ナリタトップロード(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2023/09/09 Mon 02:35:46
更新日:2025/03/19 Wed 18:23:24
所要時間:約 33 分で駆け抜けます!


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Celestial Road Joy to the World NTR NTR←すごくすごい風評被害です! Narita Top Road ROAD TO THE TOP Road to Glory The Proud Road UAFシナリオリンク対象 すごくすごいです! だがそれが普通にNTR(ナリタトップロード)の逆鱗に触れた! ひたむきサンタクロース わんこ属性 ウェカピポの妹の夫 ウマ娘 ウマ娘 プリティーダービー コーギー サンタの王 ジュニア期ファン稼ぎ勢 ステイヤー スピンオフ主役 ターフの主人公 トプロ トプロいいんちょー トレセン学園高等部 ナリタ ナリタトップロード ナリタ軍団 ハーフアニバーサリー実装組 ロケットおっぱい 中村カンナ 主人公属性 九九の名を持つ星々たち 優等生 先行バ 委員長 学級委員長 巨乳 待ち望まれていた実装 成田山登山道 新時代の扉 暗い夜道もお任せを! 栗東寮 正道 渡辺薫彦 覇王世代 覇王世代でナリタで委員長 語彙力G 頂点への道 顔芸 麗しのステイヤー


挑み続けます、何度でも。
必ず期待に応えてみせます!



ナリタトップロード(Narita Top Road)とは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:中村カンナ

モチーフ元である競走馬『ナリタトップロード』は当該項目を参照。

+ 目次

◆プロフィール

キャッチコピー:爽やか完璧優等生! なのに脇役気質…?
誕生日:4月4日
身長:166cm
体重:理想的
スリーサイズ:B86・W56・H83
靴のサイズ:左:26.5cm 右:26.0cm
学年:高等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:サッカーの超ロングパス、単語帳を作ること
苦手なこと:猫、カラス
耳のこと:耳のパーツモデルをやったことがある
尻尾のこと:湿気で少し広がるのを気にしている
家族のこと:怒ると目つきが悪くなるのは、父親譲り
ヒミツ:①怒った顔だけは父親そっくり / ②水たまりは基本、飛び越したい
自己紹介:こんにちは、ナリタトップロードです! 応援してくださるみなさんの期待に応えられるよう、全力を尽くします!

キャラクターソング:ONCE MORE,I CAN

「今日こそは」

届かないこともあれば
抜き去られることもある
一瞬の油断も許されない

だがこの緊迫した空気
そう悪いものでもない
強敵たちと競り合う日々は
自分を強くしていくのだから

その実感に魂を震わせながら
今日こそは駆け上がろう
目の前にある頂点への道を

2023年 URA「名ウマ娘の肖像」ナリタトップロードより

◆概要

テイエムオペラオー・アドマイヤベガと同期の菊花賞馬で、同期が引退した後も走り続けて世代の強さを示し、
阪神大賞典2連覇や阪神競馬場芝3000mのレコードも長らく保持し、天皇賞(春)3年連続3着の珍記録も持つ競走馬「ナリタトップロード」がモチーフのウマ娘

リリース1周年で新しく追加されるウマ娘の1人として先行登場し、その直後に育成実装されたアドマイヤベガの育成シナリオで初登場した。
また、「メジロ以外は1馬主ごとに2頭まで」と思われていた中でナリタブライアンナリタタイシンに続いて登場した3人目の「ナリタ」冠のウマ娘でもある*1

真ん中で分けられたブロンドの髪と、その内側に髪の光沢とほぼ同色のため物凄くわかりにくいが流星を模したメッシュのあるウマ娘。
ちなみにこの髪型、史実で鬣がまったく同じ形になっている写真が残っている。
通称「トプロ」「トップロード」。

スポーツマンシップあふれる振る舞いに爽やかな風貌、それでいて非常に謙虚かつ他者に対しても親身な対応をとり、
クラスメイトのアヤベさんから心配されるレベルの利他心を持ち合わせているため、トレセン学園内での人望はピカイチ。
???「この学級委員長も負けてはいられませんねッ!」
また不器用とまで言われるレベルで真っ直ぐ…いうなれば馬鹿正直な性格は多くのファンも惹きつけており、総じて誰からも非常に愛されるウマ娘
そんなファンや学園のウマ娘からの期待に応えるべく日夜トレーニングを重ね、そのためならいかなる努力や行動も惜しまない性格もまた多くの人から愛される理由でもある。

とはいえ、利他心と本人の努力・気力ですべてがスムーズに何とかなるなんてことは当然あり得ない。
その真っ直ぐすぎる心構えこそが一番の弱点でもある。
他人のために手伝いをしたいあまりオーバーワークに抱え込んでしまったり、ファンレターに1つ1つ感謝の返事をじっくり返事を書いていて膨大な時間が経過したり、
周囲の人が待ったをかけないと体を壊すレベルにまで追い込んでしまうこともしばしば。
本人は夢中になっているあいだは不調など気にも留めないので、尚更まわりが注意をしないといけない。
中には「トレーニングに夢中になりすぎて肩が外れたが、あとで外れていることに気づいて自力で戻した」なんてエピソードもある。それも複数回。*2

史実競走馬のフォームを反映してか、レースにおいては一完歩の幅が広く*3、トップスピードに乗りやすく加速の持続性も高いのが長所である反面、
歩幅が広い分小回りが効きにくく、細かい調整が苦手という短所も抱えている。トップロード自身もこれらの長短については自覚がある模様。

そんな完璧超人めいたトップロードにも弱点があり、それが突如発生する語彙力の壊滅現象である。
どうやらこの現象は感極まったり興奮したりすると発生するらしく、アドマイヤベガ手作りのサンドイッチを貰った時には……

え~っ、おいしい……!
すごく……すごいです、おいしい……!
わ~、あのっ……おいしいです……!

