練手管で周りを次々と味方に引き込んでいく――。

(公式より引用)

主な登場人物

ハーランド王国

  • クラウディア・リンジー
本作の主人公。公爵令嬢。シルヴェスター王太子の婚約者候補。
わがままで癇癪もちという子供が大きくなったような女性で、異母妹のフェルミナを毛嫌いしていた。
そこで取り巻きの令嬢と共にいじめをしていたが、卒業パーティーの日に王太子と兄に異母妹の件で断罪される。
その後紆余曲折を経て娼館にたどり着き、そこで娼婦として働くうちに「自分が子供」「妹にはめられた」こと実感する。
しかし接客業故に流行病に感染し他界した……と思いきや14歳の頃に巻き戻っており、前回の人生の反省を踏まえ「悪女を超える完璧な悪女」になる事を目的とする。

前の人生ではナンバーワン娼婦になっていたため、娼婦として男を手玉に取る技術を活かし男性や女性を虜にしていく。
とはいえ娼婦として男性経験は豊富でもそれはあくまで疑似恋愛。本当の恋愛をしたことはなかった。なのでシルヴェスターとの恋愛は初心。

  • シルヴェスター・ハーランド
本作のヒーロー。ハーランド王国の王太子。金色の瞳を持つ。
1週目の世界ではクラウディアを断罪しフェルミナと結婚し第一子を授かったようだ。
本編世界ではクラウディアと早期に交流が始まり、そこで他の令嬢とは違う振る舞いをする彼女に興味と好意を持つ。
フェルミナの企みにも早期に気付いているが、当事者間での解決を望んでいる。というかお客として楽しんでいる。

  • ヴァージル・リンジー
リンジー公爵家の次期当主。クラウディアの兄。シルヴェスターの幼なじみ。
社交界では氷の貴公子と呼ばれているが、身内(主にクラウディア)には激甘な一面も。
元々の世界ではクラウディアを快く思っていなかったためシルヴェスターと共に断罪した。
本編では妹が改心した事、ヴァージルに甘えに来た事からクラウディアとの仲が親密になりフェルミナの事を嫌悪するように。

  • フェルミナ・リンジー
元男爵令嬢で現公爵令嬢。クラウディアの同い年の異母妹。
公爵が妻の厳しさからの逃避で手を出した愛人との子供で、15歳の時に引き取られた。
ピンク髪で天真爛漫な清楚系美少女だが、その実態は世界は自分を中心に回っていると考えている腹黒女。
最初の世界では姉にいじめられていたが、実際は意図的に「クラウディアのいじめ被害者」になるように振舞っていた。
姉が自分をいじめるように誘導したり、自分から姉の悪評を広めるなどして断罪に導き、そのまま王太子妃になった。
本編ではクラウディアがいじめてこないので、「いじめられた」ようにみせかけている。

なお元々男爵令嬢としての教育しか受けていないのに引き取られてから公爵令嬢の振舞い方を身に着け、
勉強も生徒会に任命されるほど優秀で、最終的に王太子妃になれるなど、フェルミナ自体は優秀かつ努力家。
しかし「自分を中心に回っている」という考え方ゆえの浅慮さが足を引っ張っている。

このような性格になったのは家庭環境が原因。
父親がフェルミナを溺愛し望みを叶え続け、母親が愛人の負い目から娘に強く出れず、フェルミナも周囲から愛人の子と蔑まれた。
その結果「自分は特別な子。そんな自分でも持っていないものを持っているクラウディアが憎い」という思想に染まっていったのだ。

  • ヘレン・ホスキンス
元伯爵令嬢の平民。リンジー公爵家の侍女。
ホスキンス伯爵は悪い領主ではなかったが経営手腕がないので借金まみれになり爵位を返上。
縁談もあったが結婚相手がロリコンだったため逃げ出し、自暴自棄になって娼館へと辿り着いた。
その後先輩娼婦としてクラウディアに娼婦の手ほどきをしていたためクラウディアに懐かれている。
本来であれば病死するはずだったが、クラウディアが娼館に行く直前のヘレンを侍女としてスカウトした。

  • トリスタン・ニューベリー
シルヴェスターの幼なじみ。侯爵令息。
騎士団長の息子であり、側近候補兼護衛としてシルヴェスターのそばにいる。

  • ルイーゼ・サヴィル
シルヴェスターの婚約者候補。侯爵令嬢。
シルヴェスターに好意を抱いており、クラウディアにライバル視しているが悪意はない。
シルヴェスターがクラウディアに婚約者を定めたことを察し失恋するも、トリスタンといい感じになる。
しかし失恋直後に別の相手を見つけるのはふしだらではないかと気にしている。

  • シャーロット・ロジャー
シルヴェスターの婚約者候補。伯爵令嬢。
巨乳を持つがそのせいで男性から性的な目で見られすぎて覚えており、男性不振ぎみ。
なお母親も巨乳だが男性から性的な目で見られることをなんとも思っていないため、娘の気持ちがまったく理解できていない。

バーリ王国

  • ラウル・バーリ
バーリ王国の王の年の離れた弟。実は女性が苦手。
国王に実子がいなかったため長年王位継承権1位だったが、王太子が生まれたため国外に追い出された。
本来の世界ではクラウディアのいる娼館に通っており、そこで親しくなったため身受けしようとしていた(引き取る前に病死されたようだ)

  • レステーア・デガーニ
ラウルの側近。
見た目は美少年だが、実は男装の麗人。
元々「女性らしさ」というのが嫌いだったうえで、ラウルが女性嫌いというのを利用して男装している。
このように主君よりも自分を優先することがあり、ラウルから微妙に信頼されていない。




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最終更新:2025年04月25日 01:48