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SCP-3013-JP

登録日:2026/06/18 Thu 22:36:15
更新日:2026/07/14 Tue 00:17:17
所要時間:約 4 分で読めます




道路に潜む、名も無き怪異。

SCP-3013-JPとは、創作コミュニティサイト『SCP Foundation』に登場するオブジェクトの一つである。
メタタイトルは「お供え」。オブジェクトクラスKeter

概要

SCP-3013-JPは、滋賀県██市内の交差点に出現する、複数の痕跡の総称である。
SCP-3013-JPは突如同時に出現し、その後一週間程度経過すると消失する。
ちなみに、出現・消失の瞬間に特筆すべき点はないそうだ。

SCP-3013-JPの異常性は、痕跡の出現・消失だけだと考えられている。
この痕跡の出現・消失を制御することはできないが、一般社会へ与える影響が小さいし、後には何も残らない。
よって、特別収容プロトコルでは、カバーストーリーの流布・周辺の整備といった事後対応のみでよいとされている。
「カバーストーリー」の詳細は不明だが、警察とかにも秘密裏に情報操作をしてるのだろう。
つまるところ、「実害はともかく、収容が難しいからKeter」というタイプだといえそうだ。

SCP-3013-JPは、以下の4種類から構成されている。構成要素は以下の通り。

SCP-3013-JP-1: タイヤ痕。スキッド痕やスリップ痕など様々であるが、いずれも検証による事故の説明が成立しないほど不規則的である。

つまり、車における急ブレーキや横滑りの痕が出現するという。
このような痕は、一般的に、事故を連想させるものである。
しかし、形状は不規則的であり、事故だとすると説明がつかない

SCP-3013-JP-2: 血痕。出現直後の鑑識にもかかわらず、出血後1ヶ月以上経過したもののようである。遺伝的にどの生物種のものとも一致しない。

出血の経過時間がちぐはぐで、どの生物のものかもわからない。
SCP-3013-JP-1といいSCP-3013-JP-2といい、「事故っぽいけど実際の事故にしては違和感がある」様子だといえそうだ。

SCP-3013-JP-3: ガードレールや電柱、縁石などの損傷。一般的な自家用車が衝突した状況と類似する。

これに関しては、実際の事故だとしても違和感がほぼないだろう。ただ、タイヤ痕や血痕よりは単純な「損傷」という要素ではあるが。

SCP-3013-JP-4: 花束。周辺の花壇に植えられているものや、自生しているものと同種であることが多い。SCP-3013-JP-3の付近に出現する。

まるで事故の後の「お供え」のようだが、その辺に生えてる花が使われるとは考えにくい。
全体を通して、事故にしては違和感の残る状況だが……

このように、よく考えると違和感があるが、パッと見では気付きにくいだろう。
よって、これらの痕跡から、付近を通行する人々は「この場で交通事故が発生した」と考える。
そして、たまに、SCP-3013-JP-4の側に酒類や菓子、缶詰などの食品を供えることがある。
この食品は、SCP-3013-JPの消失と同時に消失するという。


……ここで、SCPを読み慣れている人は(いや、そうでなくても)、ある隠された真相を導き出すかもしれない。
不自然な事故の痕跡の出現と、お供えの食品が消失するという異常性。
もしかしたら、何らかの異常存在が、交通事故を再現しているのではないか?
実際の事故にしては不自然なのは、異常存在が「再現」した事故だからであろう。
ブレーキ痕も血痕も、実際の事故のものではなく、表面的な再現しかできない。
お供えの花も、単に「花を置く」とだけ解釈しているからその辺の花である。

そして、事故が再現されているのは、人々にお供えをさせて、その食品を食らう霊か何かがいるためではないか?(特に、交通事故死とかの霊ではないか?)
あるいは、お供えという行為それ自体を信仰ととらえて、神のような存在が信仰を集めているのでは……

読者は、散りばめられた要素が、一つに繋がったような感覚に陥るだろう。


が、報告書は、以下の一文で締められている。
現在まで、SCP-3013-JP発生地点付近から霊的実体や神格実体などの存在を検知することはできていません。

……先程までの推測が崩れてしまったんですが。

SCP-3013-JPの「裏側」の存在は何だったのか。正体にたどり着く糸口が見えたと思いきや、それが否定されてしまった。

SCP創作物としては、「正体が分かったと思いきや実は正体不明」という、不気味さを感じさせる記事だといえそうだ。
また、読者の予想を裏切りつつ、突き放されるようなオチの記事だともいえるだろう。
いずれにせよ、謎が残る記事である。


余談: SCP-3013-JPの正体?

一応、SCP-3013-JPの「裏側」の存在を考察することもできる。
例えば、「財団に検知できない霊や神」「霊や神ではない何らかの怪異」のような可能性があるといえる。
また、SCP-3013-JP著者のMAKOdot-氏の著者ぺージにある、「道路に潜む、名も無き怪異。」というキャッチコピー的文章からも、実際に怪異が潜んでいると考えても不自然ではあるまい。


ただ、やはり、SCP記事としては、「正体不明」の不気味さや謎を感じさせるオチといえるかもしれない。





追記・修正はSCP-3013-JPに「お供え」をしてからお願いします。

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最終更新:2026年07月14日 00:17