……語彙、すごいわよ。 一応優等生でしょう、あなた……。

またトップロードがトレーナー室の机の上に置かれたトレーニング資料を見つけた時には……

トレーナーさんはその、すごく……すごいです!
努力家だし、とても努力が……
あの、すごくてですね!

といった具合に語彙力が失われ、ここから「すごくすごい」がトップロードを象徴するセリフとなっている。

また、基本的には穏やかな性格ではあるが、怒ると成人男性でもビビるほどに怖い顔になる癖を持つ。
しかも割と無意識だそうで、一コマ漫画では注意した相手が急にビビり出したことで自分が怖い顔になっていたことに気付いている。
この顔はヒミツにもある通り父親譲りであり、史実の父親のサッカーボーイがディクタスアイ*4で有名だった事が元ネタと思われる。
現在はアプリ版等でこの怒った時のトプロの「怖い顔」が明確に描写された事はないが、
『RTTT』ではレース中にタイトルにプリティがつかない某漫画を連想させる鬼気迫る表情を見せており、このヒミツを思い出した視聴者も多かったとか。

クラスメイトはアヤベさんのほか、「BNW」を構成するビワハヤヒデナリタタイシンウイニングチケットエアグルーヴシンコウウインディというメンバー。
オペラオーやドトウは同期だが中等部なため教室は別。

◆アニメ版での活躍

ROAD TO THE TOP


応えたい……みんなの期待に!必ず!!

99世代クラシック世代の物語として主人公に抜擢。
キービジュアルでは堂々たるセンターの座についている。

小さなレース教室で練習を重ねる姿に目を付けた沖田トレーナーにスカウトされ、トレセン学園へ入学。
自身を導いてくれたトレーナーの恩に報いるために、クラシック三冠に挑む。


新時代の扉

ジャングルポケットが主役を務める劇場版にも登場。
モチーフ馬が活躍した時代がほぼ重なることもあってか、時間軸・世界観共に『RTTT』の後の世界となっており、
覇王として覚醒したオペラオーや、その背を追い続けるドトウといった強力なライバルたちに勝利を阻まれ続けながらも、腐らず直向きに走り続けているようだ。
作中では本作の主人公であるポッケと併走トレーニング等を行い、シニア級の先輩として負けられないと熱意を燃やしていた他、
合宿では色々と吹っ切れて明るくなったアヤベさんやカレンチャンと共に夜店を回る場面があった。


◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:G
距離 短距離:G マイル:C 中距離:A 長距離:A
脚質 逃げ:F 先行:A 差し:B 追込:D
アプリリリースから2.5周年の節目となる2023年8月24日に☆3「The Proud Road」として実装。
ウマ娘としての登場が正式に告知された2022年2月から実に1年半経ってからの実装と相成った。
後の2024年11月28日には新衣装の☆3「Celestial Road」が実装されている。

距離適性としては中長距離が最高適性という王道型で、マイル適性もCあるため、因子で補正してやればマイルレースも十分に走破可能となる。
脚質適性は先行が最高のA、次いで差しがBとなっている。
追込もDあるためこちらも補正の範囲内であるものの、後述する固有スキルの性能を考えるとやはり先行で走らせるのが一番無難であろう。

[The() Proud(プラウド) Road(ロード)]

みんなの期待を受け止める…そんな衣装です!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[The Proud Road]ナリタトップロード」勝負服
© Cygames・JRA

勝負服は「ナリタ」冠名を使用する山路秀則氏*5の勝負服「紫山形一文字」をベースに、
濃淡のある紫を基調にしており、紫山形一文字の意匠が飾りベルトに施されている。
尚、デザイン自体は後述するSSRサポカのイラストで判明していたものの、登場後長期に渡って汎用勝負服を着用しており、
3Dモデルの方に反映されたのはヒシミラクル実装時、登場から1年と3ヶ月も経ってからであった。

成長率補正はスピードに+10%、スタミナに+20%。

所持スキル
長距離・先行向けのスキルがそろっており、固有スキルの面からも長距離での起用で真価を発揮する。

通常スキル:
良バ場〇、影打、抜かりなし、(覚醒Lv2)長距離直線〇、(覚醒Lv4)本領発揮

レアスキル
(覚醒Lv3)良バ場の鬼(「良」のバ場状態が得意になりパワーとスピードが上昇する)
ターフの主人公(パワーとスピードが少し上がる。「良」のバ場状態ならすごく上がる)

(覚醒Lv5)真打(レース終盤が迫ったとき前方にいると速度が上がる/長距離)
正道(レース終盤が迫ったとき前方にいると速度が上がる、その後ラストスパートで加速力がわずかに上がる/長距離)



みんなの期待に力をもらって──


駆け抜けます!


頂点への道を!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[The Proud Road]ナリタトップロード」固有スキル発動
© Cygames・JRA

固有スキルは「Road to Glory」。
効果は「レース終盤目前で好位置にいた場合残り400m地点で速度がすごく上がる。長距離でスキル発動時、先頭か先頭から1バ身以内にいるとものすごく上がる」というもの。
発動条件がかなり緩いのに対して効果は大きく、長距離であればさらに効果量が上がるため、長距離での運用で最も輝く。
なお、例によって継承すると「ものすごく上がる」の部分は消滅するが、こちらと違って元が「すごく」族であるため、継承スキルとしてもオグリキャップと似たような感覚で使える。

尚、上記の通りスペックをフルに活かせるのは〈長距離・良バ場〉のチャンピオンズミーティングなのだが、同条件のチャンミは実装以降長期に渡って開催されておらず、2025年4月開催の天皇賞(春)ベース・晴れ良バ場のチャンピオンズミーティングLONGでようやく条件合致となった。

発動演出はトップロードが掲げた手から紫、青、黄の三つの光が虹色の道を作り出し、
それをさわやかな笑顔と共に駆けていくという実に主人公らしいカッコいいものとなっている。

みなさんの声援に、背中を押された結果です!

