仮面ライダーV3

登録日:2025/03/03 Mon 03:33:33
更新日:2025/03/20 Thu 09:32:12
所要時間:約 30 分で読めます





仮面ライダーV3・風見志郎は改造人間である。


謎の秘密組織デストロンに重傷を負わされたが


仮面ライダー1号2号によって改造手術を受け


仮面ライダーV3として甦った




ライダーマン・結城丈二はデストロンの科学者であったが


裏切り者として処刑される寸前、脱出に成功した


失った右腕に、改造手術を施し



ライダーマンとして、V3と共に

デストロンと戦う事を誓ったのだ


※画像出典:銀河出版『仮面ライダー 悪の系譜』3頁『悪と戦った男たち』より)
編著:吉沢晃一・樹想社 監修:東映、石森プロ、テレビ朝日、ADK(2003年4月1日発行)





仮面ライダーV3」とは、1973年〜1974年まで放送された特撮テレビドラマ。
毎日放送と東映がタッグを組み、石ノ森章太郎のキャラクターデザインで送る「仮面ライダーシリーズ」の2作目。

目次

【概要】

前作「仮面ライダー」の爆発的人気がもたらした"変身ブーム"というアドバンテージをいかにして活かすかという思案の末に生まれたシリーズ第2作。

前作の世界観を明確に引き継いだ状態から物語が始まり、3人目の仮面ライダー・V3の活躍と先代からの進化を意識した華麗な必殺技の数々や、よりカラフルになり童心を引き寄せるライダーやバイクのデザイン、機械というモチーフを得てスタイリッシュになった怪人軍団、そして何よりも主役の風見志郎を演ずる宮内洋の文字通り何事にも尻込みしない苛酷なアクションと"ヒーローになるために生まれてきた男"と称される程のストイック極まった役作りへの姿勢は前作とは違った魅力を生み出し、作品人気を爆発させた。


1話の視聴率は関西32%、関東24.8%という好数値を記録。
第1クールの時点で関西では30%超えを繰り返し、関東も平均22%を維持。
中でもダブルライダーとV3の交代劇を描いた第2話にしてシリーズ通算100話の「ダブルライダーの遺言状」関西最高視聴率の38%というとんでもない数字を叩き出したとされており、当然の事だがライダーシリーズにおいてこの記録は現在も破られていない。

前作を経て3年目に突入した制作スタッフはもはや熟練の域に達し、宮内洋に負けず劣らずの命知らずでお馴染みの殺陣集団・大野剣友会によって繰り出される華麗なアクションの数々、そして兄を改造された妹や、デストロンという組織に理想を抱いていた若者の葛藤など、時折顔を覗かせるハードなドラマ。
変身ヒーロー番組の決定版として今もなお語り継がれる日本一有名な続編である。だが日本じゃあ二番目だ

一方、社会現象レベルにまで到達した人気は"ライダーごっこ"で怪我をする子供、カードだけ抜かれた菓子の袋が溝に捨てられるV3スナック問題といった前作から度々起こっていた諸問題の爆発的増加なども引き起こし、新聞紙に更に睨みつけられる事になった。
中には数を増やしていく玩具などの商品展開に対して「また関連産業からの圧力で子供達の財布を狙うのか!?」なんて言いがかりに近い特集記事が組まれるほどの注目度だったといえはその凄さが想像できるだろうか。

番組内ではこれらへの啓蒙として「一人で川に行っちゃいけないよ」「自動車の多い道路では遊んではいけないよ」「V3の真似は危険だから絶対にしちゃいけないよ!」率先して危険な事ばかりする風見志郎が子供達に語りかける次回予告を放映するなどユニークな対策が練られた。


「今日のV3がね、高い鉄塔から飛び降りたろ?V3だからできるんだよ!」
「君たちには大変危険だから絶対に真似をしないように!約束したよ?」


「そして今週のお約束!」
「先週ねぇ、僕が手放しでオートバイの上で変身したろ?」
「君たちがすると大変に危険だから、絶対に真似をしないように!分かったね?」

「じゃ、また来週!ぶいすりっ」


…実際に予防効果があったかはともかく、子供達がこの素敵な次回予告に瞳を輝かせたのは想像に難くない。


【あらすじ】

本郷猛・一文字隼人の2人の仮面ライダーの活躍でゲルショッカーは壊滅し、穏やかな時間が流れていた。
そんな束の間の平和を破るように現れた暗黒組織・デストロン。
新たな組織と共に甦ったゲルショッカー首領は、ダブルライダーへのリベンジを宣言する。

そんな中、本郷猛の後輩である青年・風見志郎は、デストロンの暗躍を目撃した事により命を狙われるようになり、同じ立場である珠純子を自宅に匿った事で家族を皆殺しにされてしまう。
家族の復讐のために改造を頼む風見志郎を「個人の復讐に力は貸せない」「君が人の身を捨ててしまったらご家族は浮かばれまい」とダブルライダーは固辞した。

