風見志郎/仮面ライダーV3

登録日:2011/09/11(日) 18:55:55
更新日:2019/08/24 Sat 22:34:52
所要時間:約 6 分で読めます





「ダブルライダーの力と技を受け継いだ仮面ライダーV3!!




ゲルショッカーを継ぐ、悪の組織デストロンと戦う為に立ち上がった新たなヒーロー…それが

仮面ライダーV3

である。


この項目ではTV版の風見志郎と仮面ライダーV3について記述する。

リファインなどの設定は以下のリンク先参照。


演:宮内洋



【作品解説】


仮面ライダー』シリーズ第2作。
プロローグは1号2号を襲う悲劇と彼らの後継者である新ヒーローV3の誕生から開幕した事でも明らかな通り、前作から直接連なる続編でもあった。
超人気作の続編や後作はこけるというジンクスを打ち破り、前作に負けない高い人気を獲得した。本作の成功は更なる仮面ライダーを生む契機にもなった。

26の秘密の解明や、数多くの大幹部と戦う等のイベント性豊かな作品である。
しかし当初は前作の強化策の一環で「仮面ライダー3号」が検討されており、前作で活躍した滝和也を3号に改造する予定であり、プロットまで完成していた。
だが、シリーズ化が決定された際に没となり、本作へ昇華された。

なお、滝和也を仮面ライダーにする案はその後もプロデューサーが検討を続けており、
ライダーマンが日の目を見る前は「仮面ライダー4号」に滝和也を宛てがった案が俎上に載せられていたとの事。

放映期間中で最も盛り上がったのは3人ライダー共闘編であることは間違いない。
この『前作ヒーローと現ヒーローの共演』が他番組に対してのセールスポイントとして、後年に至るまで影響を与えた。
このように、当時の児童達の興味を前作以上に集め、シリーズ最高のムーブメントを生み出した。
さらに仮面ライダーシリーズ最高視聴率である38%を記録している。



【風見志郎】


城南大学の学生で本郷猛の後輩。生年は1950年生まれと設定されている。
壊滅したゲルショッカーの跡を継いだ新組織デストロンの活動を目撃した為に両親と妹をいっぺんに失う。
この時、激昂してデストロンへの復讐の為に自分を改造人間にして欲しいとダブルライダーに頼み込むが、人間でなくなる事の苦しみを知る2人は彼の申し出を拒否。
勿論、この時の風見はかなり渋って食い下がったが、最終的には2人の必死の説得に折れた。

しかし、デストロンのアジトに潜入したダブルライダーが卑劣な罠にかかり、
その危機を救おうと自身の身を挺して2人の庇った事で風見は瀕死の重傷を負い、
その勇気に応える為にダブルライダーはデストロンのアジトにあった改造人間製作用の施設を使い、
風見志郎を改造した事で仮面ライダーV3が誕生したのである。
(なぜ仮面ライダー型改造人間に出来たかという疑問があるが、答えの一つとして『仮面ライダーSPIRITS』では、首領が仮面ライダー型の新型に改造するようにお膳立てしてあったから、と提示された)

後に登場するライダーマン/結城丈二とは対立しながらも仲間となり、仮面ライダー4号の称号を贈った。



【仮面ライダーV3】


風見志郎が変身した姿。
その身体には1号の技と2号の力が受け継がれており、さらに26の秘密と4つの死の弱点が備わっている。
変身ベルトはダブルタイフーンで変身ポーズをとり、かけ声の「変身、V3(ブイスリー)!」で変身が可能。(後半からはブイスリャアー!となる)
赤と緑の明るいボディカラーのおかげで暗い画面でも確認しやすい。1号2号とは違い、ヒロイックさの増した姿を持つ。
モチーフはショウリョウバッタと設定されていたが、後年は雑誌等でトンボがモチーフだと記述されている。
ダブルライダーからは「勝利(Victory)」を意味する「V」と「ライダー3号」の「3」を合わせて仮面ライダーV3と命名されている。

本郷と一文字が早々に行方不明になってしまったため、スペックの全ては当人も知らず、児童誌で設定されていた能力の多くは未登場である。
その中には後の後輩ライダーらの雛形になったと思われる能力もある。
例えば、肩の二枚のマフラーは実は伊達や酔狂でついてるわけではなく、滑空飛行能力のためである。(主題歌の歌詞にもあるのに未使用)
他には100万ボルトの電気を発生させ、敵にぶつける「V3サンダー」も持ち(劇中未使用)、攻撃・防御力、特殊能力面スペックにおいて先発のダブルライダーを遥かに上回る。

風見志郎の演者である宮内洋の強烈なキャラも相成って個性溢れるV3だが、現役ヒーローとしては意外に一敗地に塗れた回数が多い。
風見志郎が完全にV3としての能力を使いこなせるようになった中・後期でも苦戦の末に怪人を倒す事がままあり、
飛行怪人やパワータイプ怪人は苦手である事が伺える。

