ゴキブリ

登録日:2009/08/30 Sun 01:49:36
更新日:2025/05/07 Wed 00:36:47NEW!
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「ヤツ」が出現した!対G対策部隊の出動を要請する!











読み:ごきぶり

ゴキブリとは、昆虫網ゴキブリ目のうちシロアリ以外の総称である。
ネットではよく『G』と表現される黒いアイツ
手当たり次第に食い尽くす様から呼ばれた御器嚙(ごきかぶり)がそのまま訛るなどして現在の呼称となった。

身体が油分でコーティングされており、呼吸の鍵にもなっている為洗剤*1をかけると窒息死する。
そのためを付けると炎上しながら大爆走するが、それをやった人のせいで度々火災が引き起こされて死人も出ているので絶対やらないように。
体重が軽くて脂で覆われているので、水に落ちてもしばらくは浮いて泳ぐことができるが
本物の水生昆虫ほど機敏には泳げないし時間が経つと溺れる。
飛行もするが滑空だけが限界の種も多く、飛行能力そのものは限界がある。

地球上に出現したのは約3億年前、石炭期であり『生きた化石』とも言われている…が、近年の研究で現在分布しているゴキブリの直接的な先祖は恐竜時代の白亜紀に現れた可能性が高いとされている。
それでも非常に歴史が長いのには変わりないが。

一説によると、同性同士での交尾、共食い、食糞などもみられるそうな。タブーを犯すことに関しては人間並みか、凌駕している。

ここでは君達がゴキブリに勝利して貰う為にゴキブリのイロハを教える。


人間との関係

よく人家にも潜み、食欲旺盛で目についた食料は無差別に食害する。
更に不衛生な環境でも生息でき……というかそういう環境を好み、色々歩き回るので、病原菌を媒介する恐れがある衛生害虫として知られる。
何より実害以上に、その生理的嫌悪感を催す外見から忌み嫌われている。
要するに、見た目が非常に気持ち悪いのだ。いくらクワガタムシの親戚みたいと言われようが、何故かゴキブリの方だけやたら気持ち悪く見えるミステリー
無駄に整った平たいシルエット、絶えずヒョコヒョコと揺れる触角、危ないぜと言わんばかりの刺々しい脚。
何よりも嫌われるのはその歩き方であろう。多脚だろうとそうでなかろうと、足で歩く生物は体を上下に揺らしながら動くのが自然なのに
彼らは限りなく体を揺らさず、あたかも地面を滑るかのように高速で移動する。
当然というか、裏の脚は凄い速さでシャカシャカ動いていることになる。
……が、見方を変えれば、彼らは生物としてあまりにもスマート過ぎるのである。
車で言えば生産コストが安く、頑丈で燃料にも困らず、それでいて高性能。見た目も良くも悪くも個性的というトンデモスペックということに…。

現代日本の場合、住居に住み着く昆虫類の中でも最大級のデカさであることも嫌がられる理由であろう(コイツより遥かにデカいやつもいるにはいる)。
しかも夜行性なので大体の場合は人が安心して眠ろうとする夜に遭遇する。寝ぼけまなこでデカくて黒くてすばしっこい奴なんて見たくもないぜ!

ちなみに卵の構造はカプセル錠剤を二回り大きくしてドス黒くしたような殻に14個前後の卵が封入されたクラスター爆弾型。
外殻が外部環境から卵を保護するという、これまた無駄に機能美な始末。
そんなものをメス1匹につき一週間に1~2個産み、1ヶ月もあれば孵化するため、それはもうネズミ算式に増える。

爬虫類などの生き餌としてはその繁殖性とコストパの良さから餌として飼育してる人も多い。
似たような生き餌にコオロギなども存在するが、夜はうるさいのでコイツの方が管理が楽という意見もある。

ゴキブリを食す国もある他、飼育・繁殖が容易なため食用としての養殖もされている*2
また、ゴキブリを食って胃で繁殖した為、後に死亡したという話があったが、これは都市伝説
なぜなら奴らの装甲は蟹・海老と同じくキチン質の為、胃液で溶けるので生き残ることはできない。口の中に突っ込み、ギネスに挑戦したなんて話すらある。

ただし、病原菌による「食中毒で死ぬ」「感染症に罹患する」ならあり得るため、特に生食は危険である。
また、昆虫食全般にいえるが、甲殻類アレルギーを持つ人も避けた方が良い。

