登録日:2016/05/30 (月) 14:23:25
更新日:2024/01/15 Mon 18:31:58
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一に努力!! 二に努力!! 三四がなくて五に努力!!努力マン参上ー!!
『
とっても!ラッキーマン』に登場するヒーロー。
本名・チリツモヤマナル。ガンバル星出身。
一人称は基本「私」だが、兄の前では「僕」、たまに「俺」になるなどこの作品のヒーロー全体に言えることだが不安定。
"努力"を信条とし、どんな困難にも努力をもってぶつかる一直線な男。
常に努力し、培った実力で戦う、あらゆる面で
ラッキーマンとは対照的なヒーローである。
200年間努力してヒーロー協会認定ヒーローとなり100万光年の道のりを努力と根性で
1か月で地球に到来、
何の苦労もせずラッキーだけで勝利する
ラッキーマンを邪道と断じ、勝負を挑む。
しかし
ラッキーマンのラッキーに敗れ、(
ラッキーマンのラッキーを努力の賜物だと勘違いし)感服し自ら弟子となる。
以降は
ラッキーマンとのコンビ(+
スーパースターマン)で地球のために戦う。
嘗て
自己犠牲により宇宙の危機を救った伝説的ヒーロー
三本柱マンの息子にして、
勝利マン、友情マンという二人の兄がいる。
家族が明かされると同時にガンバル星の名は出て来なくなった
実は200年前、ヒーロー認定を兼ねたトーナメント(ベスト3がヒーロー認定となる)に兄弟揃って出場した際、
決勝で兄の勝利マンに凶器(栓抜き)を握らされ、以後200年間ヒーローになる権利を剥奪されていた。
それ以来兄たちとは訣別し、いつか一人前のヒーローになって兄たちに真の正義を見せつけるためにたった一人で努力を重ねていた。
謎の
宇宙人よっちゃんの侵略に伴い、
ラッキーマン招集のため二人の兄が地球に来訪。
兄が自身の出世のために
ラッキーマンを利用する気だとみた努力マンは二人を追い、自らもよっちゃんとの戦いに身を投じる。
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ネタバレ |
実は200年前に勝利マンが努力マンを陥れたのは、死んだ母との約束を守り、弟を危険なヒーローという仕事に就かせないためだった。
しかし努力マンは4位になるはずだった「どうでもいいマン」とは既に天と地ほどの実力差がついていたので、
決勝戦での勝敗に関わらずヒーロー認定が確定していたため、やむを得ず反則の汚名を着せたのである。
かくして戦いの中で真実を知った努力マンは兄たちと和解した。
ガモウ先生及びジャンプ漫画では初期設定が変わるのはよくあるので、当初は本当に私利私欲で努力マンを利用して金稼ぎをするなど小物だった勝利マン(と友情マン)がスピードマンとスライムマンとの戦いで思ったより人気が出たため、急遽家族愛あるキャラへと路線変更されたのかもしれない。
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以降、よっちゃん撃退後もヒーロー協会の主戦力として、地球や宇宙を守るために戦っていく。
地球での努力マンの仮の姿。長髪の暑苦しい少年で、洋一のクラスメイトとして行動を共にする。
常に道着姿であり、みっちゃんの誕生パーティにすらその格好で出席している。
この状態でも空手3段・柔道4段というバケモノのような強さだが、です代には負ける。
顔が可愛い(アニメ版だと特に)ため結構女性ファンが多い(作中での人気はそれほどでもない)。
習字で「努力」と書き胸に貼り付けることで努力マンに変身する。ちなみに書道は6段の腕前。
字が下手だと努力が足りないということで変身できない。
なお、モデルとなった本物がいるらしい。
●人物
努力と根性で突進する暑苦しい性格。どんな無茶苦茶な事でも並外れた努力でやり遂げてしまう精神力を持つ。
正直者で真面目なのだが単純で頭が固く、とにかく何事も努力によって正攻法で解決しようとするため、空回りして自滅することも。
だがそれは彼に言わせれば「努力が足りなかった」せいなのである。
