登録日:2025/05/03 Sat 12:26:40
更新日:2025/05/05 Mon 06:01:25NEW!
所要時間:約 3 分で読めます
シド・クラフトとは、「シド・クラフトの最終推理」の登場人物にして、本作の主人公。
CVは
小野友樹/東海林亜祐(幼少期)(ボイスコミック版)
黒髪の青年。探偵の家系のクラフト一族に生まれ、探偵の両親のもとで英才教育を受けてきて、自身もまた探偵業を営んでいる。
既に何百もの事件を解決している推理力は本物かつ超一級。卓越した観察力と記憶力を持ち、それで得た情報を瞬時に組み立てて真実を導きだしている。
日常でも発揮されており、眼鏡の場所を知人に頼まれそうになると言われる前に場所を言い当てたり、初対面の相手が左利きで怪我している事を見抜いている。
かなりの有名人でありながらその能力と実績に驕る事はなく、事件が起こった事そのものを常に悲しんでいる。
その能力と人柄から助手のエリオから絶対的な信頼を寄せられており、スフレもそれは良しとせずとも何だかんだで頼っている。
また、常識にとらわれない柔軟な思考を持っており、タイムスリップして一ノ瀬学園に来た時も問題集の表紙を見ただけでそうなった事を理解し受け入れている。
腕っぷしも強く、銃を持った相手だろうと複数人が相手だろうとチンピラ程度なら容易く制圧出来る。
英才教育の賜物か、多様な知識に明るい。
普段はキザったらしい振る舞いをしているが演技であり、本来の人物像は、血や事件に強い忌避感を抱く気弱で常識的な感性の持ち主。
初恋の少女の両親が強盗に殺され遠くの親戚に引き取られ離れ離れになる、学校で一番の親友は家族ぐるみの麻薬密売人、尊敬していた家庭教師は巷を騒がせた連続殺人犯と、幼少の頃からとんでもない巻き込まれ体質だった。
仕方無く事件を解決していたら名探偵と祭り上げられ、期待を裏切るのも気が引けるのでそれっぽく振る舞っていた。その演技は最早日常でも染み付いており、事件と関係無い所でも人がいれば自然とそう振る舞ってしまう。そんな自分に対して自己嫌悪を抱いている。
スフレは彼を「なかなか心の内を見せん男」と思っているが、何も間違ってはいない。
スピード推理するのも死体や血に全く慣れず早く現場から離れたいだけ。子供の頃から何百と事件に遭遇しても順応せず感性がそのままな点はメンタルが弱いのか強いのか判断し辛い。
それでも探偵を続けているのは前述の初恋の少女との別れ際の「いつか二人で誰もが知るような名探偵になろう」という約束があるから。「また会える」とは別に思ってはいないが、繋がっていると思いたいのだろうと自己分析している。
人前ではミステリー物を読んでいるが本来好きなジャンルは恋愛もの。中でも「ソフィアの許されざる恋」の大ファンであり、作家本人から終了しようと聞いた時は魂の脱け殻になっていた(撤回されたが)。同じくファンであるルーチェやルルはこれが切っ掛けで関係が始まっている。
酒は全然飲めず、ブラックコーヒーは飲めるが苦手。好きなのはミルクティー。
また、変装を見抜く能力は乏しく、ペティの変装もロジックで見抜いただけでそれ自体は見抜いていない。
事件に巻き込まれてばかりで恋人がいた事がなく、それの反動で惚れっぽい所がある。しかしその相手が悉く事件の犯人でそれ関連に自分に近付いてきたのが判明し事件を解いた後人知れず号泣するというのを一話の時点で二回も起きている。平然としてるふりしてるので分かりづらいが色仕掛けにも弱い。
自分に対しての好意には鈍く、文乃から「恋愛方面すこぶるポンコツ」と思われており、実際母からもそう認識されている。これは父親譲り。
エリオの高いコミュニケーション力には憧れており、彼が探偵を続けられている要因にもなっている。彼女が男装している事や「ソフィ許」の作者レヴィ・オレインという事は知らず、サイン会でファンとして会った時は強盗確保に協力してくれたお嬢さんとは分かったが、ルルの(思惑込みの)お節介もあって他人の空似で終わらせた。
ニーナの頼みもあり疑似恋愛契約を締結したが、あくまでレヴィ先生の創作活動の手伝いという認識である。
スフレとはある種の腐れ縁という感じで、否定的な感情に過敏なのもあって嫌われていると思っている。しかしまっすぐ不器用で一生懸命な彼女に何だかんだ好感を抱いており、手を貸したり相談に乗ったりしている。
実は彼女が前述の初恋の少女なのだが、互いが顔も名前もよく覚えていないので気付いていない。
追記、修正お願いします。
- この漫画面白くて毎週読んでる -- 名無しさん (2025-05-03 14:38:58)
最終更新:2025年05月05日 06:01