独特なシルエットや体色を持つ種類はペットとして飼育されることもあり、世間一般のイメージに反して愛好家も少なからず存在する。

人類の永遠の敵であり、かなり生命力が強く人類が絶滅しても生存し続けるだろうと言われる。また攻撃的でよく人間は反撃を喰らう。

因みにゴキブリを人間サイズにするとライオンより速く走るらしい。新幹線と同等とも言われ、その六足歩行システムはロボット工学などの分野で注目を集めている。

こいつを庇うヒロインもいる。(某ツンデレ攻略ゲーム)
あまつさえ主食とするヒロインもいる。(某七色クイズゲーム)
それだけに留まらず師匠と崇める主人公もいる。(某格闘漫画)


主なゴキブリの一覧

ゴキブリの仲間は世界中の主に温帯〜熱帯の森林に4000種類以上いるが、うち人里に棲むものはごくわずか。大半は森に棲み、枯れ木や落ち葉や死骸などを食べ、森林の生態系における分解者として重要な地位を占めている。中にはカラフルな外見のものも…


●以下に挙げるのは、一般的にイメージされる「人家に侵入し」「人間の食糧を食う」「黒い奴」である。


  • チャバネゴキブリ:小型。胸部に二本の太い黒い線がある。寿命は比較的短く、飛べないため縄張りはせいぜい住居一棟程度しかない。
    その代わり繁殖力は尋常ではないほど強く、小さいということは単位面積あたりに存在できる数が多いわけで…。
    世代交代が早い分、耐性持ちが生まれやすいのもコイツ。外来種だが今や世界中に分布しており、原産地もアフリカだとかアジアだとか未だにハッキリしない。日本へは江戸の終わりの開国時に来航した外国船から流入したと考えられていたが、古墳時代の遺跡から死骸が発見されており、より古い時代から日本に生息していた可能性も示唆されている。
  • クロゴキブリ:家でよく見るのがコイツ。詳細は項目へ。「クロ」とついているが薄い茶色の透けた翅を持つ。外来種とされることが多いが古くから日本に分布していた可能性も指摘されている。コイツは飛べる。
  • ヤマトゴキブリ:世界で最も北に住むゴキブリ。メスは飛べない。最近はクロゴキブリに押され気味だが、一方でアメリカ合衆国にも外来種として侵入している。
  • ワモンゴキブリ:沖縄に生息。デカい、よく飛ぶ、汚らしいと最悪の存在。北海道では滅多に見ない。
  • キョウトゴキブリ:京都で発見されたのでこのような名前を持つ。姿はクロゴキブリそっくりだが実はチャバネゴキブリに近い仲間。
  • 両津勘吉:主に下町に出現する
  • 宇宙ゴキブリ→GG(ゴーゴー)ゴキちゃん→II(イケイケ)ゴキちゃん→ゴキちゃん:ボーゾック所属
  • ゴキボール/ゴキポン/コカローチ・ナイト/黒光りするG/インヴェルズ・ローチ/増殖するG遊戯王OCGに登場。
  • 呂布:三国時代に生息…ゲームや漫画でよく書かれてる触角のせいでこう呼ばれる
  • ゴキブロス:別名ヒードランほのおはがねタイプ。どっかの火山をはい回っている伝説のポケモンらしからぬ存在。念の為擁護すると実際はファイアサラマンダー(あるいは四大精霊のサラマンダー)の方がモチーフである可能性が高い。
  • フェローチェむしかくとうタイプウルトラビーストの一角であり、羽化したてのGがモチーフになっていると言われている。
  • コックローチ・ドーパント:別名ゴキスター
  • ダークローチ:奇跡、切り札は自分だけ
  • バイアラン:色と二本のアンテナから別名「怒り肩のゴキブリ」
  • マスラオ/スサノオ:ガンダムをつけ狙う変態。邪見にあしらわれるとトランザムする
  • ゴキブリ男
  • テラフォーマー:火星で異常進化したゴキブリ。じょうじ。
  • 恐怖公:ナザリック地下大墳墓の第二層にある「黒棺」の領域守護者。直立歩行する30センチほどのゴキブリで、最大1m以下の様々なゴキブリを大量に召喚できるスキルを持つヤバイ
  • ラッドローチ:Falloutシリーズお馴染みのクリーチャー。世界を滅ぼした核戦争で撒き散らされた放射能により巨大化したゴキブリ。シリーズが進む毎にやたらと生体やモデリングが明らかに他の虫系クリーチャーより気合いを入れて本物に寄せられつつある。
  • ムラサキウニ:カリフォルニア近海に大量発生して向こうの人からゴキブリ呼ばわりされた。大量発生すると海藻を食い尽くして環境を破壊する上に可食部がなくなるため、日本でも問題になっている
  • 映画『燃える昆虫軍団』に登場する古代生物との交配種:元の生物が持つ発火能力に加えて人間並みの知性を獲得。なんで?
  • 黒沐死:鉄の味(人肉と血)が大好きな巨大ゴキブリの特級呪霊。斬りつけると同時に幼体を寄生させる剣を使ったり、でかいキ◯タマを持つ呪霊からなんかを出そうとしたりしてくる。
  • ゴルドラーダ:PSO2に出てくるゴキブリ型ダーカー。後頭部に蓄積したフォトンをオーバーロードさせて自爆し、施設を破壊する特攻を仕掛けてくる。
  • ジョンソン:ショッキング!
  • グレゴール元ネタが元ネタなので片腕がゴキブリになってる、ちょっとくたびれた退役軍人のヒロインおじさん。あんやぁという鳴き声をよく上げる。
  • 範馬刃牙:地上最強の生物の息子。諸事情から彼はしばらくの間ゴキブリを「師匠」として敬意を払って生活*3し、その結果ゴキブリの加速能力を手に入れた。なんで?


