兄怪獣ガロン/弟怪獣リットル

登録日:2025/08/28 (木曜日) 07:05:00
更新日:2025/08/28 Thu 10:08:31NEW!
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「おい、あの怪獣の名前なんていうんだ?」
「ガロンです」

  • ガロン
別名:兄怪獣
身長:63m
重さ:4万2千トン
出身地:地底

「そっくりじゃねえか、ありゃ兄弟だよ。こりゃ偉いことになったぞ」
〔それは、大村の予想した通り、怪獣ガロンの弟、怪獣リットルであった〕

  • リットル
別名:弟怪獣
身長:58m
体重:3万7千トン
出身地:地底

【概要】

ガロンとリットルはウルトラマンレオの第22話「レオ兄弟対怪獣兄弟」に登場した怪獣たちである。
単独ではレオにとってそこまで脅威ではないが、2体揃うと無敵の強さを発揮する。
怪獣とは思えないほど身軽な動きをするのが共通の特徴で、そのため2体とも尻尾がすごく短い。
その圧倒的な強さでレオとMACを敗北寸前まで追い込むが……。

【ガロン】

兄弟怪獣の兄で、緑がかった体色をしており頭に赤いトサカがある。
なお当たり前だがアースガロンとは関係ない
両手が長いハサミ状になっており、これで殴りかかるのを得意とする。
武器は口から吐き出す火花状の光弾とロケット弾。
ダンによれば「レオなら一発で倒せる怪獣」との見立てだが、MACに『死者3名、負傷者16名、マッキー2号2機、マッキー3号4機撃墜』という甚大な被害を与えている。
性格は非常に狂暴で、ひたすら暴れ回る危険な怪獣。
東京102地区に現れるとMACの迎撃をものともせずに暴れ回る。しかし現れたレオには敵わず追い詰められてしまう。
さらにMACの空と陸からの総攻撃で逃げ道も塞がれるが、そこにリットルが駆けつける。
病院をかばって自由に戦えないレオをリットルとともにこれでもかと痛めつけた。
だがとうとうたまりかねたダンが、彼の命を削る最後の技のウルトラ念力をかけると地底に逃亡する。
それでもすぐに東京103地区に再出現。
決死の覚悟で迎え撃ったレオを叩きのめすが、そこに空から赤く輝く不思議な玉が降りてきて……。

【リットル】

兄弟怪獣の弟で、兄より少し小柄で頭のトサカがない。体色も兄とは違って青みがかっている終盤にはどちらも埃まみれで大して変わらなくなるが
能力は兄と同じだが、より狂暴で好戦的な性格をしているとされる。
ガロンとはテレパシーで繋がっており、ガロンがレオに追い詰められると助けに地底から出現。
息の合ったコンビネーション戦法でレオを挟み撃ちにして徹底的に痛めつける。
ダンの横槍で兄と共に地底に撤退するが、懲りずにすぐに再出現。
街を破壊していたところに現れたレオに対しては、リットルが羽交い絞めにしたところにガロンがドロップキックをかけるといった高い知性を見せるツープラトンすら繰り出した。
レオはカラータイマーが点滅し、反撃の暇もない猛攻に絶体絶命の危機に追いやられる。
だがそこに現れた赤い玉からレオそっくりのウルトラマンが現れる。
〔この世も終わりの大ピンチに現れた赤い玉。そう、行方不明になっていたレオの弟、アストラだったのだ〕
アストラの救援でレオはピンチを脱し、兄弟対兄弟の対決になる。
数が同じになってコンビプレイが封じられると、単独ではたいしたことのない怪獣兄弟はレオ兄弟の敵ではなく、嘘のように叩きのめされていく。
そしてかつてギロン人とアリブンタがゾフィーとエースにされたように、抑えつけられて正面衝突させられ大ダメージを受ける。
それでも起き上がって咆哮を轟かせたが、レオとアストラのダブルキックで転倒。
最後は身動きがとれなくなったところでレオとアストラの合体光線ウルトラダブルフラッシャーを受けて兄ともども大爆発して倒された。


【余談】

映像作品への登場はこれきりだが、アストラの初登場回の敵ということもありウルトラマンZOFFYなどの再編集作品などでレオ兄弟が紹介される時には頻繁にお目見えする。
そのためレオ怪獣の中では知名度は高い方に入る。
なお、レオの最初の敵であるレッドギラスとブラックギラスは「双子怪獣」で、こちらは「兄弟怪獣」である。

名前の由来は兄弟ともに体積の単位となっている。ガロンはヤード・ポンド法で約3.785リットルとのことなので、単位ごとの量が多いガロンの方が兄というのはネーミングとしても理にかなっている(気がする)。


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最終更新:2025年08月28日 10:08