妖怪ウォッチ

登録日:2014/10/08 Thu 16:14:20
更新日:2021/04/19 Mon 09:52:06
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妖怪ウォッチとは、レベルファイブから発売されたゲーム作品。
同じレベルファイブの『イナズマイレブン』や『ダンボール戦機』のように複数のメディアミックス作品でもある。

+目次

◇ゲーム作品

<妖怪ウォッチ/妖怪ウォッチ1 for Nintendo Switch>

2013年7月11日に発売されたシリーズ第1作。
今の人気からは想像も付かないだろうが、初週売り上げはたったの5万3千本で、作品そのものがまだ認知されていなかったこともあり、
しばらくは売り上げは良くなかった。
だが、2014年に入ってから状況は一変する
2014年1月にTVアニメ版が始まると共にソフトの売り上げはジワジワと右肩上がりの上昇を4月あたりまで続ける。
現在では3DSのレベルファイブソフトとしては初めてミリオンセラーを突破した。
2019年10月10日にはNintendo Switch用に移植・リメイクした『妖怪ウォッチ1 for Nintendo Switch』が発売された。

<妖怪ウォッチ2 元祖/本家/真打>

2014年7月10日に発売されたシリーズ第2作。
レベルファイブ恒例の2タイトル同時発売。
今度はアニメの影響も手伝って作品そのものの認知度が高まっていたので、発売後1週間も経たずにパッケージ版の累計販売本数が130万本を、
同年7月31日には200万本、9月には250万本を突破した。
前作との連動要素もあり前作のデータをもっていると特別な妖怪が手に入る。
更に、12月13日には映画1作目との連動シナリオが収録された完全版『真打』が発売された。

<妖怪ウォッチ3 SUSHI/TEMPURA/SUKIYAKI>

2016年7月16日発売に発売されたシリーズ第3作。
前作同様、2タイトル同時発売。遂に妖怪も海外進出を果たした。
木霊フミカに代わる新たな女主人公・未空イナホが登場する。
『2』『妖怪ウォッチバスターズ』『妖怪三国志』との連動要素もある。
12月15日には「妖怪ウォッチバスターズT」や映画3作目との連動シナリオが収録された完全版『SUKIYAKI』が発売された。

<妖怪ウォッチ4 ぼくらは同じ空を見上げている/妖怪ウォッチ4++>

2019年6月20日に発売されたシリーズ第4作。
ハードが3DSからNintendo Switchへと移行した。
操作キャラは、みんな大好き「天野ケータ」、未空イナホはサポートキャラに回り「木霊フミカ」が復活。
また、新たなキャラとして『シャドウサイド』シリーズより「天野ナツメ」(ケータとフミカの娘)、「月波トウマ」(ナツメの幼馴染)、「有星アキノリ」(親が行方不明*1の模様)、
劇場版『FOREVER FRIENDS』より「シン」(本名は不明。親が目の前で車に轢かれて死んだ)が追加された。
ハードが変更されたため、今までのシリーズとの連動はできない。
また今までのシリーズからシステムを大幅に変更している(たとえば、妖怪を仲間にするときは、敵の妖怪を魂吸(昏睡)状態にして、魂を抜き取ることにより、
魂が手に入り、それらを集めることにより仲間にすることができるようになった)。
12月5日にはハードにPS4を追加した完全版『妖怪ウォッチ4++』が発売された。

〈妖怪ウォッチJam 妖怪学園Y~ワイワイ学園生活~〉

新シリーズ『妖怪学園Y』に切り替えたシリーズ第5作。
ダウンロード版が2020年からNintendo Switch版は8月13日、PS4版は10月29日に配信。パッケージ版は12月17日に発売された。


◇外伝作品

<妖怪ウォッチバスターズ 赤猫団/白犬隊/月兎組>

2015年7月11日発売。
『2』にあったゲームモード「妖怪ウォッチバスターズ」を独立させたゲームで、こちらも2タイトル同時発売。
後に『赤猫団/白犬隊』の追加更新データとして『月兎組』が配信された。