[Celestial(セレスティアル) Road(ロード)]

うむ、ご苦労…なんて、
劇を思い出します!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Celestial Road]ナリタトップロード」勝負服
© Cygames・JRA

ストーリーイベント「つどい歌えよ、星々よ!」に合わせて実装されたクリスマス衣装。
同ストーリー内の演劇においてトップロードが演じた「サンタの王」をモチーフとしている。
腰に付けられている花飾りはアドマイヤベガの別衣装とお揃いになっている。

こちらの成長率補正はスタミナに+10%、パワーに+20%。

所持スキル
長距離向けなのはそのままに、レース中盤で効力を発揮するスキルが数多く揃っており、中盤力の高さが強みとなる。
速度を稼いで好位置に付けつつ、怪物などの加速スキルを好タイミングで発動させやすいコンセプトと言える。

通常スキル:
抜かりなし、先行コーナー○、アグレッシブ、(覚醒Lv2)攻めの姿勢、(覚醒Lv4)ウマ好み

レアスキル
(覚醒Lv3)一意専心(出遅れずにスタートを切れると中盤始めの方で持久力をすごく回復する/先行・長距離)
ひたむきサンタクロース(中盤始めの方で持久力をすごく回復する/先行)

(覚醒Lv5)影従打破(レース中盤に持久力を少し使って速度をすごく上げる/先行)
暗い夜道もお任せを!(レース終盤が迫ったとき持久力をすごく使ってしばらくの間速度をすごく上げる/先行)



みなの者…共に行きましょう!


励まし合い、夢を追うのです…


笑って語らう、その日まで。


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー[Celestial Road]ナリタトップロード」固有スキル発動」
© Cygames・JRA

固有スキルは「Joy to the World」。
効果は「レース中盤始めにスキルで持久力を回復していて、レース中間付近以降で好位置にいると速度が少し上がる。ゴールまですごく遠いとすごく上がる」というもの。
発動条件が多岐に渡るため一見すると複雑そうに見えるかもしれないが、
前半条件の回復については上述した覚醒スキルの一つである一意専心及び進化スキルのひたむきサンタクロースで満たせるため、
あとは中間付近時点でのポジションさえ何とかなってればそこまで難しくはなかったりする。
ゴールまですごく遠い場合に効果が更に強化されるが、トプロの主戦場は長距離レースのため、そちらも自然と満たせることだろう。

発動演出では雪山でサンタの王たるトプロが7人の小人を従え、雪道を耕したり丸太を担いだり夜空の下で焚火を囲んだりと何ともファンシー。
みなさん丸太は持ちましたね! 行きますよォ!

お届けにあがりました。
私たちの勝利です!

固有二つ名は「麗しのステイヤー」。
取得条件は「2500m以上のG1で4回以上勝利し、長距離適性をS以上に上げ、基礎能力[スタミナ]が1200以上になる」。
メジロパーマーと同じく、継承による適性アップが要求されるなど運要素が非常に大きい。
また「2500m以上のG1を4勝以上」も、現状実装されている条件を満たすレースは菊花賞・天皇賞(春)、クラシック・シニア級有馬記念の4つだけしかないため実質指定。
さらにクラシック級の有馬記念は目標レース外であるほか、天皇賞(春)では世紀末覇王として覚醒したテイエムオペラオーが立ちはだかる過酷な条件となる。

サポートカード

2022年2月24日に汎用Rと同時にSSR【桃色のバックショット】が実装され、11月27日にSR【ストップ、委員長!】が実装されている。

SSR【桃色のバックショット】

得意練習はスピード。
所持スキルは「良バ場〇」「非根幹距離〇」といった汎用スキルや、「好位追走」「ありったけ」「長距離直線〇」といった中・長距離の先行で有用なスキルを所持している。
固有ボーナスは「最大20万人までファン数が増える度にトレーニング効果アップ」というもので、
ファン数1万人につき1%、ファン数20万人以上で最大20%ものトレーニング効果を得られるという破格の効果。
スピードボーナスのほか、1凸以上からパワーボーナスが加わるが、レースボーナスとファン数ボーナスの解放は3凸からとハードルが高い。
連続イベントを進めると確定で「良バ場の鬼」のヒントを入手できる。
実装当初は育成目標が無くレースにガンガン出走するクライマックスシナリオ環境であり、
ファン数の稼ぎにくい短距離・マイルやダートが主戦のウマ娘でも20万人への到達も容易であったが、
クライマックスシナリオ環境から移行すると、それらのウマ娘を育成する際にはファン数集めの効率が下がり、結果トレーニング効果の上がりも鈍くなってしまう弱点が出てしまった。
それでも中・長距離の王道路線を進むウマ娘であれば十分採用は可能。

SR【ストップ、委員長!】

得意練習はパワー。
所持スキルはSSRの方とほぼ変わらないが、「長距離直線〇」が「右回り〇」になっている。
初期絆ゲージがかなり高めで、最低限のレースボーナスも固有ボーナスで所持している。初期スタミナ・パワーアップも所持しているのもありがたいところ。
しかし昨今のサポートカードのインフレや、パワーサポートカードの需要が下がっていることを踏まえると採用されにくいのが現状。
余談だが、このサポカ実装直後、ナリタトップロードの主戦騎手であった渡辺薫彦調教師の管理馬であり、
同時にSSRで実装されたエイシンフラッシュ産駒のヴェラアズールがジャパンカップを制覇するという珍事が発生した。

個別ストーリー

担当ウマ娘がなかなか見つからず途方に暮れていたトレーナー。
お世話になっている先生からは「低姿勢すぎてウマ娘の方も不安になるからもっと自信を持て」と慰められる。

すみません、そこのトレーナーさん!
スタートの合図をいただけませんか!?