●比較的無害な奴


  • オオゴキブリ:でかい。森林に生息する。色合い的にはクロゴキブリより真っ黒。
  • モリチャバネゴキブリ:チャバネゴキブリにそっくりだが森の中に住んでいるので無害。実は日本固有種である。
  • オキナワチャバネゴキブリ:発見地の「オキナワ」という名前を持つが、実際は日本以外の場所から持ち込まれた外来種とされている。遺伝子の研究からチャバネゴキブリに最も近いゴキブリと考えられており、チャバネはこの種類から分岐して誕生したゴキブリの種類である、という可能性が指摘されている。
  • オガサワラゴキブリ:名前こそ「オガサワラ」と付いているが、実際は熱帯地域に幅広く分布する外来種。家の害虫ではなく、鉢植えの花や農作物の柔らかい部分を齧る植物の害虫である。単為生殖で増殖するため、1匹でもいればあっという間に増えてしまう。実はゴキブリの中で単為生殖のみで増える事が確認されているはこのオガサワラゴキブリだけ。
  • リュウキュウゴキブリ:オガサワラゴキブリのそっくりさん。こちらはオスとメスがギシギシアンアンして増える。
  • マルゴキブリ:森林に生息。メスはダンゴムシみたく丸くなれる。これに魅せられて大のゴキブリ好きになった研究者もいるらしい。
  • レッドローチ:爬虫類などのペットの生餌に使われる。
  • アルゼンチンモリゴキブリ:別名「デュビア」。こちらもペットの餌で有名。きちんと料理すればイナゴ感覚で人間でも食える……らしい。
  • ドミノゴキブリ:鑑賞目的に飼われるインド原産のゴキブリ。平たく丸い背中に白い斑点や模様を持っていて、さながらでかいテントウムシ
  • ウルシゴキブリ:森へお帰りー
  • ルリゴキブリ:通称「日本一美しいゴキブリ」。実際ゴキブリと言われなければかなり綺麗かもしれない。
  • ウスオビルリゴキブリ:日本最西端の島、与那国島にのみ生息するゴキブリ。見た目はゴキブリというよりコガネムシっぽい。あと綺麗。2020年に登録された新顔で、宮古島にのみ生息するベニエリルリゴキブリと共に種の保存法における緊急指定種に指定されており、むやみに捕獲したり退治したりすると罰金や懲役刑が課せられる
  • オーロラゴキブリ:「オーロラ」と言う名の付く通り、白い体が特徴の「美しい」ゴキブリ……いやマジで。南米に生息する希少種である。
  • ヨロイモグラゴキブリ:オーストラリアに棲息する最重量級のゴキブリ。ただし外見はゴキブリのイメージと全く異なり、ダンゴムシや王蟲を思わせるものである。乾燥地帯に物凄い深い穴を掘り、家族で慎ましく暮らしている。
  • キゴキブリ:ヨロイモグラゴキブリと同じく家族で暮らすゴキブリ。朽ち木の中に暮らしており、シロアリに最も近いゴキブリだと考えられている。