<妖怪三国志>

2016年4月2日発売。
コーエーテクモシリーズの『三國志シリーズ』とコラボしたゲーム。
他の三国志コラボ物のように登場妖怪をそれぞれの武将に当てはめている。
また『のぶニャガの野望』から織田のぶニャが、『討鬼伝』から天狐がゲスト出演している。

<妖怪ウォッチバスターズ2 秘宝伝説バンバラヤー>

2017年12月16日発売。
『赤猫団/白犬隊』の正統続編を謳ってはいるが、システム面では真っ赤な嘘。
大辞典コンプリート不能、フリーズ多発等々の数多のバグを満載し、バグバラヤーと呼ばれるようになったクソゲー


◇ストーリー

(ゲーム1作目・TVアニメ)

小学5年の天野ケータ(木霊フミカ)は夏休みのある日、昆虫採取の帰りに不思議なガチャガチャを発見する。
コインを入れるよう促されコインを入れると、中から妖怪執事を名乗る謎の妖怪ウィスパーが出てきた。
ウィスパーから妖怪を見ることのできる時計型アイテム「妖怪ウォッチ」を渡される。
ケータ(フミカ)は至る所に出没する妖怪達と友達になり、彼らと協力し、町の人々の悩み・問題を解決しながら、物語の裏に潜む謎に迫る。

(ゲーム2作目・映画1作目)

前作同様、夏休みの日常が舞台となっている。
ある朝、目を覚ましたケータ(フミカ)の腕には付けていた妖怪ウォッチが無くなっていた。
何故か妖怪の記憶も消されていたがウィスパーとの出会いを思い出し、妖怪ウォッチも取り戻す。
そんなある日、出会った妖怪デカニャンの意味深な言葉により田舎のお婆ちゃんの家にいくことになる。
これは妖怪ウォッチ誕生の秘密へ迫る物語。

(ゲーム3作目)

ケータ編

ある日父から「海外に引っ越す」と言われたケータ。
その先USAではメリケン妖怪や、妖怪が見える謎の少年マックと出会う。
更にそこではUFO墜落、並びに「ミステリー」と呼ばれる現象が発生しポルターガイスト、ゾンビなどが起こるように…。

イナホ編

妖怪ウォッチを手に入れた少女、未空イナホ。USAから来たというUSAピョンの恩人に(模型の)ロケット発射を見せる事に成功する。
そして「イナウサ不思議探偵社」を設立する。
しかし、USAで起こった「ミステリー」の余韻が訪れる…。


◇登場人物

天野景太(ケータ)

声:戸松遥
アニメ版とコロコロコミック版の主人公。
妖怪ウォッチは腕時計型。
悪運が強く比較的前向きであること以外は普通の少年。
『3』では父親の転勤でUSAに引っ越し、そこで起きる妖怪の騒動に巻き込まれることに。
アニメ版では「普通」と言われることにかなりショックを覚えている。
フミちゃんにはかなり好意を抱いているが本人にはなかなか気づいてもらえない。
妖怪を使い難を逃れようとすることもあるが、自業自得となることもしばしばある。
(例:かぜカモやイガイガグリを利用してずる休みしてゲームをすることに成功するも彼らがいなくなった後、
本当に風邪をひいてしまった上に母にゲームも取り上げられてしまう、
一旦ゴメンを利用して夏休みの宿題が終わっていなかったことを先生に謝ろうとするもかえって激怒されることになるなど)
妖怪に取りつかれた後にクラスメイトなどから白目で見られることも…。

木霊文香(フミちゃん)

声:遠藤綾
初代及び『2』の女主人公。ちゃお連載版の主人公。
主人公にフミちゃんを選んだ場合、ケータと差し替える形でゲームを進行するのだが、単にキャラを差し替えただけなのか不自然な描写が目立つ。
『2』ではアニメ版に合わせてケータが主人公前提の設定が色濃くなった分それが悪化した。
名字の読みが「こだま」で、主人公としてはケータの代走・・・もはや「かえだま」と言わざるを得ない。
妖怪ウォッチは懐中時計型で「フミちゃんVer」とも呼ばれる。『2』では中盤から強制的にケータと同じ腕時計型の零式になる。
アニメでは実質的ヒロインで妖怪に良く憑かれる。
可愛くて性格も優しいが、時に刺のある発言をする一面もあり、ケータに対して「普通」と連呼して無意識に傷つけたりすることも。