え? あ、わかった……

そんな最中で出会い、声をかけられることになったのがナリタトップロードという1人のウマ娘。
明るく生真面目、周囲にも謙虚で親身に接する人気者。同期のテイエムオペラオーやアドマイヤベガと共に期待の新星として注目を浴びている。
一切の迷いなく真っ直ぐ未来に突き進んでいくかのような、彼女の力強い走りにトレーナーは一気に惹かれることに。

そしてトレーニング終了後の夕暮れ時、思わず声をかけたトップロードへと問いかけるのは「目指している夢は何か?」ということ。
初対面のトレーナーに対してもトップロードは一切の迷いなき表情で「みんなの期待に応えたいです!」と返す。
言葉面だけ見ればありふれたものかもしれないが、今までの誰よりも強く胸に響くその力強い言葉。

君の夢を一緒に見たい。

え……それって……。

君のトレーナーになりたいんだ。

い、いいんですか!? わぁ、よろしくお願いします!

…スルリとこぼれたトレーナーのスカウト宣言に、これまた二つ返事で了承するトップロード。
会って間もない2人の思わぬ契約成立に、思わず両者キョトンとしてしまうレベルのトントン拍子で奇妙な空気が流れてしまう。

それでもトップロードは同期のアヤベやオペラオーも一緒に走っていた中、トレーナーは自分のことを選んでくれた、
つまりは自分に期待してくれたのだと捉え、ならばそれに応えたいとスカウト自体には前向きでもあった。
一方トレーナーの方も、実は恩師である先生が嘗て幼少期のナリタトップロードのコーチをしていたことなども知り、
自分もそれに恥じず勉強あるのみだとますます熱意を燃やしていくことに。

後日から始まるトレーニング、新人とはいえそこはプロのトレーナーであり、
トップロードの持つ長所と短所を丁寧に見抜き、それを踏まえた上で彼女のできることを増やしていくべくトレーニングメニューを考案。
トップロードの方も自分の走りを正確に捉えてくれているトレーナーを称賛した上で、そのトレーニングを的確にこなしていく。

そして迎える模擬レース。思いっきり楽しめと励ましてくれる先生も観戦する中、
プレッシャーを感じるトレーナーとは対照的に、応援してくれる人たちのためにいい走りを見せたいとトップロードはいつも通り前向き。
そのあまりの真っ直ぐさにトレーナーは「どうして期待に応えると"思い続けられる"のか?」と再度問いかける。
かけられる期待は時にプレッシャーにもなり得ることを実感するトレーナーには、トップロードのその姿勢は眩しすぎるくらいだった。

全然、平気です! だって、嬉しいですから!
期待って、夢や願いのカケラみたいだなって思うんです。
この人に夢を、願いを、想いを託したら……
きっと素敵な景色を見せてくれるんじゃないかって。
そんな大切なものを、私の背に預けてくれる……。
これって、すごいことですよねっ。

しかし、言った直後にしまったと自省してしまうトレーナーのその質問に対しても、
やはりトップロードはいつもどおり迷いのない真っ直ぐな瞳でそう答えて見せた。

そしてトップロードは「自分に期待してみてくれないか」「トレーナーさんの期待が自分の力になるから」と述べた上で、模擬レースへと出走していく。

(……応援。期待の、声)
(トレーナーさんは、負担なのかな?)
(もしかしたら、トレーナーさんにとっては背中を押すものじゃなく、背負うものなのかもしれない)

(だったら、その負担……私が少しでも軽くしてあげたい。)
(重く圧しかかっても、それでも私のために頑張ってくれたから)

レースを駆ける中でトップロードの頭に浮かぶのは、自分のパートナーとなってくれた、自分に期待してくれたトレーナーのこと。
誰かの期待に応えることが何よりの原動力であるトップロードであったが、トレーナーにとってはそうじゃないかもしれないという一欠けらの不安。
そしてそんな不安も自分が一緒に背負いたい、トレーナーが自分に期待をして欲しいという強い願いの下、ただひたすら真っ直ぐに走り続ける。

トップロード! ゴールはすぐそこだー!!

(トレーナーさん……! 私、見せたい……)
(あなたに、1番でゴールするところを!)
期待してくれた、あなたに……応えます!!
うわぁぁああああ!!

その強い熱意はトレーナーの心をも突き動かし、たまらずトップロードへと声援を送る程。
それを聞き逃すことなくトップロードはトレーナーの声も己の力に変え、ラストスパートをかけていく。

ち……力入り過ぎました……!!

