蝋人形城殺人事件(金田一少年の事件簿)

登録日:2011/05/23(月) 00:25:43
更新日:2022/08/17 Wed 21:19:50NEW!
所要時間:約 23 分で読めます






これより……

このバルト城の所有権と移築費用2億円をかけた

ミステリーナイトを開始する!!


『蝋人形城殺人事件』とは、金田一少年の事件簿での事件の1つであり、かつて金田一少年が解決した事件のうちの一件。単行本第16巻、17巻に収録。全13話。
テレビドラマでは第1シーズン第7話・第8話として1995年9月9日~16日に、テレビアニメでは第7話~第9話として1997年5月19日~6月2日にかけて放送された。
アニメ版での容疑者リストは上の段が左から多岐川、リチャード、当麻、明智で下の段が坂東、コロンボ、南山、真木目、マリアとなっておりバックは青。
登場する怪人は「Mr.レッドラム」。
ミステリーナイトツアーへようこそ…。


以下、ネタバレにご注意下さい。










【事件の始まり】

明智警視の誘いのもと、長野県日本アルプスの山奥に移築されたドイツの古城「バルト城」で行われるミステリーナイトツアーに参加した金田一と美雪。
そこには、世界各国から様々な参加者達が集まっていた。
しかも、この城には、参加者達を模した蝋人形達が並べられていた。
「フハハハハ!バルト城ミステリーナイトツアーへようこそ…!」
城の主・Mr.レッドラムのアナウンスの元、ミステリーナイトという名の惨劇が幕を開けた…。




【事件関係者達】
  • 南山駿三
CV:銀河万丈/演:又野誠治
参加者達の世話係を努める、フランケンシュタインみたいな風貌の男性。35歳。
本職は秘書派遣会社の社員。一見すると怖い雰囲気なのだが、性格はいたって真面目で普通。ちょっと気弱なぐらい。
料理や掃除のスキルはかなり上手なようで、なんだかんだで仕事はできる有能な人である。
少々お茶目なところもあり、原作では全員の食事を給仕している時、カワイイエプロン姿を披露した。

ドラマ版では、ナイスミドルだがちょっぴり強面な顔立ちで一に顎クイしたり、事件発生後も堂々とした佇まいを崩さず、レッドラムに会わせろと凄んで掴みかかってきた坂東にも顔色を替えず、掴みかかってきた彼の手を両手で引き剥がすなどちょっぴりおっかない。
また演者はかつてドラマ『太陽にほえろ!』後半にレギュラー出演しており(最終回で瀕死になるも何とか生存)、主演回に坂東の演者が犯罪者役でゲスト出演していたという。

  • 多岐川かほる
CV:吉田理保子/演:黒田福美
日本ミステリー界の女王。45歳。
細面気味のおばさん。「双子姉妹探偵」が代表作。独身ではあるが、左手の薬指に指輪をはめている。
坂東の遺書がニセ遺書であることを逸早く突き止めるが、直後に真木目に加担して、マリアを拷問しようとするなど過激さも発揮。

  • マリア・フリードリヒ
CV:笠原弘子/演:ビアンカ・アレン
ドイツ警察の最年少監察医。妖艶な女性だが、まだ19歳という若さの美少女である。
瞬間移動やら氷の様に冷たい等々、妖しさ満点。だが、可愛い。そしてエロい。
最初は片言の日本語だったが後にペラペラに。
しかも、城の前所有者のエリザベートにそっくりという理由から真木目と多岐川に吸血鬼と疑われ、拷問されかける。
アニメ版ではカットされたものの、ドラマ版ではエリザベートの子孫であるが、そのために自分が吸血鬼であると思い込んでおり、
原作とは逆に、エリザベートを知る真木目を殺そうとする展開になった。
これの多岐川声の子が名前の由来かも。
寝間着はシースルーのネグリジェ。下着は付けておらず、お尻と乳首が薄っすら見えていた。

  • エドワード・コロンボ
CV:塩屋翼
かの有名なロサンゼルス市警察に所属している、刑事コロンボの甥。17歳。
口癖は「うちのオバサンがね」。おそらくおじさんのカミさんの事だろう。
「Mr.レッドラム」の名前がスティーブン・キングの『シャイニング』に由来することを指摘した他、
逆さまにすると「MURDER」=殺人の意味になることで、メンバーの中にレッドラムが潜伏していると推測する。
中盤、明智が容疑者であることを指摘するが、それを証明するための行動が、逆に明智の無実を証明することに…