●ヤツの親戚

  • シロアリ:意外と間違えられやすいがコイツはゴキブリ目である。

●風評被害

  • カマキリ:遥か昔にゴキブリと別の道へと進化したハンター。

  • コオロギ:黒っぽくて見た目が似てる。無害だけど場所と季節によってはうるさい。

  • フナムシ:波止場なんかによくいるダンゴムシの仲間。臆病なので人が近づくとすぐ逃げるが、じっとしてたり寝てたりするとたまに噛んでくる


駆除方法及び対ABC兵器


●物理的攻撃(Attack)

一番単純でわかりやすく、高威力。そりゃ身体を潰されれば流石に生きていけない。
しかし、人によってはどれだけ必死に追いかけても仕留められないこともある上、例えばメスを叩き潰した場合、時期によっては体内の卵や幼虫が四散することもあり、慎重に対処すべきである。
また元のサイズが日本の住居で遭遇する一般的な昆虫よりデカい分、ある程度の攻撃には耐えてしまう。
ゴキ叩きの達人は中身を飛散させず、本体の活動のみを停止させる絶妙な力加減を知っているとか。

大抵使用する武器は新聞紙、スリッパ、分厚い書籍、素手である。

薬剤によるいわば毒殺ではなく、ガスの昇華・断熱膨張による冷却効果でゴキブリを凍結させる攻撃。
しかしこれだけで殺すにはかなり長い時間噴射しなければならないようである。ただし動きは止められるようなので、その隙に別の方法でトドメをさすのが有効。

  • 激アツの熱湯
物理的に消毒されちゃ、いくらゴキブリでも生きてはいられない。自爆と家具の破損に注意。
余談だがゴキブリは排水口から侵入してくることもちょいちょいあるので、熱湯を定期的に流すようにしておくと侵入対策になる*4

  • ごきぶりホイホイ
ゴキブリが好む匂いの薬品で吸い寄せ、粘着シートで動きを封じて餓死させる設置型兵器。非常に有名なトラップなので、○○ホイホイの語源にもなった。
薬剤で殺すわけではないので、下記の耐性がつく恐れがないことと、後で中身を見れば効果が実感できるのが利点。
ただし、効果あり=大量のGがべったり貼り付いているということなので…。ついでに言うと粘着剤なので時間経過に伴う効力の低下も問題。
毒餌による駆除が多くなった昨今ではデメリットも目立つが、毒餌の効果が回る前に卵を産まれるリスクを減らせる「最初の一匹を捕える」のには使える(可能な限り隠れた場所の近くに置かないとダメだが)。
逆に完全に繁殖しきった後で置いても、死ぬまでに時間がかかる関係で効果的な駆除は難しい。最悪の場合死んだゴキブリやその糞で機能しなくなったホイホイが仲間達の餌場にされる。

  • 低温
北海道にはゴキブリはいないというが正確には 5度以下の気温で2日以上は耐えられず 、北国はそれを達成しやすいだけなのだ。
東京だとしても真冬の一番寒い時期に 熱を出す装置を全て止めて 風通しを良くして何日か旅行にでも出れば家の中のゴキブリを根絶できる。
あとは春夏に入ってこないように、入ってもすぐ撃退できるように衛生環境を整えよう。
まあその条件を満たせるのは一軒家くらいで、集合住宅だと他に避難されてすぐ戻ってくるけどね。
北海道でもビルや地下街では普通に繁殖しているが、やはりというべきかあまりデカくなれず行動範囲・頻度も小さいらしい。

  • 掃除機
触ることなくゴキブリを処理できる文明の利器。
だが生死を確認できない以上その中身はシュレディンガー、というか生きてることの方が多いとまで言われる。
処理した後は速やかにパックごとゴミ袋に入れてしっかり閉じること。ティッシュの塊を吸い込ませて閉じ込めてから捨てるのが楽かも。
サイクロン式なら速やかに圧死する…が、体液とか飛び散ってるのでそっちのが色々と汚い。

  • 捕獲して逃がす。
命を奪うのは気が引けるという場合はこの方法が選択される。
追い込んで容器に入れたり、網で捕獲して外に逃がす。
室内への再侵入事を防ぐ為、なるべく遠くに逃がすと良い。
ただし、近隣住民や建物の迷惑になる恐れもであるので注意する事。
そもそも捕獲する事自体が難しいというのは禁句である。