…気合が入り過ぎてコーナーでまたしても膨らんでしまい、惜しくも勝利を逃してしまうというオチがついてしまうも、
悔しさ以上にトップロードの見事な走りに楽しさを見出したトレーナーは思わず笑みを零してしまう。
負けて尚、次こそはトレーナーさんの期待に応えて見せますと熱意を燃やすトップロードを前に、
トレーナーもまたトップロード共に歩んでいくことを、G1レースも夢じゃないと大きな目標に向かって進んでいくことを決意するのであった。


育成シナリオ

そんな流れで始まる育成シナリオ。
目標としてはメイクデビューを経てファン集めの後に弥生賞、そこからクラシック三冠レースに挑み、天皇賞(春)に宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念へと挑む超王道路線。
ただし、最大級の落とし穴が待ち構えている。それはメイクデビュー後のファン集め3000人、その期限はジュニア級12月後半
察しの良いトレーナーなら既に気づいているだろうが、ホープフルS一本勝負で惨敗すればその時点で目標未達成、育成終了の悲劇の開幕である。
つまるところ、ここに来てまさかまさかのメジロマックEーンの再来である
だが、幸いにもマイル適性もそこまで低くないため*6、事故回避のために適性を上げてマイルのレースに出たり、11月後半の京都ジュニアステークスに出走することをおすすめする。

クラシック三冠路線では同期であるテイエムオペラオーやアドマイヤベガと共に三強を形成し、ライバルとして鎬を削り合う中、
アドマイヤベガ自身のシナリオでもピックアップされていた彼女の抱える闇を知り、それを救い出す流れに。
あちらのシナリオ程深刻な事態にはならず、菊花賞の時点でアヤベは一つの区切りをつけ吹っ切れることになる。

そして迎えるシニア期においては、三強という括りから飛び出し、世紀末覇王として他を圧倒する実力を身につけたテイエムオペラオーと、
同じくシニア期で覚醒を果たしたその背を追うメイショウドトウという2人の強敵を相手に、吹っ切れたアドマイヤベガと共に共同戦線を張り挑んて行くことに。


史実では世紀末覇王の絶対王政になる筈だったその流れを覆し、同期4人で新たな世代を構築する中、
迎えることになる最後の目標レース、有馬記念においては自分たちを更に超える強敵である一つ上の世代──
日本総大将スペシャルウィークの率いる"黄金世代"へ果敢に挑んでいく。
トップロード達の"夢世代"は、これからの続く世代に対してどのような『道』を示すことになるのか。

特殊実況は菊花賞に設定されているが、菊花賞でG1初勝利でないと発生しない。

+ 特殊実況 ※ネタバレ注意
やったやった! トップロードやった!
うれしいうれしい菊花賞制覇となりました!

元ネタ:1999年菊花賞 関西テレビ・杉本清アナ

◆関連キャラクター

  • 沖田
RTTTにおけるトップロードのトレーナー。
トップロードの父の親友でもあり、粗削りだが決してレースから逃げないひたむきさと素質を見抜き、彼女をスカウトする。
RTTT第三話ではプレッシャーに押しつぶされ、多くの期待に応えきれないのではと不安に駆られる彼女を励ました。
劇場版『新時代の扉』にも登場、ジャングルポケットを鍛えるタナベトレーナーと会話している。

  • 先生
アプリ版におけるトレーナーの恩師であり、幼少期にちびっこクラブで走っていたトップロードのコーチ。
ベテランと呼べる経験の豊富さと前向きな姿勢で、たびたびプレッシャーを抱えて臆病になりがちだったトレーナーにアドバイスを送っていた。
育成シナリオ内でもたびたび登場し、トップロードとトレーナーを要所要所で導いている。
トップロードと出会った経緯や言動の雰囲気の感じなどから、おそらくストレートに上述のRTTTの沖田トレーナーをモデルとしたキャラクターと思われる。

同期である、常に尊大で大仰な言動が特徴の"世紀末覇王"。そして『覇道』を示す者。

「演劇の片手間に人生やってる」と称され、アヤベさんのように露骨に苦手意識を持つ者もいるオペラオーだが、
他人の長所を見出すことを中心にとにかくその前向きでポジティブな姿勢をトップロードの方は好ましく思っており、
オペラオーの方もまた、常に真面目且つ直向きに努力を重ね、周囲からも慕われるトップロードのことを高く評価しているため関係は良好。
言い回しが仰々しいオペラオーの言葉を通訳するのがトップロードの仕事の1つになっているかのような節もある。

育成シナリオでも当然ライバルの1人として登場……するのだが、
トップロードがクラシック期に入った段階ではデビュー済みなものの未勝利状態が続き、本格的に関わるのはシナリオ中盤から。
未勝利状態なのに重賞制覇を前提とした夢を語る尊大さに閉口するアヤベさんに対して「まあボクは生きているだけで大勝利なのだがね」という堂々たる迷言を残す。お前は何を言っているんだ。
当初のクラシック三冠路線はトップロードとアヤベさんとの"二強"だったが、皐月賞後に"三強"として全面対決となる。
しかしシニア級になると一転。
これまでの三強の一角・テイエムオペラオーから、世紀末覇王・テイエムオペラオーとしての"あいさつ"をかけると、
アヤベさんからは「バケモノ」と形容される強さでトゥインクル・シリーズの蹂躙を開始。
それに対抗するべく、トップロードとアヤベさんは共闘で迎え撃つ。

のメンバーに対しては尊敬と同時に覇王としてねじ伏せたい対抗心を持っており、
最終的にはトップロード、ドトウ、アヤベさんを巻き込み『"夢世代"の(ロード)』を示すため世代間決戦の大舞台を整えることになる。

