登録日:2026/10/11 Sun 11:08:44
更新日:2026/10/11 Sun 16:39:52NEW!
所要時間:約 8 分くらい読んでいきいな~
道狂とは、『鬼武者 WAY OF THE SWORD』に登場する敵キャラクター。
CV:ふしだ りほ
概要
京都で新しい幻魔を生み出すことに没頭している幻魔側の女科学者。
フクロウと笑い顔が合わさったような不気味な仮面をつけており、首が異様に長い女性。
髪は触手のような形で逆立ち、指や爪も細長く伸びている。
あやとりが好きなのかよく赤い糸を扱うことが多い。
京都の中心部にあたる二条城と京都御所の地下に自身の研究所を置いている。
また、今作の黒幕である白装束の男こと源義経の腹心にあたる。
人物
舞妓のような京都弁で話し、相手をおちょくったような態度を崩さない。
さまざまな人間や動物を合成させ強力な幻魔を造ることを得意とし、生み出す幻魔はどれも悪趣味なものばかり。
当然素体とする人間はぞんざいに扱っており、道狂の研究所には
彼女の悪戯な人体実験の果てに半人半獣の姿にされてしまった失敗作たちが収容されている。
いわば過去作の
ギルデンスタンにあたるのだが、道狂の場合は生命そのものを玩具のように弄繰り回す事を愉しんでいる外道であり、強い造魔を生み出す事を目的とするギルデンスタンとは科学者としてのスタンスは根本的に異なっている。
主である義経に対しては
強い恋心を抱いており、幻魔の研究も義経のためでありそれ以外にもさまざまな暗躍を行っている。
そのため義経の前妻である静御前には激しい嫉妬と憎悪を向けている。なお静本人は外道に堕ちた義経に何の未練はないが、逆に
「その余裕が腹立つねん!」とさらに怒りを燃やしている。
このように心身ともに怪物のような道狂であるが、本人曰く大昔の頃は絶世の美女と呼ばれていたらしく、多くの貴族達が宝物を貢いで求婚を迫っていたらしい。
劇中の活躍
二条残酷物語
二条城の地下研究所に手下の幻魔達に鵺の素体となる多くの虎や人間達を運ばせその中には攫われた阿国の親友・雛菊もいた。
何度も逃げようとしていた雛菊を二度と動けないように踊り子の命である足の腱を斬らせ、さらに猛獣や発狂した人間たちと隣り合わせ牢に閉じ込め心身ともに苦しめ尽くしていた。
二条城に出た鵺を追っていた道中に雛菊の黒魂を見つけた武蔵がそれを追うことで偶然道狂の研究所を発見する。
当初は侵入した武蔵を歯牙にもかけず慎重さが必要な工程に勤しんでいたが、静の声を聞くや否や作業中の器官を握りつぶしてすぐさま静に恨み節をぶつける。
その後やっと武蔵に気づき、新作の血児固をけしかけ研究所から逃亡。
研究所内の
どこぞの薬品会社のような罠や鵺二体を使って時間を稼ぎ、京都御所までたどり着いた武蔵に今度は鵺の上位種・大鵺をぶつけさせる。
大鵺撃破後は雛菊の件を知った阿国に切りかかれるも、その場に現れた義経が雛菊をそのまま渡した後、共に姿を消した。
血みどろ五条大橋
かつての義経の忠臣・弁慶を幻魔として甦らせ、武蔵の刺客として五条大橋にて暴れさせる。
弁慶が倒された後は相も変わらず飄々とした態度で現れるが…
あららぁ、やられてしもうた
道狂…
ほっ?んんん…
道狂ォォォ!!
ぎぃぃやああああ!
自身の忠臣である弁慶の勇姿に泥を塗られたことが義経の逆鱗に触れ、鉄拳制裁を食らうこととなった。
その後は義経の制裁がこたえたのかしばらくは鳴りを潜めるも、京都で起こる様々な怪事件に絡んでいたり、造反の動きを見せる酒呑童子を武蔵に始末させたりと様々な所で暗躍を続ける。
嵐山そでしぐれ
不可侵の神域・嵐山を襲撃し、より多くの瘴気を放つ巨大な花を咲かせようと目論む。
その際人斬りで居合わせていた佐々木巌流に、大勢の人間の魂を条件に巌流と手を組む。
ちなみに道狂が花を咲かせる場所に嵐山を選んだのは、鬼門に大打撃を与えられるだけでなく、自身にとってはゆかりの地であるかららしい。
道狂と巌流を追って嵐山の浄化にあたる武蔵であったが、その道中で見た黒魂である真実を知ることとなる。
実は道狂は幻魔ではない別の存在であることが発覚。
さらに道を進んで新たに見つけた黒魂から「何百年先で見通している武蔵の存在に気づく」「鬼の篭手や破魔鏡等の鬼の一族の技術は道狂の”故郷”からの伝来」などの事実も出てきており、徐々に幻魔でも鬼でもない別の何かという異質さが表れ始める。
それ以外にも義経の腹心でありながら裏で暗躍する素振りを見せていることから、本当に彼に忠誠を誓っているのかも疑わしい。
道狂の正体に疑問を感じながらも、佐々木巌流を斬った後ついに道狂と直接対決となった。
おい 静ぁ
篭手から威勢張ってる幽霊女が、偉そうに抜かすなや!
