登録日:2025/09:19 Fri 14:08:00
更新日:2025/09/19 Fri 21:04:11NEW!
所要時間:約 5分で読めるだって!?
「人情刑事 呉村安太郎」とは、1987年〜2004年までの長きにわたり、
テレビ東京系にて放送された刑事ドラマ。
見かけは強面だが情に熱い刑事・呉村安太郎が所属する桜丘署のメンバーとともに、数々の難事件を解決していく物語である。
昭和末期から00年代までの長きに渡り人気を博し、特に1993年に放送されたある二つのエピソードは伝説の神回としてファンから絶大な人気を誇る。
演:加賀美勲
桜丘署の巡査部長で、本作の主人公。
体格が良く強面だが人情に熱く心優しい。
妻を早くに亡くし、現在は高校生の娘と二人暮らし。
抜群の推理力で様々な難事件を解決していく。
犯人逮捕後に言う「これが人生、これぞ人情」が口癖であり決めゼリフ。
演:星野隆
桜丘署のメンバー。眼鏡をかけた痩せ型の男性刑事。
気弱そうな雰囲気に反して気が強い性格。呉村が言う「人情」に対して懐疑的で、人情を重視する彼に対して食ってかかってはビンタされ「この痛みも人情ってわけですか…」とぼやくのがお約束。
演:谷津八郎
桜丘署のメンバー。恰幅のいい体型の男性刑事。
地方出身なのか訛りが強め。
明るい性格で、署のムードメーカー。
演:中林美香
桜丘署の紅一点。
データに強く犯人に関する情報をいち早く集めてくる。
署のマドンナ的存在だが、後述する2人の女性レギュラーに比べると没個性的で影は薄め。
このほかにも中年の男性刑事、老年の男性刑事の2人がモブとして毎回登場するが、クレジットはなく役名は不明。
演: 三篠慶子
呉村の行きつけのスナックのママ。
呉村は事件解決後、彼女の店に行って世間話に花を咲かせる。
その際のコミカルなやり取りが番組の名物だった。
演:原田勇紀
呉村の一人娘。高校生。
早くに妻を亡くした呉村に男手一つで育てられた。
わがままを言うときもあるが、基本的には彼との仲は良好。
エンディングテーマ:「陽炎」
歌:西井紘輝
追記・修正、お願いします。
この番組の本当の名前は「架空名作劇場 人情刑事 呉村安太郎」。
この企画自体、youtubeチャンネル「フィルムエストX」とテレビ東京のコラボ企画であり、このチャンネルは令和に流行しているものがもし昭和に存在していたらという設定で、昭和末期や平成初期の雰囲気や画面のノイズなどを再現して架空のCMやドキュメンタリーなどの映像などを作成しているもの。
実際、「伝説の神回」としてピックアップされているという設定で公開された2話は第1話が「フードデリバリー」、第2話が「闇バイト」と、現代でこそポピュラーな題材だが設定上の1993年には存在していなかったものがメインの題材となっている。
また、かつての刑事ドラマに似せるため髪型や格好、口調なども昭和末期〜平成初期の雰囲気に似せている他、往年のドラマにある「ツッコミどころ」を敢えて再現している。
- やたらテンプレがかった捜査課の面々
- 電話を受けて短時間でめちゃくちゃ長い内容を伝えた上、それをわざわざ説明口調で復唱する不自然なセリフ回し
- そして犯人逮捕後のめちゃくちゃ芝居がかったセリフ
など当時は気にされていなかったが、現在の基準に見ると不自然に感じる演出・脚本を忠実に再現することで面白おかしく仕上げられているのだ。
しかし、ドラマ自体はめちゃくちゃ本気で作られており、題材が現代の社会問題を扱っていることに気づかなければ本当に昭和末期から平成に放送されていたドラマと錯覚してしまう。
この新しい切り口に本当に連ドラで見たいという視聴者からの反応も珍しくない。
また、エンディングテーマ「陽炎」はなんと監督自ら歌っている。本職の歌手としか思えない見事な歌唱力は必聴。
- 言うなればタローマンみたいな感じか -- 名無しさん (2025-09-19 18:11:01)
最終更新:2025年09月19日 21:04