登録日:2026/02/26 (Thu) 12:25:20
更新日:2026/06/14 Sun 14:08:27
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カイリー・ミノーグ(Kylie Minogue)とはオーストラリア出身の歌手、女優。
世界で一番売れたオーストラリアの女性歌手。更に
イギリスではオーストラリア出身にも拘わらず大英勲章(OBE)を授与されているほど国民的人気がある。
【歴史】
1968年4月28日にメルボルン州で誕生。
幼い頃から子役として活動しオーストラリアの長寿ソープドラマ「ネイヴァーズ」に出演した事で国民的人気を得る。
そんなカイリーは1987年、チャリティイベントでリトル・エヴァの「ロコモーション」を歌ったところ好評を得たためCDを出さないかともちかけられCD化。
これがオーストラリアで1位になった事でPWLと契約して世界デビューする事になった。
PWLのプロデューサーチーム、ストック・エイトキン・ウォーターマンの手によってヒット曲を連発し、一気にトップアイドルになったカイリーは1989年にはPWL軍団の一人として東京ドームで公演を開催(Mega Disco In Dream 1989)。
だが与えられた曲を歌うだけの垢抜けないお人形状態に嫌気が差したカイリーは自我に目覚め、ダーティなイメージで知られていた同じオーストラリア出身のロックバンドINXSのボーカル、マイケル・ハッチェンスとの熱愛もあって「隣の家に住む女の子」ぐらいの親しみやすさから「隣に住んでほしい憧れのお姉さん」イメージに路線変更する。
だがPWLを離れてダークでインディ系のジャンルに変わったカイリーは人気が低下。冬の時代が来るがそれでも腐らずにアーティストとして経験を積む。
2000年に入るとポップ路線に戻ったカイリー。金色のホットパンツを履いて表舞台に再登場したカイリーは「スピニング・アラウンド」で10年ぶりの全英1位を獲得しヨーロッパの音楽シーンの最前線に復活、同時に尻も話題になった。
同じ年に開催したシドニーオリンピックで閉会式に登場。ショウガールの恰好でABBAの「ダンシング・クイーン」を披露した。
2001年、「熱く胸を焦がして」を出すと世界中でメガヒット、40カ国で1位になるという凄まじい結果を生み出す。アルバム「フィーヴァー」も同じく売れてこれまでなかなか芽が出なかったアメリカでも成功し、2002年はカイリーの年と云われるほど大活躍し見事に80年代のイメージを打ち破った。
だが2005年、グレイテスト・ヒッツ・ツアーを開催中に乳がんが見つかりツアーは中止、静養に入る。幸い乳がんはそこまで進んだ状態ではなかった為部分摘出手術と8カ月に及ぶ化学療法と放射線治療を受けて翌年には回復。10年後には再発の心配無しの診断も受けている。
復帰後ツアーを再開。2007年には復帰後初のアルバムを出しプロモーションで久々に来日。SMAP×SMAPやMusic Loversといった当時の人気番組に出演する。
2011年には20年ぶりの来日公演を開催するがその直前に東日本大震災が発生。多くのアーティストが来日を取りやめる中予定通り来日。他国ではやらなかった「ラッキー・ラブ」を含む3曲をセットリストに追加した。
2012年、歌手デビューから25周年を迎えたカイリーはオーストラリア・レコード産業協会で殿堂入りしたり(2011年)、エリザベス女王の即位60周年イベントに出演したり、オーケストラアレンジのセルフカバーアルバムを出すなど順調に活動。
しかしその後アメリカ市場を本格的に見据えてJay-Zの会社と組むもろくにプロモーションしてもらえなかったり、それもあってアメリカでの成功どころか作品の売り上げが全体的に低下したり、19歳年下の男性と婚約するが破談に終わって捨てられるなど色々とあった。
心機一転レコード会社やマネージメントを一新したカイリーはこれまでより制約が無くなって創作活動の自由が広がった事もあり、カントリーを取り入れたアルバム「ゴールデン」を出す。するとイギリス・オーストラリアで1位。そこからは連続してアルバム1位が続く事になる。
それだけでなく2019年には世界最大級の野外音楽イベント、グラストンベリー・フェスティバルにレジェンド枠で出演。元々2005年ヘッドライナーとして出演するはずが乳がんになってキャンセルという経緯があった為カイリーにとっては念願の出場で、カイリーの出演部分は本フェスティバルの放送史上最高視聴者数を記録した。
そして2023年、「パダム・パダム」を発表するとSNSを中心にネットでバズり大ヒット。若者世代からも大いにウケ、結果的にグラミー賞まで受賞した。翌年からはコロナ禍明け久々のワールドツアーを開催し、14年ぶりの来日公演も有明アリーナで開催した。
2025年にはクリスマスソング「XMAS」が22年ぶりに全英シングルチャートで1位になるなど未だに活躍は続いている。
【キャミィ】
そんなカイリーだが、我々アニヲタにとってカイリーとは80年代のディスコ・アイドルでも00年代のダンス・ミュージックを歌うセクシー歌手でも最近再々ブレイクした人でもない。
1994年の「
ストリートファイター」の実写映画版でキャミィを演じたカイリー。ストリートファイターのヒロインといえば
春麗というイメージも強いが、カイリーの知名度が考慮されてか映画版ではキャミィが一番のヒロイン扱いになっており、ガイル大佐の部下になっている。更に原作とは違いレオタードではなくアーミーパンツを履いている。