しかし、首領により仕掛けられた罠によって絶体絶命のダブルライダーを救うべく、志郎はその身を呈して助け瀕死の重傷を負ってしまう。

死なせたくない一心で、改造を手術を決意するダブルライダー。
1号の技、2号の力を受け継いだライダー3号、その名はV3。
デストロンとの激しい(たたか)いが、これから始まるのである。

【放送開始までの背景】

1972年の当時、ダブルライダーの奇跡を経て新1号編に突入した『仮面ライダー』は変身ヒーローの王者として隆盛を極めていた。
当然の帰結として、関係各所からのシリーズの続行、ひいては続編への期待は高まっていく。

やがて平山亨、渡邊亮徳ら主要メンバーにより企画が始動し、当初はそのまま「仮面ライダー3号」の仮題で呼ばれていた。
「仮面ライダーV3」という名称が浮上したのは、時に72年11月の出来事である。

当初は瀕死の滝和也がダブルライダーに改造されてゲルショッカーと共に戦う、最終クールに3号を登場させてダブルライダーとのバトンタッチを密に描く案なども上がったが、最終的にTVシリーズの通算100話というイベントを新シリーズ始動とする形に纏まった。

これを祝して1973年2月15日に東京プリンスホテルで関係者を集めた『放送100回記念パーティー』が開かれ、中江真司の新録ナレーションによる振り返り映像「ぼくらの仮面ライダー」が上映されるなど、世はまさにライダー黄金時代の様相を呈していく。

これら制作事情とリンクするように『V3』の1話と2話はダブルライダーと立花藤兵衛が前作の世界観を引き継いで登場しデストロンと戦い、V3との主役交代劇というイベントに主眼が置かれている。
風見志郎がV3となる物語を描き、そして後継者を得たダブルライダーが海に消えていくラストは初代の98話と合計して『仮面ライダー』の100話であり、あるいは初代の真の最終回とも言われるのはこのような背景が絡んでいるのだ。

よって厳密には新シリーズの始動というよりは「100話に合わせた毎日放送と東映の契約更改」という方が表現としては正しい。

技の1号力の2号という設定も「力と技のV3」から逆算して設定されたもので、初代放映当時のテレビマガジンから2人にこの名称が振られているのは既に立ち上がっていたV3の企画への布石でもある。

石ノ森章太郎がデザインしたヒーロー像は緑の目赤い仮面とダブルライダーの顔の配色を反転させつつ真ん中に白い横線が入るという大胆なもの。
まるでイタリア国旗のようなド派手な配色は1号の銀(白)*12号の赤、そして仮面ライダーの代名詞である緑と、その実ダブルライダーの後継者という成り立ちから緻密に計算されたビジュアルに仕上がった。


こうして準備を整えた新シリーズは、いよいよそのベールを脱ぐ。

ダブルライダーが切り開いた玉座への道筋。
更に先へと進むべく、第3の男の挑戦が幕を上げたのである。



【関連用語】


  • 仮面ライダーV3
番組タイトルにして同作の主人公であるヒーロー。
正式名称では長いので敵からは主にラーイダ「ライダーV3」と呼ばれる。
トレードマークは背中に2枚の翼のようにはためくマフラーで、専用バイクのハリケーンを駆って悪と戦い続けている。
1号の技と2号の力を併せ持った「力と技のV3」で、2人の能力を基にアレンジや改良を加えて強力になった数々の必殺技を繰り出す。
改造直後は自分の能力を把握しきれておらず苦戦もしたが、戦いの中でダブルライダーが自分の体に託した特殊能力「26の秘密」を1つずつ解き明かしながら怪人たちに立ち向かう。


首領とのみ呼ばれる謎の怪人物がショッカー・ゲルショッカーに続き組織した悪の秘密結社。デストロンとはデストロイ蠍のエンブレムをシンボルマークとしており、前作に引き続き首領はレリーフから指令を伝える。
最後の組織と言ったな。あれは嘘だ

設立当初は姿を見せず、周到な計画を練ってから突如として行動を起こすためにダブルライダーやおやっさんですら存在に気づけなかった。
目撃者は残らず始末していたが、風見志郎を取り逃した事により歯車が狂い出す。

前2組織に比べ腕ずくや洗脳に頼らない搦め手を用いた人心掌握に長けており、中には「デストロンには崇高な理想があり、世界を制覇すれば人々の生活は豊かになる」と信じ込んでいたり、研究を援助して恩義を抱かせ「科学の力で人間のユートピアを築いてみせる」という信念で幹部候補にまで上り詰める構成員がいるなど、カルト教団めいた危うい魅力を持ち合わせている。
しかしその理想で豊かになるのは一部の幹部だけで、多くの人間は奴隷としてこき使われ、無惨に殺されていく。
幸せになるのは組織に認められた選ばれた者だけという思想と実態は、大凡の悪の組織のソレと相違ない。