●生物兵器(Biological)

ゴキブリ対策を心得た人間ならば誰もが知っている、ゴキブリ駆除のエキスパート。
人間には(刺激されない限り)何もせず、例え食事中でも他のゴキブリを見かければ狩りを優先する狩猟本能で殲滅し、ゴキブリがいなくなれば次の狩場を求めてすぐに立ち去る、まさに仕事人。
その殲滅力は、2、3匹いれば半年でその家のゴキブリを狩り尽くすと呼ばれるほど。流石だぜ軍曹!
最大の欠点はコイツ自体がそのゴキブリを遥かに上回るデカさ(個体差があるが、足を広げると大体がMDぐらいのサイズ)であり、おまけに滅茶苦茶怖い外見をしていること。

ちなみにハエや蚊なども食うので、人間にとって不快な衛生害虫を悉く退治してくれる。ホント見た目さえどうにかしていただけると……
逆に言えば他の生物や人間の食物などは一切狙わないので、衛生害虫が居なくなれば自然とアシダカグモも居なくなる。

  • ヤモリ
窓に張り付いていたり、部屋の隅っこを散歩していたりする爬虫類。人によっては可愛いという。
その名前の語源の一つは「家守」とされ、古来より縁起のよい動物とされていた様子。
単純な捕食能力ではアシダカグモをも超えるが、腹が膨れると興味を失って何もしなくなる為、総合的な駆除能力は若干下。

ゴキブリに負けず劣らず怖い外見の節足動物。
やはり捕食能力は一流で、アシダカグモと同じく食欲よりも戦闘を優先する為、巣すらも殲滅する能力を持つが、
外見がグロテスクな上に人間にも噛みつくなどして害をなすこともあるため、益虫として利用するのは難しい。

これまたキッツイ外見の虫。軒下等によくいる。
ムカデと同程度の駆除能力に加え、人に危害を与えない正真正銘の益虫だが、外見故に不快害虫に認定されている。なんかこんな奴らばっかだな!
ゴキブリを執拗に追いかけて捕食するが、その代わりに打たれ弱く、ゴキブリを殲滅する前に自分が乾燥等で死ぬことが多い。

必殺の猫パンチ。好奇心旺盛で、ゴキを追いかけ、遊び、主人の下へもってくる。おいやめろ
が、非常に気まぐれな生物であるため殲滅力にも個体差があり、ゴキに体に乗られても興味さえ示さない奴もいる。猫だからしょうがない。
人間の前にゴキが出現した場合の対策としては有効だが、巣を駆除するまでには至らない。人間の影響を受けてゴキを怖がる子もいるので、まぁアテにできるほどではないだろう。
また、ゴキ用に設置してあるホウ酸団子等を誤って食べてしまうこともある為注意が必要。


他にも、エメラルドゴキブリバチなど一部の蜂もゴキブリを狩る。詳細はリンク参照。
だが、人間がこのハチを利用してもうまくいかなかった。日本には居ないし。


化学兵器(Chemical)


  • 殺虫剤(スプレータイプ)
新聞紙と並んで最もポピュラーな対G用兵器。アースジェットとかキンチョール、ゴキジェット辺りが有名か。
大抵の虫はちょっとでもかかるだけで即死するのだがそこはゴキ、基本的に一吹きでコロリとはいかないため、動かなくなるまで繰り返し吹き付ける必要があるが、
瞬間冷却などで瞬時にゴキブリの動きを止められるものも中にはある。

  • 殺虫剤(燻煙タイプ)
部屋の中央に仕掛けて作動させ、人間はさっさと退避。
数時間かけて煙状の殺虫剤が部屋中に浸透し、Gを駆逐する。
連中に「トモダチ」とか言われても決して躊躇ってはいけない。
ボタンを押すタイプやマッチの様に頭を擦るタイプ。水を注ぐタイプなどがある。
一度使えばほぼ一網打尽にできるが、卵には効き目が薄く、孵化後でも煙が届かない時には勿論効かない。
なので卵が一通り孵化した頃合いを見て、もう一回仕掛けると念入りに駆除できる。
また家の火災報知器を誤作動させないか事前に確認することや、煙をかけたくない食品や家電製品等があれば一緒に退避させる必要があるなど若干手軽さには欠ける。
集合住宅が増えた現代においては効果が薄いとされることも多い。何故なら他の部屋(や、その隙間)に逃げて後で戻ってきてしまうからである。全ての部屋で一斉にぶっ放せば話は別だが……

