登録日:2025/12/09 Tue 13:50:00
更新日:2026/08/08 Sat 13:47:11
所要時間:約 10 分で読めますよ。えっ、そんなに掛からない? にゃんだとぅ……
醒めない夢、消えない幻 教皇ヨハンナ、ここにありき
……という訳で皆様よろしくお願いしますね!
イラスト:武梨えり
CV:日岡なつみ
概要
プロフィール
身長:163cm
体重:51kg
出典:伝承
地域:ヨーロッパ全域
属性:秩序・善・地
ステータス
| 筋力 |
耐久 |
敏捷 |
魔力 |
幸運 |
宝具 |
| D |
C |
C |
A |
EX |
EX |
スキル
特級の対魔力を誇る。「教皇であるため」とあり、洗礼詠唱等の魔術基盤のように、教会の信仰そのものがもたらす力と思われる。
教皇の玉座に座った瞬間、最高権力者となる。
……バチカンでしか機能しないような説明だが、後述の説明から一定の陣地作成はちゃんと可能な模様。
明確に実在が否定されてなお人々を惹きつける伝説に由来するスキル。
聖人が関連するスキルを疑似的に獲得する。ランクAであればほぼ本物と変わらないレベル。
本物の聖人たちが「聖人」スキルを持ち込んでいないため、設定上具体的に何ができるのか今一つはっきりしないスキル。
ヨハンナが正体を暴かれ死亡したとされる通りを、後年の教皇が忌避したという逸話から生じたスキル。
陣地作成と組み合わせれば、簡易ながら堅牢な結界を構築できる。
西洋の反英雄が相手なら近づくことも難しい。
ヨハンナ自身の実在性を問うものだけでなく、教会の体制や思想に関する様々な議論の俎上に彼女は載せられた。
それら全てを自身の力と信仰の源泉とするスキル。
宝具
『祈り捧ぐは輝きし栄光の玉座』
ランク:A 種別:対人宝具(自身)
我は神の代理人、玉座に座るはその証明。この身が虚構としても、恩寵は此処に――
この玉座に座る限り、我が言は絶対也。我は教皇ヨハンナ、聖言を以って証明する――
『祈り捧ぐは輝きし栄光の玉座』!!
幻の時間を作り上げ、教皇として降臨する。
ただの聖言ですら物理的な干渉力を発揮し、かの宗教への関連性が強いサーヴァント程より強い重圧を感じさせる。
これ単体で敵を殲滅する破壊力はないようだが、集団戦で一時的にキリスト教徒サーヴァントを無力化する、といった使い方が可能。
ゲーム上の性能
NP供給とArtsクリティカル強化に秀でたサポーター。
多少スター供給を補えば、ATKとArtsカードのある味方を即席のクリティカルアタッカーにもできる。
ランスロット(剣のほう)と考えると分かりやすい。
毎ターン増加だがNPや、弱体無効やダメージカットで防御面も補える。
味方全体20%継続供給はかなり破格。
同じ供給能力は
蒼崎青子も持っているが、オダチェンして後列に下がっても供給が継続する点でも有利。
また、Arts宝具で3ターン1回の強化無効を付与できるため、厄介なバフを貼りなおす敵にも刺さる。
〔悪〕特攻と〔人の力を持つ敵〕特攻の多重特攻も可能。
奏章Ⅲで思わぬ活躍を見たプレイヤーもいるのでは。
難点は、スキルCTの長さと無敵系・回復系の能力はないこと。
また、クリティカルは結局Busterが中心になりがちなのでArtsクリティカル軸はカード独占固定込みでも微妙という評価が多い。
3ターン前後での勝利か、弱点を補ったうえでの長期戦に向いたサーヴァント。
人物
史実・伝承
史上唯一、ローマ教皇として君臨した女性……という伝説上の存在。
さすがに「女性の教皇就任が認められたことがある」とまで言われたことはなく、
ヨハネス・アングリクス
と名乗っていた男装の教皇が性別バレしたという内容。
なので後年のあからさまに女性として描かれた「女教皇」像は伝説のさらに後付け・幻の姿である。
1250年の「メッツ世界年代記」に名無しの女教皇が登場したのが源流とされる。
今となっては作り話が変に広まったのか、本気で事実と信じられていたかは定かではないが、
ともかくその後様々な文献に記述されたり、胸像が作られるなどしていく。
現代から見れば当然のことだが、文献に記された年代や本名、経歴は見事にバラバラ。比較的有名なのは「教皇と皇帝の年代記」に記されたもの。