未空イナホ

声:悠木碧
『3』から登場する2代目女主人公。アニメではセカンドシーズンからの登場。
眼鏡っ子で自称「全方位オタク」。当然、魔改造メタ発言等もカバーしている。
当初の設定では引っ込み思案な性格が災いしてクラスのノリにいまいち乗り切れていない・・・のだが、
アニメ版の先行登場でハイテンションな性格として描かれ、それがゲームへ逆輸入された結果、引っ込み思案な性格は没設定となった。
行動力も随一で、なんと探偵社まで作ってしまった。
相棒のUSAピョンとの仲は良いが、実験動物だったことをイジるという黒い面も。
名前が「いなほ」で魔改造に縁がある事から東北地方の特急列車を連想してしまいがち。

ウィスパー

声:関智一
ガチャガチャの中から出てきた不思議な妖怪。ニョロロン族。
初代では文字通りの有能執事なキャラだったが・・・
アニメ版と『2』以降は何かにつけて無能扱いされることが多く、妖怪パッドをカンニングしないと何も出来なかったり、テンションの浮き沈みが激しかったりしてやかましかったりする。
それでいて自らを有能執事と自負する。

ジバニャン

声:小桜エツコ
プリチー族の妖怪。
アニメではチョコボーが大好物でニャーKB48の大ファンという設定が追加された(『2』にて設定が逆輸入された)。
トラックに轢かれて死んだことを主人に馬鹿にされたという辛い過去があるが、その真実は…。

USAピョン

声:重本ことり
『3』とアニメ版セカンドシーズンから登場。ウスラカゲ族。語尾「〜ダニ」
宇宙服を着たウサギのような姿をしているが、生前はウサギではなかった。
ブチキレるとベイダーモードにチェンジする。
性格は真面目で常識的のツッコミ口調。威張り屋で強がりだか、悲劇の過去の影響なのか寂しがり屋。

熊島五郎太

声:奈良徹
ケータやフミカのクラスメートで通称はクマ。
母親からはゴロちゃんと呼ばれている。
唐揚げが大好物で食べ損ねた際にはかなりショックを受けていた。

今田干治

声:佐藤智恵
ケータやフミカのクラスメートで通称はカンチ。
実家はお金持ち。
アニメではよく妖怪に憑かれておりその度にろくな目にあってない。

ケータの母

声:永田亮子
やはり、しばしば妖怪に取り憑かれる。
ケータに対しては普段は優しいが躾はきちんとしており怒るとかなり怖い(18話など)。
その一方で、ケータのクラスメイトの前でケータのパンツに穴が開いている事を臆面もなく言うなど天然ドS且つ鬼畜な面がある。

赤鬼

CV:坂東尚樹
初登場は18話。
「宅配便が来るまで家を出ないで」という母親の言い付けを破ってパンを買いに出掛けたケータと、彼について行ったウィスパーとジバニャンの前へ現れる。
アニメでは鬼時間から脱出するためのゴールの扉は存在せず、家へ帰り着いた時点で鬼時間は終了となった。
しかし言い付けを破った事でケータの母は怒り狂っており、ケータは「ここからが本当の鬼時間かも…」と自分のしでかした事に泣くのだった。
62話「戦え!妖怪ウォッチバスターズ!」でも、またまた言いつけを破ってメロンパンを買いに行く途中で出てきてしまった。
そして、最終的に母親を激怒させることとなる。
ただし、この回ではメロンパンをまだ買っていなかったのでケータ自身は母親が怒っていることについてはまだ知らないままストーリーは終わることになる。
どちらも、ケータの自業自得で酷い目に遭うことなっているのである。