読者の「努力マンの努力はいつ報われるのか?」という質問には
「報われるとか報われないとかじゃないんだーっ!!努力は努力なんだ――――っ!!」と返している。
卑怯者や努力をしない者には厳しく、カッコだけの
スーパースターマンとは相いれずしょっちゅうケンカしている。
スーパースターマンの弟妹想いな人物や陰の努力も知っているのでなんだかんだ仲間意識はあるが、
特にアニメ版では「脳味噌を殺菌消毒した方がいい」「ティラノサウルス対ミジンコ」と吐き捨てるなど毒舌度が増している。
思い込みが激しく、
ラッキーマンを実力者と勘違いしたまま(ある意味ではそうなのだが)最後まで尊敬している。
ラッキーマンとは彼のラッキーも学んでいくうちに、師弟を超えてお互いにかけがえのない親友となっていった。
答えの出ない問題に直面すると考えすぎて泥沼にはまることもある。
その性格上敵の搦め手などには弱いが、頭が悪いわけではない。
スーパースターマンを
当て馬にしたり賭けの材料にするなど俗っぽい面も持ち合わせている。
あと名前に反してあんまり天才マンとの絡みは無かった。
なお、救世主マンの犠牲に報いるため一時的に感情で突っ走ってしまう欠点を克服したことがある。
その時は冷静に相手を分析し、口調も丁寧語になったが、ピンチになったラッキーマンを見て
「師匠ってもしかして弱いんじゃないか」と言い放つなど、冷静すぎて友情マンに引かれていた。
純朴ながら完全な朴念仁ではなく恋愛感情も持っており、麻理亜という女子高生に恋をする。
(暴走族の彼女をお淑やかな努力家の女性だと勘違いしたのがきっかけではあるが)
●容姿
体色は青と白。胴部に「努力」という字が厳めしく書かれている。努力マンの怒りが爆発すると字が変わり「怒力マン」になる。
努力マンの額に付いている赤い水滴上のもの。
実は輸血パックになっており、大量出血した際に緊急で使用する。
非常に濃いB型でしかもRH-らしい。
常にメラメラと燃えている。兄に裏切られた一見以降は涙が止まらなくなっており、宇宙空間でもしたたり落ちている。
猛トレーニングマンとの真剣勝負で涙が止まり、冷静なバトルを展開した。
太いし常に逆ハの字。怒りすぎると父や兄そっくりのつながり眉毛になる。
常に噛みしめている。
「腕立て伏せをしている人」みたいな形状。ちなみによく見ると左手部分に指輪をしていやがる。
「石の上にも三年」をモデルにした飾りがあるが、外すと本当に石になって相手を殴りつける鈍器になる。
「塵も積もれば山となる」がモデルの装飾が膝のあたりにある。絵柄のせいでどこが膝かわかりづらいけど。
●能力
200年の間にあらゆる修行を積んでおり、驚異的な格闘能力を持つ。
動体視力は銃弾を見切るほど研ぎ澄まされており、ガンマンとの戦いでは発射された銃弾に小石を当てて銃撃を反らしている。
いわば全身が武器だが、特に脚力は凄まじく、初登場の時点で
回し蹴り一発でビルを倒壊させる威力があった。
肉体の鍛錬だけでなくあらゆる分野に努力を怠らず、意外にもメカニック技術があったり、1年間かけて渾身のダジャレを考えたりしている。
流行にはてんで疎く、アイドルの名前というお題に努力してひねり出した答えが「八代亜紀」であった。
納豆が大の苦手で、臭いを嗅いだだけでダウンする。また初登場時は山でずっと修行していたので泳げなかった。
実力は折り紙付きだが、なぜか負けることも多く、本人も「
強いやつの引き立て役ばっかやってられっか」と漏らしている。
強い、かつ弱点もあり、何よりその性格ゆえ負けてもイメージダウンにならないキャラだからだろう。
防御技。その場でレンガを高速で組み上げ壁を作る。
努力が足りないと構築が間に合わずに攻撃を受けてしまう。雪を使ったこともある。
光線技。身体に電線を巻き付け感電しつつ電気を放つ。なぜ電気が飛ぶかは「努力の成果」というしかない。
リスクが高すぎたのか、電線の無い所でも使える遠距離技の顔面ファイヤーが登場したためか、それ以降使われなかった。
80年かけて編み出したどっかで聞いたような技。
相手を抱きかかえ転がり地面に頭を打ちつける技だが、