余談だが、新幹線などの車両におけるゴキブリ退治はコレが主に使われているらしい。車両故に密閉するのも簡単だからだろう。

  • 洗剤類
お風呂用でもトイレ用でも可。5-56もOK。
直接有害物質で死ぬわけではないが、移動にも呼吸にも必要な体表面の油を落としてやることで移動を封じつつ窒息死を狙える。
粘性のあるタイプであればより効果が大きい。
クリーンヒットさせるのは難しいが、少しでも引っ掛ければ動きを鈍らせられるので、そこに追撃を。

……というかここだけの話、泡スプレータイプのものは使いこなせば上記の殺虫スプレーより頼りになる
なんせ一吹きしてやればご自慢の機動力を封じることができる上に、追撃で泡まみれにしてやれば確実にお亡くなり。


さらに言えば、家のお掃除にも転用できるという特典付き。それが本来の使い方だろというツッコミは受け付けません。

難点を挙げるならば、泡の処理がめんどくさいことと、そもそも普通はすぐ手が届く範囲に洗剤なんて置いておかないことだろうか。
ご使用後は、くれぐれも滑りやすくなった床で転倒などしないようご注意ください。

据え置き型トラップの伝統品。毒団子を置いておくことにより、食った個体を毒殺する。
ゴキブリはホウ酸を体内に入れると極度の脱水症状(のようなもの)に襲われ、水分を求めて水のある場所(=下水道や野外)に逃げるという特性があるため、死体を見づらくて済むメリットもある。
殺虫剤と違いまき散らさないので巻き添えにされる心配は少ない。ただし子供やペットの誤食には注意。ホウ酸自体の人間への有害性は低めだがペットは別。人間も食中毒になる恐れが高い。
自作もできるが、面倒ならホームセンターなどで既製品を買ってもOK。

ただし効果の方はピンキリで、優良なものは食いつきが良い上に死骸を食べたやつも駆除できる反面、粗悪なものはほとんど食いつかなかったり食べたやつしか死ななかったりする(最悪の場合食べても死なない)。何でも同じと思ったら大間違いなので気を付けよう。
ちなみに下の餌タイプの殺虫剤も同様だが、一度設置したからといっていつまでも放置するとカビの元になるし効果もなくなる(効果が無くなる以前にそもそも食いつかなくなる)ので定期的に取り替えること。
ゴキブリの住処となると大抵カビが生えやすい環境なので尚更である。

ちなみに市販のホウ酸団子は誘引剤にもなり、ごきぶりホイホイ等の他の罠に組み込んでから設置すると、強烈な匂いでより大量のゴキを引っ掛けられるとか。
運良くホイホイに引っからなかった奴も、その団子を食べてしまえば遅かれ早かれバタリである。

  • 殺虫剤(餌型)
コンバットとかブラックキャップとかで有名なホウ酸団子の発展強化型。よりゴキブリが好みやすい匂いを発し、より強力な毒を食べさせて殺す。
ホウ酸団子と違いゴキブリのフンや中毒死した死骸にも毒性が残るため、巣にまで効果が及ぶ。
(ゴキブリは仲間のフンや死骸を食べる習性がある)
食べてから効くまで数日ほどかかるが、裏を返せば巣の奥に戻って毒入りのフンや死骸を残させる十分な時間があるので巣全体に薬剤が行き渡ってからバタバタ効き始めるということであり、速攻ではないが確実に壊滅させられるということでもある。
また、一日でも早く奴らを消し去りたい人向けに、より即効性の高いタイプも存在する。
こちらは通常版よりやや高価だが本当に即効で効く。あのゴキブリがちょっと齧って数時間で死ぬ、と書くとその凄まじい威力がわかるはず。
勿論、フンや死骸に毒性が残る効果も健在。
大規模な巣を確実に壊滅させたいなら遅効性、そこそこの規模なら効き目が早い即効性やホウ酸団子といったところか。
ちなみに、効き目に数日ラグがあるのはヒドラメチルノン。数時間で効くのはフィプロニルという成分らしい。
薬剤耐性持ちにすら効く製品があるほどで、プロの業者がゴキブリを住居から殲滅する方法として最も用いているのはコレであることからもその優秀さが分かる。
欠点としては有効期限があり、それを過ぎると大きな効果が期待できなくなることである。有効期間は製品にちゃんと書いてあるので定期的に交換しよう。


これらの方法を試してもゴキブリが出現する場合は引っ越し又は家の解体をお奨めする。


よく使われる慣用句


  • ゴキブリなみの生命力
意味:異様にしぶといこと/何を食べても体調を崩すことはない様子/丸めた新聞紙で叩けば死ぬ程度の弱さ


~ゴキブリ並の生命力?丸めた新聞紙で叩けば死ぬって事か?~
↑頭が取れても3日死なないってことだ!