敵対組織の新本部の設立祝いに(罠として)住所を記載した花輪を贈り、きちんとした墓を立て、正月に年賀状を送り(やはり罠として)パーティーやお年玉の概念があるなど、催し事や冠婚葬祭に妙に律儀な悪の組織としても有名である。

魔法陣のような円卓で蝋燭を灯しながら会議をしたり、黒ずくめの構成員が「デーストローン」と唱和しながら奇怪な動作で祈りを捧げたり、ライダーシリーズの悪の組織につきものなオカルト的な側面も併せ持つが、これが前述のカルト組織的な面と合わさってなんとも不気味な雰囲気を醸し出す。




  • 少年仮面ライダー隊
前作から引き続き登場の自転車部隊だが、ヘルメットなどはちゃんとV3仕様にマイナーチェンジしている。
前作の本部はハサミジャガーによって陥没したが、川崎市多摩区のセントラルスポーツ店を隠れ蓑に立て直した。
デストロンの情報を探知した隊員は通信ペンダントで最寄りの隊員や支部に連絡する。

トレーニングキャンプとして訓練を初島などで行っており、たまに見かける道着姿の風見志郎は隊員たちに空手の指南をしているシーンである。(というか本編でも描かれていた)

本作ではデストロンの本格的な破壊活動に対策するためかおやっさん達がいる本部をはじめ日本各地に支部が存在する巨大な諜報機関と化しており、地区単位で潜んでいる隊員に捕捉されたが最後ペンダントによる連絡網であっという間に情報共有される。

四国タイアップロケでは松山支部の存在まで確認されており、各支部を経由して瞬く間に本部までデストロンの事件を伝達した。
四国編でのデストロンとの情報戦は凄まじい。ハートマン軍曹とかいるかもしれない

隊員各位は睡眠薬を警戒し、食糧は乾パンやチョコを常備している。
基本は子供なので戦闘員にも太刀打ちできないが、投げ縄を的確に投擲して捕縛する忍者めいた技術を持っていたり、鉄でも入ってるような痛そうなSEが鳴り響くビー玉を投げつけて少数の戦闘員程度なら怯ませたり、スリングショットで戦闘員にヘッドショットをかます凄腕の隊員も中にはいたりする。なにこの少年組織こわい…

しかし何より恐ろしいのは、繰り返し述べた通りどんな事件でも立ち所にV3に連絡が届く情報網である。もはや密偵か現地工作員。


メタ的には前作から引き続きの視聴者参加型企画かつ、都合よく主人公が怪人の異常事態に出くわしてしまう爆速エンカウント能力を「ライダー隊員の発見による通報」という形で一応の理由をつけ、各支部の隊員という形で数多くの子供を出しやすく、程よく諜報で活躍したり人質になったりして物語を回していくという、実は子供に優しいだけでなく作劇の効率化をもたらしている存在でもあった。

資本主義に飢えた関連企業にとっても非常にありがたい存在で、隊員のヘルメットやペンダントなどの装備は実際に商品化され、ライダー隊仕様の自転車がブリヂストンから発売されるなどして諸々を潤わせた。当時品をオークションなどで検索すると中々ご立派な値段になっている。

テレビマガジンでは上記商品の懸賞を企画したり、V3企画ページの巻末に一色記事で「少年ライダー隊新聞」のコーナーを作り本編情報と共に隊員の悩みや日々励んでいる事を葉書に送って採用されると誌面に掲載され名前が載るなど、当時の子供達の羨望の的であった。


前期エンディングテーマの題材となるほどの存在感だったが、終盤はライダーマンに代表される作劇のハード化に伴い出番が減少してしまう。
青年支部(自称)が存在する

  • ライダーマン
終盤から登場する本作2人目のヒーロー。
その出自はデストロンの科学者が裏切り者として組織を追われたという異色のもので、右腕に移植したカセットアームで戦う。
明確にメカニカルな武装要素を追加したライダー史の特異点といっても過言ではない存在であり、また右腕以外は生身の人間という不完全でアンバランスな魅力を持つ。

口元が覆われていないハーフマスク、切替式の武装など、ライダーマンの諸要素を詰めてメカニカルライダーの進化系として登場したのが次回作のXライダーである。



【登場人物】


【風見志郎と仲間たち】

主人公。
デストロンの活動を目撃した事により命を狙われ、やがて改造人間となった。
当初は「復讐の鬼」を名乗り家族の仇を討とうと改造を志願するも一度は断られてしまい、最終的に瀕死の重傷を負ってからのやむを得ない延命措置という形で改造手術を受ける。
ダブルライダーの勇姿を目の当たりにして個人の復讐を捨てた人類の味方として戦うことを決意し、その志を更に継承させていく。

キザでありクールであり真摯なヒーロー。
文字通り「HAHAHAHAHA」といった感じの笑い方や、「ほーう?」とか「おのれ…」とかついつい真似したくなる独特の言葉遣いが多い。

悪には断固として一歩も退かず毅然とした態度は崩さないが、仲間や年少者には優しい笑顔も見せる。
自分の境遇もあり、親を失い寄り添って生きる兄弟や悲しんでいる子供には懸命に言葉をかけて励ます一面も。



