Fallout(シリーズ)

登録日:2011/07/15 Fri 22:11:02
更新日:2025/01/17 Fri 14:48:11
所要時間:約 3 分で読めます






人は過ちを繰り返す…(War... War never changes.)



Fallout(フォールアウト)とは核戦争後の世界を舞台とした一連のゲームシリーズである。
基本ジャンルはRPGであり、『3』以降はFPS・TPSシューティングも組み込まれた。

『FBOS』まではInterplay Entertainmentが開発、販売していたが、『3』以降はTESシリーズを作ったベセスダ・ソフトワークスにこのゲームのファンがいたため版権を買い取り開発、発売している。

シリーズ間に数年時間が経っているので繋がりはないが、過去の人物に関係する者や人が登場していることもある。



<シリーズ>

●メインストリーム

Interplay Productionsからリリース。海外ではそれなりの人気を誇った。
現在とは違い基本的にクォータービュー形式のRPG。現在ではSteamでも購入可能。
基本的に何をやっても許される自由なゲームスタイル・敵の部位を狙って選択する戦闘システム(『3』以降のV.A.T.S.の原型)・効果音全般等は本作から継承され続けている。
舞台は『1』が南カリフォルニア、『2』が北カリフォルニア。
元々は同社開発の『Wasteland』の精神的続編。こちらも近年続編がリリースされた。

  • Fallout Van Buren
Interplay時代の没作品。本来はこちらが『3』としてリリースされる予定だったが、Interplayの資金難で断念。
T-45パワーアーマー、シーザーリージョンなどは本来この作品に由来する。

ここからベセスダ作品になり、日本にもローカライズされるようになった。ワシントンDCにあるキャピタル・ウェイストランドが舞台。
Oblivion』のゲームエンジンをベースにFPS・TPSライクのゲーム性に一新しているが、旧作の要素も多分に組み込まれている。
同時にマップはオープンワールド化し、自由度が一気に上昇。
本作で好評を博し、人気を不動のものにした。

『3』のスピンオフ。
『1』・『2』のスタッフが開発の中心となっていることもあり、『3』より旧作のカラーが強い。
核戦争後のネバダ州にあるモハビ・ウェイストランドが舞台。

NVから5年ぶりの続編。現在は連邦と呼ばれる核戦争後のボストンが舞台。
主人公はシリーズでも珍しい戦前からの生き残りで、核戦争の直後から物語が始まる。
この作品はSkyrimベースの影響を受けており、武器の耐久性の概念が無い。


●外伝

  • Fallout Tactics:Brotherhood of Steel
アメリカ中西部・シカゴが舞台のRTS。
Steamでは本作と『1』・『2』がセットで販売されている。
……よく西海岸BOSがハイテクレイダー呼ばわりされるがこちら中西部BOSの方が遥かに酷かったりする。

  • Fallout:Brotherhood of Steel
別ゲーのシステムを流用した作品。アメリカ南部・テキサスが舞台。
実は『3』よりもこちらの方が先に輸入されてたりする。(日本語版は2005年4月28日発売)
時系列は『1』と『2』の間。なぜかVault Dweller(『1』の主人公)も登場したり。

  • Fallout:Shelter/Fallout:Shelter Online
『4』と同時に発表されたiOS用Vault運営シミュレーション。後にWindows版も配信。
『4』のジャンクシステムなども取り込みつつ現在もアップデートがされ続けている。
Fallout:Shelter Onlineは対戦要素を加えたバージョン。

シリーズ初のオンラインMMOタイトル。
時間軸は最終戦争勃発から25年後、シリーズでは最も古い時間軸を舞台に「レジデント」と称されるプレイヤー達は時には一人で、時には互いに手を組み、そして時には互いに武器を向け合いながら、かつてはウエストバージニア州と呼ばれた土地、アパラチアの再建のために旅立つ。
当初はNPC皆無という前作から変わりすぎたシステム、いつにも増して多いバグなどシリーズ中でも特に評価が芳しくなかったが、NPCの追加などの度重なるアップデートによりFalloutシリーズらしいと言える内容にはなった。

●TVドラマ

2024年4月からAmazon prime videoで配信される完全新作オリジナルストーリーの実写ドラマシリーズ。制作に『ウエストワールド』のジョナサン・ノーラン*1
時系列は『4』から9年後。また、シリーズの正史に含まれる。
いわゆる群像劇で、主人公はロサンゼルスにあるVault 33出身のルーシー・マクレーン、BOSの訓練兵のマキシマス、戦前から生き続けている“ザ・グール”ことクーパー・ハワードの三名。
シーズン2への更新も決定した。