なお、首無し死体として発見されたゴキブリの死因は餓死。つまり頭が取れたところでそうそう死なないということである。



対G戦争主戦場

  • キッチングラード
我が軍の補給廠が存在し、補給物資を狙う敵G軍のゲリラ戦術に悩まされている。
補給廠の性格上、遮蔽物が多く拠点を作られてしまうことも少なくない。
化学兵器の使用にも制限があるため、厳重なる警戒にもかかわらず、G軍の跳梁を許している。
一方で熱湯や洗剤など対抗手段もそれなりにある。前述の通り熱湯や漂白剤を定期的に排水溝に流しておくとゲリラの斥候を阻止できるだろう。

  • フロバンス
我が軍の慰労設備であり、無防備な状態で休養をとる兵が突如来襲するGの攻撃に大パニックに陥ることしばしば。
しかしながら休養設備の必要性から改善策はなく、Gの襲撃に対しては肉弾戦を挑むか救援を呼ぶしかない。
一方で高温DHMO*5およびSAA*6を容易に利用できる環境でもあることから、絶望的な戦場ではない。
Gにとっては水は豊富なれど何も餌がないと思うかもしれないが、奴らは人の体毛や垢ですら餌にするので実際はかなり良質な拠点なのだ。

  • リビングラード
我が軍の主要なる活動拠点であり、敵Gの活動は厳重なる警戒により全般的に押さえ込まれている。
しかしながら時として我が軍の警備を突破・浸透してくるGもおり、その場合総力を持って撃滅作戦を展開することとなる。

  • シンシ・ツ
我が軍の大事な休息の場であり、もっとも油断が生まれる場所でもある。
夜間においては、敵Gのゲリラ攻撃を受ける場合が多く暗闇を利用して逃亡するので注意が必要である。

  • トイ・レット
奴等が侵入してくる場所No.1(と言うか90%は此処から侵入される)
奴等は外部の壁をつたい、換気扇から華麗に侵入する。
その上水に食料(紙)まで揃っている為奴等の前線基地として運用される。
最悪の場合フロバンスよりも無防備な状態で襲撃を受けることになるため非常に危険な戦場である。


稀に電車の車内で潰れているGがいる
何故電車の車内で潰れているか気にならないかい?


それは奴らがに潜み、電車等の人がいる所で鞄から鞄へ移ったりするからである。
また、暖かい所が好きなので、席に座れたからってノートPCを開くとPCケースに忍び込んだりする。
また、列車自体が年中暖かい上に隙間も多いため、大胆にも車両内に営巣する強者もいるらしい。
無論、鉄道会社としては堪ったものではないので、定期的に殺虫剤で駆逐しているそうな。

●環境改善
予防的手法。
ゴキブリの生息できない環境に保つことで防除する。
というか一度生殖サイクルに入ったゴキブリを完全に全滅させるのは困難を極めることに加え、どうにか全滅させたところでまた外から入ってくれば元の木阿弥なので、永続的かつ根本的な解決を求めるならこういった方向性になる。