特技はハーモニカ。
好物は「お母さんが作って"くれた"、ドーナツが好き"だった"」

手袋をピッと脱ぎ捨てたり、無線機のアンテナをクイっと引っ張ったり、走行中のバイクに立ち乗りで変身ポーズを決めたり、細かな仕草から変身に至るまでいちいちカッコいい所作を真似るのは非常に難しいとされている。
危険だから良い子は真似しないでね。

一部地方の次回予告では自ら顔出しで出演し、子供達を対象とした砕けた喋り方になる。
次回の内容を簡潔に説明したり、視聴者の子供達に早寝早起きや健康な生活や勉強を勧めたりなど、ヒーローは教育番組を地でいくコーナーである。

「はーい、風見志郎だ。今日もV3を応援してくれてありがとう!」

「そして今週のお約束。寒いからってね、朝寝坊はダメ。えいっ!掛け声で飛び起きちゃおう」

「分かったね。約束したよ?じゃ、また来週。あっ、今度はね、オッスじゃなくて…ぶいちゅり」



  • 珠純子
ヒロイン。
前作ではライダーガールズ制になってから割と久しぶりの単独のメインヒロイン。
志郎の正体になんとなく勘付きつつも付かず離れずの距離感で接する。
その美貌は怪人(の素体になった男)すら魅了し、前後編の2話まるまるストーキングされ結婚式を強行されるとんでもないエピソードで視聴者を唖然とさせた。

特技は人質として捕まって黄色い悲鳴をあげることで、ライダー隊では通信手を担当する。
劇場版では水着になります。

  • 珠シゲル
純子の弟。年相応に腕白で少しませている。
実質的にライダー隊本部の隊員たちを取りまとめる地味にすごい少年。やはりウルトラ5つの誓いは伊達ではないようだ

  • 立花藤兵衛
我らがおやっさん。
ゲルショッカー壊滅から束の間、新たな組織デストロンに対抗するためにセントラルスポーツ店の地下を本部にライダー隊の会長を続投する。
諜報は少年ライダー隊が担ってくれるのだが隊の引率に同行するばかりか本作は滝ポジがいない時期が長く志郎の相棒として前線に出張るなどとにかく忙しい。



【ダブルライダー】

前作主人公にしてV3の産みの親。
番組開始の1話は実質的にダブルライダーが主人公のまま物語が進行する。
V3に後を託してカメバズーカと共に太平洋に散ったが、ライダーは不死身だった。
四国編で生存が確認され、キバ男爵との戦いでついに素顔の本郷猛と一文字隼人が帰国し、ライダー3兄弟の揃い踏みの誓いは果たされた。

四国編のあたりから片方のマスクを暗い色にして差別化している…が、四国編とキバ男爵編で何故かマスクが逆。



本郷先輩。技の1号。
志郎の大学の先輩でもあり、チベット産のルガーという猛毒をコーヒーから発見するなど青年科学者としての一面を見せた。

家族を殺され改造を懇願する志郎を「お前の気持ちは分かる」としながらも
「個人の復讐に力は貸せない」「戦うのは私たちがやる」
と、冷静に論理的な面から一度は断る。

しかし自らの身を命を顧みずダブルライダーを助けた志郎のその姿は、皮肉にも他者のために戦える仮面ライダーとしての資質を示してしまった。

海外ではオーストラリアでデストロンと激闘を繰り広げているらしい。


一文字さん。力の2号。
一人でもデストロンを追いかけようとする志郎に「おいおい、無茶するなよ」と声をかけられる気配りのできる男である。

同じく改造を懇願された時には本郷とは対照的に
「人間でない苦しみを味わせたくない」「君の身体に何かあったら亡くなったご家族が浮かばれない」
と、優しく感情的な面から諭す。

最終的に志郎は自分たちを助けるために瀕死の重傷を負ってしまい、もはやそれどころではなくなってしまった。

海外では最初は本郷と共にオーストラリアにいたが、途中で別れてアメリカに渡っている。




【相棒、あるいはパートナー】

2人目の仮面ライダーや滝和也など、基本的に前作で収めた要素を踏襲しようとしている。
が、なにせ風見志郎は一筋縄ではいかない主人公なので、その関係もすんなり前作通りの安定感とはいかない。
心なしかネタに傾きがち。


  • 佐久間ケン
ケン。人呼んでお留守番のケンちゃん。
インターポール捜査官にしてデストロンハンターのメンバーだったが、怪人製造工場破壊の折にチームは壊滅し、ただ1人の生き残りとなる。ドクトルG赴任時期の終盤から活躍した。
分かりやすく滝和也の二匹目のドジョウを狙って投入されたキャラなのだがイマイチ頼りなく、我らが風見先輩が強烈すぎるたためツバサ軍団の登場と同時にフェードアウトしてしまう。
「どいてろ!」