  • 真木目仁/真木目ひとみ
CV:龍田直樹/演:芳本美代子
犯罪ルポライター。30歳。
かなり陽気な性格をしている。中世ドイツの城にはちょっと詳しく、バルト城を手に入れたら南海の無人島に移築する予定。
マリアに対して、露骨にアプローチしていたが、彼女がエリザベートではないかと疑った際には、多岐川と共に拷問を試みるという危ないマネをやらかした。

ドラマでは性別を男性から女性に変更。職業も、犯罪ルポライターからロサンゼルス警察の犯罪心理分析官に。
生き埋めになった一と美雪を助けるなど、原作より善人として描かれるが、原作とは逆にマリアに襲われてしまう。
チャイナドレスがエロい。

  • 当麻恵
CV:巴菁子/演:阿知波悟美
探偵社社長。47歳。
特筆すべき点は余りないおばはん。同業者(厳密には一はまだ違うが)ということもあってか、一も祖父の耕助の事も良く知っているらしい。
大学時代は中世ヨーロッパ史専攻だったということで、魔女狩りについてペラペラ語っていた。
最初の犠牲者で、人形同様に心臓を刺され殺される。

  • リチャード・アンダーソン
CV:梅津秀行/演:ロナルド・ハルトン
イギリス出身の犯罪心理学者。
その肩書は伊達ではないらしく、南山にレッドラムの荷物の事を聞き出し、彼がウソを言っていない事を見抜いた。
とある事情から日本語がペラペラだが、金田一達の前では、片言のフリをしていた。
2番目の犠牲者で、ハンマーで殴打され気絶した後、『鉄の処女(アイアンメイデン)』で殺され、殺害後に胸に杭が打ち込まれる。こんな死に方、絶対に嫌だ…というか当時のチビッコ達のトラウマ
アニメ版では流石に惨すぎるので殺害方法が撲殺に変更されたが、ドラマ版ではまさかの原作再現がなされた。ぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ
この事もトラウマの原因の一つになっているだろう。
ちなみにやった当人も「エグい」とドン引きしていた。
アニメ版の中の人は、CDブック版の剣持のオッサン。

  • 坂東九三郎
CV:山口健/演:片桐竜次
推理小説評論家。47歳。一番小心者。
それなりの地位にあるようだが、ダイイングメッセージを「ダイニングメッセージ」と言い間違えて多岐川に突っ込みを入れられるなど、評論家としての技量には疑問符がつく。
3番目の犠牲者で、人形同様、首吊り死体となっていた。
自室には彼が犯人だというメッセージが残されているが…
ドラマ版ではかなりの悪党と化している。演じたのは後に『相棒』で内村刑事部長を演じる事となる片桐氏だが、その振る舞いは刑事部長とそっくりである。


【ドラマオリジナル】
  • 銭形ケンタロウ
演:内野聖陽
私立探偵。
ドラマ版オリジナルキャラクター。エドワード・コロンボの代役。明智の一部役割も兼ねている。
銭形平次の子孫。
キメゼリフは、古銭を持って、「ご先祖様の、名の元に。
キャラが被っているせいか、一をライバル視したりするなど準主役的な立ち位置になっていた。
フリフリブラウスがキュート。
最初の当麻人形殺人事件では、明智の代役としてキレキレの推理を披露するが、中盤以降は確たる証拠も無しに一を真犯人扱いする等、徐々にポンコツぶりが目立つようになる。
演じているのは若りし頃の内野聖陽。

  • 山田隆明
演:赤星昇一郎
ドラマ版オリジナルキャラクター。ハゲで臆病なおっさん。キャラ的には原作の坂東に近い。
職業は弁護士。殺されることに思い当たる節があり、終始怯えていた。
3番目に首を切断されて殺害(原作では3番目は坂東だった)。

【レギュラー陣】
毎度おなじみ主人公。
今回は明智の依頼を受けるも最初聞く気はなかったが、美雪・佐木に煽られバルト城に赴くことに。
この時にはすでに高校生探偵としてその道では知られた存在になっている。
最後に『金田一少年』史に残る名台詞を残した。

ドラマ版では、中盤で銭形に真犯人扱いされてしまい、皆から疑いの目で見られるようになる。
ある人物の遺骨を発見するが、坂東によって美雪ともども生き埋めにされ、意識を失う。真木目に助けられたが、発見した白骨は板東に隠滅されてしまい、皆に「夢でも見てたんだろう」「自分だけ脱出しようとして…」等と呆れられてしまう。
このイベントの後で引っ越しを控えていたが…

アニメ版では、当麻の「死体」を発見させる役として美雪を誘き出す、という展開が追加(美雪を選んだのは、それが簡単に出来そうなのが彼女だけだったからだろうか?)