<ゲームの背景>

上記の通り核戦争が勃発した後世界が舞台。ゲームでは核戦争後のアメリカのひとつの地域から物語が始まる。
ロボットのデザイン等が若干古いが、これは19世紀にロボット開発が進んでロボットがある生活が一般化した設定を反映したためである。いわゆるレトロフューチャー。

※以下『3』、『NV』に関しての説明。ネタバレ注意。


<システム>

プレイヤー(主人公)の顔は自分で作成でき、プレイヤーはストーリーを進めたり別な場所を探検したり、クリーチャーをしばき、アイテムを入手したりと自由なことができる。

ゲーム的なデメリットに目を瞑ればスリや窃盗、あげく殺人といった犯罪行為もやりたい放題
やり過ぎると取引出来なくなったり絶縁されたりするが。

こうしたゲームのスタイルは元々TRPGのガープスに由来しており、特性値のS.P.E.C.I.A.L.(スペシャル)やSKILLにその影響が見られる。
そのためか、どちらかと言うと「ロールプレイ」への比重が強い。
キャラメイクも同じくTRPGを起源とするWizardryなんかとはよく似ている。

なおプレイヤーキャラの基礎的な強さとなる「特性値(S.P.E.C.I.A.L.)」は基本的に不動。
上げる機会自体はあるが回数が決まっていたり、Perk(後述)を費やすことになったりといった条件が要求される。

逆に技能(SKILL)はレベルアップ毎に強化が可能。この能力をどう伸ばすかによってキャラごとの個性が出てくる。
ちなみに『4』ではPerkと統合される形で撤廃されている。

また様々な特殊能力(Perk)を入手する事ができる。これは異性に対しての攻撃力上昇や人肉を食べる能力等……といったもの。
中には瀕死になると自分を中心に核爆発を起こして周りを全部ぶっ飛ばす……といった人間辞めてるとしか思えないものも。

『3』・『NV』では主人公が善人か悪人かが分かるカルマというステータスがあり、ロールプレイへの助けとなっている。
これによってコンパニオン(仲間)が加入したり断られたり、町の人の対応も変わったりする。
ただ『NV』では勢力間の関係の方が重要なのだが……。

移動・戦闘は旧作ではカーソルでキャラに指示を行うもの。行動にはAPが常に消費され、これが0になると敵のターンになる。
敵の部位を任意に狙って攻撃することも可能で、視力をや機動力を奪うなどの戦略的な立ち回りも可能。
ちなみに旧作でのみ目や股間への攻撃なんてユニークな物もあった。

『3』以降は基本的にFPSやTPS(ゲーム中切り替え可能)であり常にリアルタイムで進行するが、プレイヤーをアシストするV.A.T.S.(ヴァッツ)(Vault-Tec Assisted Targeting System)というシステムがある。
これは一時的に時間を停止(あるいはスロー化)し、APのある限り敵の部位を狙って攻撃が可能……という旧作の戦闘システムを取り込んだもの。
これによってシューティングアクションが苦手なプレイヤーでも戦いやすく、慣れたプレイヤーなら脚部を撃ちぬいて機動力を削いだり、武器を狙って叩き落としたりと言った戦法も容易になる。
また、V.A.T.S.の攻撃モーション中は操作が出来ない代わりに非常に強いダメージ耐性が発生する。
そのため、よほどHPが低下していないかぎりはV.A.T.S.中に死ぬといったことはそうそう無い。(ただ、NVではV.A.T.S.中のダメージ耐性が低いのでその限りではない)
ちなみに発動時の効果音は『1』・『2』の自分のターン開始時の音。


<登場人種>

  • 人間
最も多い人種。普通暮らしている者やヒャッハー!な外道など様々。
その多くが放射能やFEV(※後述)で遺伝子に何らかの欠損・変化を持つため、純粋な意味での人間は少ない。

放射線等の影響で変異し、皮膚がただれ、長寿命化した者。外見のため基本的に差別される立場にいる。
人間性を維持して活動する者も居れば、逆に知性を失ってフェラルグールとなる哀れな個体も。

ウイルスで巨大化し、緑色の皮膚に変異した人間。武器を使う知恵はあるが、基本的に人を無作為に襲う。
要するに市民に仇なすハルク
一部の個体は知能を維持して味方になったり、やや思考がイっているものの話は通じる。仲間になるものは基本的に萌キャラ。