「『ウマ娘はかくあるべし』を堂々と示すのさ。観衆に、そして、すべてのウマ娘たちにね」

「さあ語りたまえ、夢を。もし勝てたなら、君たちはどんな夢を示すのか?」

同期であり、真面目でストイックだがどこか暗い影を背負うウマ娘。『星の道』を続ける者。
ちなみに「覇王世代」の中ではアヤベさんが唯一トップロードと同じく高等部所属であることや、
オペラオーとドトウがコンビで扱われがちなためか、二次創作も含めてトップロードが特に絡みのあるウマ娘の一人。
また、「アドベ」とあだ名されたモチーフ馬と異なり、ウマ娘のアドマイヤベガは「アヤベ(さん)」というあだ名で呼ばれているが、
アヤベのホーム台詞に「最初はトップロードさんしか呼んでいなかったのに、いつの間にか(アヤベ呼びが)広まった」という内容のものがあるため、
彼女に「アヤベ」というあだ名を付けたのはナリタトップロードである可能性が出てきている。

育成シナリオでトップロードが初登場したのが彼女の実装時で、お互いのシナリオでガッツリ絡んでくる。
アドマイヤベガは「産まれてくることができなかった妹への贖罪」がトゥインクル・シリーズを走る原動力となっており、
それ故に「絶対に負けられない」という気迫を以てクラシック三冠に挑んでいる。
その内情を知らないトップロードからは憧れを感じられライバルだと告げられるが、
アヤベの側はいくら実力が互角であっても勝つためならばすべてを投げ捨てられる「歪み」がある限り負けないと宣言。
実際に模擬レースでトップロードに競り勝ち、「あなただけは"こっち"に来ないで」と突き放す。

一方のアヤベの育成シナリオでは、だんだんと彼女自身がレースに惹かれると共に、明るいトップロードと仲を深めていくが、
日本ダービーの後、アヤベが「亡き妹のためではなく、自分自身のためにレースを走っていた」ことに気付き、自己嫌悪に苛まれたことで、
その後の夏合宿でアヤベはトップロードだけでなく、トレーナーやカレンチャンといった自分を心配する人を強く拒絶するように。
そして、菊花賞後、夢で逢った「妹」が『運命』*7と共にアヤベから離れたことで、アヤベはしばらく抜け殻のように失意の日々を送るが、
トップロードを始めとした同期たち、カレンチャン、トレーナーの献身や優しさによって再起し、シニア級に挑むこととなる。

トップロードのシナリオにおいてもほぼほぼ同様なものの、こちらでは菊花賞時点で完全に闇落ちする前にトップロードに心を救われることになり、
その後は上述の通りシニア期において「世紀末覇王」として覚醒したオペラオーに対抗するために2人で戦いを挑むこととなる。

なお、上述のようにアヤベはオペラオーを苦手(嫌いではない)としており、時に彼女に面倒そうに接するが、
トップロード曰く「アヤベとオペラオーは言い回しのセンスが似ている」として、「実は仲良くなれるのでは」と推測している。
ただ、言い回しに関してはオペラオーはある程度意図的にしているのに対し、アヤベは完全に素と思われるため、アヤベの方は嫌そうな顔をしそうである

遅咲きのドジっ子ウマ娘。『諦めない道』を走る者。
育成シナリオではデビューが遅かったためクラシック三冠には加わらず、シニア級からレースで対決するようになる。
前述の通り、当初はシニア期のトップロードとアヤベさんは共闘でオペラオーを迎え撃つつもりでいたが、
ここで覚醒を迎えたオペラオーと同時にドトウも覚醒。トップロードの強大な壁として立ちはだかる。
さながら"現二強VS新二強"、あるいは"四強"とも言える状態になり、当人達どころか観客やファンも巻き込む大熱狂の戦いへと発展してゆく。

なお本人の育成シナリオとは異なり、オペラオー大好き全肯定キャラはそのままでドジも相変わらず連発するものの、
自己肯定感の低さや挙動不審っぷり、すいません連発の過度な謝罪といった行動は全然見られない。
ジュニア期の時点で既にオペラオーから盟友&覇王の従者のような扱いなので、この辺の諸問題はデビュー前に解消済みなのかもしれない。

ファン感謝祭では勝負所で怯まない精神力を買われ、フットサルの要となるMF(ピヴォ)のポジションに。
チームが勝てるかどうかは、トップロードのファン数と理事長のご機嫌次第。

実は実馬同士は、母父アファームドという血統面での共通点があったりする。

世代としては同期だが、史実で対戦経験がないためか長らく絡みが描かれなかった。
RTTTからは関係が深掘りされ、学年が違う(トップロードは高等部でウララは中等部)ものの互いに「ちゃん」付けで呼び合う仲の良い友人関係であることが明かされた。
実装後の育成シナリオでは基本的に他の同期のようにライバルとして戦うことはないものの、ウララと絡む育成イベントも設けられている。

なお、逆にウララの育成シナリオにおける必須レースの1つ「シニア期有馬記念」においてはランダム枠ではあるもののトップロードが出走してくることがあり、
同レースで一着を目指すゲーム版でも屈指のやり込みプレイ「有馬チャレンジ」の挑戦時に出てきた場合は、ウララとウララトレーナーの前に立ちはだかる紛うことなき「ライバル」となる。

ご存知、98年黄金世代の顔である日本総大将。
トプロの育成シナリオ内では既に日本ダービーを中心とした多くのレースで活躍を見せた強豪ウマ娘として名が知られており、
その姿を見たトプロのトレーナーは「愛嬌のある北海道弁で偽装しているが、その正体は黄金世代の筆頭である名ウマ娘」と評していた。

そしてシナリオラストの有馬記念では上述の通り、黄金世代フルメンバーとは行かなかったものの、
グラスワンダーキングヘイロー、ツルマルツヨシといった同世代の強豪と共にトップロードたち99年世代と激闘を繰り広げることになる。