  • 残飯や生ゴミなどを直接ゴミ箱に捨てたり、三角コーナーに溜め込んだりしない。口を縛ったビニール袋などに小分けにして捨てる。大きな生ゴミなどはゴミ出し前まで冷凍庫などで保管。
  • 料理中にこぼれた食材やはねた油などもゴキブリのエサになるため、料理の最後にしっかり周辺を掃除する。食後の食器汚れは放置せず、すぐに就寝前に洗う。
  • 調味料を常温で保管している場合、取り出し時に容器の端から漏れたものが周辺にこぼれてゴキブリの餌になることがある。時々周辺を確認し、必要に応じて掃除をする。
  • 常温で保存食を長期保管している場合、それらの包装が経年劣化で破損し中身がゴキブリの餌になることがあるので、時々状態を確認する。
  • ゴキブリは風通しが良く見渡しやすい場所が苦手で、狭いところを好む為、家具や小物を詰め込み過ぎず、隙間を大きめに取って風通しを良くする。
  • ゴキブリは乾燥に弱く水気を好むので、水気のあるものを放置して部屋の湿度を上げ過ぎない。小まめな換気なども有効。
  • カビやホコリなどは水分を溜め込みやすく、ゴキブリのエサになることもあるため、しっかり掃除する。
  • 人間のフケや皮脂などがゴキブリのエサとなるため、小まめに風呂に入る。寝具は定期的に替える。
  • 食事中の食べカスなどもゴキブリのエサとなるため、食事の場所を決めて散らかさないように食べる。適当な場所でモノを食べたり、歩き食いなどをしない。食事場所周辺は小まめに掃除機や掃き掃除をする。
  • 宅急便の段ボール箱などは届き次第速やかに処分する。卵や本体が紛れているリスクがあるだけでなく、そもそも段ボールは奴らにとって楽園のような場所なのだ。*7

改めて書き出してみると、古来よりゴキブリが不潔の象徴として扱われるのも納得のラインナップというか、どうもゴキブリは生活がだらしなく不潔な人間の周辺ほど生息しやすいようだ。
逆に古くから人間様に寄生……もとい、人間と共に生活なされてきたゴキブリさんは何だかんだ知恵が回るらしく、様々な工夫にて徹底的に防除している住居にはあまり近づかないとされる(荷物に卵が紛れていて……などはまぁあるだろう)。
奴らも生物である以上生存本能があるわけで、わざわざ危険度の高い場所に好んで住むよりはだらしない住居で人とまったりライフを送った方がいいに決まっているのだ。
不潔な人間とゴキブリの関係性は、大型のクジラにまとわりついて食べカスなどのおこぼれで生活する小魚のようなものと言える。
駆除しても駆除しても際限なく現れるゴキブリの本当の住処はあなたの心の中なのかも知れない。


衝撃のネタバレ



家に住んでいるGは我々の歯ブラシを水飲み場としている。



因みに大昔にはこんな怪物が生きていた。
  • アプソロブラッティナ
最大サイズ:体長約50cm
生息年代:約2億5000万年前

ペルム紀の大地を這っていた超巨大昆虫
奇跡と神の気まぐれの産物、史上最大のゴキブリである。恐らく。
だがmmが誤って伝わったのでは?とか言われてもいる。そりゃそうだこんなのラクーンシティコワイ系の夢の中以外にいるわけが…
まあ、それでも約5cmという卒倒ものの巨大ゴキには変わりないのだが。

●終わらない戦い
対抗性ゴキブリ、一度は聞いたことがあるのでは?
毎年、人間が開発した殺虫剤に耐性をもったゴキブリが産まれている。
なので常に新しい殺虫剤の研究が日々行われている。
なお、自然にそうした耐性を身につける確率は低く、実際のところは人間との接触で殺虫剤に強い体質の個体が生き残り、それが繁殖する…ということを繰り返しているためすさまじい速度で進化しているかのように錯覚するのである。つまり人間が彼らの進化を促している、ということ。



上記に散々高位種のG達が挙げられているが、やはり最上位のGは

もはや圧倒的すぎて話にならんレヴェルの化け物

何をやっても死なずやっと死んでも蘇る…ゴキブリ顔負けの生命力
ちなみにご本人もゴキブリにとって最適な汚部屋に住んでおり、そこで喧嘩したり芸を仕込んだりと腐れ縁な仲を築いている。


なんか二足歩行するようになった。

なんか擬人化漫画が発売された。

なんか食用にしてる人もいるらしい。





人類よ私の項目を追記・修正したまえ




ガサッ>

うん…?台所から音が…?
ちょっと見てくるかな…





\ガサガサガサッ/

因みにゴキブリは茶碗をかじる事から本当はゴキカブリ(御器被り)という名前だったのだが、誤植でゴキブリと広まってしまった

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最終更新:2025年05月07日 00:36

*1 界面活性剤。水と油の両方に馴染む物質

*2 日本の住宅地で見かける種類とは異なる。

*3 見つけたらお辞儀をするなど

*4 ただし、シンクや排水管などを劣化させる要因にもなるので注意すること。

*5 いわゆる熱湯

*6 いわゆる洗剤

*7 保温とそこそこの保湿効果があるだけでなく、段ボール紙自体を餌にできる