西海岸・東海岸とで出自・性質が大きく異なり、基本的に西海岸側は元々ザ・マスターに組織化されていたため知性が高いものが多い。
『2』・『NV』に登場したマーカスもその一人。
また、ナイトキンも元マスターズアーミーの親衛隊である。
但し一般的な後期生産型やエンクレイヴ生産型は出生の過程で問題があったため知性が弱い。それでも普通に人間との共存は可能。
『1』で組織が壊滅した際に報復を恐れて東に多くが逃れたが、西側に留まる個体も見受けられる。
東海岸側の多くはVault 87でFEV実験の結果生まれたもの。集団行動・武装化は出来るだけの知力を持つのだが上述の通り知性は弱く、極めて野蛮。
コモンウェルス周辺に関してはインスティチュートの実験の過程で放逐されたものが主のようである。

  • シンス(人造人間)
「Synthetic humanoids」の略。日本語版では人造人間として訳されている。
所謂アンドロイドで、第3世代型は人間と遜色ない思考能力と外観を持つ。
ある目的から密かに人間と入れ替わって日常生活に紛れ、いわばブギーマンのように恐れられている。
主に登場するのは『4』だが、『3』に登場するある人物もこれ。
稀にバラモン(牛)のシンスもいたりするが、Synth自体は人造生命体を定義する言葉なので間違ってない。(と言うより日本語版が誤訳…ゲフゲフ)


<主な敵>

各地で市民に対して略奪や誘拐を繰り返す北斗モヒカン。ヒャッハー!
粗末な武器を片手に無双ゲームのザコの如く群れる。
プレイヤーの装備が整った中盤以降は換金用の弾薬箱と化し、逆に身ぐるみを剥がされて売り飛ばされる。

  • タロン社
人間で構成された傭兵組織。通称タロンシャダー
簡単に言うと軍隊寄りになったレイダー。
そこらの雑魚レイダーとは比べるべくもない重武装で襲いかかってくる。基本的に主人公に対しては問答無用で撃ってくる。

4からはほぼ同質の『ガンナー』が登場。
序盤から見掛けるくせして手強く、中盤以降はアサルトライフルを常備するようになり、此方の火力・防御力を補強していないと苦戦は必至。
慣れると入植者の装備調達先や経験値稼ぎとして狩られる運命にあり、たまにその辺で先生やミュータントに狩られていることも。

  • フェラルグール
理性がぶっ飛んだグール*2。『3』のDLCでは先生以上の能力を持ってしまった。
……やりすぎたせいか流石に近作では大きく弱体化した。
『4』以降はゾンビ化が著しい。あと動きが凄くトリッキーになった。

  • スーパーミュータント
シリーズ初期から登場する緑肌の巨漢モンスター。
元人間で、FEVウィルスに感染したり改造されたりして出来上がった。生物は手当たり次第に殺して食べる蛮族。
知能がややアレだが、一応人語は通じるし武器防具も自前で作るし、パワーとタフネスは先生に次ぐ。
たまに味方になる個体も居る。

通称デス様、先生。
最強の防具でも一発で体力を3割以上持って行く。NVで複数で行動するようになりました。
元々は軍の作り出した生物兵器で、原型を留めてないが基はジャクソンカメレオンである。
『2』では人間並みの知性を持つ集団も登場したが、正史ではゴリスを除きエンクレイヴに粛清される。

  • ロボット
人間の脳髄をプロセッサとしたロボブレイン・家庭用執事ロボのMr.ハンディ等の多種多様なロボットも登場する。かがくのちからってすげー!
その多くはハウスさんちのロブコ社が発売元。
シリーズによっては対人戦闘用のアサルトロンや武装化したオートマトロン等も出てくる。
70年代に実用化された設定故にデザインがやや古い。

  • その他の変異生物
放射能の影響で頭が二つに変異した生物とか凶暴化した動物、果ては巨大化した昆虫等、色々とドギツイ連中も暮らしている。

<クリーチャー>

長きに渡る放射能の影響で遺伝子に変異を起こし、異形・凶暴化した野生動物。

  • バラモン
頭が二つになって皮膚が爛れた牛。
変異生物の中では唯一と言って良いほど無害な生物であり、ペットや家畜として利用されている。
時折道端で先生の餌になったりして死体が転がっている。

  • ラッドローチ
放射能で巨大化を果たしたG。見た目のインパクトでは先生をも凌ぐ。『NV』ではあまり見かけない。
他にも作品によってはアブや蚊が巨大化したのが登場することも。
どれも見た目がアレなので虫嫌いな人は購入前に一考。

