登録日:2010/03/15 Mon 19:53:30
更新日:2025/03/15 Sat 10:49:56
所要時間:約 2 分で読めます
「小女子」とは、
文字通り、小柄で可愛らしいオニャノコのこと……ではない!!
「小女子」と読み、出世魚であるイカナゴの稚魚の時の呼び名である。
パッと見には難読に見えるかもだが、「小」+「女子」と分ければ、読みやすいかもしれない。
上述したように、可愛らしい小さな女の子ではない、絶対。小学生女子の略でもない、断じて。
【概要】
「こうなご」は主に東日本での呼ばれ方で、西日本では「新子」(もしくは単にイカナゴ)と呼ばれる。
出世して、成長しきると
- 金釘(西日本、九州など)
- 古背(西日本など)
- 加末須古(〃)
- 女朗人(東北など)
- 大女子(稚内など)
などと、地域に寄って呼び名が異なってくる。
《名前の由来》
例によって、正確な由来は不明。
小さな小学生の女子のように可愛らしい見た目であることからそう呼ばれるようになったという説。
また、ある殿様がこの魚について家臣に尋ねたら、何の魚の稚魚か分からず「『いかなこ(「如何なる(魚の)子」の意)』か」と返したのを魚の名と勘違い。
……した上に、聞き間違えた、なんて説もある。
さて、小女子で絶対に忘れてはいけないことがある。
……そう、犯行予告…
ではなくて、「釘煮」である。
釘煮にとは佃煮の一種で、錆びた釘のような色をしていることからその名がついた。
水揚げされた小女子を平らな釜の中で
醤油、みりん、砂糖、おろし
生姜等と一緒に、水分が無くなるまで煮込む。
ご家庭でも出来るので、小女子を買って来て作ってみよう。
間違っても焼いてはいけない。
釘煮の他に「ちりめん」など、小女子は様々な形で美味しく頂かれるのだ。
【余談】
上記で、チラッと犯行予告について書いたが、これは実際に逮捕者も出ているため、決して笑い話ではない。
現に、2008年には「明日午前11時に〇〇小学校で小女子を焼き殺す」と某掲示板に書き込んだアホウがいた。
当然、威力業務妨害の容疑で、埼玉県警に逮捕された。
「小女子は『コウナゴ』と読み、小魚の意味で、殺害予告にはあたらない」と言い逃れをしたが、当然通じず、有罪判決を受けた。
(そもそも、誤解を招く言い回しをして、学校に集団下校等の対応を取らせた時点で、真意に関わらず業務妨害である)
なお、小女子の学名でもある“イカナゴ”だが、これも実は漢字で書くと「玉筋魚」となる。
玉(と裏筋)……小女子は、実は男の娘だったのかもしれない…。
アニヲタで小女子を追記、修正する。
- 某ラノベに載ってた小女子の炒め煮は未だに作る。旨いんだよなあ -- 名無しさん (2013-11-12 18:11:10)
- ↑ラノベで料理の仕方載せるとは思わんかった -- 名無しさん (2014-03-24 02:34:37)
- やっぱ美味しそうだよな、あれ。今度作ってみようかな。 -- 名無しさん (2014-03-28 13:50:04)
- 最初ガキの頃「小公子セーラ」にちなんで「しょうじょし」かと思った -- 名無しさん (2014-03-28 16:11:10)
- ↑あ………「小公女」だったw -- 名無しさん (2014-03-28 16:12:36)
- ↑2 男装のセーラ…リボンの騎士かな? -- 名無しさん (2016-10-14 16:34:58)
- 「小公子」はセディだな -- 名無しさん (2016-10-14 22:23:29)
- 変な読み方しちゃダメよ -- 名無しさん (2024-09-28 15:27:45)
最終更新:2025年03月15日 10:49