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道狂(鬼武者 WAY OF THE SWORD)

登録日:2026/10/11 Sun 11:08:44
更新日:2026/10/29 Thu 15:08:59
所要時間:約 8 分くらい読んでいきいな~




ん?ああ、おこしやす、『落ち武者』

道狂とは、『鬼武者 WAY OF THE SWORD』に登場する敵キャラクター。

CV:ふしだ りほ

概要

京都で新しい幻魔を生み出すことに没頭している幻魔側の女科学者。
フクロウと笑い顔が合わさったような不気味な仮面をつけており、首が異様に長い女性。
髪は触手のような形で逆立ち、指や爪も細長く伸びている。
あやとりが好きなのかよく赤い糸を扱うことが多い。

京都の中心部にあたる二条城と京都御所の地下に自身の研究所を置いている。

また、今作の黒幕である白装束の男こと源義経の腹心にあたる。


人物

舞妓のような京都弁で話し、相手をおちょくったような態度を崩さない。

さまざまな人間や動物を合成させ強力な幻魔を造ることを得意とし、生み出す幻魔はどれも悪趣味なものばかり。
当然素体とする人間はぞんざいに扱っており、道狂の研究所には彼女の悪戯な人体実験の果てに半人半獣の姿にされてしまった失敗作たちが収容されている。
いわば過去作のギルデンスタンにあたるのだが、道狂の場合は生命そのものを玩具のように弄繰り回す事を愉しんでいる外道であり、強い造魔を生み出す事を目的とするギルデンスタンとは科学者としてのスタンスは根本的に異なっている。

主である義経に対しては強い恋心を抱いており、幻魔の研究も義経のためでありそれ以外にもさまざまな暗躍を行っている。
そのため義経の前妻である静御前には激しい嫉妬と憎悪を向けている。なお静本人は外道に堕ちた義経に何の未練はないが、逆に「その余裕が腹立つねん!」とさらに怒りを燃やしている。

このように心身ともに怪物のような道狂であるが、本人曰く大昔の頃は絶世の美女と呼ばれていたらしく、多くの貴族達が宝物を貢いで求婚を迫っていたらしい。


劇中の活躍

二条残酷物語


二条城の地下研究所に手下の幻魔達に鵺の素体となる多くの虎や人間達を運ばせており、その中には攫われた阿国の親友・雛菊もいた。
何度も逃げようとしていた雛菊を二度と動けないように踊り子の命である足の腱を斬らせ、さらに猛獣や発狂した人間たちと隣り合わせ牢に閉じ込め心身ともに苦しめ尽くしていた。

二条城に出た鵺を追っていた道中に雛菊の黒魂を見つけた武蔵がそれを追う事で、偶然道狂の研究所を発見する。
当初は侵入した武蔵を歯牙にもかけず慎重さが必要な工程に勤しんでいた*1が、静の声を聞くや否や作業中の器官を握りつぶしてすぐさま静に恨み節をぶつける。
その後やっと武蔵に気づき、新作の血児固をけしかけ研究所から逃亡。

研究所内のどこぞの薬品会社のような罠や鵺二体を使って時間を稼ぎ、京都御所までたどり着いた武蔵に今度は鵺の上位種・大鵺をぶつけさせる。

大鵺撃破後は雛菊の件を知った阿国に切りかかれるも、鬼の力も持たない踊り子に過ぎない阿国では力不足。
軽々といなしつつ「雛菊を欲しがったのは義経だから自分は知らない」と嘯く。が、その場に現れたのは当の義経。義経はお迎えが来たと言いつつ雛菊を二人に返す。……見るも無残な血児固の出来損ないと化した雛菊を。
唖然とする武蔵と取り乱す阿国を他所にそのまま義経と共に姿を消した。

……と、このように初登場早々にプレイヤーに強烈なインパクトを叩き込み、「必ずぶった斬ってやる」と武蔵と共に怒りと戦意を高めさせるのであった。


血みどろ五条大橋

かつての義経の忠臣・弁慶を幻魔として甦らせ、武蔵の刺客として五条大橋にて暴れさせる。
弁慶が倒された後は相も変わらず飄々とした態度で現れるが…

あららぁ、やられてしもうた

道狂…

ほっ?んんん…

道狂ォォォ!!

ぎぃぃやああああ!

