登録日:2025/04/27 (日) 00:49:30
更新日:2025/05/11 Sun 02:34:44
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■概要
『綾瀬川次郎』とは読み切り作品『ゴーストライト』と連載作品『
ダイヤモンドの功罪』の主人公。
本項目では主に『ダイヤモンドの功罪』における綾瀬川について記す。
CV:根本圭子(ボイコミ)
家族構成は母と3人の姉と暮らしている。父は単身赴任中。
あらゆるスポーツで世界を狙えるほどの圧倒的な運動能力とセンスを持つ小学5年生。
2話の時点で169㎝と大柄な体格で、腕が長め。
動体視力にも優れているが視力自体は年々悪くなっている。中学からコンタクトを着用。
家族も目が悪いようなので視力の悪さは遺伝の可能性がある。
所属チームは『足立バンビーズ』→『U12日本代表チーム』→『足立フェニックス』
「スポーツを通して友達と遊びたい」という純粋な思いがあり、金銭面で余裕ができた小5からスポーツクラブに通い出す。
しかし水泳・体操・テニスと習ってはみたものの、綾瀬川の凄まじい才能の輝きに大人も子供も焼かれてしまい人間関係がぶっ壊れてしまう。
それが嫌で転々と習い事を変えていたものの、『足立バンビーズ』で野球は「仲間と組んでやる。みんなが味方」であるスポーツと学び、野球が好きになる。
しかし結局は足立バンビーズでも友達は綾瀬川の才能のせいで家庭崩壊を起こしてしまうし、脳を焼かれた監督は綾瀬川を無断でU12に送り込んでしまう。
その結果エンジョイ勢なのにガチ勢と混じって、しかも日本代表として野球をすることになるが……。
■人物
運動の大天才ではあるが、綾瀬川自身はごく普通の男の子。
明るく元気だが、姉に囲まれた末っ子なせいか自己主張は抑えめで周囲の顔色を窺う性格。
他者を思いやる優しい性格といえば聞こえはいいのだが、それはつまり根本的に他者との競争に向いていない性格ということでもある。
綾瀬川本人もそのことは重々承知しており、彼がガチ勢に混ざろうとしないのはそのためでもある。
自他ともに認めるくらい綾瀬川は競争に向いていないものの、「友達とスポーツを楽しみたい」という思いのためにスポーツを始めている。
しかし圧倒的な才能を持つ綾瀬川は一週間もあれば先に始めていた経験者たちを追い抜いてしまう。しかも水泳ならジュニアオリンピックを狙えるとコーチが興奮するほど。
こうなってしまうと周囲の子供たちは「努力の意味がない」「コーチが綾瀬川を贔屓する」と泣き挫折し辞めてしまう。あげく親からのクレーム。
さらに脳を焼かれた指導者たちは「綾瀬川を特別扱いする」「綾瀬川と比較して他の子にも厳しくなる」「綾瀬川の性格と意思を無視してガチ勢に混ざるように強制する」といったことをやり始めてしまう。
その結果「友達と遊びたいだけ」な綾瀬川は自分の居場所がないと判断し、スポーツを辞めてしまっていたのだ。
こうして周囲を敗北させ続けた綾瀬川はますます「他人を負かすこと」が嫌になっていった。
だが「他の子が負けることも辞めることも、それが見るのが嫌だ」というのは理由の一つにすぎない。
綾瀬川が本当に嫌なのは「自分が悪者にされること」。
昔から綾瀬川に負けた人々はまるで綾瀬川がズルしているみたいに言うわ、攻撃までしてきた。
しかし本能的に自分が仕返すと大惨事になるとわかっていた綾瀬川は相手の悪意を黙って受け入れるしかなかったのだ。
しかも指導者たちは「綾瀬川くんは何も悪くない。でも綾瀬川くんも悪いんだよ(意訳)」と、あたかも綾瀬川が加害者かのように注意してきたのだ。
だから綾瀬川は自衛のためにも競争相手に気遣うようになっていったのだ。
■投手
投手としては同年代で世界一の実力を有する。
野球歴数か月なのにU12の世界大会の決勝を完全試合で終わらせたほど。
しかもこちらは無得点状態からの延長戦で、綾瀬川の死球での押し出しでのサヨナラだったので、マジで綾瀬川の力だけで世界一になっている。
