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検索エンジン

登録日:2026/01/06 Tue 07:16:24
更新日:2026/08/12 Wed 04:19:41
所要時間:約 12 分で読めます








Google

検索エンジン                                                                              

















概要

『検索エンジン』とは、インターネット上にあるウェブサイトやファイルなどを検索するためのシステム、ないしはプログラムのこと。
広義ではコンピュータに保存された情報を見つけやすくするための情報検索のソフトウェアやシステム全般のことを指す。
このように、厳密には情報収集・検索を行う機構だけを指すが、一般人はそれだけでは利用が難しいため、検索を行うためのWEBサイトなども含めて提供されることが多い。
そのため、そういったインターネット上のサービスは「Web検索サービス」等の呼称がより正確なのだが、この項目では基本的に検索エンジン=WEB検索サービスとして扱った上で、それについて述べることとする。
※情報収集・検索を行う機構だけを指す場合、「内部検索エンジン」と記述することもある。

おそらく、今アニヲタwikiを見ているほとんどの人は何らかの検索サイト…要は検索エンジンから辿り着いているだろう。
ブラウザのブックマークから直接来た?まあそういう人もいるだろう。
広大なインターネットで、検索エンジンなしに欲しい情報を得るのは不可能であり、インターネットのインフラと化している。
最近では様々なサービスが加わって、単純な検索サイトではなくポータルサイトになっているものも多い。
ニュース、メール、地図、翻訳、動画配信など、検索以外の機能も統合されている。
ウェブページを検索するだけでなく、特定の分野に特化した検索エンジンも存在する。
画像、論文、ネットショッピングの価格などが挙げられる。
有名なサービスだと、GoogleBingYahoo! JAPANなどが該当する。
おっと、今ChromeFirefoxを思い浮かべた人、あなたが思い浮かんだのはウェブブラウザの方である。
詳細は個別項目に譲るが、簡単に言えばウェブブラウザはウェブサイトを閲覧するためのソフトウェアのこと。
検索エンジンとは明確に違うものである
ウェブブラウザを使うにあたって、検索エンジンはセットに使われることがほとんどなので混同されやすい。


内部検索エンジンの種類

ロボット型

一般的な検索エンジンはこれ。
クローラーと言われるプログラムが、インターネットにある情報を収集している。
収集した情報は解析されて、インデックス、つまり索引が作られる。
この収集はrobots.txtと呼ばれるファイルで拒否、もしくは限定、許可することができる。
しかし、技術的に強制する手段がないので、無視して収集する悪質なクローラーも存在する。
実例だと、百度のBaiduspiderがrobots.txtを無視してアクセスし、サイトに負荷をかけた事例がある。
検索結果の表示は、各検索エンジンのアルゴリズムによって調整される。
ほとんどのアルゴリズムは非公開であり、Googleも一部を公開したりしているものの非公開の部分が多い。
ユーザーの検索履歴や位置情報などに基づき、検索結果が最適化されることもある。
こうしたアルゴリズムの仕組みを踏まえて、自分のウェブサイトが上位に表示されるように工夫することを『検索エンジン最適化(SEO:Search Engine Optimization)』という。SEO対策とも呼ばれる。
しかし、SEO対策ばかりに注力し、肝心の内容がスカスカなサイトも少なくない。
検索結果の上位に表示されているサイトが必ずしも良質とは限らないし、下位に表示されているサイトの方が役立つ、なんてこともよくある。

ディレクトリ型

ロボット型と違い、人力で構築したディレクトリを検索する検索エンジン。
人間の審査が入るので、ロボット型と比べて、質の高いウェブサイトを検索でき、カテゴリ分けがされているので、目的の情報にたどりつきやすいという利点がある。
その一方で、ロボット型に比べて、登録されるサイト数が圧倒的に少ないという欠点もある。
かつてのインターネット初期の頃はこちらが主流だったが、情報が増えるにつれて次第に主流ではなくなっていった。