マインツ(現在のドイツ南西部)出身で、学者を目指す恋人についていき、ギリシャのアテネでジョンという名前で男装して教会に入り、様々な学問を納めそこで頭角を現していく。
恋人と別れローマに移ってからは聖マルティーノ学院で自由七科(リベラル・アーツ)を教える教授として、市民たちからも高い人気を得てあれよあれよと出世。
855年~857年、史実のレオ四世の後に女性であるのを隠したまま在位したが、ある時愛人の子を妊娠してしまう。
身籠った事を隠しながら教皇を務めていたが、出産の時期が読めずバチカンのサン・ピエトロ大聖堂からサン・ジョバンニ・イン・ラテラノ大聖堂に通じる路地で急に産気づいてしまい、そのまま道端で出産して性別が露呈した後、程なくして亡くなった……ということになっている。
後年に加筆されたエピソードではさらに凄惨な内容になっており、馬に乗って移動していたがもんどりうって落馬し倒れたまま出産。
異変に気付いた市民は法衣の下から突如赤子が出てきたのを見つけ、自分たちが騙されていたと激怒した市民は、ヨハンナの即処刑を決行。
ヨハンナは馬の尻尾に足をくくりつけられ、半リーグ(約2~4キロ)に渡って引きずり回され、石を投げつけられた末に息絶えた。
死亡したその場で埋められ、その場所には(おおペトロ、父達の父よ、この女教皇の出産を裏切ってください)という文を刻まれた。
赤ん坊はそのまま死亡したとも父親である愛人とともにローマから追放されたとも言われている。
疑いを向けられつつ300年ほど実在の教皇かのように扱われ、時に教会側の訓話、時に反教皇主義の話のたねに使われてきた。
だが、16世紀末の宗教改革の頃、カトリック教会、プロテスタント双方の歴史家が否定的に論ずるようになり、17世紀半ばには明確に伝説と扱われるようになった。
タロットカード大アルカナの女教皇High Priestess(初期はPopess)は、ヨハンナをモチーフにしたものと言われている。
英霊
教皇の伝説から生まれただけあって、慈悲深く厳格な性格。
常に言葉遣いは丁寧で、祈りを欠かさない、絵に描いたような聖職者。
「好きなこと……祈り、読書、トンビのお世話、あたりでしょうか……。ふふ、ありきたりですね」
「静粛に。これより、聖言を告げます」
……というのは多分に猫を被った状態で、素の性格はフランクでちょっと大雑把なJK~JD的なもの。
第三再臨になると「自分を出していく」とのことで、一気に口調が砕けたものになる。マスターとの関係も「友達」「ダチ公」としている。あと
時折語彙力が激減する。
Fate世界の人々が思い描いてきた女教皇ヨハンナのイメージは一体……
「どしたの、マスター? 祈る? 戦う?」
「にゃんだとう」
もっとも、彼女の根幹にあるのは、博愛精神を持ち、弱きを助け強気をくじく、聖職者らしいもの。
人類史に思うところはあるが、マスターのために「嫌いなものはない」と言い切り、仮初めの命を全力で生きている。
そんな生き様のためか、ジャンヌやマルタ達実在の聖人たちとも互いに敬意をもって接している。(ちなみに、「ヨハンナ」は「ジャンヌ」のドイツ語読みである)
伝説上の存在であるがゆえに、「教皇だった」自覚はあるものの、人生の記憶はない。
恋人だの出産だのの伝承も認知しているが、幸い実感のある記憶ではないため、考えないことにしている。
見た目は第一再臨時が簡素な祭服、第二再臨時は男装(というには無理があるが)の司教~教皇と思しき祭服。いずれも髪色は濃い茶髪。
トンビというややこしい名前のフクロウを連れており、戦闘時にも一部モーションで攻撃に参加する。
第三再臨では亜麻色の髪に、左脚をさらけ出すようなデザインの青い服、つまり性別を隠さない「幻の女教皇」としての姿になる。
ついでにトンビが姿を消す。だが後述のイベントでは呼び出していると思しき場面があり、一体化しているのかもしれない。
本編、イベントともにストーリー中で登場するのは常にこの姿。
主な攻撃モーションは、杖から放つ光。第三再臨ではタロットになぞらえてか三日月の光や、足元に回転刃・教皇カッターを出したりするようになる。