「ごくふつ~」の一般ウマ娘(自称)。
ファン感謝祭でトップロードのクラスメイトにドトウを交えてフットサルチームを結成した際には右回りの動き方を買われ、左側のMF(アラ)を言葉巧みにトップロードに乗せられ受諾。
ヒシミラクルの育成シナリオでも特にサッカー関連でのイベントが多く、シニア級の正月イベントの選択肢によっては一緒にサッカー観戦をしに行くことも。

史実では同じサッカーボーイ産駒の菊花賞馬、かつステイヤー気質と共通点が多い。
2002年有馬記念で対戦経験がある。

栗東寮のルームメイト。
あまり成績の良くないポッケに対して効率的な勉強法を模索するべく奔走。
集中して話を聞いているフジキセキのマネをした場合、再現度が足らずに中途半端になったことに「他のヤツだったら蹴り飛ばしてる」と前置きつつも、
トップロードがフジを探すために方々探し回ったことから本気(ガチ)さは伝わったようで、無事に赤点の回避に成功している。
またそのように、他者のために先頭に立って尽くし、そんな彼女に付き従う姿を(ヘッド)向いてるよな」と評価している。

史実では5度戦い、トップロードが2度先着している。

後輩にして後に同期の覇王達を倒すこととなる万能勇者。
「つどい歌えよ、星々よ!」で初共演となった。
上記のクリスマス衣装の「サンタの王」は覇王世代で劇をやる事になった際に、トップロードから「和を繋ぐ王様になりたい」と言われてデジタルが考案したトップロードの『役割』であり、衣装も殆どデジタルが仕上げている。

同期で思い出作りの為、テーマパークで過ごしていた際に偶然1人で居たデジタルを発見し一緒に遊ぶことを提案、その後はお互いに撮影係を引き受けようと謙虚になりながらも良き先輩としてデジタルを牽引していた。
その後、紆余曲折あり劇を行う事になった際もデジタルのオーバーワーク(彼女曰く『デスマ進行超特急印刷待ったナシ』だったらしい)を気にかけ作業を分担したりと協力を惜しまなかった。
トップロードから見たデジタルもまた、他者を優先し自分を後回しにする利他的な心を持つ健気な後輩であり、シンパシーを感じていたのかもしれない。
イベント以降もデジタルとは街でばったり会うことが多いらしく、トップロード的には気の合う関係みたいだ。

史実では直接的な関わりはないが、先述でも触れた世紀末覇王達の打倒、間接的な関係として鞍上繋がりや漆黒の帝王の2年連続の秋古馬二冠をそれぞれの年*8で見届けて引退という共通点がある。

◆余談

  • 実装までの道のりについて
上述のように1周年の時点で新登場したものの、その後育成実装を果たすまでは順風満帆とは言いにくい不遇な状態も続いていた。
後続のウマ娘がかなり早い段階で勝負服モデルの実装や実況で個別名称を読んでもらえていたのに対し、
トップロードは登場当初、モブウマ娘と同じ番号呼び扱いであり名前を呼ばれるまで半年以上かかっている

育成実装についても当初は「ナリタトップロードといえば菊花賞だろう」ということで、
登場同年10月の育成実装が期待されていたのだが、その予想は外れ*9、そのまま2ndアニバーサリーへと突入。
その後は、上述したアニメ「ROAD TO THE TOP」の主人公に抜擢されていることから、同アニメの放送時期に合わせての実装も予想され始める。
特に第4話=最終回直後に同アニメの主題歌「Glorious Moment!」のライブが追加され、その数日後が次なる育成ウマ娘ガチャの更新日であったため、
多くのトレーナーがナリタトップロード実装の準備は万全整ったと心待ちに……していた

迎えた2023年5月10日、育成実装ウマ娘として発表されたのはまさかのヒシミラクル
そのあまりの予想外なラインナップにトプロの実装を期待していた多くのトレーナーは悲しみに暮れることとなった…。
一応「Glorious Moment!」の歌唱がある(当時の)実装ウマ娘はトプロ以外の覇王世代(オペラオー、ドトウ、アヤベ)の三人であり、
トプロ(センター)ポジションにドトウを配置しても歌詞・モーション・演出的に割としっくりくるものになっているのだが、
流石に曲のジャケットやMVにはトプロが堂々と出ているため、「(ドトウもいいけど)トプロを早くセンターに置きたい」とする声も目立った。

ただ、負の声ばかりでなく、「こういう時にあえて予想を外してくるのがサイゲ」「ま ぁ サ イ ゲ だ し」とトプロが来ないことに納得する者、
「この番狂わせはある意味でヒシミラクルらしい」と、史実のヒシミラクルの活躍に準えて好意的に受け止める者もいた。

残念なことにこの頃で特に大きな火種の要因となってしまったのが、
よりにもよって当初はユーザーから喜ばれていたはずの「Glorious Moment!」のライブシアターへの追加であった。

公式からライブ曲追加の告知がX(旧Twitter)で行われた際にショートPVも併せて公開されたのだが、
そのメンツが主人公のナリタトップロードを中心に、ライバルのテイエムオペラオーとアドマイヤベガの『RTTT』の主役3人による同曲のライブ映像であり、
即ちゲームの仕様上ナリタトップロードが育成実装されなければ絶対にゲーム内で再現不可能なシチュエーションとなってしまっていた。

このためトップロードの実装が実現しなかったことを残念がったユーザーから、この動画について「詐欺PV」「嘘広告」などと厳しい批判が寄せられることとなった。
この流れについては流石にサイゲも拙いと感じたのか、直後にXで改めて同メンバーによるライブ映像のフルバージョンが公開され、ある程度はユーザーの納得を得られた。