毎度おなじみヒロイン。今回は最初ひょんなことから一の「あること」を知る。
レッドラムのアナウンスでは「一のパートナー」と言われた(申し込む際に明智がそう言ったと思われる)
ウォーミングアップの推理クイズの際、当麻の「死体」の第一発見者となったが、なぜその時間そこにいたのかなど、発見の経緯は不明のまま。
今回は最大の功労者。
美雪の洞察力がなかったらこの事件は詰んでいた可能性が非常に高い。
実は、明智から、一がミステリーナイトに参加するよう仕向けて欲しいと頼まれていて、佐木とともに実行、佐木は同行しなかったが、彼女は一のパートナーとして同行した(「あること」についての「口止め料」でもある)
ドラマ版では、ある人物の遺骨を発見するが、坂東によって一ともども生き埋めにされ、真木目に助けられた。ちなみに、生き埋めになっている間は、一と違って気絶はせず、彼を励まし続けた。
また、首を切られた人形が明智から彼女に変更され、睡眠薬で眠らされる役目も追加されている。
アニメでは、当麻の「死体」発見について、一に誘き出されたため、ということになっている。

一にミステリーナイトの参加を促す。
今回は彼の内面を深く掘り下げられている。
この事件では最重要容疑者となっており、意味深な言動を多くするが…
アニメでは今作が初登場なので、登場早々にスケープゴートにされかかるという目にあっている。
こちらが初登場になったのは悪い事ばかりではなくアニメでは後に放送された雪夜叉伝説殺人事件初登場時に晒した醜態や悪印象を覚える言動の殆どはカットされている。
寝顔は当時の腐った方々…もとい、乙女たちを悶絶させた。
ドラマ版では剣持警部が代役になっている。

準レギュラーの佐木2号。(この時点ではまだ2回目の登場だが)
事件そのものには直接関わって来ないが、物語の序盤で明智と共に登場し、
彼の誘いに乗り気で無い金田一を『金田一少年の殺人』時の事まで引き合いに出して上手く口車に乗せ、ミステリーナイトに参加させる様に仕向けた。



【その他】

  • 朝基
一のクラスメイトの優等生君。学年“ほぼ”トップ(“ほぼ”なので真のトップではないらしい。トップは美雪なのだろうか?)。
ちびまる子ちゃん」の花輪君のような髪型がチャームポイント。
本人は意図していなかったが、一の留年の危機を救った。(その為か一も真壁ほどは嫌っていない)
後にネタキャラ担当で数回登場する。
名前の元ネタは『サイコメトラーEIJI』の作画担当である朝基まさし。

  • エリザベート・フリードリヒ
バルト城前所有者。中世ヨーロッパの時代、若さのために処女の血を求めて殺戮を繰り返したと言われている。
長野のバルト城はドイツにあった彼女の居城をそのまま移築したもの。
その風貌はマリアに似ているが…。
「エリザベート」「バルト城」からして、元ネタは「血の伯爵夫人」と言われたエリザベート・バートリだろう。










【以下、事件の真相…… 更なるネタバレ注意】





















あたしとあの人は……
ここであいつらに殺されたのよ……!!

  • 多岐川かほる
この事件の犯人「Mr.レッドラム」
かつて、リチャード、当麻、坂東、山田(ドラマ版)、そして恋人であった狭山と共に、三億円事件を起こす。
事件後、すぐに金の配分をするよう求めた3人(ドラマでは4人)と「完全犯罪の成立」を主張する狭山との間で意見が分裂し、アジトの外で彼らに襲撃され、狭山とその計画書と共に地中に埋められた。
彼女は奇跡的に息を吹き返し、地中から這い出て倒れているところを救助されたものの、狭山は死亡。
殺されかけたショックもあって記憶喪失に陥っていた多岐川が、半年後に記憶を取り戻して駆けつけた時には、狭山が埋められた場所には既にバルト城が建設されていた。
彼女は顔に整形手術を施して別人「多岐川かほる」として生まれ変わり(ちなみに元々の顔はかなりの美人で可愛い)、狭山が残した犯罪計画書を元に人気推理作家となりながら、狭山を殺した彼らに復讐を誓うのだった……。

坂東を殺すところまでは順調に運ぶが、部屋自体にある予想外のハプニングが起こったために思いもよらぬ証拠を残してしまったことと、あるものを紛失していることに美雪に気づかれて一に伝えられてしまったことで、犯人と暴かれてしまった。
真相を暴かれた後は城にを放ち、最後まで狭山の遺志を継ごうとするが、

犯罪は「芸術」なんかじゃない!!