自身の忠臣である弁慶の勇姿に泥を塗られたことが義経の逆鱗に触れ、鉄拳制裁を食らうこととなった。

CAPCOM製のクズ人物はどうして逆鱗に触れるようなことをやるのか…まぁ、ざまぁ
堪忍…堪忍して…

その後は義経の制裁がこたえたのかしばらくは鳴りを潜めるも、京都で起こる様々な怪事件に絡んでいたり、造反の動きを見せる酒呑童子を武蔵に始末させたりと様々な所で暗躍を続ける。



嵐山そでしぐれ

不可侵の神域・嵐山を襲撃し、より多くの瘴気を放つ巨大な花を咲かせようと目論む。
その際人斬りで居合わせていた佐々木巌流に、「もっと大勢の人間を殺せば自分は死体、巌流は魂が手に入る」と持ち掛けて巌流と手を組む。
ちなみに道狂が花を咲かせる場所に嵐山を選んだのは、鬼門に大打撃を与えられるだけでなく、自身にとってはゆかりの地であるかららしい。

道狂と巌流を追って嵐山の浄化にあたる武蔵であったが、その道中で見た黒魂である真実を知ることとなる。

ああ、ウチ、人は喰わんのよ、幻魔とは違うよってに

実は道狂は幻魔ではない別の存在であることが発覚。
さらに道を進んで新たに見つけた黒魂から「何百年先で見通している武蔵の存在に気づく」「鬼の篭手や破魔鏡等の鬼の一族の技術は道狂の”故郷”からの伝来」などの事実も出てきており、徐々に幻魔でも鬼でもない別の何かという異質さが表れ始める。
それ以外にも義経の腹心でありながら裏で暗躍する素振りを見せていることから、本当に彼に忠誠を誓っているのかも疑わしい。

道狂の正体に疑問を感じながらも、佐々木巌流を斬った後ついに道狂と直接対決となった。

おい 静ぁ
篭手から威勢張ってる幽霊女が、偉そうに抜かすなや!

そう叫び道狂が見せたものは、巨大な瘴気の塊に縛られた静の骸であった。
義経に切り刻まれた静の死体を密かに集め修復しては憂さ晴らしの玩具にしていたのだ。
しかも言動から察するに何度も破壊するたびまた直すのを繰り返していた模様。

…鬼は、死んでも温かいんよなぁ
ぼちぼち用済みやけど、まだまだ肉も贓物も新鮮そのものやからな…

払い下げや

そう言い放ち、静の死体を下にある廃村に突き落とし、下にいる幻魔の餌にした。

この上ない屈辱…力さえあれば

力さえあれば、この手で、叩き潰してやるものを…!道狂ォ!

悔しいか、そらそうやわな

ああ、ええ気分や!

屈辱のあまり流血するほど唇を強く噛み締める静を見て激しく高揚する道狂。
そんな中、武蔵は静の怒りを受け取り、道狂との戦いへ挑む。

力なら俺が預かってる。代わりに叩き潰してやるから…それで我慢しろ。

何とぞ…!

……地獄の底まで、落としてやるよ!


戦闘

道狂は科学者であるゆえ直接戦闘力は低い。身体能力や体術の面で言えば、恐らくこれまで斬って来た一ツ目笠や棘丸と同等以下であろう。
無論、道狂自身もそれを分かっているゆえ、自作の武器を使って逃げながら武蔵を寄せ付けない戦法をとっている。
なら弓矢を使えば…とお思いだろうが何故か本体には弓矢での攻撃が効かない。
おまけに直接斬っても力動を削ることができず、そもそも殆どの攻撃は防御も受け流し/弾きもあまり効果的ではないため、
根比べに耐えるかのように隙をつきながらチマチマと相手を削る他ない。

が、ここまでで『脚覚醒』にまつわるスキルをすべて取りきっていれば、回避によって見切りゲージを溜め、『縮地』見切り連斬でダメージを通す頻度を上げられる。
スムーズに戦うなら強化を怠らないようにしよう。

  • 基本攻撃
口と目が付いた鞠のような球体などを連射してくる。回避や防御・弾き返しいずれも可能だが、
大きめのトゲコマ以外は弾き返しても直撃させることはできない。

