メジロ(野鳥)

登録日:2012/01/07(土) 15:51:03
更新日:2021/07/16 Fri 14:36:50
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\チィー/




メジロ
Zosterops japonicus



メジロ(目白)はスズメ目メジロ科の野鳥。体長は12cmほどの小鳥。


「チィーチィー」と高い声で小刻みに鳴きながら木々の間を移動する。花の蜜や果物など甘い物が大好き。

届け出を出せば個人で飼育が可能な野鳥である。



【特徴】
お腹は灰色。他は全体的にオリーブがかった色で派手さはないが綺麗な羽色をした美しい鳥である。

そして一番の特徴は名前の由来にもなった目の周りにある真っ白なアイリング。

他の鳥には見られない白いリングは面白く、可愛らしい。

ちなみに目の回りが黒いのはメグロと呼ばれる。そのまんまである。


【分布】
日本全国の平地から山林で見ることができる。ちょっとした緑があれば公園や住宅街でも見られる。


【性格】
ヤマガラほどではないが過度に人を恐れたりはしない穏やかな性格で、他の種と混ざって採餌することもある。


【行動】
繁殖期はつがいで行動するが、それ以外は小規模の群れで行動する。
夜には塒に集まり、数羽~数十羽で身体を寄せあって眠る。

その時にできるだけ内側に入ろうとし真ん中に無理矢理入りこもうとして騒ぎになる。この様子から『目白押し』という言葉が生まれた。


(´・ω・)(・ω・`))・ω・`((´>ω<)


もうちょっとそっち行ってよ


いや、無理だよ


やめろよ~



\仲がいいのね/



【餌】
餌は昆虫類、クモ類を食べるが、果物や花の蜜など甘い物を好む。

庭先に果物やジュースを置けば集まってくる。


春先、桜や梅の花に群がり蜜を吸う。メジロの嘴は細長く、舌の先もブラシ状になっており花の蜜を吸うのに適した形になっている。


そのため春になると『桜の蜜を吸う鳥』としてスズメヒヨドリとニュースでよく比較される。


春は他の生き物と同じくメジロにとっても素晴らしい季節なのだ。


\暖かくて気持ちいいのね/




【ヒヨドリとの確執】
メジロは上記のように果物や花の蜜を好むのだが、同じく甘い物が好きなヒヨドリとよく争いになる。
しかし身体の小さいメジロが勝てるわけもなく簡単に追い払われる。そのためいじめられっ子というキャラクターが定着してしまった。


メジロを庭に招くときは餌をフェンスで囲うなどヒヨドリ対策が必要になるなど大変。そのせいでヒヨドリは人間に嫌われる羽目に。

普通に餌食べに来ただけなのにね。


【飼育可能な野鳥】
現在日本では個人で飼育可能な野鳥はメジロのみ(1世帯1羽)。
しかし、無許可で多数のメジロを飼育したり、捕獲するなどの違法行為が行われており毎年逮捕者が絶えない。


メジロはその綺麗なさえずりが愛され、現在でも鳴き声を競わせる大会が行われている。優勝したメジロは横綱の称号が与えられ、高額な値がつけられる。
このようなメジロを育てるにはヒナのうちから美しいさえずりを聞かせなくてはならないらしい。

そのため多くのメジロが密猟され、中国から輸入された亜種とすり替えられ販売されるなどの問題も起きている。

しかし現在では、鳥インフルエンザの流行によって野鳥輸入は禁止されている。

良かったね!













あら、美味しそうな蜜柑ね。ラッキー♪






どけや姉ちゃん、俺が先に見つけたんだぜw






やめてよ、このならず者…!







美味いんだぜ





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最終更新:2021年07月16日 14:36