デストロンの優秀な科学者だったが、栄達を妬んだヨロイ元帥の策略により死刑を言い渡され、死の寸前で助手たちの助けで脱出に成功する。
仲間たちの犠牲と引き換えるように失った右腕に改造手術を施し、ライダーマンへと姿を変えるようになった。

デストロンを「科学の力で人間のユートピアをもたらす」組織だと信じており、あくまでヨロイ元帥に復讐し組織を正すという複雑なスタンスで動くキャラクター。
道行く先々でV3と対立し、時に協力し、やがてデストロンの悪を知っていった。
風見志郎にとってはかつて乗り越えた過去でもある「復讐の鬼」であり、V3はダブルライダーから受け継いだ正義を体を張って伝えていく。
「個人の復讐は忘れるんだ」と結城に訴えかける風見の言葉は、かつて風見自身がダブルライダーから受け取った心でもあるのだ。

前作のダブルライダー制の大成功を受けた「2人目のライダー」なのだが、デストロンに全てを奪われた風見とデストロンを信じる結城ではその想いは対極であり、過去に傷を持つ互いに不器用な2人は時にぶつかり合う。
風見の体を貼った説得はやがて結城を真実に目覚めさせ、ぎこちなくも心を通わせていく様子は盤石で阿吽の信頼関係である前作のダブルライダーとは良くも悪くも趣を異にしており、独特の存在感を放つV3の相棒である。

終盤のわずか9話という短い期間の登場ながら濃厚なバックボーンを持つなど、その数々の要素から異色の人気を誇るキャラクターである。
が、戦闘員以上怪人未満という微妙な力量と、良くも悪くも純真で騙されやすく猪突猛進に突っ込んでは状況を悪くしていく様はなんだか平成の世でも見たことがあるような立ち位置でもあり、ネタキャラに片足を突っ込みかけている。
そんな結城と風見の徐々に変化していく関係も本作の見どころの一つ。

当初はV3と交代で主役になるという、まさにダブルライダーからV3の継承のドラマを再演するかのような案もあったが、平山亨プロデューサーの「知らずとはいえ人間社会に破壊をもたらす発明を組織に提供し、その罪を自覚した以上は禊を祓わねばならない」という考え方から自然とあのラストに繋がっていった。
復讐の鬼ライダーマンは、仮面ライダー4号となったのである。

とはいえ演ずる山口暁を高く評価していた平山Pとしてはライダーマンの主役シリーズを作れなかったのは長年の心残りとなっており、「何か別の道があったかもしれない」と後年コメントを残している。

【デストロン構成員】

平時はカピロテの様な尖った帽子を被った全身黒ずくめの扮装をする事が多く、前述の崇高な理想を掲げているという隠れ蓑と妙に律儀に行う催し行事と合わせてカトリック気味の怪しい宗教っぽさが漂う。
作戦行動時はそれでは支障しかないので、他作品のように人間の姿に化けて活動する場合が殆どである。

【戦闘員】

ある意味作品の顔である我らが消耗品軍団。
ショッカーの覆面戦闘員の骨模様をサソリに置き換えたようなコスチュームに身を包む。
人間の姿に化けて諜報活動を行うほか、戦闘では櫓を組んだフォーメーションプレイで攻撃したり、タイホウバッファローの射角調整など怪人のサポートまで何でもやる。やらされるというべきか

戦闘員も少しずつインフレしており、今作では常人の5倍程度の力があるらしいのだが、悲しいかなそこは戦闘員。酷い時はライダー隊員のパチンコの狙撃で落ちたりする。


たまにククリナイフや短刀のような刃物を持つくらいで、前作のショッカー系列のように豊富な武装で攻め立てたてる事はあまりない。ライダーに武器を強奪されることもない
キバ一族配下は長槍、ツバサ軍団配下は飛行用の装束など各部族の雰囲気に合わせたバリエーションは存在する。

特殊な訓練をクリアしたエリート「レインジャー部隊」や、オートバイチームなど部署や担当は多種多様で、中には「夢と希望と高給を与えてくれる」という甘言に乗ってしまった女性戦闘員なんてのもおり、末端にまで人心を惑わす魔の手が伸びていた。

首領の側には黄色い軍服に身を包んだ親衛隊が控えており、ゲームでは通常の戦闘員からコイツに変身(バトンタッチ)する。

【科学班】

前作と同じ感じで白い覆面と白衣に身を包んでいる。
技術者は戦闘員と比べて貴重なので、個人の浅ましい嫉妬などが絡まない限りはあまり無碍な扱いは受けない。
人間を一斉に眠りにつかせたり重力を操作したり、一発で改造人間の体組織を狂わせる弾丸など恐るべき科学力を誇る。
本編では結城丈二がここから幹部候補にまで身を立てたほか、ドクトルGも研究畑らしく指示をしたり自ら改造人間の開発を行っていた。



