身長

登録日:2011/01/01 Sat 22:23:08
更新日:2024/02/20 Tue 13:09:37
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身長(height)

それはステイタス
それは競争
それは希望

―――それは、絶望


身長とは、読んで字の如く身の長さのこと。
背筋と脚を伸ばした状態の時の、足のかかとから頭頂部までの直線距離を言う。

人類学的には、
180cm以上は「超高身長」
170~179cmは「高身長」
160~169cmは「中身長」
150~159cmは「低身長」
150cm未満を「超低身長」と言う。


日本人男性の平均身長は171.6cm。

ここで過去の平均身長を見てみよう。
縄文時代は156cm
弥生時代初期は156cm
弥生時代末期は160.5cm
古墳時代は160.5cm
14世紀は157cm
16世紀は157cm
18世紀は155.5cm
1901年は157cm(一説では155cm)である。


こう見るとどれだけ日本が豊かになってきたか分かる。

余談だが、平安時代の貴族たちの平均身長は当時の服などで考えると180cm以上だと言われているらしい。



さて、皆様はこんな記憶はないだろうか…
『俺○cmも伸びたぜ~』
『全然伸びてない…』
『1番前のヤツ前ならえのとき楽で良いよなぁ~』
『たまには腰に手を当てないで前にならいたいよぅ…』
『痛っ!?頭ぶつけちゃったよ』
『と、届かない…』

我々男子にとって身長とはステイタスである、ステータス、statusなのだ…


筆者の感覚だが、やはり男子たるもの少なくとも平均身長は欲しいところ……
いくら惨事(笑)と言っている紳士達でも、ブーツやヒールを履いた女性に身長が同じないし抜かされるのは我々の心をズタズタに切り裂いていくのである

女性が理想の男性に求める“三高”と呼ばれる要素のうちにも身長が含まれているほど。


だが諦めないで欲しい、手段を選ばなければ成長が止まっても身長を伸ばすことは可能である。


詳しくは省略するが、手術だ。
ただかなりの金と時間がかかるのでオススメはしない。
ただ男子の成長は25歳前後まで伸びると言う、成長期が終わったと諦めている諸兄らも諦めないで欲しい。諦めんなよ!

また、牛乳を飲んでよく寝ると30過ぎた人でも身長が伸びることが科学的に証明されている!!
さぁ、貴方も一緒に腰に手を当て牛乳を一気飲みだ!!
……と、言いたいが牛乳だけを飲んでも微々たるものなので気をつけよう。
寧ろあまり飲み過ぎると下痢や脂肪分の悪影響が出てくるのでほどほどに。

寝る子は育つというので睡眠時間を長く取るのも一つの手。
しかし高すぎてもそれはそれで不便なこともある。
身長をネタにからかわれるのはこちらも一緒であるし、頭はぶつけるわ初対面の人には一歩引かれるわと散々である。
何事も程々が一番と言えるだろう。

女性も男ほどではないが、身長に悩むという。
140cm台という合法ロリはそのちっささにコンプレックスを抱き(我々紳士にとっては、悩む姿も含めてご馳走だが)、
かといって170cmオーバーだと逆に男性に引かれたり、スーパーモデル並のスタイルを自然と無意識に要求されたりと苦労するとか。

背の高さは、心臓から体の末端までの距離の長さでもあるため、心機能が一緒なら背が低い方がGへの耐性が強い。
そのため、戦闘機パイロットのような強烈なGに晒される職業に就く場合は、背が低い方が有利であるし、
身長が高くなると自然と体重も重くなるので、体重を軽くする必要のある職業もまた然り。
競馬の騎手は負担重量が馬への負担を考慮した範囲なので50kg程度で抑えないと話にならず、高身長だと減量地獄に陥る。


因みに住居や生活圏によってのびやすさが変わる。
結果、DNAを恨むことにもなりかねない。
なお、高身長で役立たずだともれなく「うどの大木」の称号がもらえる。


また、高身長のイケメンが集まりやすい映像作品などでは低身長ではないのに周りが大きいせいでそう見えてしまう場合もある。


スポーツにおける身長

体で戦うスポーツマンたちは基本的にはデカい方が有利である。
リーチの差はあまりにも大きな壁であるし、個人の才能と努力次第ではあるが体が大きい方がパワーもつけやすい。
多くの格闘技においてはあまりにもアンフェアなので体格(身長でなく体重だが)によって階級が分けられる。
陸上競技は競技によってまちまちで、低い方が良いというものも。水泳は身長というか腕の長さが重要とされる。
球技はリーチが影響しがちなので身長が正義になりやすいが、競技によってその影響は様々。
バスケやバレーあたりは身長が正義すぎて男子では180cmでも豆粒になる恐るべき世界だが、
ラグビーはマッチョ万歳のイメージに反して、ポジションの役割分担が明確なので全員がパワー勝負ではなく、低姿勢でのプレーが多いので低身長の利点も割とある。
サッカーは足元の競技であり機敏な動きが必要になるので低身長の利点は多いのだが、それ以上に体格・身長が物を言う場面も多い。だが170cm足らずの男たちが史上最高の選手と謳われる事実がある。
逆に野球は身長が直接役に立つことこそ少ない反面、低身長の利点も限りなく少ないので身長に厳しい世界と言える。



史上最高身長と最低身長

確実な記録が残っている中で、史上最も背が高かった人間は、アメリカロバート・ワドロー(1918年~1940年)。
死亡時の身長は272cmにまで達していたが、これは巨人症という病気によるものであり、心臓や骨などに重い負担がかかっていたため、その生涯はわずか22歳で閉じられることになった。
きわめて温厚な性格であったが、あまりの高身長に「竹馬に乗ってるんだろ?」と疑った野次馬に足をつつかれた時だけは本気で怒ったという。そりゃそうだ。

そしてもっとも背が低かった人間は、ネパールのチャンドラ・バハドゥール・ダンギ(1939年~2015年)で、その身長は54.6cm
異常な低身長以外、特に健康障害はなく、一度も病気にかかったことはなかったが、75歳の時に肺炎を患い、サモアの病院で死去した。
当時、存命中で最も背の高い人間であったスルタン・キョセン(251cm)とツーショット写真を撮ったこともあり、その対比は、さながらモビルスーツと人間である。


追記・修正は身長が『高身長』以上『低身長』以下になってからお願いします

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最終更新:2024年02月20日 13:09