分散型

データのインデックスを多数のコンピューターに分散させ、P2P通信*1によって共有する検索エンジン。
クローラーは各コンピューターが個別に走らせ、作成されたインデックスの一部は他のコンピューターにも共有される。
中央集権的なサーバーを持たないため、検閲されにくく、停止に強いとされている。
その一方で、各コンピューターを信頼する仕組みなので、悪意のある検索結果を返される懸念も存在する。
また、他の種類の検索エンジンに比べて重くなる場面がある。

メタ検索エンジン

複数の検索エンジンを組み合わせて、検索結果を表示する検索エンジン。
一部の検索エンジンは、メタ検索エンジンからの利用を拒否している。

歴史

インターネット初期の1994年に、スタンフォード大学のデビッド・ファイロとジェリー・ヤンによってYahoo!が開発された。
Yahoo!は検索エンジンの先駆けとなり、インターネット普及に大きな役割を持った。
なお、当時のYahoo!はディレクトリ型検索エンジンであった。

その後、情報の増加に伴って、ロボット型検索エンジンの基礎となるクローラーが開発された。
1994年に、ロボット型検索エンジンの草分けとなる、Infoseekという検索エンジンがスティーブ・カーシュによって設立された。
また、1995年に、初めて日本語を含む多言語検索能力を持つ、AltaVistaという検索エンジンが、パロアルト研究所によって開発、同年12月に公開された。
HTMLページの単語を高速に検索できるように索引を付けて格納することができるようになった。
これにより、Webページの全文検索が可能となった。

1996年1月に、スタンフォード大学のラリー・ペイジとセルゲイ・ブリンによってGoogleの原型が開発。その後、1998年に資金援助を受けて創業された。Googleはランキング付けと検索速度が優れていたため、急速に普及し、検索エンジンのトップにまで躍進した。
2009年には、マイクロソフトがBingを発表した。
その後も、様々な検索エンジンがリリースされ、近年では、AIを検索エンジンに導入するのが一種の流行となっている。


検索構文

複雑な条件で検索したい場合に便利な検索構文が存在する。
サービスによっても異なるので、多くの検索エンジンで使える代表的なものを紹介する。

OR

2つの条件のうち、どちらか一方に当てはまる検索をしたいときに使う。
例えば、検索エンジンとウェブブラウザのどちらかを含むサイトを検索したいときにはこう書く。

検索エンジン OR ウェブブラウザ

-

条件を除外したいときに使う。いわゆるNOT検索
例えば、検索エンジンだけ検索したくて、ウェブブラウザが含まれないサイトを検索するときにはこう書く。

検索エンジン -ウェブブラウザ

""

完全一致で検索したいときに使う。
例えば、検索エンジンと検索したら、波動エンジンディーゼルエンジンの情報が混じってしまったなどの状況で、検索エンジンと明示的に検索するときにこう書く。
そんな状況はないって?気にするな

"検索エンジン"

site:

特定のサイトのみを検索する。例えば、アニヲタWikiの検索エンジンの項目を調べたい時はこう書く。

検索エンジン site:w.atwiki.jp/aniwotawiki/


検索エンジンのサービス

〇〇の内部エンジンを使っている検索サービスを「〇〇系」と表記する。
また、特に記述がない場合、ロボット型検索エンジンとする。

Google系

Google(グーグル)