あんただってもう気づいてるはずだ!
紙の上に書かれた「犯罪計画」と「現実の犯罪」がまるで違うものだってことに!!

たしかに昔あんたの彼氏が作った「現金強奪計画」は完璧だったかもしれない!
だが、かつてそれを実行したあんたたちに一体何が残った!?
仲間の「裏切り」と、恋人の無惨な「死」と、「憎悪」だけじゃないか!!

今のあんたにしたってそうさ!
20年以上も人を憎み続けて幸せだったのか!?
復讐を遂げて本当に満足したのか!?

どんな綺麗事で飾ろうとしたって犯罪は悲劇しか生まないんだ!!

『金田一少年』史に残る名言となった一の説得によって自分たちの過ちに気付かされ、泣き笑いとともに拳銃をこめかみに押し当て、自殺した。
(アニメ版では火災で崩落した瓦礫の下敷きになった)

バイバイ… 探偵さん…

ドラマ版では、手をかけることが叶わなかった坂東を殺そうとするも、一と剣持の言葉で自分たちの過ちに気付き、
逃げ込んだ城の塔の最上階に仕掛けた爆弾で自害。
一たちは炎の中で多岐川と狭山が抱き合う光景を見た。


金田一君……
私の作品には、あなたのような優しい名探偵は出てこなかったわ……!!

あなたを主人公にした小説が書けなかったことだけが、心残りよ……



  • 当麻恵、リチャード・アンダーソン、坂東九三郎(ドラマ版:山田隆明)
三億円事件(ドラマ版、アニメ版では四億円事件)の加担者。

完全犯罪だかなんだか知らないけど…あたしたちは20年も待てないのよ!!

芸術だと!? 貴様フザけやがって……!!

そ…そうだ! そんなこと言ってお前本当は金を全部独り占めしようって魂胆だろ!?


事件後、金をすぐに手に入れたかった(ドラマ版では、それに加えて狭山の才能への嫉妬から)彼らは狭山と多岐川を襲撃し殺害。その後山分けした金を元手に(留学生のリチャードはイギリスに帰り)社会的地位を作り上げた。
だがその二十年後、バルト城が売りに出されることを知った彼らは、城の移築によって狭山の遺骨と犯罪計画書の存在が明るみに出ることを恐れ、ミステリーナイトに参加。
そこで、実は生き延びていた多岐川の復讐を受けることに…。*1

明智がミステリーナイトに参加したのも、当時事件の容疑者として名が挙がっていた彼らの存在が理由だった。

彼らもある意味、狭山の被害者ではあるが、自分自身の意思で犯罪行為に加担した以上、まったくの無責任とは言い切れない。


  • 坂東九三郎(ドラマ版)
四億円事件の加担者。終始ビクビクしていた原作とは違い、かなりの外道になっている。
中盤では狭山の遺骨を発見した一と美雪をレッドラムの仕業に見せかけて生き埋めにして殺そうとした。さらに、一達が助けられるまでの間に、遺骨を隠していた。
加担者では唯一生き残り、剣持警部の父親の苦労を嘲笑う悪辣さを見せるも、マリアの力で落下した十字架で串刺しになり、天罰のように死亡する…

  • 狭山恭次
CV:塩沢兼人/演:遠城啓輔
三億円事件(ドラマ版、アニメ版では四億円事件)の計画立案者。多岐川の大学時代の先輩であり、多岐川たちが所属していた犯罪研究会のリーダーであった。
「完成された犯罪は『芸術』である」という独特の考えを持ち、実行の当てもない犯罪計画を量産する日々を送っていたが、
卒業を前にして「完全犯罪」に対する憧れを抑え切れなくなった彼は、多岐川たちに現金強奪の作戦を示して片棒を担がせ、まんまと大金を手に入れる。
リチャードたちが「すぐに金を分けて逃げよう」と提案するが、「民事時効が成立する20年後まで金は使うな。1人でも裏切って金を使えば即座に自首する」と警告。
その直後、多岐川をバルト城建設現場に連れて行き、彼女に婚約指輪を贈ると共に「この城を舞台に、世界中の名探偵と対決してみたい」という夢を語る。
しかし、金の分け前の件で決裂したリチャードたちの襲撃を受けて撲殺され、多岐川共々、土中に埋められてしまった。