  • ヤオ・グアイ
デカい熊の変異体。デスクロー先生よりは弱いが素体が素体なのでマトモな防具が無いと痛い。
皮膚は特段固くないので、それなりの武器があれば倒せる。

  • ラッドスタッグ
頭が二つになった鹿。普段の性格は温厚だが、攻撃姿勢を取ると角で凸ってくる。というか何もしてなくとも近寄っただけで襲ってきたりする。

  • モールラット
外見は皮膚が爛れたデバネズミ。割と序盤から遭遇するが、地中で暮らしているため、どこからともなく現れては噛みついてくるので非常にウザいしビビる。
軒並み姿勢が低いので足元を攻撃するのに難儀する。

  • ラッドスコルピオン
巨大化したサソリ。異様に索敵能力が高く、しかも地中を進んで毒針をブッ刺したりハサミで殴ってきたりと鬱陶しい。
そんでもって追跡がめちゃくちゃしつこいストーカー。

  • マイアラーク
こちらも巨大化したカニ……もとい甲殻類の総称。水辺を好み、卵を産んで繁殖している。
成熟したカブトガニ型は背中の殻が物凄く硬い為、裏の顔面に銃弾を叩き込まないとダメージが通らない。


<用語・道具>

  • ウェイストランド
グレートウォーによって荒野と化したアメリカの大地。意味はそのまんま「荒れ地」。
廃墟の森でヒャッハー達が横行するまさに世紀末な絵面だが、復興が進んでいる地域も多い。
キャピタル・モハビのようにその土地に由来する地名が付けられることもある。
各地に放射能汚染が残り、人間が生存できないエリアや変異した動物があちこちに生息している。

  • グレートウォー(最終戦争)
2077年10月23日午前、世界を核の炎で焼き払った戦争のこと。
アメリカ・中国間の骨肉の資源戦争を発端としており、両国の核の撃ち合いにより世界は荒廃することとなった。
一応どちらが先に撃ったのかはわからないのだが、『2』ではリチャードソンの発言から中国側が、一方『3』では宇宙人の介入でアメリカ側が発射したことが仄めかされている。
作中の「戦前」とはこのグレートウォー以前を指す。
『4』のOPやドラマ版の冒頭ではこのグレートウォー勃発を目の当たりにすることとなる。

ヌカ入りボトルコーラ。代表的な回復Aidですが飲み過ぎと放射能中毒に注意!
『NV』ではサンセット・サルサパリラというドリンクが登場、こちらは放射能汚染されてないものの、プレイヤーはサルサパリラ絡みのクエストで危機一髪の目に……。クォーツ・ビクトリーの新フレーバーも登場。
『4』ではボストン内で流通していたサクランボ味のヌカ・チェリーも登場する。ちなみに壊滅的に売れなかったチェリーヌカ・コーラも存在するがそれと同じかは不明。
ちなみにタイアップ商品としてリアルでヌカ・コーラクアンタムが発売された。ギギギ…

ちなみに製造から90~210年ほど経ってるので気はすっかり抜けているそうである。
たまに放射能のせいか青白く光ってるのもある。

  • キャップ
この世界の通貨。いわゆる瓶ジュースの王冠。
ヌカ・コーラやビール使用時に1つ手に入ったりもする。
戦前のお金はケツを拭く紙どころかキャップより価値があったり寝床になったりもする。

  • RAD
放射能の指標。汚染が激しい地域や水に入ったり、放射能で変異した敵から攻撃を受けると蓄積され、体力の最大値が減少していく。
核戦争後に恒久的に悩まされたことで医療技術が発達したのか、体内の放射能を取り除く薬や治療があったり、一時期に放射線をブロックする薬品が出たりする。
逆に放射能を武器にしたヤバい代物(↓のヌカランチャーとか)も。

  • FEV
「強制進化ウイルス(Forced Evolution Virus)」の略語。これの影響を強く受けるとスーパーミュータントへと変質する。
『1』のマリポーサ軍事基地や『3』のVault 87で人体を用いた非道な実験が行われていた。

ちなみにVaultの住人達は長らくFEVや放射能から遠ざけられているため遺伝子の欠損が少なく、更にFEVへの抵抗がないため素材とした場合、知性を維持したスーパーミュータントとなりやすい。
マスターズアーミーがVaultを標的としていたのはそのため。(『NV』に登場するリリーおばあちゃんも元はVault17出身である)

『3』等で登場する携帯型の最終兵器
専用の小型の核弾頭を発射するサイサリスも真っ青の兵器で、段違いの運用コストと破滅的な破壊力を誇る。
当然弾頭はそうそう手に入るものでもない為、ラスエリ症が発症して使い道に困るのはお約束。
人は過ちを繰り返す