Alphabet Inc.の子会社であるGoogle LLCによって運営されている検索サービス。
2025年12月時点のシェア率は、世界で90.82%、日本で73.52%。
検索サービス/エンジンの代表と言っても過言ではないほどの圧倒的なシェア率を誇る。
「ググる」、「ググレカス」といった言葉まで生まれている。英語ではまんま「google」が動詞になっており、「google it.」で「ググレカス」。
検索バーの下にある、「I'm Feeling Lucky」というボタンを押すと検索結果の一番上のサイトに直接アクセスできる。これは「運がよいと感じている」なら、目的のサイトに即座にたどりつけるというコンセプトの機能である。
かつては、過去のサイトを閲覧できるキャッシュを提供していたが、残念ながら現在は終了している。代わりに、現在はWayback Machineへのリンクを提供している。
2024年頃から冒頭にAIによる検索結果の要約がつくようになったが、情報の精度がよくない上に元サイトの閲覧数を奪っているという道義的問題もあるのでユーザーには賛否両論。
Goggle.comという偽サイトが存在した。これはGoogle.comの打ち間違えを狙った、悪質なタイポスクワッティングサイトである。アクセスするとマルウェアがインストールされ、端末に被害が出る恐れがあった。現在はGoogle LLCがドメインを買収、管理しており、アクセスしても何も起こらない。
多数のイースターエッグが存在する。興味があるなら「一回転」や「67」、「斜め」などで検索してみよう。

Yahoo! JAPAN(ヤフージャパン)

LINEヤフー株式会社*2によって運営されている検索サービス。
2025年12月時点のシェア率は、日本で9.05%。*3
内部エンジンはGoogleを使用している。
かつては、gooや米Yahooが開発した内部エンジンを利用していた時期もあった。
通常の検索エンジンのほか、Twitter(X)と提携したリアルタイム検索も提供している。
かつては、ディレクトリ型の「Yahoo!カテゴリ」も提供していたが、終了した。

Bing系

Bing(ビング)

Microsoftによって運営されている検索サービス。
2025年12月時点のシェア率は、世界で4.03%、日本で15.62%。
かつては、Googleと同じようにキャッシュを提供していたが、Googleが廃止すると同じように廃止されてしまった。
ウェブブラウザであるMicrosoft Edgeと同じく、Googleをライバル視しており、検索によってポイントが貰える「Microsoft Rewards」というサービスを提供したり、Googleと検索すると「マイクロソフトによる広告」と称して検索バーを表示したり、Google同様AIに力を入れたりと、どうにかGoogleからシェアを奪おうと努力しているが、現実は非情である
しかし、こうした努力が功を奏したのか、2025年10月頃から日本でのシェア率が、Yahoo! JAPANを追い越した。よかったね。
2026年1月には、25.51%まで急上昇。Googleを追い越す日も近いかもしれない。なお世界シェア率はたいして伸びてない

Yahoo! Search(ヤフーサーチ)

米Yahooによって運営されている検索サービス。
2025年12月時点のシェア率は、世界で1.26%。*3
Yahoo! JAPANと違い、こちらの内部エンジンはBingである。
サービス開始初期は、ディレクトリ型だった。

DuckDuckGo(ダックダックゴー)

アメリカの企業、DuckDuckGo, Incによって運営されている検索サービス。
2025年12月時点のシェア率は、世界で0.78%、日本で0.68%。
DuckDuckGoの検索結果は、Bingの他にも、独自のクローラーを含む400種類以上のソースから作られている。
プライバシーを重視しており、IPアドレスなどは一切保存せず、Cookieも最低限しか利用しない。
マスコットのアヒルのキャラクターの正式名称は"Dax the Duck(ダックス ザ ダック)"と言う。
お遊び要素として特定の単語(ラテンアルファベットのみ)を入力するとDaxがそれに合わせたコスプレをする仕様がある。
相当の数があるので気になる単語があれば入力してみよう。

Ecosia(エコジア)

ドイツの企業、Ecosiaによって運営されている検索サービス。
2025年12月時点のシェア率は、世界で0.14%、日本で0.05%。
内部エンジンにはBingを使用しており、Ecosia独自のアルゴリズムによって強化されている。
また、「#g」を付けて検索することで、Googleの検索結果を表示することも可能。
最大の特徴は、検索を行うことで間接的に木を植えることができる点である
Ecosiaの広告収入によって得られた利益の約80%は植林活動のために寄付され、残りは非常時に備えて保有されている。
ネットサーフィンで溶かした時間の罪悪感が軽減できるかも。
さらに、プライバシーを重視した検索エンジンであることを約束しており、外部トラッキングツールを導入していない。