他でセクシーな恰好してるんなら原作再現してくれてもいいのに。
ただこの出演のことはカイリーサイドでは結構黒歴史扱いになっているようで、後年本人からこの件についての話が出る事もないほか、活動25周年を迎えた際に歴代のカイリーの写真をコラージュして作られた「カイリー大集合写真」が公開された時には、マイナーな映画に出演した時の写真までわざわざ使われていたにも拘わらずキャミィは全スルーだった。
なお、ガイル大佐を演じた俳優のジャン=クロード・ヴァン・ダムが撮影当時カイリーと関係に及んだ事をだいぶ後になってからバラしてしまっている。
【代表曲】
云わずとしれた1987年の世界デビュー曲。日本でもオリコンの洋楽チャートで12週連続1位になるなど非常に親しまれており、和田加奈子やmihimaru GTが日本語でカバーしたりカバー版がマクドナルドのCMソングで流れたりしている。
天才てれびくんの
ミュージックてれびくんでもスウィート・ピクルスがカバーしている(2000年度)。邦題は「ラッキー・ラブ」。
1988年発売。日本ではWinkがカバーした事で一番に有名だが実は日本以外ではアルバムの中の1曲にすぎない。カイリー版は日本限定でシングルカットされ相乗効果で売れた。邦題は「愛が止まらない」。ちなみにWinkはこの他に「Especially For You」や「Step Back In Time」といったカイリー曲もカバーしている。カバーしすぎだろ。
イギリスで1位になった1989年のヒット曲なのだが時代を感じさせるMVが致命的にダサい(ハートが飛んだり、今から見ると非常に安っぽいCGなど)。カイリー本人も近年ライブで歌ってはいるもののMVは衣装含めて嫌っているらしい。邦題は「いつわりのハート」。
- Better The Devil You Know
1990年発売、全英2位。ここからイメージチェンジが始まり、日本で特に知られている訳ではないが海外的には初期カイリーの代表曲といえばコレ。邦題は「悪魔に抱かれて」。
1994年発売。売れない時代に突入していたがイギリス2位、オーストラリア1位とこの曲については売れた。サイケデリックで目が痛くなるような配色のMV、カイリーのメイクがやたらと濃い。
2000年の復活作。金色のホットパンツを着てウネウネ尻を動かすカイリーを楽しめる。
上述の通りこの頃からダンス・ミュージック界隈を発端として再評価が進み復活した。
- Can't Get You Out Of My Head
カイリー最大の代表曲扱いを受けている2001年の大ヒット曲。
おっぱいが見えそうで見えないMV。「La La La」のリフレインが印象的。邦題は「熱く胸を焦がして」。
イギリスのバンド、ニュー・オーダーの代表曲「Blue Monday」とのマッシュアップも有名で、当初はブートレグ(海賊版)として流通していたが後に公式音源となった。
2002年発売。爽やかな曲で人気が高い。全英2位、アメリカでもヒットした。
2003年発売。公衆プールでエッチな恰好をした大勢の人間が芋虫のように動き続けるMV。イギリスとオーストラリアで1位。
2007年発売。80年代以降のカイリー曲の中で一番日本人気があるらしい。MVはマッシュルームカットの近未来カイリー。全英5位。
2010年発売。巨大な人間タワーMV、愛をテーマにしているが故に色んなタイプのカップルがキスしまくる。全英3位。
2025年発売。Amazon Music限定販売という条件があったにも拘わらず、クリスマスの
女王や帝王を抑えてまさかの全英1位。
【MV】
カイリーといえば個性的なミュージックビデオが特徴の一つに挙げられ、日本の歌手のビデオにも影響を与えている。
特にミシェル・ゴンドリーが監督した「カム・イントゥ・マイ・ワールド」のMVは、カイリーがどんどん増えていくという内容で有名。その他にもタイプ別の4人のカイリーが大喧嘩する「ディド・イット・アゲイン」や巨大化したカイリーが街中を闊歩する「ギヴィング・ユー・アップ」がある。
【アニメとの関わり】
イギリスの子供向けアニメ「ザ・マジック・ラウンドアバウト」の映画版(2005年)で声優を担当。Netflixのアニメ映画「バック・トゥ・ザ・アウトバック 〜めざせ! 母なる大地〜」でイノシシのスーザンの声としてカメオ出演も果たしている。
Funny Or Dieというコメディ番組の企画で「シーラとプリンセス戦士」になりきった事もあり、本人はノリノリだった。アイアムシーーラーーー。
【その他】
- 結構な親日家。お忍びで来日する事もあり、カラオケで自分の曲がカラオケに入っているのを喜んで歌っている姿をインスタグラムに投稿した事もある。上述のように東日本大震災が起こった時はチャリティーソングも出し、その収益を寄付。MVやコンサートの演出で何度も着物を着たりしている。更には来日した時何故か「5時に夢中!」に出た事がある。
- ゲイ人気が高く、その界隈では女王様扱いされている。本人も活動してこられたのはゲイの応援のおかげだと思っている模様。
- カイリーのバービー人形が販売されたこともある。「パダム・パダム」のカイリーがモデルになっている。
- なお妹のダニー・ミノーグも歌手で、姉と同じくダンス・ミュージック路線で英・豪にてそれなりのヒットを出している。
追記修正は腰を振りながらお願いします。
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最終更新:2026年06月14日 14:08