登録日:2025/09/06 Sat 22:49:00
更新日:2025/09/06 Sat 23:21:10NEW!
所要時間:約 4 分で読めます
『グレーゾーンの魔法少女』とは、漫画家の銀河セレモニー☆☆☆がTwitterやpixivなどに投稿しているweb漫画である。
◇作品について
思春期の少女が妖魔界からやって来た妖精の力を借り、魔法少女として平和を脅かす魔物と戦う王道の魔法少女もの作品である。
…というあらすじに嘘はないが、この作品の最大の特徴はそこではなく魔法少女を取り巻く事情や作中の設定についてまるで規則の抜け穴をつくかのような論理が頻出することである。
本作はそういった規則をギリギリで回避するための建前を楽しむマンガとなっていると言える。
◇用語
妖精から貰った魔法のステッキを使って変身し、魔物と戦う少女たち。
但し、妖精は人間界に直接関与することや人間と契約を結ぶことが禁じられているため、あくまで彼女らは妖精が落とした魔法のステッキを偶然拾って偶然魔法少女に変身しただけである。
魔法少女が変身や戦闘のために使うアイテム。
ステッキ自体も魔力を有しており、魔法少女の魔力のうち実に99%はステッキの持つ魔力。
しかし、そこに魔法少女本人の魔力を加えることで”薄めた人間の魔法”となり「人間界で魔法を使えるのは人間だけ」という規則から逸さなくなるため、魔法少女たちが必要となるのである。
他にも様々な機能を有しており、紙幣をコピーしようとすると大音量でサイレンが鳴り響き光が点滅する。
…とまあこのように、作品の基本設定を見るだけでもグレーゾーンの概念が頻出しているのが分かる。
◇登場人物
本作の主人公。妖精・ニョブラヒモからステッキを受け取ったが落としたステッキを偶然拾ったことにより魔法少女として魔物たちと戦うこととなる。
グレーゾーンのことを「幸せの為に使うべき希望の力」と捉えており、彼女のグレーゾーンの使い方は優しさに溢れたものであることが特徴。
例えば、魔物の探索中に偶然見つけたという体で本来は魔物を討伐する目的以外には使ってはいけない魔法を落とし物をした子供のために使うなど。
また、グレーゾーンを使う才能にも長けており、諸事情で魔法に関する記憶が失われた際にもそれを超能力だと思いこむことで魔法を使用できていた。
そんな彼女だが、母親が病気に罹患中・父親が死去済みということで中学三年生ながら一人暮らしをしているという重いバックボーンを背負っている。
一度マジカルジュエルの力で父親を蘇らせようとしたが、ノーリスクの死者蘇生が逆に怖いとのことで一旦保留にしていた。
やさしさグレーの相棒である妖精。語尾に「ニョ」を付けて喋るのが特徴。
平たく言えば魔法少女ものによくいるマスコット枠だが、
どっかの営業マンとは異なり魔法少女想いの優しい性格。
母親が病気だというやさしさグレーに
魔法のステッキの目的外使用のロックを外す方法を教えるなど、やさしさグレーと同じくグレーゾーンに塗れてはいるが根は善良であることが窺える。
すし酢で酔っ払ってしまい、
「実はどの人間でも魔法を使うことができるが、悪用を避けるため人間界には思春期の少女しか魔法を使えないと刷り込んでいる」という機密情報を漏らしてしまったことで北極支部に
左遷異動になってしまった。
やさしさグレーより先輩の魔法少女。
実年齢は21歳だが、若返りの魔法で17歳の状態をキープし続けることで本来は18歳までしか出来ないはずの魔法少女を続けている。
近いうちに引退するつもりで知識を引き継いでくれる後輩を探していたためやさしさグレーに声を掛けたとのことだが、周りから優しくされるのが嬉しくて既に引退を2年延期しているそうなので本当に引退する気があるのかは怪しい。
普段一人暮らししているからかやさしさグレーは会ってすぐに彼女に懐いており、姉のように慕っている。
なお、彼女も両親が作った2億年の借金を魔法少女活動で返済したとのことでそこそこ重いバックボーン持ちである。
魔法少女の1人。
名前の通りグレーゾーンを認めず秩序を重んじる厳格な性格。
やさしさグレーのグレーゾーン理論武装を見て歯軋りしていたが、彼女が優しさ故に秩序を失ったグレーゾーンを使っているのではなく、元々グレーゾーンを使いこなしていた者がたまたま優しかっただけだと気付いて混乱。
その後は繊細な魔力を制御するための戦闘訓練と称した花火をやさしさグレーといっしょに楽しみ(?)なんやかんやで友達になれた…のかもしれない。
なお、せいじつグレーの反応からして彼女とは元々面識があった模様。
追記・修正はアニヲタWiki(仮)のルールのグレーゾーンを突いてお願いします。
最終更新:2025年09月06日 23:21