作中の活躍
死想顕現界域 トラオム
特異点の3つに分かたれた勢力の一つ、復権界域の中心人物として登場。
サーヴァント軍を指揮するコンスタンティノス11世と共に、界域の精神的支柱となっていた。
ただし、彼女はコンスタンティノス達のようにトラオムの中心にいた一人のマスターが召喚したサーヴァントではなく、特異点のはぐれサーヴァント。
自らを伝承として生み出しながら存在を否定した汎人類史への憤り、という図星をコンスタンティノスに突かれ、彼と協力していた。
同盟相手に留まらない感情をお互いに抱くようになっていたが、友人のような関係になったブラダマンテに指摘されるまでろくに自覚していなかった。
一方で内心では汎人類史滅ぶべしとまでは思っておらず、接触した
ホームズと
カドックを逃がす等割り切れない行動をとる。
後半、準備を整えた
復讐界域によって復権界域が壊滅した後はコンスタンティノスによって正体を明かされ、そのうえで同行を決めたブラダマンテ達残党を連れて王道界域に向かう。
そこで一種の通過儀礼として主人公とぶつかりあった後、改めて協力を請われて了承。王道・復権同盟として復讐界域に挑み、その打倒に大きく貢献した後消滅した。
2023年バレンタイン
「
ヨハンナさんと未確認の愛 ぶっ壊せ☆らぶらぶはぁと大石像」……というハジケた題の
イベントで、主役として実装。
既にノウム・カルデアに召喚されて少し経った設定で、バレンタインの贈り物に祝福の祈りをかけて周っていた。
そんな中、毎度のごとく発生した微小特異点に向かい、歪んだ聖杯に魔術師が願おうとしたところに間一髪割り込む。
どっかで見たような
テンシと
アクマを名乗る聖杯の意思が、ヨハンナの無意識下の願いを叶えると……
「なーんーでーだー!!」
再構築された特異点には、全高30mは超えるであろう巨大ならぶらぶはぁとヨハンナ様像が鎮座しており、住人はらぶらぶ言うのが慣例という奇怪な有様に。まったく照れずに喋るナーサリーが実に頼もしい。
しかもこの状況は、100年ぐらい前に悪魔を祓ったヨハンナが作ったことになっている始末。
ド級の羞恥プレイにヨハンナが身もだえつつ、とにかく新たな特異点の核たる石像を壊すことにする一行。
それを察したかのように現れた、石像を守護する4本の鎖=4騎のサーヴァントの除去にとりかかる。
最初のビーマは戦闘能力がない状態で召喚されており、弱者を痛めつけるわけにいかないヨハンナは説得のため、石像を壊す確たる理由を模索することに。
他の鎖たる
補修工事長のアサシン、
通常の3倍の聖女、
虚実混じった悪魔を通じて己と向き合ったヨハンナは、
自分というスーツケースに「人生の荷物」がないことを受け止め、そこにサーヴァントとしての生で得たものや為したことを詰めていくこと、
そのために、身に覚えのない功績で建てられた「らぶらぶはぁとヨハンナ様像」をぶっ壊すことを決意。ビーマの説得にも成功する。
そして最後に現れたのは聖ウァレンティヌス……の皮を被ったヨハンナの嫉妬心。
毎年後世の人間に思い出され敬ってもらえるウァレンティヌスに内心嫉妬していたヨハンナだが、ナチュラルボーン教皇にはその感情を正しく処理できなかった。
結果的に「大勢の人に愛されたい、どうせなら派手に」という願いが生じ、らぶらぶとして発露したのである。
あまりの羞恥に正気を失いかけたが、どうにか町民と
なんか変な姿になったウァレンティヌスを押しのけ、再びテンシ&アクマに願い石像を消し去る。
帰還したヨハンナは初めてのチョコレートに舌鼓を打ったり、たまに枕に顔を埋めて叫んだりと、今の生を満喫するのであった。
なお、彼女の尊厳のために今回の出来事についてはゴッフが箝口令を敷きました。
人類裁決法廷 トリニティ・メタトロニオス
地獄の第三圏「暴食圏」を管理するルーラーとして登場。
管理者として君臨しているためか、トラオムやカルデアの彼女と比べると厳格で威圧感を放っていた。
が、ところどころでやっぱり地が出ている。
メタトロン・ジャンヌの下で管理者として振舞っていたのだが、「現人類に対する見切り」という一点については相容れなかった。
