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アジアプロ野球チャンピオンシップ

登録日:2026/08/30 Sun 16:35:08
更新日:2026/08/30 Sun 16:35:14NEW!
所要時間:約 5 分で読めます





新時代の主役は俺だ*1


アジアプロ野球チャンピオンシップとはアジア・オセアニア地域の野球国際大会である。


 概要

2017年から開催されている国際野球大会。

2010年代に入ってからフル代表の国際試合の経験が少なく実はアメリカ側のトップチームの方がもっと深刻なのは内緒WBCや野球競技の開催が決まった東京オリンピック(2020年*2)のための選手育成を見据えて日本野球機構(NPB)、韓国野球委員会(KBO)、中華職業棒球大聯盟(CPBL)が共同で開催を発表。


シーズン終了後にプレミア12のような国際大会がない年に開催されるように調整されており、これまで大会が開催されたのはいずれも3月にWBCがあった年のプロ野球シーズン終了後となっている。


若手育成を視野に入れた大会であり、オリンピックのサッカー競技のような年齢制限とオーバーエイジ枠が設けられているのが特徴。
侍ジャパンに関してはWBC後に就任した監督の初陣を兼ねていることが多く、監督としての特色や傾向が初めてわかる試合ともいえるだろう。


賞金自体は2000万と億単位で入って来るWBCやプレミア12に比べれば低めで、国際的にもそこまで大きなタイトルとして扱われておらず、更にはWBSCの世界ランキングのポイントにも影響がない(一応WBSCの公認試合ではある)。しかも日本の野球ファンは「日本はアジア最強」を前提として語ることが多いため、視聴や観戦のモチベーションは低くなりがちである。
また、国際野球ファンであっても対戦国がほとんど変わらないどころか、WBCの東京プールと対戦カードがほとんど変わらないため「結局はいつメン」と真新しさの少ない点を非難されることが多い大会で、「試合の意義が分からない」という意見はそれなりに多い。



しかし、WBC2023において主力として活躍した今永昇汰、源田壮亮、近藤健介らは2017年の今大会で代表に選ばれており、WBC2026でベネズエラに対して反撃の狼煙を上げた佐藤輝明、森下翔太もまた、2023年大会で選出されていたことを考えると、選手選考において意外と無視できない機会でもある。







 ルール

  • 出場資格は24歳以下あるいはプロ野球チームへの入団3年以内の選手
  • DHあり
  • 予告先発制
  • 出場するチームで1回戦総当りの予選リーグを行い、予選リーグの1位と2位によって決勝戦を行なう。4チーム以上の場合は3位、4位が3位決定戦を行う。
  • 勝率が並んだ場合はチームの得失点、決まらなければチーム打率を計算したチームクオリティバランスで順位を決定する。
  • 大会使用ボールはWBSC国際使用球とする。
  • 9回で決着がつかない場合はタイブレーク制の延長となる。
  • 投手の球数制限は設けない。


 過去の大会成績


2017年(第1回)
優勝:日本 準優勝:韓国 3位:チャイニーズ・タイペイ(台湾)

2023年(第2回)
優勝:日本 準優勝:韓国 3位:チャイニーズ・タイペイ(台湾) 4位:オーストラリア

2026年(第3回)
11月開催予定


 余談

  • 各国応援スタイル
この大会ではKBOやCPBLで見られるような観客席に特別舞台が用意されてチアリーダーが試合中に踊ったり、スピーカーを使ってマイクDJが音頭をとる応援歌スタイルも用意されている。
日本で行われる試合では日本人が滅多に見ることのない他国応援を楽しむことができる機会なので日本戦以外でも見に行く価値はある。プロ野球チャンピオンシップの名は伊達ではなく、他国のプロ野球のショーケースともいえるだろう。



  • オーストラリアの参戦
2023年以降は他のアジア諸国を差し置いて、オセアニアからオーストラリアが参戦している。中国は一応プロ野球と言えるリーグはあるが、運営もまだ安定しておらず、そもそも国際事情的にいろいろあるので出られず、かといって他のアジア地域にはそもそもプロ野球が存在しない。
オーストラリア野球協会としても野球が国際的に普及・情熱があることを自国内で証明することは、2032年に開催されるブリスベン五輪において野球競技を継続させるための第一歩に繋がるため、渡りに船といったところだろう。
そしてオーストラリアはこの大会で日本の野球ファンから大きな恩恵を受けることになった国でもある。
オーストラリア野球協会のSNSは2023年にアジアプロ野球チャンピオンシップの参戦が決まると、日本語の広報を行い、日本人へ自国の応援に協力して欲しいと投稿した。この時オーストラリア代表の監督は中日ドラゴンズで「ディンゴ」という登録名でプレーしていた経験もあるデーブ・ニルソンで、日本野球と無関係でもなかった。
そのためオーストラリア広報はオーストラリアの代表的チーム応援コール「オージーコール」の他に、中日ドラゴンズのチャンステーマであった『狙い撃ち』の使用も願い出ていた。
当初は僅かな日本人有志が少人数で細々とやっていた形であったが、イニングを終えるごとにその声援は増えていき、選手個別にも名前の似た助っ人外国人応援歌が充てられ始める。後半には200人近くの即席応援団「カンガルークラブ」として応援歌が響き渡るようになり、英語実況も驚いた様子でその様子を伝えた。
これ以降、オーストラリア野球と日本野球ファンの距離は大きく縮まり、2025年のプレミア12や2026年のWBCにおいてもオーストラリア代表は日本との交流で大きく観戦者を増やし、自国だけでなく試合観戦者増加にも貢献している。



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最終更新:2026年08月30日 16:35

*1 2023年(第2回)大会のテレビ朝日放送時のキャッチコピー

*2 コロナの影響で2021年に開催