客演時には後輩ライダーより目立つ事多し。
中でも『仮面ライダー(新)』でのメイン客演回では、主役のスカイライダーを差し置いて変身し、戦闘を披露。
その回のラストシーンを乗っ取るなどの偉業(?)を成し遂げた。何とこの回はスカイライダーが登場しない。
この回はファンからは完全に『仮面ライダーV3外伝』であると有名であり、一見の価値あり。


《ハリケーン》


V3の専用マシン。
ダブルライダーが乗る新サイクロンの後継機として開発され、
当初はダブルライダー用4代目マシーンとして運用予定であった。(二台製造するつもりだったのか?)
V3が誕生した事で、彼に譲られた。スペックは新サイクロン号よりも一回り優れており、V3の愛車として活躍した。
ロケットブースターが装備されており翼を展開することで10時間の飛行が可能。


《26の秘密》

立花藤兵衛との特訓等によって自身の能力を解明していった。
書ききれないので一部記述する。

  • ダブルタイフーン
変身ベルトで風車には1号の技と2号の力が秘められている。

  • V3ホッパー
打ち上げることで上空から四方を偵察できる。逃げた怪人の居場所やアジトの探索に多用されていたがその便利さ故に話の幅を狭めるため、ドクトルG死後出番が激減してしまった。客演でも使用されない武器のひとつ。

  • Oシグナル
額中央の部位から改造人間を察知する。

  • 特殊強化筋肉
特殊合成繊維製の筋肉。

  • レッドボーンパワー
胸の部位からエネルギーを集中させパワーを発揮。

  • 超触覚アンテナ
他のライダーとテレパシー会話が可能。

  • レッドランプパワー
ダブルタイフーンにあるレッドランプを作動させることでエネルギーを増幅させパワーアップする。

《4つの弱点》

劇中では3つは明らかにされていないがその1つは逆ダブルタイフーンであり、変身の為の全エネルギーを放出する事で多くの敵を倒す事が可能。
そのかわり3時間の変身不能となりピンチに陥る事もある。

上記の通り26の秘密を上回る強力な威力を持つが逆にリスクも高くV3の弱点となり、ダブルライダーが最後の切り札として与えたと考察される。


《必殺技》

V3キックを基本とした数多くの技を持つ。

  • V3キック
  • V3パンチ
  • V3チョップ
  • V3反転キック
  • V3マッハキック
  • V3遠心キック
  • V3スカイキック
  • V3きりもみキック
  • V3きりもみ反転キック
  • V3きりもみチョップ
  • V3電熱チョップ
  • V3ダブルアタック
  • V3フル回転キック
  • 空中四の字固め(スカイライダー客演時に披露した新技)
  • V3トリプルパンチ
  • V3スクリュートリプルパンチ
  • V3ダブルスカイチョップ
  • V3回転三段キック
  • V3火柱キック(劇中未使用)



【最近の客演】


仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー


ライダートーナメントのチーム戦でスーパー1BLACKと共にディケイドチームと対戦。
V3スクリューキックで小野寺クウガを撃破しディケイドを追い詰める等の活躍を見せるが、イリュージョンによるトリプルディメンションキックに敗れてしまう。
終盤はハリケーンに乗って歴代ライダーと共に参戦し、大ショッカーの怪人や戦闘員を一掃して野望を打ち砕いた。


オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー


仮面ライダーの歴史が消され消滅したと思われたが、人々のライダーへの想いによって復活。
歴史ライダーと共にショッカー首領に立ち向かい、岩石大首領戦ではハリケーンに乗って「オールライダーブレイク」で悪の野望を打ち砕いた。

この映画ではV3や快傑ズバットの声を宮内洋本人が担当している。
ライダーや宮内ファン歓喜である。


MOVIE大戦MEGA MAX


伝説の7人ライダーとして登場。
ライダーマンとのコンビを見られる。
声は田中大文が担当。
※リンク先参照。



【PS2 仮面ライダー 正義の系譜


1972年ゲルショッカーと戦っていた頃の1号やV3、BLACK、アギトが競演。
この時の本郷は自分の後輩がライダーになっていたことは信じられない事実であり、タイムパラドックスが起こるのを恐れた志郎はその詳細を語ろうとしなかった。
全てが終わった後は田所博士による時空転送の影響でゲーム内での戦いの記憶は消えてしまうが、志郎もまた仮面ライダーになる運命だったのかもしれない。
こうしたゲームの挿話を思い出しながら、『V3』第1話を見直すと面白いかも。



「仮面ライダー…力を…」

「頼む俺を…」

「俺を改造人間にしてくれ!!」


仮面ライダーV3/風見志郎は改造人間である。
謎の秘密組織デストロンに重症を負わされたが
仮面ライダー1号・2号によって改造手術を受け仮面ライダーV3として蘇った。


「ゴメンな…雪子…」

「俺はまだ…いけないよ…」

「変身…V3!!


「……今はこの体が俺の」
プライドだ」


「こいつが俺の…」

「力と…技と…」

命のベルトだ!!






志郎
「俺の望む項目には追記・修正もいらん!」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/