結果、飢えを一時的にも満たせずただ苦しむだけの罪人を見かねて、カルデア一行に「虚ろの果実」の木の解放を依頼。
メタトロンに反逆とみなされて上級天使を差し向けられる。
マシュに限られた時間で助言を送って先を急がせ、追って現れたメタトロンと対峙。
自らを粛清するメタトロンに対し、彼女が抱える欺瞞を見抜いて「いずれそれを自覚した彼女」に対する一言を贈り、最期まで恨みも怒りも向けることなく消滅していった。
余談
「~らぶらぶはぁと大石像」は他のほとんどの季節イベント同様に、無くても本編が成立する話だった。
そのはずなのだが、ビーマの初顔出しがここだったばっかりに、後に奏章Ⅰでビーマが本格登場した際、主人公が同イベントでのビーマとの対面を思い出す絵にはバッチリらぶらぶはぁとヨハンナ様像の足が写っている。
イベントクリア済みのマスター限定なのだが、胡乱な石像が本編デビューを果たしてしまった瞬間であった。
奏章Ⅳをクリアするとルーラークラスの濫用停止、ということで正規のルーラーは戦闘時に力を借りることしかできない"LINK CLOSED"状態になってしまい、ヨハンナも例外ではない。
まだプロフィール6が開示されていないのにこうなったのは"
DATA LOST"、"
LINK LOST"、"
LINK BAD"も含めて彼女が唯一の事例。この事からまださらなる深掘りがあると思われるが…?
らぶらぶ!追記・修正お願いするらぶ。
- 終章が終わったら他のルーラーたちと戻ってきそうだけど、そうじゃなかったら水着イベでヨハンナ像の頭を鎖でぶん回しながら「今の私はバーサーカー!ヨハンナ一番乗り!」って感じで出てくれないだろうか -- 名無しさん (2025-12-09 14:47:25)
- 確かバレンタインイベントの時のセリフの「にゃんだとぅ・・・」がクッソ可愛かった。思わずうちのカルデア二人目のLV120にしてしもうたわ -- 名無しさん (2025-12-09 16:55:34)
- トラオムの時はまだ大人しかったんだけどね らぶらぶはぁとヨハンナ様像がね…… -- 名無しさん (2025-12-09 17:18:33)
- こっちはバイクじゃないのか -- 名無しさん (2025-12-09 19:41:47)
- ↑ それはラクシュミーのほうだな -- 名無しさん (2025-12-10 00:26:06)
- 水着かサンタになったらバイクで暴走しそう -- 名無し (2025-12-10 05:55:42)
- らぶらぶはぁとヨハンナ様像のイメージは絶やしてはならない(確固たる決意) -- 名無しさん (2025-12-10 10:38:24)
- あの裁判の原告絶対カルデアスだろうし茶番でしかない -- 名無しさん (2025-12-10 19:26:53)
- いいイベントだった。らぶらぶヨハンナ様 -- 名無しさん (2025-12-10 19:55:57)
- クリスマスイベントでもらぶらぶはぁとヨハンナ様像出たし切っても切れない縁と化してる -- 名無しさん (2025-12-10 23:19:50)
- イベントの影響か、彼女のファンはみんならぶらぶ言ってる印象があるらぶ -- 名無しさん (2025-12-10 23:32:07)
- らぶらぶはぁとヨハンナ様像のイメージが強すぎる -- 名無しさん (2025-12-11 07:45:08)
- おまいららぶらぶ言い過ぎだろww羞恥心爆発して座に還っちゃうぞwww -- 名無しさん (2025-12-11 19:22:33)
- 性能面ではカード固定込みでもArtsクリティカル軸がイマイチ流行らない(運用の関係上Busterでのクリティカルがメインになりがち)ため、悪特攻宝具アタッカーなのだが宝具レベル前提なので財布にイマイチ優しくない… -- 名無しさん (2025-12-11 21:42:39)
- ↑ヨハンナ様の尊厳を御守り参らせよらぶ。 -- 名無しさん (2025-12-12 18:14:50)
- ヨハンナ、ヨドンナ・・・紛らわしい! -- 名無しさん (2025-12-12 21:44:33)
最終更新:2026年08月08日 13:47