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ギルデンスタン(鬼武者)

登録日:2026/09/02 Wed 19:25:43
更新日:2026/10/15 Thu 22:12:51NEW!
所要時間:約4分で読めます




大した口の利きようだ

お前のような威勢のいい奴に会うのは信長以来だな

ギルデンスタンとは、『鬼武者』に登場する高等幻魔。
CV:大木民夫、大塚芳忠(リマスター版)




概要

自他共に認める幻魔界一の天才科学者。幻魔王フォーティンブラスと共に最も長生きしている幻魔の一人であり、人類の歴史に匹敵する程の歳月を邪悪な研究に費やしてきた。
性格は冷酷で老獪かつ卑劣で、他の幻魔と同じく人間を「虫ケラ」「猿」呼ばわりして露骨に見下している。
人間や動物の死体から造った幻魔「造魔」を生み出しており、造魔を「息子」として可愛がっている変態。夢は最強の造魔を生み出すこと。マーセラスを最高傑作と評している。
基本的にシリアスな悪役だが、科学者らしく自分の技術を見せびらかしたい自己顕示欲もあるのか、特に聞かれてもいないのに技術や功績を声高に語る事も。
特に『3』では、わざわざ左馬介を自分の拠点に呼び出して研究成果+計画を明かしたりしている。

幻魔軍の戦力拡充に大きな貢献をしている一方、科学者キャラのテンプレ通りに戦闘の方は弱い。
が、ある程度戦えるように上半身を分離できるなどの改造を施している。

桶狭間の戦いの後、幻魔と契約を交わした織田信長を幻魔として甦らせた張本人でもあり、いわば鬼武者の物語はギルデンスタンによって始まったともいえる。





劇中の活躍

『鬼武者』

いいことを教えてやろう

桶狭間で死んだ織田信長を蘇らせたのはこの私だ

地下墓地にて、武者の死体から造魔を作り出そうとしている最中にオズリックを倒した左馬介と遭遇。
当初は歯牙に掛けていなかったが、幻魔だと分かっても尚自分に啖呵を切って来る左馬介の威勢のよさを気に入ったのか、自身が桶狭間の戦いで死んだ信長を甦らせたことを教える。初登場時から自己顕示欲が強い
その後は出来たばかりの新しい息子・レナルードを左馬介にけしかけその場を後にする。

稲葉山城のパートでは登場しないが、終盤幻魔界に続く扉の前で立ちふさがる。
左馬介からは「またてめぇか すっこんでろ」「くだらねぇ化け物でも作って遊んでやがれ」と吐き捨てられ、自身が見下していた人間に馬鹿にされたことに憤慨しながら改良を重ねたマーセラス・改をけしかけその場から消える。
本作での出番はここまで。

しかしマーセラス・改は結局左馬介を止められず、さらには主フォーティンブラスまでが打倒されてしまった。
これが左馬介との20年以上に渡る因縁の始まりとなるのであった。

なお、作中に入手できる文書にも彼の著作が度々登場し、自分が蘇らせた信長については、その潜在能力に驚きを示しつつも過去に幻魔と契約を結んだ者たち*1と同様に「猿」と見下していた。
幻魔の技術進歩を担う一方で、暗黒儀式で幻魔王の妖力が契約者に与えられるメカニズムは彼の頭脳を以てさえも解明できていなかったようだ。


『鬼武者2』

本編には登場せず、文書のみ。
信長の秘密兵器である黄金魔神像の設計・監修を担っており、機械造魔のドロガントはギルデンスタンの弟子が作り出したものであるなど劇中の幻魔側の兵器開発に深く関わっている。
また劇中では語られなかったが、十兵衛に敗北したギンガムファッツを計二度強化・復活させたのも彼。

前作では信長を見下して顎で使っていたが、フォーディンブラスを喪って混乱状態の幻魔界を統一、新たな幻魔王に君臨した後は一転して「何か必要な物がありましたら何なりとお申し付けください」と信長に低姿勢で諂っている。
特に「人間たちに幻魔を崇めさせるよう仕向ける」というフォーティンブラスになかった発想とカリスマ性には甚く感服しており、自分の研究の幅を広げさせた事も含めて改めて忠誠を誓っていた。
この辺り、何だかんだ言いつつ「幻魔の盛栄」という目的意識には忠実である事が窺える。


『鬼武者3』

来い虫ケラ!

この私自身がひねり潰してやろう!

