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ラッドローチ(Falloutシリーズ)

登録日:2026/08/14 (金) 23:43:03
更新日:2026/08/17 Mon 19:47:13
所要時間:約 7 分で読めます





2045年、世界は最終戦争で焼き尽くされた!

だが、「奴ら」は死滅していなかった!!


本項、虫の項目。
画像はないけど苦手な方は注意。





ラッドローチとは、Falloutシリーズに登場するクリーチャーである。英名:radroach。

概要

放射線(とFEV)の影響で巨大化したゴキブリ。基本的には巨大なだけの、ただの虫。
所謂「人類と文明が滅びた後、次の地上の支配者となるのはゴキブリである」という俗説をモチーフとしたクリーチャーであり、飛び道具もなければ仲間を呼ぶことも大爆発するようなこともない。
おおよそ「特殊能力を持たない雑魚」と言い切っても良いくらいの脅威度である……ゲーム的には。

脅威の主たる点は、巨大なゴキブリであることそのもの。
昔からこうした不快害虫系を始めとした虫のクリーチャーにやたらと力を入れるベセスダらしい、その真骨頂たる存在である。




登場作品での活躍(?)


初代FalloutおよびFallout2

未登場。似たような地位はモールラットが占めていた。平和な時代である。
そのモールラットだって大概だろって?うんまぁそうだね


Fallout Tactics: Brotherhood of Steel

前身となる(?)『Giant cockroach』が登場。割とどこにでも出て来る上に性質は比較的凶暴であり、積極的に生きた人間を襲う。
後の作品とは異なり、ゴツい外殻があるような外見をしている。ヨロイモグラを凶悪にした感じというか。
外見以外にも、40~50cm程度のものが『小型』扱いされる(大型は人間並みのサイズ)など、ゲームジャンルの違いからかスケールが違う。
とどめに『Roachor』という、緑色に発光し車両並みのサイズを誇るユニークモンスターまで存在する。続投しなくてよかった


Fallout3

ラッドローチ名義では初登場。
サイズ的には先述の『小型』程度のものしか登場しないのだが、外見が一般的なGに近づいた。色艶までしっかりしているのが実にイヤ
まず、主人公が十歳の誕生日プレゼントのBBガンで初めて仕留めた獲物として、幼き日の思い出になる。
その九年後、脱走騒動の中でブッチ・デロリアの母親が襲われるミニイベントで敵になるなど、チュートリアルの役目を負った虫。
幸いにして、主人公のレベルに応じて出現する敵が切り替わるシステムなので、序盤をすぎると目にする機会は減る。
その割には、専用の踏み付け攻撃モーションが用意される謎の優遇(?)措置も存在していたりして。

飼育している人物は複数いるが、特筆すべきは『ローチキング』(The Roach King)。
子供用遊具をベースにした『王座』に鎮座し、ミニガンを手にローチを従える“王”なのだが、何故か性別含めた容姿が一定しない謎の人物である。
敵対的な悪人(カルマ的な意味で)ではあるが、アメコミマニアどものような騒動を起こすでもないので、マシな部類であろう。たぶん。


Fallout:New Vegas

モデルは3と同じ。チュートリアルの立場はゲッコー(二足歩行する巨大ヤモリ)に食われた。
敵の出現が場所ごとに固定されたこともあって、本当に生息域が狭い。グッドスプリングからプリムに向かう道中でゲッコーに追われて逃げる様子を見られる程度。
トイレにすらジャイアントマンティス(巨大カマキリ)がいるくらいなので、本当に立つ瀬がない。出番どころでなく、本当に食われて出て来られないのかも?

シエラ・マドレにはふつうに出現するが、あそこは他が激しすぎるのでやはり影は薄い。


Fallout4

まず、実写トレーラー*1で目も向けられずに撃ち殺される。手前に障害物があって視聴者からも見えづらいのは有情

本編に登場したものはある人物が「ワモンゴキブリの変異体」と語るように、ワモンゴキブリに近い細かな造形となった。
だが、よくよく見れば現実のゴキブリと随所が異なり、顔の構造が真正面を向き口吻が下に付いているなど最終戦争から年月を掛けて捕食者として進化した事を伺わせる。生物学的に中々興味を唆られるところである。*2そんなじっくり見たくない?それはそう。
また色艶の面では質が落ちて精神面には良好との声もある。大差ない?ごもっとも
壁に張り付く・飛び掛かる・RADダメージも追加・虚空からスクリプト湧きなど芸が増えたほか、性質的には凶暴化しており、近づいただけで噛みつきに来る。
チュートリアルにも返り咲いている。犬猫サイズのGと遭遇し(下手すりゃ素手*3で)叩き潰した後に「巨大ローチ……?」で済ませる111パパママの胆力よ。
なお今回は敵が「主人公のレベルに応じて亜種が登場するなどで強化される」システムなので、いつまでも付いて回る。上位種や伝説級もいるが、元が元なので危険性は低め。

先述のローチキングのセルフパロディ『レギ・ブラッタリア』(Regi Blattaria)も登場する。名前もラテン語になっただけでそのまんま。遊具は玩具にサイズダウンしたので、遭遇した建物を探してみよう。
本人が伝説級である上にレベル次第ではガトリングレーザーまで持ち出す重武装派である一方で、まれにローチを愛ですぎて昇天することもあるお茶目な人物。死因:発光タイプのRAD。
また内部的な都合*4からか、ホールドアップさせた際には将軍にローチ呼ばわりされる。これには本人もご満悦?


Fallout76

スコーチ病バージョンが増えた程度で『4』からあまり変わらない。
畢竟、不快害虫であることがアイデンティティなので、それで充分仕事をこなしているのだが。
オンラインゲームであるため、遭遇したプレイヤーの悲鳴がボイスチャットを介して他プレイヤーへ連鎖することも。それがもし配信ならさらに……!