剛速球と複数の変化球を使う。そのうえで再現性のあるフォームを複数使い分けることも可能。
■読み切りシリーズ
綾瀬川主役の『ゴーストライト』を含めた4作品の話の中心に関わっている。
そのため読み切り4作も『ダイヤモンドの功罪』と同じく綾瀬川の人生を描いたシリーズともいえる。
この読み切りは各作品で設定が微妙に異なっており、綾瀬川の設定も個々で違う。
ただ大まかな部分では高校生になったら雛桃吾とチームメイトになり、夏の甲子園の決勝で園大和に3打席連続ホームランを打たれ敗北したとのこと。
このシリーズでの綾瀬川は女子と恋バナするなど割とチャラめの性格をしており、プロになってからはスタンドの野次と口論するほど。
『ダイヤモンドの功罪』の綾瀬川もいずれはこんな強メンタルになるのかもしれない……。
追記・修正は自分の才能で周囲を傷つけて脳を焼かせてからお願いします。
- 境遇は哀れではあるけど正直ムカつく主人公なんだよな、もう嫌だって言うならすっぱり諦めて関わらないことも、さりとて開き直って他人を踏み躙る事も躊躇わない風になることも出来ずああ言えばこう言って引っ掻き回す、本人にも問題あるよ -- 名無しさん (2025-04-27 11:36:04)
- ↑記事読んだ?その考え方が作中に出てくる綾瀬川に脳を焼かれた大人や綾瀬川を妬む同年代と変わんない考え方なんだよ -- 名無しさん (2025-04-27 13:28:54)
- ダイヤモンドの功罪項目、まだなかったのね。個人的には非常に楽しみにしてる作品だけど、休載もあってこの先のペースとか少し不安。主人公の性格批判勢には、子供に完璧超人求めるなとしか・・・ -- 名無しさん (2025-04-27 18:22:38)
- 保身的な自衛の為とはいえ、可能な限り他者に気を遣えるんだから、悪い奴ではないんだよ。彼の才能ではなく、心に向き合って寄り添える人間がいれば…。 -- 名無しさん (2025-04-27 22:59:06)
- U12日本代表編はなんだかんだで「俺達で優勝するぞ!」とか「勝ちたくないのか!?」とかスポーツマンとしての方向での衝突だったけど、最近はチームメイトが「勝たなくていいから推薦のために活躍してえんだわ」って感じになってきててつれえわ -- 名無しさん (2025-04-27 23:07:06)
- U12メンバーは嫉妬や妬みというよりスポーツマンとしての怒りとかだったけど、今はチーム皆(その中に綾はいない)のこと考えて!みたいなはっきりとは言わないけど察してよって雰囲気でカスしかおらんわ -- 名無しさん (2025-04-28 11:50:53)
- スポーツ漫画における『天才キャラ』に人並みの共感や協調性があったら?を示した子ともいえる。この子と真逆なのが黒バスの青峰の考え方 -- 名無しさん (2025-04-28 12:11:43)
- オリンピック金メダル三連覇とかメジャーでも無双できるレベルとか、そういう将来が普通に思い浮かぶくらいの化け物じみた天才だから、大人がガチ教育したくなる気持ちもわかってしまうのがつれえわ -- 名無しさん (2025-04-28 13:43:02)
- 未来の綾瀬川「俺の名は綾瀬川次郎!!日本野球の行く末を真に憂う者である!!」 -- 名無しさん (2025-04-28 15:04:42)
- BUNGOの世界に放り込んだら今よりは幸せになると思う -- 名無しさん (2025-04-29 09:49:01)
- 倒した選手の心を折るだけならまだしも、味方のはずのチームメイトやその親まで悪意向けてくるのキッツイキッツイ -- 名無しさん (2025-05-04 08:28:08)
- サンキューピッチの世界だったらきっと楽しく野球ができただろうに -- 名無しさん (2025-05-04 10:52:52)
- 綾に必要なのは野田とか家永なんだよなぁ… -- 名無しさん (2025-05-07 01:20:50)
最終更新:2025年05月11日 02:34