ラッキーマンに防がれ自滅。これも一回こっきりとなった。
ただ
ラッキーマンがマグレで使用したことがある。
思いっきり力んで暑苦しい顔面に血を昇らせ、倍増させた暑苦しさの熱エネルギーを目から
火炎放射として放つ技。
その威力は鉄すらドロドロにしてしまうほど。
長時間使うと
頭の血管が切れて死ぬこれまた命がけの技だが、
何度も使ってるうちに努力と根性で克服できたようで以降努力マンの遠距離技として定着する。
努力マンがいつも履いているダイヤモンドよりも固い鉄ゲタ。だがその素材はなんと鉄ではなく豆腐(絹ごし)である。
鍛冶師カチカチ・カチンナ先生のもとで修業し、その最後の課題として作り上げたもの。
10万丁の豆腐を凝縮して作られているため片方30トンもの重さを持ち、強力な武器・防具として活躍する。
また豆腐であるため鋼鉄を溶かす熱でも溶けずに焼き豆腐になるだけ。
(序盤で一度熱で溶けたことがあるが、作者曰く豆腐に残っていたわずかな水分が溶けだしただけらしい)
このゲタを履き続けることで鍛えられた努力マンの脚力は、これを脱いだ時にこそ最大に発揮され、
蹴りの風圧だけで地割れを起こすほどの破壊力を持ち、パワーマンや猛トレーニングマンを撃破した。
ちなみに現実でも、豆腐を鍛えて野菜も斬れる包丁を作った、というニュースがあった。
睡眠時、近づいたものを反射的に攻撃する技、というか癖? もちろん眠っているので見境はない。
また努力マンは眠るときも
全力で努力して眠っているので、ひと眠りするだけで体力を全快させられるらしい。
ラッキーマンと対決することになった努力マンが編み出した究極の
必殺技。
喰らった相手は体の前面をごっそり抉り取られて死ぬという恐るべき技。
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ネタバレ |
相手の足下の地面を蹴ることで、周囲の地面ごと相手をはるか真上へ打ち上げる。
それを飛んで追い越し、上昇してくる相手に鉄ゲタによるかかと落としを見舞うというもの。
打ち上げられた相手は凄まじいGがかかるため身動きができない。
欠点は空中や固い金属の上では使えない・使いづらいこと。
結局人間相手に決まることはなかったが、ギャグ補正をもってしても絵面がグロすぎるので少年誌では致し方ないことであろう。
足を回転させることで威力を上げた「真空鉄ゲタ大回転かかと落とし」もある。
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努力マンの腕の石の上に座っている人間で努力マンの分身。
努力マンと同じく努力一直線の直情型で、ちょっと悩み多き年頃。
サイズ相応ではあるが普段の努力により高い実力を持ち、クジを操作していたピーナッツマンに圧勝した。
一に追記!! 二に修正!! 三四がなくて五に編集!!
- タイバニのバーナビーやワンパンマンのジェノスの先輩にあたるキャラかも、風変りなヒーローの相方的な意味で -- 名無しさん (2016-05-30 19:13:03)
- 冬の過ごし方マン戦で努力返しから国士無双三段作ったのがツボすぎる -- 名無しさん (2016-06-02 01:46:01)
- ジャンプ作品でスパロボっぽいコラボゲームつくっらた、「NARUTO」のリーと仲良くなりそう -- 名無しさん (2017-04-08 21:43:05)
- ↑Jスターズでもジャンプフォースでも共演していないのが残念。絶対気が合うと思うんだけど -- 名無しさん (2019-03-27 22:12:06)
- ワンパン風に言うなら、サイタマではなくキングの弟子になったジェノス -- 名無しさん (2020-04-22 16:16:27)
- ちょっと待て…!H-1グランプリの時、仮にも師匠をガチで殺すつもりだったんか努力マン…! -- 名無しさん (2021-11-05 01:29:26)
- ??「努力は方向性が正しくないと普通に裏切るよ」 -- 名無しさん (2022-07-18 22:25:04)
最終更新:2024年01月15日 18:31