『1』から約三年ぶりの登場。
鬼が遺した時間を自由に移動できる技術、「時のねじれ」の研究中に偶然幻魔の軍勢共々2004年のパリに飛ばされるが、その事については気にせず、パリ侵攻の司令官として指揮を執る。
戦国時代と異なり科学にあふれた現代はギルデンスタンにとっては独壇場であり、兵器を素体にした造魔・ブレインスタンの量産、動物を幻魔に変える生物実験など未来の技術を研究しつつ科学力をフルに発揮。
さらに現代の機械を利用して、「時のねじれ装置」を完成させて信長を現代の世界に呼ぼうと画策する。

しかし、鬼武者という天敵の居ない現代で好き勝手やれていたのも長くは続かなかった。
本能寺で信長と対峙していた左馬介も時のねじれに巻き込まれ、同じくパリに転移してきたのだ。ちなみに、フランス語が分からなくて苦慮していた左馬介と初めて会話が成立したのがよりによってこいつである。
パリで奮闘する左馬介に幻魔の軍団や幻魔に改造した森蘭丸を送り込みながら、時のねじれ装置を完成させようとする。
なお、左馬介に宣戦布告する際、わざわざミシェルの携帯電話に電話を架けて近くに居た左馬介に替わってもらうというシュール極まりない行動を取っていたりする。
どうやってミシェルの電話番号を知ったのか。何故ミシェルのそばに左馬介が居ると分かったのか。何より、ミシェルに何と言って電話を替わって貰ったのか。短いムービーにも拘らずツッコミどころは絶えない。

中盤、左馬介とアンリを捕らえ幻魔に改造しようと企むがミシェルにより左馬介を逃がしてしまう。左馬介の代わりにミシェルを改造しようとするが、そこに左馬介が救出しに現れ、ついに直接対決となる。

下半身を切り離して空中を浮遊し、魔力を駆使して攻撃してくる。さらにあらゆる攻撃を防ぐバリアで身を守っているが、このバリアには「魔力行使の瞬間だけはバリアを解除しなければならない」「幻魔の力だけはバリアを透過してしまう」という欠点がある。
上半身の胸が赤く光っている時がダメージを与えられ、常に浮遊しているため雷矢を使って攻撃するのが有効。
致命傷を負うと携帯型時のねじれ装置で「デスリターン」を発動させて時間を巻き戻し、勝負の仕切り直しを図ろうとするので全力で阻止しよう。またこれは莫大なエネルギーを消費するために連続使用は出来ず1回のみ。

戦闘の末についに撃破されるも、死の間際に時のねじれ装置が完成したことを告げる。
時のねじれ装置の場所を問い詰める左馬介をよそに、最後まで自身の発明を賛美しながら息絶えたのであった。

見える...見えるぞ...

...私の最高傑作が!


余談

名前の由来は『ハムレット』にて主人公ハムレットの友人の1人であるギルデンスターンから。
彼に限らず、高等幻魔の多くはシェークスピアの戯曲から名前が取られている。*2

またギルデンスターンの相方にあたるローゼンクロイツが元になった高等三幻魔の1人が『新鬼武者』に登場している。
こちらも科学者であるが、自身の創造物を息子と愛でていたギルデンスタンと異なりあくまで実験動物と見なしている。

リブート版『鬼武者 WAY OF THE SWORD』は世界観が一新されているため登場しないが、その代わりとして女科学者の幻魔(正確には幻魔とも鬼とも違うのだが)「道狂」が登場している。
ギルデンスタンと同様、黒幕の側近として策謀や造魔開発に勤しんでいるのだが、
  • あくまで強い造魔を生み出す事を目的とするギルデンスタンに対し、生命そのものを玩具のように弄繰り回す事を愉しんでいる
  • 何だかんだ言いつつ主への忠誠心や幻魔の盛栄という目的意識は明確なギルデンスタンに対し、自己中心的で黒幕の事すら内心では利用しているつもりで居る
と、同じマッドサイエンティストでも性格はだいぶ異なる。
上記の通り無印シリーズとは世界観違うので両者が対面する機会は無いだろうが、仮に対面しても仲良くはなれなさそうである。



い...痛いじゃないか...
...こんなに追記・修正して...

しつこい野郎だ
もう地獄に行きやがれ!


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最終更新:2026年10月15日 22:12

*1 チンギス・ハンやアレキサンダー大王といった歴史に名を連ねる支配者は、大量の人間を生贄として捧げる見返りに幻魔の高度な技術を受け取っていたことが語られている

*2 鬼武者の世界観では、逆にシェークスピアが幻魔からインスピレーションを得ていた=幻魔と契約を結んでいたことになっている