しかし一方でこの対応を行ったことでサイゲがトップロードの実装を直近で行う気がないという意図を察してしまい余計に残念がるユーザーも少なからずいたほか、
せっかくライブシアターに追加された「Glorious Moment!」も、作品主人公のトップロードが不在の中での視聴を避ける者もかなりいて、
残念ながらゲーム版ユーザーに対する新曲のプロモーションとしては大失敗に終わったと言わざるを得ない。
なお、前述したように覇王世代であるメイショウドトウも他三人同様に同MVでは「歌唱枠」として実装されている他、
ショートPVと同じ枠にオペラオーとアヤベを配置した上でトップロードの枠にドトウを配置してもさほど違和感がないため、
トップロードを除く覇王世代を並べて「Glorious Moment!」のMVを楽しみつつ、来たるトップロード実装の日に想いを馳せるユーザーもそれなりにいた。

そしてそのまま2ヶ月以上トップロード関係については動きがまったく無く、「この調子だと次の10月までお預けコース」と半ば諦めムードが漂っていた中、
7月下旬頃から2.5thアニバーサリーに追加される新育成シナリオの情報が出始めたのだが、
間の悪いことによりにもよって開催が菊花賞と同じ10月に当たる凱旋門賞がテーマとなることが早々に明かされたことから、
「10月頃のキャラ実装やイベント関係は新シナリオと凱旋門賞絡みに全て使われて、今年は菊花賞関係がスルーされるのでは?」という不安の声が上がり、
果ては「トップロード実装をさらに丸1年待たせる気では?」「今年は菊花賞が使えないからトップロードよりもヒシミラクルを優先して出したいがあまり、妙なタイミングで実装したのでは?」*10等の、
実装に対して悲観的な声や、ヒシミラクル実装に関する邪推じみた声まで出る始末となった。

当然、2周年記念から採用された3代目のキービジュアル絵で堂々とセンターを飾っているトップロードが未実装のまま終わるわけがないという冷静な意見も出ていたが、
この時点で、個別の勝負服実装からトップロードを超える長い温存期間を経てこの時期にようやく実装されたウマ娘や、
ここからさらに半年ほど待たされることになるウマ娘も存在したため、不安を拭えない者も相応に存在していた。
ちなみにこの3代目キービジュアル絵はそのまま2周年記念イベントの配布サポートカードとしても採用されたのだが、
カードの主として採用されたキャラクターがセンターのトップロード…ではなく何故かその隣を走っているシンボリクリスエスとなっており、
この頃には既にトップロードの不遇な扱いが始まっていたと言えるのかもしれない。

しかしそんな矢先の2023年8月24日、記念すべき2.5thアニバーサリーの目玉という大役を得る形で遂に育成実装と相成った

そしてRTTT完結からほぼ1年後に当たる2024年5月24日は、RTTTと同じCygamesPictures制作で、
トップロードのルームメイトのジャングルポケットが主役を務める劇場版「新時代の扉」が公開。
当時はジャングルポケットもゲームでの育成実装がなされていなかったために、トップロードの実装経緯から、
8月の3.5thアニバーサリーでの実装になるのではないかという予想の声が少なからず見られていたが、こちらは順当に映画公開期間に連動した同年6月13日に実装となった。

  • 史実での父親・サッカーボーイ
ナリタトップロード号とヒシミラクル号の史実父親「サッカーボーイ」は、オグリキャップ号らと同じ1988年クラシック世代の競走馬で、
GⅠ2勝を達成し種牡馬としても他が割と大失敗な事もあり成功した名マイル・中距離馬。
そして後継種牡馬が父とは逆なステイヤーのトプロとミラクルだった事で、血統の奥深さが見出されたとか。

ウマ娘のトップロードのプロフィールで「サッカーの超ロングパスが得意」なのは父の名前、
「怒ると目つきが悪くなるのは、父親譲り」なのはサッカーボーイの父ディクタスの子孫に伝わる「ディクタスアイ」から来ていると思われる。
ウマ娘関連ではイクノディクタスと同じ「父ディクタス・母父ノーザンテースト配合」でもあった。
今の所ウマ娘本編には未参戦だが、『ウマ娘 シンデレラグレイ』では史実のサッカーボーイ号に相当する立場のオリジナルウマ娘ディクタストライカ」が登場している。



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  • だがそれが普通にNTR(ナリタトップロード)の逆鱗に触れた!
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最終更新:2025年03月19日 18:23

*1 その後も3人目の「サクラ」冠のサクラローレル、3人目の「ヒシ」冠のヒシミラクルが登場しており、先述の説は完全に否定されたと言える。

*2 これを聞いた担当トレーナーはさすがにドン引きしたのは言うまでもない

*3 アドマイヤベガ曰く「大胆で見栄えするフォーム」

*4 大きく白目を剥いて睨みつけるような目付きの事で、主にサッカーボーイの父親であるディクタスの子孫によく見られる事から「ディクタスアイ」と呼ばれるようになった。正式名称は「輪眼」。

*5 「ナリタ」のほか「オースミ」冠名を使用している

*6 マイルFのマックイーンと違い、史実においてきさらぎ賞を勝っているからか。

*7 モチーフ馬であるアドマイヤベガ号は菊花賞後に休養→引退となっており、アヤベもそれをなぞるかのように無理な自主トレーニングで脚にかなりの負担が掛かっていたことから、「菊花賞後に引退する」というのが「妹」が持っていった『運命』と推測される。

*8 トップロードは2002、デジタルは2003年。

*9 2022年10月に育成実装されたのは、アストンマーチャンとヤマニンゼファー

*10 一応史実の勝鞍に天皇賞(春)もあるため時期的におかしいということはないのだが