◇妖怪

今作の妖怪は8つの種族に別れているが、『2』で怪魔、『月兎組』で王族、『3』でハグレ族が追加された。

プリチー族

思わず抱き締めたくなるような可愛い容姿の妖怪が大半で素早さはピカイチ。

イサマシ族

勇ましい心を持ったかっこいいデザイン妖怪が多い。攻撃力が高いため物理攻撃を得意とする。

ゴーケツ族

身も心もタフな豪傑妖怪たちでなんとなく近寄りがたい雰囲気の妖怪が多く防御力が高い妖怪。

ポカポカ族

優しい心を持った癒し系の妖怪達で癒しや回復など治癒に長けている妖怪。

フシギ族

何を考えているかわからない不思議な妖怪たちで本音を暴露させたり記憶を忘れ指したりするなど妖術に長けている妖怪。

ブキミー族

ゾッとするような不気味な妖怪たち。
相手にステータス異常を与える妖怪が多い。

ウスラカゲ族

いつも悪いことを考えている邪悪な妖怪たちで相手妖怪に憑つける確率が高い。

ニョロロン族

蛇などのニョロニョロした生物をモチーフの妖怪が多い。
ウスラカゲ族とは逆に自軍の妖怪に憑かれる確率を下げる。

レジェンド妖怪

他の妖怪とは別枠で扱われる妖怪。
必ずしも「強い」わけではなく単に珍しい個体が対象っぽい。


◇アニメシリーズ

2014年1月から2018年3月まで放送。
基本的にはゲームの設定を踏襲してるがかなり設定が変更されていたり、
本来の視聴層の小学生ガン無視な露骨なパロディ(パタリロ、孤独のグルメ、ガラスの仮面、ピンクレディーなど)が多かったりと、
銀魂ばりに露骨すぎてもはや別物になりつつある。
二代目アニカビといっても過言ではない。

だが前述通りアニメの影響で原作ゲームの人気が上昇、日本中の玩具店から妖怪ウォッチグッズが消えるなど早くも社会現象が起きており、
その年の紅白歌合戦に出たり他局に引っ張りだこになる等、1年目にして既にスゴい痕跡を残している。
反面「子供が都合の悪いことを妖怪のせいにする」
「映画の特典グッズなど、レアなメダルが吊り上げられている」
パロディネタのやりすぎで32話が欠番
などのリアル妖怪不祥事案件も起きている模様。

毎年冬には映画も公開されており、2014年にはゲーム版『2』を原作にした『誕生の秘密だニャン!』、
2015年には『エンマ大王と5つの物語だニャン!』、
2016年には『空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!』が公開された。
2017年には『シャドウサイド 鬼王の復活』が公開。更に『ゲゲゲの鬼太郎』から鬼太郎ファミリーも出演した。
2018年には『FOREVER FRIENDS』が公開。
2019年には『妖怪学園Y 猫はHEROになれるか』が公開。

2018年4月から2019年3月にかけて映画4作目の世界観を引き継いだ*2新シリーズ『妖怪ウォッチ シャドウサイド』が放送された。

2019年4月から12月にかけてケータを再び主人公に戻した『妖怪ウォッチ!』が放送された。

2019年12月からは映画6作目の続編となる『妖怪ウォッチJam 妖怪学園Y~Nとの遭遇~』が放送されている。


そして2021年4月からはケータを三度主人公に戻した『妖怪ウォッチ♪』が放送開始予定。


また2014年のアニメ流行語大賞に『もんげー』と『妖怪の仕業』がノミネートされ、レロレロに1位を譲ったが見事2位と3位を受賞した。


◇漫画版

月刊コロコロコミック版

2013年1月号から連載。作者は『西遊記』シリーズの小西紀之。
ギャグが主体だが、劇場版のコミカライズとイナホ編も同時連載された。
こちらはアニメのようなパロディは存在しない。

ちゃお版

2014年2月号から連載。作者はもりちかこ。
フミちゃんが主人公の唯一の作品。また、祖父のフミアキが登場する唯一の作品でもある。





追記・修正ショーカーン!

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最終更新:2021年04月19日 09:52

*1 アニメで1回も登場していない

*2 人間サイドのキャストは変更