Magic:the Gathering

Falloutコラボ統率者デッキに《群生するラッドローチ/Infesting Radroach》として登場。イラストの画角がよろしくないので、検索時は注意ないし覚悟を。
3マナ2/2飛行、ブロック参加不能。ゴキブリには前例のある「死亡しても手札に戻る」能力持ちだが、RADカウンターがらみで少しまどろっこしいのはご愛嬌。
収録されたデッキは(コイツ自身を含めて)RADカウンターをばらまく仕様なので発動は容易。

余談だが、何の因果かブッチ・デロリアと同じ黒のアンコモンクリーチャーだったりする(収録デッキは別)。お互いをブロックできないので、ぶっ飛んでるアイツに助けを求めるのも道理である。<嘘>

他にイラストとしては《Vault 101:誕生日パーティー/Vault 101: Birthday Party》の最下段に描かれている。
名の通りに、先述したアイツの誕生日を再現した英雄譚エンチャント*5*6であることとイラスト全体の雰囲気から、恐らくは『トロフィー』として持ち帰られたモノと思われる。ブッチが助けを求めるのも納得……?


余談

見た目が見た目だけに、モールラットなどに置き換えるMODもたびたび登場している。致し方なし。


+ さらに閲覧注意
警告はしたよ? 覚悟はOK?











ここからは半分がた食に関した話題である。

Tacticsの時点で「一部の部族では内臓がRAD中毒の薬とされる」という設定があったのだが、この時点では肉などは入手不可能。平和な時代である。

『3』以降「ラッドローチの肉」がドロップアイテムとして登場。ビジュアルは切り取った腹肉で、幸い(?)脚や翅はもいでいる模様。
モイラ・ブラウン曰く『古い足のような味(すさまじくくさい)』らしい。この23世紀は旨いとされる食物があまりない印象ではあるが、ラッドローチは別格であろう。
だが、殆どのプレイヤーが最初に口にする食糧は恐らくコイツだと思われる。ゴキ肉と汚水で飢えを凌ぎ、そうしてプレイヤーはキャピタル・ウェイストランドがどのような世界かを学んでいくのだ。

『NV』ではベガスのフリーサイド北口で食肉業者が販売している。安定供給しているので、“生簀”を確保しているのかもしれない。
原料がはっきりしている分、ある意味では安心できる食品である。イグアナ・ボブとかホワイトグローブ協会とかルカウスキーズの缶詰工場とか……
直接売るよりゲッコーの養殖にでも使った方がよさそうな気はするが、後述する『檻』の存在しない時代/地域なので仕方がないか。

『4』でようやく調理可能になった。品名:『ラッドローチのグリル』。
焼き目のついたナゲットみたいな何かに変貌する分、多少は口にしやすい印象。中身をすりつぶして形成してるんだろうか?
逆に生のままかじると病気を貰う危険性がある(サバイバルモードのみ)。よほど飢えていない限りは避けた方が良さそうである。あるいは飢えたロールプレイに利用する手もあるか

『4』でのもう少し悠長な利用法としては「モールラットの檻」がある。ラッドローチの肉を餌として設置する代物。
モールラットは防衛要員としても食料としてもあまり良いものではないのだけれども。肉で作れるのは『インセクトの檻』だし。
更に言えばその『インセクトの檻』を制作して仕掛けると高確率でラッドローチが掛かる。
勿論そのまま出せば敵対化するのだが、とある装置を作っておくと居住地内を悠々と歩き回り、襲撃者がやって来れば入植者と共に勇敢に立ち向かう無害なラッドローチという中々見れない光景を目にする事が出来るだろう。誰が喜ぶんだ

『4』の没データ(だったもの)に「子持ちローチ」という、死体から小さなローチが湧くとんでもねー代物もいる。
伝説クリーチャーのシステムとの食い合わせが悪かったらしく、Nuka-Worldで日の目を見た際は特殊な内部処理を行っているとか。
またそれ以外にもラッドローチでなく只の「ゴキブリ」の没データの存在も確認されている。
恐らくはラッドローチとの差別化が難しかったものと思われるが…こちらも中々力の入ったモデリングであり、当然ながらMOD界隈ではゲーム内に復元・登場させられる物もある。誰得

『76』では4と同様のグリル以外に、“串揚げ(Fried)”が登場。丸焼き(Fried)にして塩を振っただけ、という素晴らしい一品。頭と足は取ってたり所々残してたりするのがまた生々しい。
グリルよりも腹持ちその他が良いが、ラッドローチの肉は虫除けの材料としても利用可能なのでそちら優先でも良いかもしれない。動物性タンパク質がお好みでない向きもあるだろうし



「巨大ローチの項目……?」と軽く流せる方、追記・修正をお願いします。


この項目が面白かったなら……\踏み付け/

最終更新:2026年08月17日 19:47

*1 BGMの使用に関して物言いがついたため、公式からは削除済。当該曲は十周年アプデで『4』劇中からも削除された

*2 現実のゴキブリは顔が下向き、口に至っては身体の下に潜り込むような形である。

*3 交戦直前にセキュリティバトン(特殊警棒)を拾えるのだが、周りが薄暗い上に窓に張り付いたローチに視線を持って行かれるので見落とされがち

*4 種族は人間だが『派閥』がローチ。これにより配下のローチと戦闘にならない

*5 複数手番を使ってストーリーを表現するカード。Fallout統率者で実装されたものは全てVaultを名に冠し、そこでのストーリーを再現している。※21を除く

*6 大脱線になるが《放浪する父、ジェームス》のイラストもこの時のBBガンを差し出す様子が描かれている。背景には最初に打つ的も描かれているが、『まだいない』。