【機械合成怪人】

前半の主戦力。
2種の動植物を複合させていたゲルショッカー怪人に対し、動植物+機械類という組み合わせで機械部分を武装のように行使し、より攻撃的な能力を持っている。
組織の由来であるdestory(破壊)に相応しくV3や文明社会を破壊しえる兵器としての役割を持ち、ミサイルやバズーカといった直接的な破壊兵器からテレビのような娯楽機器まで武器として人類に牙を剥く。

初期は怪人の2体同時運用というスタイルが多く、作戦遂行役とV3抹殺役で2分化する傾向にあったが、ドクトルGの着任に伴い1体の怪人に集中する従来の悪の組織のパターンに戻った。

前作との差別化としては絶妙なコンセプトであり、初陣のハサミジャガーやカメバズーカをはじめとして数多くの傑作デザインが生み出されたが、メカニカルでともすれば"カッコいい"寄りになりがちで、モチーフによってはコミカルになってしまうデザインは仮面ライダーが本来有する"怪奇アクション"の怖さを損ねてしまうという欠点を抱えており、後半の結託部族へとシフトしていく。

【結託部族怪人】

後半からの怪人軍団の大雑把な総称。
ドクトルGの敗退後、デストロン第2次攻勢を担う戦力である。
コンゴの暗黒宗教、チベットの卍教といった土着民族的な外部勢力の助っ人であり、最先端機械技術とは真逆の古代密教の秘術による怪人を繰り出す。


ライダー怪人初期の怪奇性へと回帰するために、敢えて動物単一というモチーフに戻した事が特徴。
ただし、キバや翼といった特定の共通項で軍団を個別にまとめ、よりオカルティックで原始的な太古の部族という形で怪奇性を強調するという工夫が盛り込まれている。
キバ一族・ツバサ軍団と5話程度で終わるのは「移り気で飽きっぽい子供の気を引くために幹部の正体と決戦というイベントのスパンを短くしてはどうか?」という考えによる試行から。

【大幹部】

怪人への命令権を持つ他の悪の組織とほぼ同じ役割だが、組織内で成り上がった生え抜きの大幹部と、戦力増強のため招聘した外部部族の長を便宜上同じポストに据えている2パターンが存在位する。

  • ドクトルG
初代大幹部。
と、まるで中世の世界から抜け出てきたような武人のような外見をしており、衣装の各部には組織のシンボルマークである蠍がデザインされている。を武器に使う。
見た目の通り精霊を呼び出す儀式を行ったりオカルト信仰的な能力がある一方で、ドクトルの名に違わず研究者としての一面も持つ。
ある時は細菌兵器を用いた作戦を展開し、手ずから怪人を開発するなど、科学とオカルトを使い分ける最もデストロンを体現した人物である。

機械合成怪人を指揮して幾度となくV3を苦しめるが失敗の連続で首領の信用を失ってしまい、「カニレーザー」となって最後の決戦を挑む。

二代目の大幹部であり、キバ一族の長。一族もろともデストロンに招聘された。
骨の兜にを持ち、豹柄の貫頭衣というぶっちゃけ原始人のテンプレのような出立ちだが、爵位は伊達ではないのか初期はタキシードに身を包んでいた。兜はそのまま

コンゴの暗黒宗教ドーブー教の血を引いた魔術師(魔法使い)でもあり、生贄の儀式や部族の太鼓を叩くなどの不気味な秘術で一族の怪人に力を与える。

牙というモチーフからシンプルに強い怪人が多く、V3もダブルライダーの助力を必要とした怪人がいたほどである。
…が、なぜかキバ男爵との決戦の回には先輩方は既に日本を離れており、(苦戦させたとはいえ)タイマンで普通に撃破されてしまった。
この影響なのか格闘ゲームでも4幹部の中で1人だけハブられるという憂き目に。もうスミロドーンが幹部な気がしてきた
最後は牙の長「吸血マンモス」としての正体を現す。

3代目大幹部であり、チベットで栄えた卍教の教祖。
配下のツバサ軍団はその名の通り全員が飛行能力を備えており、おやっさんのサポート以外は実質的に孤独な時期だったV3を大いに苦戦させた。

「ツバサ」とはいうものの飛行能力さえあればOKらしく、4体しかいない配下怪人の中に翼がない個体がチラホラいたりする。

最後は「死人コウモリ」へと姿を変え、どこかで見たような物語が展開された。

  • ヨロイ元帥
ヨロイ一族を束ねる最後の大幹部。
甲殻類を思わせる兜と甲冑、左手には鎖鉄球を装備した戦士的な外見をしている。
しかしその実態は冷酷な指揮官であり、盤外戦術で謀略の限りを尽くし、「結果が全てだ」と言って憚らず、裏切り者には決して容赦しない。
加えて組織の利益よりも自己保身と立身出世を優先しており、己の権限を濫用して有望株であった結城丈二に一方的な死刑判決をくだし造反のきっかけを作るなど、自分もろともデストロンの首を絞めてしまう。
最終的に「ザリガーナ」としての本性を現すも敗北し、首領に泣きつくも文字通り愛想を尽かされた。