そう叫び道狂が見せたものは、巨大な瘴気の塊に縛られた静の骸であった。
義経に切り刻まれた静の死体を密かに集め修復しては憂さ晴らしの玩具にしていたのだ。
しかも言動から察するに何度も破壊するたびまた直すのを繰り返していた模様。
…鬼は、死んでも温かいんよなぁ
ぼちぼち用済みやけど、まだまだ肉も贓物も新鮮そのものやからな…
そう言い放ち、静の死体を下にある廃村に突き落とし、下にいる幻魔の餌にした。
この上ない屈辱…力さえあれば
力さえあれば、この手で、叩き潰してやるものを…!道狂ォ!
悔しいか、そらそうやわな
ああ、ええ気分や!
屈辱の表情を見せる静を見て激しく高揚する道狂。
そんな中、武蔵は静の怒りを受け取り、道狂との戦いへと挑む。
力なら俺が預かってる。代わりに叩き潰してやるから…それで我慢しろ。
何とぞ…!
……地獄の底まで、落としてやるよ!
戦闘
道狂自身は科学者である故、戦闘力は低いが自作の武器を使って逃げながら武蔵が近づけないような戦法をとっている。なら弓矢を使えば…とお思いだろうが何故か弓矢での攻撃が効かないので必然的に近づかなければならない。
最大の特徴は作中の敵キャラで唯一力動を削ることができないこと。
殆どの攻撃は防御と受け流しができず、道狂を斬るには技の隙をつくしかない。
が、ここまでで『脚覚醒』のステータスを限界まで強化できていれば、回避しながら見切りゲージを溜め、『縮地』の力で見切り連斬でダメージを与えられる。
スムーズに進めたいなら強化を怠らないようにしよう。
口と目が付いた鞠のような球体を連射してくる。回避や防御できるが同時に別の攻撃を重ねてくるので注意。
赤いレーザーを放出する貝型の武器を放ってくる。
こちらは防御不能で回避することで見切りゲージが溜まりやすい。
その他にも2人に分身してあやとりを模したレーザーで迫ってくるが、眼覚醒で本物を見分けることができる。
地面から鼠型の火炎放射器の列を出して一斉に炎を出す。
大量の首灯を出現させて特攻攻撃をさせる。道狂のところへ向かっていけば逆に道狂の方へ特攻する。強化後は一匹のみ武蔵へ向かってくる個体が現れるようになる。
仮面を模した風船爆弾を繰り出す。発射前に弓で射てば逆に炎上ダメージを与えられる。
強化後は突然消えて後ろから木の枝と呼ばれる薙刀を繰り出してくる。
回避や一閃で対処できるが、受け流しに成功すると薙刀が宙を舞って道狂の方へ刺さっていく。
弾くことに成功すると、この時に限り一気に力動を全て削ることができ、そのまま崩し一閃を発動できる。
巨大な月を顕現させて、全体攻撃を行う。
防御不能であり、盛り上がってくる岩場を盾にしなければ防ぐことはできない。
発動後は体力を消耗してしばらく動かないため残った岩の破片を腕覚醒でぶつけよう。
ちなみにこの攻撃を繰り出す瞬間、道狂が一瞬だけ面を外している。
様々な武器を武蔵を殺そうとするも、戦闘の末に武蔵に敗北した。
地面に倒れ、月に手を伸ばしながら道狂は自分の正体を武蔵に零した。
そして、そのままもの悲しそうに消滅していった。
と見せかけ、赤く光った満月に仮面を被せながらその場から逃亡した。
最後まで人を茶化しきった食えない女であった。
最高傑作の完成や!
義経なんぞおらんでも…これでウチの望みは叶う!
義経が倒された後、城が崩壊する中『最高傑作』と称する存在と共に城の一部と共に天高く上昇して消えていった。
その最高傑作の姿は武蔵がよく知るある人物と同じであった。
果たして、道狂はどこへ向かい、何を目論んでいるのだろうか…?
これ以上の顛末は残念ながら『鬼武者 WAY OF THE SWORD』内では明かされない。
余談
- 道狂役を演じたふしだりほ氏は今作の舞台となった京都出身であり、道狂の京都弁も自然なものとなっている。
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・道狂の正体 ※ネタバレ注意 |
…天のお偉いさん、来てくれへんかぁ
ウチが「堕とされた」理由、教えてほしかってんけどなぁ…
堕とされた、だ?
そのせいで、こんなんなってもうて
「耀う姫」なんて呼ばれて、持て囃されてた頃が懐かしいわ
その正体は、かつて竹から生まれその美しさから多くの貴族や帝をも魅了し最後は故郷の月へと帰っていった 「耀う姫」。
つまり、 日本の昔話で有名な『竹取物語』のかぐや姫。
伝承では月からの使者たちの迎えと共に月へと帰ったとされているが、道狂によると月から追放され、地上に残されかつての美も失われ現在の姿になり果てたらしい。
『竹取物語』伝承の地でもある嵐山はいわば道狂の第2の故郷でもあり、自身が生まれた竹を懐かしんでいた。
自身の研究所をわざわざ二条城と京都御所の地下に設置し、御所の人間を始末するための大鵺を造っていたのも、かぐや姫時代でのかつての帝との確執もあったからだろう。
また、戦闘に使っている武器をよく見ると『竹取物語』にてかぐや姫が5人の求婚者に結婚の条件として提示された宝がモチーフになっている。
- 鱗の付いた球体→龍の首の玉
- 鼠型の火炎放射器→火鼠の皮衣
- レーザーを放出する貝→燕の子安貝
- 玉の枝と呼ばれる薙刀→蓬莱の玉の枝
- 全体攻撃を放つ巨大な月→御仏の石鉢
道狂が何故月から追放されたかの理由は不明ではあるものの、彼女の性格から察するに恐らくは月の住人として相応しくない穢れた心の持ち主とされたからだと思われる。
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最終更新:2026年10月11日 16:39