あくまで彼の目的は「『完全犯罪』という『芸術作品』を完成させる」ことであり、「誰も傷つけない」「殺人は絶対しない」という彼なりの美学は持っているのだが、
その定義は『自分(と共犯者)が実行する上で踏み込んだ範囲で怪我人を出さない』という非常に狭く都合のいい範囲であり、
銀行の損失による各所への経済的な皺寄せや、事件の捜査のために奔走させられる刑事・警官たちの疲労、容疑者とみなされた人物の苦悩といった点に気が回らなかったあたり、人間的にはどこか欠落した男である。ぶっちゃけ、頭のいい馬鹿
かほるの被害者3人の立場からしたら一歩間違えれば破滅するリスク、手にした目がくらむほどの大金、事前に何も伝えずに計画達成後に恨みを買う対応をしたという、人心掌握術の手抜かりで殺されている。リチャード曰く「くだらん理由でダダこねるからだ」。
自身の計画を実行に移し満天下に見せびらかす、その一点に酔っているナルシストであった。
ある意味、多岐川の人生を狂わせた元凶と言えなくもない。ドラマ版では一が「この芸術で一番傷ついてるのはあんた(多岐川)自身じゃないのか」と投げかけており、皮肉にも愛した女性を間接的に苦しめる結果となってしまっている。
多岐川が彼の残したアイデアノートを活かして作家として名を馳せたように、エンターテナーや作家としての道に関心を持って自分の才能を全うな形で活かせていれば、このような悲劇は起こらなかったであろう。

この殺人事件自体はフィクションだが、本作の事件のモデルとなった「現実の」三億円事件はマスコミの一部に「誰も傷つかなかった事件」などと綽名されている。
これは、現金に対し「盗難保険」がかけられていたため(銀行や現金輸送を請け負う会社なら、万が一の為に入っていて当たり前)、その保険が支払われ、銀行や輸送会社には1円の損害もなかったことから皮肉と揶揄を込めてつけられたものである。
しかし、実際は「警察に容疑者として一時拘束された人物」がおり、その人はマスコミに本名から学歴・職歴・性格・家庭環境まであらいざらい暴露され、後にアリバイが証明されて釈放されたものの、無責任な報道被害の影響でその後も色眼鏡で見られ続け、職を失い、一家は離散、その後もマスコミにコメントを求めて追いかけられるなど心労の末、事件から40年後に自殺している。
作中ではそのあたりは触れられていなかったものの、自殺した容疑者や過労死した人まで出た捜査員を始め、大勢の人間が多大な心労を強いられ*2、人生を狂わされたことを鑑みれば、「誰も傷つかなかった」事件などと決して言えるはずがない。
上記の台詞の中で、計画の完成度については「確かに完璧だった」と評しつつも「犯罪は悲劇しか生まない」として「犯罪=芸術」という思想を明確に否定したのも、そうした背景があったからこそなのだろう。
(ドラマ版では、「犯罪は悲劇しか生まない」が明智警視の代役を務めた剣持警部のセリフになっていて、より強調されている)

後に、彼とよく似た考えを持つ「自称・犯罪芸術家」が出てきたが、こちらは狭山とは違い、自分の力はもちろん殺人教唆などのあらゆる手段で
様々な殺人事件を起こし、物理的にも精神的にも人を傷つけまくっているのだから皮肉な話である。
多岐川と合わせるとミステリ作家の「多岐川恭」の名前が浮かび上がるので、氏が名前の由来かもしれない。

なお、ドラマ版では、金を手に入れて浮かれる坂東たちを一喝し「金は銀行に返す」と主張するなど、あくまでも完全犯罪の成功だけが目的であることが強調されており、ほんの少しだがまともな人物となっている。



  • マリア・フリードリヒ
猟奇殺人を犯したとされるバルト城のかつての主エリザベート・フリードリヒとの接点を匂わす数々の怪しげな描写により、
いろんな意味で、最も怪しいと言える御仁であった。

しかし、金田一シリーズには「明らかに胡散臭くて怪しい人物はまず犯人ではない」という
わかりやすい法則が存在しているため、彼女の振る舞い自体がやけにオカルト染みていたこともあって、
本気で彼女が犯人だと思った人はまずいなかっただろう。