立て付け上「ヨロイ一族」となっているが部族特有の奇怪なパフォーマンスもなく、設定に反して普通に科学的な改造技術で誕生している怪人がいたりと、ドクトルGと同じ枠組みの組織生え抜きの大幹部なのではないか?とも言われている。

番組強化策の制作方針案によるとヨロイ族の定義としては「甲殻がある」「頑丈そう」くらいでいいらしく、この時点でカタツムリ・アルマジロ・亀・サイなどが正式にヨロイ一族に含まれていたりする。*2
…さすがにヒトデとかカメレオンあたりから怪しくなってくるが、これはヒレ族やトゲ族といった本編未登場のデザインだけ上がっていた部族怪人を番組終了前に取り敢えずヨロイ配下で登場させたのではという説が主流である。

最終1クールはヨロイ元帥指揮下のデストロンで物語が進み、結城丈二との確執でクライマックスを大いに盛り上げた。

【首領】

デストロンを束ねる謎の人物。
人前には姿を現さない。

結城に対しては「殺すには惜しい」と評価したり、ヨロイ元帥と和解するように勧めるなど多少は人間味のあるような言動を見せていたが…?

その正体は人間か、悪魔か、あるいは世界を滅ぼす死神なのかもしれない。断じて人体模型ではない。多分

【番組の変遷】

初期は改造間もなくダブルライダーが行方不明となってしまい、自身に秘められた能力をV3が戦いの中で模索し発見していく「V3・26の秘密」が主題に物語が展開された。
主人公が自身の能力を把握していないという緊迫した状況により生まれるドラマにより1話2話の雰囲気を維持しつつ、「新ヒーローには秘密がたくさんある」というワクワク感でメイン視聴者の子供の興味を惹くという狙いがあったのである。

1話に1つ解明するペースでも単純計算で2クールは持たせられる公算だったが、ところがどっこい。これがなかなか上手くはまらない。
前後編を使って2怪人が同時にV3を追い詰めてピンチの中で秘密を発見するというスタイルは、その過程でV3が弱く見えてしまうという弊害を起こしていたのである。
加えて新機軸の2怪人前後編制もせっかく作った2人のうち、どちらか片方が作劇の割を食って活躍できなかったり、前編では強かったのに後編では急に弱体化したように見え連続性を損なうなどデストロンサイドにも問題は飛び火していく。


結局2クール目のドクトルGの投入から徐々に初期の要素は形を潜めていき、26の秘密は21話を最後に物語から姿を消し、2怪人制も「話は連続していても1話でキッチリ1人倒す」「前編では片方の怪人とV3を殆ど交戦させないなど徐々に緩和され、最終的に1人の怪人で単発回を回していく普遍的スタイルへと戻った。

前半こそ新しいスターとして人気絶頂のV3だったが、時を同じくして徐々に、ゆっくりとだが、視聴率は下降を始めていた。
それは上記の作風の影響もあるかもしれないが、いわゆる"夏枯れ"が深傷を負わせたのではないかと分析されている。*3

3クール目に向けてこれら事態を打開すべく対策会議が行われ、V3の強さを強調し、いよいよの時は1人で物語を回せる滝和也ポジションの復活、機械合成怪人から怪奇性への回帰を目的とした部族怪人への変更、部族という小さいグループで纏める事で大幹部との決戦スパンを1クールから1ヶ月に早め子供の興味関心を維持するなどの施策が実行されていく。

滝の復活、つまり佐久間ケン投入は<お察しください>となったが、短い期間に異なるモチーフの集団を小刻みに切り替えていく部族怪人は怪奇性を取り戻すとともに、新展開と一緒に新幹部を登場させやすいという思わぬ恩恵をもたらした。

そこで作品に投入された最後の切り札が結城丈二/ライダーマンである。
もう一人の仮面ライダーの恒常的な登場はそれこそ主人公の価値や存在感を薄めてしまうのではないか?という懸念が毎日放送サイドにはあったが東映側の説得でなんとか実現した。

毎日放送側の懸念を解消すべくライダーマンはV3との差別化を徹底され、カセットアーム機能に特化した能力と、改造部分は右腕のみという非力さ、そして悪の組織に理想を抱き、復讐に囚われ、恩人を裏切って反旗を翻すという屈折を抱えるなど、ある種のアンチヒーロー然とした人格を持たされる。
ライダーマンは怪人には決して勝てず、それを倒す事でV3の強さも分かりやすく示す、という課題もクリア。

更にライダーマン登場のタイミングと大幹部である部族長の交代タイミングを合わせる事により、新幹部のヨロイ元帥は結城との因縁に特化した存在として登場させる事に成功。ドラマに深みを与えた。