シリーズのパッケージを飾り続けている、戦前の米軍で開発された歩兵用アーマー。
戦車の如き耐久力・パワーアシストによる身体能力補強によって兵士一人を兵器に変えうることも可能。
ただし運用・保全が難しくBOSやエンクレイヴと言った高い技術を持つ組織以外で見かけることは希少。(The Pittやコモンウェルス等、一部レイダーが運用していることもある)
『4』では装備品から乗り込み式に設定が変更された。
分かりやすく言うとアイアンマンみたいな着用。
あと希少品な割にコモンウェルスでは割とそこら辺に落ちてる他、インテリなレイダーが保有してたりする。

Vault-Tec(ボルトテック)社が開発した、核シェルターを装った実験場。たまに真っ当なのもある。
道理を外れた実験を行いほぼ全ての実験が失敗した。
全米で未稼働のものを含め122基建造された。


<組織>

かつての米軍将校ロジャー・マクソン大尉が設立した、技術の保全を目的とした組織。『1』より登場し続けている。
現在でもパワーアーマーを運用し続けている希少な組織。
しかしかつての志も形骸化しており、ハイテク技術への執着や排他的な態度や武力をチラつかせた恫喝などが問題化している。
活動範囲が非常に広いためか、民衆救助を優先したりグールを登用したりハイテクレイダーだったりマジモンの略奪者だったりなど、支部ごとにかなり性質が異なる。

Vault 15の住民達が作り上げた集落「シェイディ・サンズ」を発祥とする西海岸最大の「国家」。
戦前のアメリカの影響が最も強い勢力で、グールやスーパーミュータントすらも登用の対象となっている人種の坩堝。
良くも悪くも豊富な人員に頼った戦術や軍備に由来する住民への重税などといった問題も見られる。
『NV』のジャケットを飾っているのはこのNCRのベテランレンジャー。

グレートウォー以降のアメリカ政府残党より発足した組織。『2』より登場。
自分達以外の人間全てをミュータントとして全方面に喧嘩を吹っかけた結果、
『2』では選ばれし者の怒りを買って本隊が壊滅し、残る残存部隊も孤独な放浪者の怒りを買って多くが『3』で壊滅した。
『NV』ではかつてのナヴァロ基地所属の残党が登場。

  • チャイルド・オブ・アトム
略称としてCoA、アトム教団等。またチルドレン・オブ・アトムと呼ぶ人もいる。
放射能その物に神聖を見出だし崇拝するという、ぶっ飛んだ思想の元に活動する新興宗教団体であり、主に『3』のメガトンや『4』の戦前最大級の核の爆心地・アトムクレーターを拠点として活動している派閥が有名。
メガトンの派閥はリーダー格のクロムウェル贖罪司祭の元、街の清掃等の地域貢献も積極的に行う事で放射能を信奉しているという点以外は概ね住人らからは好意的に受け入れられていると穏健で平和的だが、コモンウェルスのCoAは最大派閥であるアトムクレーターの派閥以外は思想の違いかガンマ線銃やヌカ・グレネード、ラジウムライフルといった放射能汚染をもたらす武器を振りかざし、自分達の居住地には核地雷を始めとした多数の放射能トラップを仕掛け、迂闊に近付く不信心者には無理矢理にでもアトムの栄光を浴びせてやろうと言わんばかりのタカ派を超えた危険集団と化している。

  • Vault-Boy(ボルトボーイ)
Vault-Tec社のマスコットキャラクターであり、このシリーズにおける金髪でVaultジャンプスーツを着た4本指のマスコットキャラクター。
ウェイストランド中での広告や、Pip-BoyではPerk説明やステータス表示などで見る機会が非常に多い。
最近では某大乱闘にも参戦した。


<その他>

  • 非常にバグ誤訳が多い*3
  • シリーズ共通でブラックジョークが存在。探してみよう!


追記・修正はデス様を素手で倒してから行って下さい

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • Fallout
  • Fallout3
  • NewVegas
  • ゲーム
  • RPG
  • FPS
  • TPS
  • バグ
  • 世紀末
  • マッドマックス
  • 核戦争
  • 近未来
  • バイオレンス
  • モヒカン
  • ヒャッハー
  • 革ジャン
  • ブラックジョーク
  • 漂う70年代
  • レトロフューチャー
  • Falloutシリーズ
  • アフターアポカリプス
  • 文明崩壊後の世界
  • シリーズ項目
  • フォールアウト
  • ベセスダ・ソフトワークス
  • 実写化
  • 洋ゲー
  • CERO:Z
最終更新:2025年01月17日 14:48

*1 『ダークナイト・トリロジー』のクリストファー・ノーランの弟。

*2 正確には違うが

*3 テキストが膨大ゆえ仕方がないところも多いが