これらの飛び道具は他の一部攻撃と重ねて行われることがあるため注意。

  • レーザー攻撃
赤いレーザーを放出する貝型の武器を放ってくる。
こちらは防御不能であり、回避することでの見切りゲージが溜まりやすい。
その他にも2人に分身してあやとりを模したレーザーで迫ってくるが、眼覚醒で示された側を弓矢で射抜くことで転倒させられる。

  • 火炎放射
地面から鼠型の火炎放射器の列を出して一斉に炎を出す。

  • 幻魔召喚
大量の首灯を出現させて特攻攻撃をさせる。これは道狂自身をも巻き込むため、道狂の背後へと抜けてしまえば逆に痛手を負わせられる。
強化後は一匹のみ武蔵へ直進して捕らえにかかる個体が現れるようになるため、見切り回避で掴み返ししよう。

  • 爆弾攻撃
仮面を模した風船爆弾を繰り出す。発射前に弓で射てば逆に炎上ダメージを与えられる。

  • 薙刀攻撃
強化後は突然消えて後ろから玉の枝と呼ばれる薙刀を繰り出してくる。
回避や一閃で対処できるが、受け流しに成功すると薙刀が宙を舞って道狂の方へ刺さっていく。
弾くことに成功すると、この時に限り一気に力動を全て削ることができ、そのまま崩し一閃を発動できる。

  • 全体攻撃
巨大な月を顕現させて、全体攻撃を行う。
防御・見切り回避不能の致命的な一撃であり、盛り上がってくる岩場の影に隠れてやり過ごすのが生き延びる唯一の方法。
発動後は体力を消耗してしばらく動かないため残った岩の破片を腕覚醒でぶつけよう。
ちなみにこの攻撃を繰り出す瞬間、道狂が一瞬だけ面を外している*2。


様々な武器を武蔵を殺そうとするも、戦闘の末に武蔵に敗北した。
地面に倒れ、月に手を伸ばしながら道狂は自分の正体を武蔵に零した。
そして、そのままもの悲しそうに消滅していった。

まあええか…





























策は他にも用意してあるしな

あーひゃひゃひゃ!

と見せかけ、赤く光った満月に仮面を被せながらその場から逃亡した。
最後まで人を茶化しきった食えない女であった。




余談

  • 道狂役を演じたふしだりほ氏は今作の舞台となった京都出身であり、道狂の京都弁も自然なものとなっている。

+ ・道狂の正体 ※ネタバレ注意
…天のお偉いさん、来てくれへんかぁ
ウチが「堕とされた」理由、教えてほしかってんけどなぁ…

堕とされた、だ?

そのせいで、こんなんなってもうて

「耀う姫」なんて呼ばれて、持て囃されてた頃が懐かしいわ



その正体は、かつて竹から生まれその美しさから多くの貴族や帝をも魅了し最後は故郷の月へと帰っていった「耀う姫」。
つまり、日本の昔話で有名な『竹取物語』のかぐや姫。

伝承では月からの使者たちの迎えと共に月へと帰ったとされているが、道狂によると月から追放され、地上に残されかつての美も失われ現在の姿になり果てたらしい。

『竹取物語』伝承の地でもある嵐山はいわば道狂の第2の故郷でもあり、自身が生まれた竹を懐かしんでいた。
自身の研究所をわざわざ二条城と京都御所の地下に設置し、御所の人間を始末するための大鵺を造っていたのも、かぐや姫時代でのかつての帝との確執もあったからだろう。

また、戦闘に使っている武器をよく見ると『竹取物語』にてかぐや姫が5人の求婚者に結婚の条件として提示された宝がモチーフになっている。

  • 鱗の付いた球体→龍の首の玉
  • 鼠型の火炎放射器→火鼠の皮衣
  • レーザーを放出する貝→燕の子安貝
  • 玉の枝と呼ばれる薙刀→蓬莱の玉の枝
  • 全体攻撃を放つ巨大な月→御仏の石鉢

道狂が何故月から追放されたかの理由は不明ではあるものの、彼女の性格から察するに恐らくは月の住人として相応しくない穢れた心の持ち主とされたからだと思われる。



ウチは追記・修正で忙しいんよ。ほな、ごゆっくり~


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最終更新:2026年10月29日 15:08

*1 後で分かるが、この時作っていたのは大鵺の頭部

*2 ただし肝心の顔は強い光に包まれて見えない