マンゴープリン

登録日:2012/01/05 Thu 00:51:53
更新日:2025/07/21 Mon 20:13:02
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マンゴープリンとは、香港発祥の中華デザートである。



マンーだからね///


プリンと名はつくが、実際には卵が使われていない点も特徴の一つである。ゼラチンや生クリームでマンゴーピューレを固めたデザートでありフルーツゼリーに分類される。
卵が入ってないとはいえ生クリームが入っているので、トロピカールで、クリーミィな嬉しい味わいである。


このデザートが成立した時期は比較的新しいと言われている。具体的な時期ははっきりとはわかっていないが、1980年代に発行された香港旅行を紹介する雑誌の中に、マンゴープリンの記述があったことから、その頃には存在していたと考えられている。

詳しい起源は諸説紛々あるが、西洋菓子のプリンに香港では手に入りやすかったマンゴーを取り入れることで独自の進化を遂げたと言われている。

20世紀後半、アジアをはじめとする国際貿易が活発化し、東南アジアやフィリピンから質の良いマンゴーが安定して輸入できるようになったことが、このデザートの誕生と普及の土台となった可能性が高い。

西洋と東洋の食文化が混ざり合う香港らしいお菓子のひとつであると言える。

■香港のマンゴープリン

点心(飲茶)文化が根強い香港では、食事の締めくくりとして豪華なデザートが振る舞われることも多く、マンゴープリンはそうした場面で定番メニューとして提供される。冠婚葬祭や祝宴、家族の集まりなど、さまざまなライフイベントにおいても欠かせない一品であると言える。


香港のマンゴープリンは、日本のものよりもマンゴーの果肉をたっぷりと残しておく傾向があり、食べながら、果実感を口に感じる事が出来る。
「何故日本でこれをしないのか?」と言う人も多くいる。

香港のレストランやホテルごとにレシピや盛り付けに独自色が加えられており、魚や菊を象った美しい形状のマンゴープリンが、しばしば香港のレストランにてデザートとして出てくる。香港料理の定番として、旅行の美しく、美味しい記憶として、素敵にアナタの脳裏に残るだろう。


また、地元の人々は、エバミルクやホイップクリームを各自でかけたりしながら食べる。



■日本のマンゴープリン


近年、前述の果肉たっぷりのものも食べられるようになったが、
やはりマンゴーピューレ等を使った、果肉感の余り残らないマンゴープリンが圧倒的に主流である。まあこれはこれで美味い。
(おそらく以前は検疫の関係上安価な海外産マンゴー果実の入手が困難で、その替わりにマンゴーピューレを使っていた名残だろう)
何故か洋菓子店で売られたり、杏仁豆腐のごとくフルーツシロップに浮かべられたりもする。
まあ、美味いからいいけど。

ちなみに台湾でも、杏仁豆腐は日本と同じように生クリームやゼラチンを使って固める方法が一般的である。どちらかというとマンゴーミルクの方が主流らしくデザートとしてはマイナーな方らしい。

日本では、個包装のカップ入りが一般的であるがどちらを好むかは人それぞれ。香港スタイルの本格的なものを好む人もいれば、馴染みのある日本式のなめらかプリンを愛する人も多いのだ。



追記、修正は、トロピカールでクリーミィなマンゴープリンを食べながらお願いします。

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最終更新:2025年07月21日 20:13