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ジシャクイノシシ

登録日:2026/10/01 Thu 16:58:36
更新日:2026/10/14 Wed 17:23:18
所要時間:約 5 分で読めます





風見志郎、貴様に邪魔はさせん!見ろ、新幹線をぶち壊してやる!


出典:仮面ライダーV3/東映/「恐怖の大幹部ドクトル・ゲー!?」/1973年5月12日放送

『仮面ライダーV3』の第13話「恐怖の大幹部ドクトル・ゲー!?」に登場した機械合成怪人。

所属組織:デストロン
モチーフ:イノシシ+磁石
身長:185㎝
体重:50㎏
出身地:アマゾン流域
声:峰恵研/うすいたかやす(ゲーム『仮面ライダーV3』)
演:練木二郎(人間体)


【概要】

イノシシと磁石を合成した機械合成怪人。鳴き声は「シャシャシャシャー」。
猪が鋼鉄の鎧兜を着たような姿をしており、生身の部分はウリ坊に似た模様をしている。
「猪男」という怪物の伝説が残る牙ヶ岳に潜んで山に入る人間を襲い、その過程で殺害した風見の後輩である吉村秀夫の姿を使って風見を罠にかけようとする。

最大の武器は左手に備え付けられた「スーパー磁石」。
そこから放射される磁力は自動車を浮遊させ、改造人間の電子頭脳をも狂わせる。
守りにおいても磁力を用いることができ、電磁網の壁を展開する磁石バリアはV3キックをも跳ね返す。

動物の部分もモチーフに違わず強力で、「イノシシダッシュ」という技を使う。
ライダーカードによると時速300キロ出ているらしい。

弱点は機械合成怪人のご多分に漏れず機械部分への依存であり、磁力の範囲外となる背後への攻撃や部位破壊に弱い。






【活躍】


大学の研究室を見返すための生物学の論文のため「江戸時代からの資料によれば今年の春は30年ぶりに現れる」という謎の資料の調査で猪男の伝説が残る牙ヶ岳に調査に訪れた風見の後輩、吉村秀夫を襲って殺害。

同行していた吉村の恋人、陽子の窮状はライダー隊の情報網にかかり、風見が現地に赴く。
その後は入院している陽子を怯えさせたり、吉村に扮して風見を遠ざけようとする。

「G作戦」なる謎の作戦の遂行前にスーパー磁石のテストを行い、自動車を浮上させ墜落させたが、吉村の変装時にも体に磁力を帯びていた事で不審を抱いた風見が追跡しており、交戦に入る。

磁力による車の浮遊投げやイノシシダッシュなどの攻撃で追い詰め、必殺のV3キックも電磁網の磁石バリアで跳ね返すなど圧倒し、トドメにスーパー磁石を直に放射することによりV3の電子頭脳を狂わせて爆破させる。

自動車での実験によりスーパー磁石の威力を確信し、新幹線の破壊に狙いを定めるが、26の秘密の「逆タイフーン」によって自爆を偽装し窮地を脱していた風見に追いつかれてしまう。
なおも吉村の姿でシラを切るが、V3との交戦時に新幹線の破壊を口走り、それを狙える現場に吉村の姿で訪れた事で完全に露見した。

再度の交戦に入る風見だが、変身できない。
逆タイフーンは3時間変身不能の代償を伴い、まだ時間経過していなかったのだ。

ジシャクイノシシは勝利を確信しビルから風見を突き落とすが、墜落死の寸前にエネルギーが回復し、V3に変身されてしまう。
逃走を図り新幹線を狙える丘に移動するがV3ホッパーに察知され、最後の戦いに。

聖闘士に同じ手は2度と通用せず、スーパー磁石の死角である背中を攻められ、頼みの綱の磁石をV3電熱チョップ(あるいは電撃チョップ)で両断される。
勝負あったかと思われたが…








聞け、ライダーV3!

俺の作戦の一つは失敗した!しかし、G作戦は成功したのだ!

何、G作戦!?

そうだ、V3を俺に引き寄せている間に、強力なる怪人軍団を率いたドクトルGは、日本に無事上陸したのだ!

新幹線を狙った大都市交通網の混乱と破壊は確かに失敗した。
だがそれこそは揺動であり、囮となってドクトルGの日本上陸を無事に完遂させることが「G作戦」の正体だったのだ。

最後にイノシシダッシュでの道連れを狙うが失敗し爆散。
しかし命懸けで裏の任務を遂行したのだった。


【PSゲーム】

PlayStationの格闘ゲーム『仮面ライダーV3』にもプレイアブルキャラクターとして登場。
ドクトルGを日本に上陸させるという節目の回であるため、妥当な選抜である。
残念ながら変身前はデストロン汎用のカピロテ黒ずくめで吉村になったりはしない。

原作通り「イノシシダッシュ」なども使えるが、最大の決め技(倒すとカメラで3連リプレイが入る)のは「イノシシラリアート」という猛ダッシュから豪快な左腕のアックスボンバーをブチかますオリ技。
切り札のスーパー磁石は投げ技や殺陣システムの決め技に入っており、後者では決めた相手が頭を抱えて悶絶するなど電子頭脳破壊っぽくなっているが、システムの関係で変身解除に追い込んだりはできない。



ストーリーモードではサブタイトルが「変身不能!ダブルタイフーンの秘密」と3時間ルールに焦点が当たっており、戦闘員戦でV3に変身すると原作通りスーパー磁石の電子頭脳破壊を逆ダブルタイフーンで免れるムービーが入る。
その後のジシャクイノシシとの前半戦では何度やっても変身できないという再現が行われ、下部にも<変身不能>と専用の表示になる凝りよう。

怪人戦の前半まで変身を我慢すると変身不能にならず、逃げるジシャクイノシシをV3ホッパーで追跡する再現ムービーになるが、後半まで変身を我慢すると戦闘中に何もムービーが発生しないちょっと寂しい状態に。






【その他】


  • 牙ヶ岳に入ろうとする風見を猪男の出没を理由に地元の消防団が止めるシーンがあるのだが、この時の面々が中屋敷哲也、中村文弥、岡田勝という大野剣友会のビッグスリーというアヴェンジャーズ状態な絵面でたまにネタにされる。猪どころか怪人軍団きても勝てるよこの消防団…

  • ドクトルGの上陸をサポートという重要な役所ながら近年は他のスター怪人に押されデストロン怪人の中でも埋没しがちだったが、2026年の現行作品「仮面ライダーマイス」が十二支をモチーフにしている事からガンバレジェンズのサポートカードに猪枠として選抜された。大変めでたいのだが、同弾の昭和勢の目玉の新規参戦であった旧2号に対してあまりにも接点がないのでちょっと変な感じになっていた。

  • ジシャクイノシシに浮遊させられた自動車を運転していたのは、『爆竜戦隊アバレンジャー』の杉下竜ノ介役で知られる奥村公延氏。

  • 特撮番組では何故か敵が作戦の内容を丁寧に教えてくれるという場面が度々見られるが、今回はそれらが全て陽動になっているという意外と珍しい展開になっている。「G作戦」についての情報は全て伏せ、「仮面ライダーV3チップス」のカードでも「ジシャクイノシシは、強力なじしゃくからだす電磁波でジャンボジェットのコンピュータを狂わせ、落そうとしているのだ」となっているほどの念の入れよう(?)であった。


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最終更新:2026年10月14日 17:23
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