独自エンジン系

Yandex(ヤンデックス)

ロシアの企業、Yandexによって運営されている検索サービス。
2025年12月時点のシェア率は、世界で1.57%、日本で0.48%。
ロシアの最大手の検索エンジンであり、ロシア国内のシェア率は73.15%。ロシアのGoogleと言われる。
ロシアのウクライナ侵攻を受けて、CEOが辞任したり、DuckDuckGoとの連携を外されたりとゴタゴタが起こっている。
いまだに、キャッシュを提供している数少ない検索エンジンである。

百度/Baidu(バイドゥ)

中国の企業、百度によって運営されている検索サービス。
2025年12月時点のシェア率は、世界で0.67%、日本で0.16%。
Googleが中国当局に規制されているのもあって、中国の最大手の検索エンジンであり、中国国内シェア率は57.48%。中国のGoogleと言われる。
なお、日本向けの検索サービスは終了した。

NAVER(ネイバー)

韓国の企業、NAVER Corporationによって運営されている検索サービス。
2025年12月時点のシェア率は、世界で0.23%、日本で0.12%。
詳細は、サルベージ職人(アニヲタwiki(仮))に譲るが、アニヲタWikiでは、NAVERのキャッシュからサルベージされた項目も多く存在する。
日本向けの検索サービスは終了している。2026年現在はNAVERはソフトバンクと共同出資したLINEヤフー(正確にはその親会社のAホールディングス)を通して日本事業を手掛けている*4

Cốc Cốc(コックコック)

ベトナムの企業、Cốc Cốcによって運営されている検索サービス。
2025年12月時点のシェア率は、世界で0.14%、日本で0.3%。
ベトナム語ユーザーに特化しており、発音記号の多いベトナム語をアルファベットから補完できるようになっている。
そのため、ベトナム国内ではGoogleに次ぐ、シェア率を持つ検索エンジンとして人気。
日本語の検索サービスは提供しておらず、日本語で検索するとGoogleにリダイレクトされる。
同名のウェブブラウザも提供されている。

YaCy(ヤシー)

オープンソースの分散型検索サービス。
「人民による人民のためのウェブ検索」を標語としている。
オープンソースなので検索結果を各利用者が評価することができ、誰でも透明性のある検索ができる。


自作エンジン/サービス

なお、検索サービスや検索エンジンは自作することも可能。
もちろん、「ポストGoolgeを目指すぜ!!」のレベルまで行こうとすれば、相応の設備投資と高度なプログラミングの技能が必要になるだろう。
しかし、「検索エンジン」そのものであれば、情報収取を行うクローラーのプログラムと、収集された情報を蓄えるデータベース、あとはそのデータベースに問合せをかける手段さえ用意できれば良い。
例えば、機械的に収集したWebサイトの情報から、指定した単語を含むサイトの一覧を、
おっぱいに関する単語を含むサイトを上位に並び変えて取得する『おっぱい検索エンジン』を作ったっていい。
雄っぱいも含まれた?ソートのアルゴリズム構築頑張って。

また、完全自作でなくとも、上記の検索サービスを運営する企業が、検索APIや検索エンジンのカスタマイズを提供している場合もあるのでそれを利用するのも手。
例えば、Googleなんかもその機能を提供していたりする。
それを利用して「企業の料理レシピ(≒質の高いレシピ)のページを上位にして検索を行うレシピ検索サービス」を提供している方なんかも存在している。





Google

追記・修正                                                                                




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最終更新:2026年08月12日 04:19

*1 Peer-to-Peer通信。複数のコンピューター間が対等に通信を行う通信方法

*2 ソフトバンクが親会社

*3 統計ではYahoo!で一括りにされている

*4 LINEは元々NAVERの日本法人が開始したサービスである。