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ヤワラカクナイ

登録日:2011/07/08 Fri 22:09:22
更新日:2026/06/17 Wed 21:22:24
所要時間:約 5 分で読めます




む…無理だ

や…ヤワラカクナイは絶対に壊せん…

そう この天才でも…

ハカイダーでも…

ヤワラカクナイは、漫画『とっても!ラッキーマン』に登場する架空の物質。

第3部「H-1グランプリ編」から4部「さっちゃん編」に登場した、超硬い物質が出たと思ったらその何十倍も硬い物質が次々と出てくるという一連のネタの、終着点である最も硬い物質である。
この項目ではその「ヤワラカクナイ」に至るまでの「硬い物質シリーズ」も併せて解説する。


【インフレしていくカタい物質たち】

  • ガンジョーダX
H-1グランプリのリングに使われていた物質。
会長曰く「絶対に壊れない物質」…だが、同エピソード中に早くも何度か破壊されている。
確かに天才マンの「カッ」でもびくともしない強度はあるが、努力マンの蹴りで割れ、ラマンちゃんの「ドッゴーン」では穴が空いている。
エネルギーを蓄積する性質があり、努力マンに蹴られた際は最初にヒビが入ったあと、時間差で割れている。
これのみは表の宇宙の物質であり、命名法則的にもこの時点ではシリーズ化するつもりも無かったはずであるが、後々シリーズの比較対象には入れられており、
インフレが進みまくった結果「なんかガンジョーダXってすごく柔らかくない?」と言われ、完全にかませ物質と化してしまった。


  • ジャンプノヘンシュウブノトビラ
ここからは裏宇宙産の物質。ブラックホールの先の空間に壁として張り巡らされていた。
後のガモーノカーチャンノサイフノヒモの倍率から計算すると、ガンジョーダXの約11倍硬い計算になる。
ガンジョーダXを破壊した努力マンやラマンちゃんの攻撃でも壊れない強度を持つ。
天才マンが言うには「ジャンプの編集部の皆さんだけに楽しんでもらうための天才的なギャグ」らしく、ジャンプの編集部の扉がカタいというのが果たして物理的な意味なのか比喩的な意味なのか、読者である我々には分からない。
登場時点では前の物質の〇倍硬いという比較が出てきていないため、この時点でもまだシリーズではなく一発ネタのつもりだったと思われる。


  • ガモーノカーチャンノサイフノヒモ
要塞の扉の先、真の裏宇宙の最初の惑星を構成していた物質。
ガンジョーダXの952倍、ジャンプノヘンシュウブノトビラの87倍硬い。
この物質を片手で砕けるチカラジマンを世直しマンがパワーで圧倒したため、
世直しマンならジャンプノヘンシュウブノトビラの壁を壊せたことになり、ガモウ天才マンは「やべっ」と漏らしていた。
ここから前の物質より何倍硬いかが示されるようになり、本格的にシリーズ化することにしたようである。コマ外ではもっと硬い物質の名前が募集された。
なおこの「ガモーノカーチャン」とはガモウひろしの母親ではなく奥さんのことである模様*1


  • ヤットデタイッカゲツベンピウンチ
裏宇宙迷路の3番目の惑星の、野球スタジアムの構成材。
ガンジョーダXの14280倍、ジャンプノヘンシュウブノトビラの1305倍、ガモーノカーチャンノサイフノヒモの15倍硬い。
が、登場した次のコマでコチカメセンカイトッパが出てきたため、わずか1コマの天下というある意味ガンジョーダXよりも不遇な物質。


  • コチカメセンカイトッパ
ヤットデタイッカゲツベンピウンチ製のスタジアムを破壊していた、球児兄弟のバットやボールの構成材。
ヤットデタイッカゲツベンピウンチの1000倍硬い。
この当時のこち亀の話数はおおむね950話を過ぎたあたりで、まさしく突破はカタいと言える時期だっただろう。
この後に、末尾ページの「ラッキーネットワーク」で正式にこの次の硬い物質名が募集された。


  • ショクパンヨリフランスパン
さっちゃんの決闘の間全体を構成していた物質。
ガンジョーダXの100億倍、ジャンプノヘンシュウブノトビラの1億倍、ガモウノカーチャンノサイフノヒモの100万倍、ヤットデタイッカゲツベンピウンチの10万倍、コチカメセンカイトッパの1万倍硬い。
前述の正式募集にて見事当選した、大阪府の智之くん(12歳)からの応募アイデア。小学生らしいシンプルなネーミングである。
さっちゃんのエネルギッ手には砕かれてしまったが、その破片は美しく輝いており、ダイヤモンドの五千億倍の価値がある宝石でもあるという。
なお、コチカメセンカイトッパから倍率設定が雑になったせいか、上記の倍率はこれまでの数値と計算が合わなくなってしまっている。


  • ヤワラカクナイ
そしてついに登場した、裏宇宙一硬い物質。ハカイダーでも壊せないらしい。
但し、あくまでも第3裏小宇宙内で一番硬い物質なので、劇中に出なかっただけで他の小宇宙や大宇宙、裏大宇宙にはもっと硬い物質があったのかもしれない。
さっちゃんは最終決戦場の惑星をこの金属で覆って脱出不可能にし、ヒーローたちを巨大ブラックホールに道連れにしようとした。
ラマンちゃんの「ドッゴーン」はもちろんのこと、惑星破壊級のエネルギーを持つ世直しマンの「よ・な・おし波」をも跳ね返した。
その名からも分かる通りもはやヤケクソであり、倍率もなくただ「裏宇宙一硬い」と形容されるのみ。
もっともあわや味方が全滅かという絶体絶命のシーンだったため、さすがにそんな凝ったネタを挟んでいられる状況ではなかったのだが。

後述のとおり担当の苦言によりシリーズは打ち切りとなったようだが、結果的に見れば最終決戦での大ピンチを演出しての終了と、むしろ十二分に役目は果たしたと言えるだろう。


【余談】

  • 劇中ではあくまで硬い「物質」と呼ばれており、ショクパンヨリフランスパンの「宝石でもある」という説明から、それこそダイヤモンドのような非金属の鉱物なのかもしれない。
    一方でラッキーネットワークでの募集時は「金属」を募集するとも言われている。

  • この硬い物質シリーズは作者のガモウひろしのお気に入りだったらしく、どんどんエスカレートさせていったが、
    担当に「いい加減しつこいからやめてください」と言われ泣く泣く止めた。ただ今思えば確かにしつこ過ぎたとも思ってるらしい。

  • ガンジョーダXが登場する以前にも様々な硬い物質が登場しており、シリーズ恒例のネタとなっている。
    ミサイルを食らってもビクともしない『超合金X』に始まり、指レンジャーの一員の鋼鉄マンはダイヤをも砕く強固なボディを持ち、努力マンの鉄ゲタは鋼鉄マンの一撃を受け止められたり*2と、やはりガモウひろしは相当気に入ったネタだったようだ。


追記・修正はヤワラカクナイより柔らかくない物質を考えてからお願いします

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最終更新:2026年06月17日 21:22

*1 直接の言及はないが、「ラッキーネットワーク」での応募アイデア紹介でこの物質を意識した「ガモウノカーチャンニナイショノヒミツ」という応募があり、そこで「先生の奥さん~」と「カーチャン」が奥さんである前提の編集側のコメントがある

*2 ただし、槍に変形して突かれた際は貫かれた