形式上は2人のライダーといってもその図式は前作のダブルライダーとは大きく異なっており、結城丈二は悩み、苦しみ、風見志郎との対立を経てようやく共闘へ向かっていく。

結果的にライダーマン投入による博打は見事に的中し、最終的に視聴率は関西が27.5%、関東でも20%を超えるなど巻き返しに成功した。

総じて1年という期間を充分な成績で締め括った本作は、更にそのバトンを次に託す事となる。


こうして仮面ライダーV3は初代仮面ライダーと合わせて2作品、150話の神話となり、変身ヒーローの金字塔として歴史に名を残す。

それは後続のシリーズが如何にして先達の偉大なお手本とセオリーを崩し新境地を拓けるかという苦闘の歴史の始まりでもあったのだが、それはまた別の話。

【余談】


  • 主役の風見志郎のオーディションはビッグタイトルの名に違わぬ大規模なものとなったが、最終的に『キイハンター』での実績で知名度もありアクションにも長けていた宮内洋が選出された。
    • 選考の際は『キイハンター』の撮影で裏磐梯ロケ(福島県)の休みの日に東京まで呼びつけられ、オーディションの面接とは知らず休みを潰されてカッとなってしまいドアを蹴飛ばすくらいの勢いで入室し、ボソボソ声で挨拶して促されるのも待たずにドカッと音が出るくらいの勢いで椅子に座るという物凄くデカい態度を取ったのが逆に快男児っぽくて頼もしいという印象を得て満場一致で決まったという俄かには信じがたい逸話で知られている。
      • いかにもそれっぽい話なのだが宮内氏は後年「僕はそんなに非常識な人間じゃないですよ。ちゃんとコートだって脱いでいたし、ドアだって開けてもらってから入りました」と語っており、平山Pらが武勇伝としてかなり盛っているという認識のようである。いずれにせよそういったフラストレーションが「豪胆な態度」として制作側に伝わり、選考の決め手になったものと思われる。

  • 風見志郎のファーストカットは教会でハサミジャガーに化けた神父と話した後にバイクで去るというものだったが、実は最初のテストでバイクをひっくり返し転倒、スタッフの一人が「今度の主役は大丈夫かよ?」とヒソヒソ声で話されるなど苦いスタートとなったが、だがこれが逆に日本一の負けず嫌いに火をつけてしまった。
    • 悔しさのあまり撮影の合間にバイクを特訓し、お馴染みの立ち乗り変身ポーズを習得。更にそのアクション魂はとどまる所を知らず、走行中のセダン車にバイクから飛び移ったり、特殊効果担当で火薬師も兼任していた菊池潔と意気投合して水柱を10mくらい打ち上げてしまったり、火薬増量を上層部に直接頼みに向かったり…とてもじゃないがその宮内アクション伝説の数々は余白では書ききれないので割愛する。
      おかげで後輩達は宮内氏と比較されて苦労したとかなんとか

  • 今もなお語り草になっているワンシーンがあり、それは第4話で50mはある煙突の縁にV3が立ち、ジャンプの両手を上げる仕草をするという危険の二文字がどこかに吹き飛んだような何かであった。
    • スーツアクターの中屋敷哲也はそれ以前に「人間って50mくらいの煙突の上に立てるもんかなぁ?」と尋ねられ、まさか自分がやるとは思わず「できるんじゃないの」と適当に空返事をしたら本当に自分にお鉢が回ってきてしまい仰天した。
      • 中屋敷さんは下から噴き上げる風に恐怖しながらハシゴを上り、実際に煙突の上に立ったら特に恐怖を感じなくなり見事にこの難局を乗り切る。NGで撮り直しは聞かないような状況下をワンテイクでクリアし、まるで本当に煙突から飛び降りているに見える映像は天候にも恵まれ「煙突に乗った仮面ライダー」として歴史に名を残した。
      • なお、さすがに現場でも賛否はあったようであるスタッフは「中屋敷にもしもの事があったら俺も死ぬ!」と覚悟を決めていたとか。なお、監督は後で映像を見てから「こりゃ命綱ないと駄目だわ」と思ってたとか。おいおい






♪〜いつもの次回予告BGM

「オッス!はーい、風見志郎だ」
「今日のV3面白かった?それはどうもありがとう」


「さぁて。来週はね、お腹がキーボードの怪人が次から次に項目を白紙にしちゃうんだ」

「僕も負けないように頑張るから、ぜひ応援してほしいな」


「そして今週のお約束!」


「それは追記・修正をすること」
「誤字脱字なんてエイッ!って吹っ飛ばしちゃうんだ」

「約束したよ?じゃ、また来週」

「あっ、今度はね、オッスじゃなくて…ぶいちゅり」




※追記・修正は火薬を3倍用意して最高視聴率を獲得してからお願いします。



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最終更新:2025年03月20日 09:32
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*1 本当は白い手なども銀にしたかったのでは?とも言われている。胸の特殊スプリングなどは銀色である

*2 サイだけはツノ一族という未登場部族のカテゴリーにも重複して書かれており、悩んでいた節がある

*3 夏休みや日照時間が長い季節柄、メインターゲットである子供が当該番組の放送時間になっても外で遊び回っているために視聴率が落ちやすくなる現象