物語中盤で彼女を疑う真木目と多岐川によって監禁され、
エリザベート・フリードリヒの肖像画にそっくり=ご先祖様にならって猟奇殺人を犯そうとしている
片言だった日本語がなぜか流暢になっている=長く在日していたから端から日本語は流暢で、日本で殺人計画を練っていた
という短絡的な見解で犯人と決め付けられ、鉄の処女で拷問にかけられそうになるも寸前で一たちに発見され事なきを得る。
なお、多岐川のこの行動が意図あってのものだったかどうかは不明。
真木目にしても、本気で殺すとは思えず、あくまで「脅し」だったのではないだろうか。

真犯人発覚直後、城に放たれた火から逃れるべく完璧な防火設計を施された食堂の暖炉付近、エリザベート・フリードリヒの絵が飾られた壁の前に一行を誘導する。
そのおかげで一たちは全員生還を果たす(流石に無傷ではなかった)が、唯一、彼女だけが生死不明のまま行方知れずとなり、
暖炉の真上に飾られていたため焼けずに残ったはずの肖像画も、彼女と共に忽然と姿を消していたという。

彼女曰く、暖炉周りの防火設計は城の人間が焼き討ちにあっても生き延びられるように綿密な計算の上で作られたものであり、
バルト城の主であるフリードリヒ家に代々伝えられている秘密だったという。
この事から、彼女がフリードリヒ家の血筋の者である事はまず間違いないと思われるのだが、後に明智警視がドイツ警察に問い合わせた所、
そんな監察医はいない」との驚愕の事実が判明。結局のところ、彼女の正体は最後までわからずじまいであった。
とはいえ、当麻の死体の検分や披露した知識は非常に的確・正確だったため、肩書がまるっきりウソと考えるにも疑問が残るが…

大きな謎を残していったが、ぶっちゃけ彼女がいなかったら一たちは犯人に道連れにされて死んでいたので、
生き残った全員にとって命の恩人なのは確かだろう。

アニメ版では彼女の正体に纏わる演出がほぼ全てカットされてしまっているため少々影が薄くなっているが、
ミステリーツアーへの参加目的が彼女自身の口から語られている(バルト城を故郷ドイツに持ち帰ること)他、
事件発生前の晩餐時に食堂にかけてあったエリザベート・フリードリヒの肖像画が自分に似ていると言及された際、
微笑みを浮かべて肖像画を見つめるという追加シーンがあり、カットされた怪奇性を補う形で、さりげなく彼女の正体が示唆されている。


ドラマでは、犯人の魔手を逃れて高笑いしていた坂東に対し、無意識の内に超能力を発動し、彼に制裁を与えた。


  • 明智(剣持)の父
三億円事件を追い、その生涯をささげた刑事。
明智は「昔堅気の叩きあげ刑事で、推理など信じない人。事件のことになると何日も家を空け、帰らない事もザラでした」と少し毒を効かせて話しているが、
生前の父と一緒にいるところを撮影した写真を今でも持っていることから、家族仲が悪かったわけではないようだ。
彼の努力の甲斐なく事件は時効を迎え、失意のうちに死去した。
彼もまた、三億円事件によって人生が変わってしまった被害者といえる。彼の存在こそ狭山の美学が欺瞞でしかないことの証明だろう。*3
彼は事件解決後にワインを開けて飲む習慣があり、明智は今回の事件の締めとして、父の遺影を前に彼が開ける事が出来なかったワインを開ける。
ちなみに、クイズ本「謎ときファイル2」の設定が本編に通用するなら、昭和50年代に息子と共に金田一耕助と出会った事がある可能性が極めて高い。
なお、生前の彼の描写は、その後現在に至るまで一切描かれていないが、彼の事を知る刑事が後々の事件(時系列では過去の事件)に登場している。

  • 真木目仁
  • エドワード・コロンボ
  • 南山駿三
城が崩壊した後は、一達と同じ病院に入院。コロンボは見た感じ無傷、真木目は鼻にテープ、南山は頭に包帯を巻いていたが、皆それなりに元気そうなため、程度の差はあれど軽傷の様子。

ちなみにコロンボは、事件の途中で煙突を通って明智犯人説を主張するも、その頭にクモの巣が引っかかっていたため、逆に「直前に明智が通っていない証拠」を自分で示す結果となってしまった。

  • 金田一一
  • 七瀬美雪
  • 明智健悟
揃って病院へ。一が意識を取り戻した時には、皆すでに気が付いていた。
一は顔や腕、美雪は顔にごく軽い擦り傷のようなものがある程度、明智は頬にテープ。皆軽傷。
明智は退院後、父親の写真の前で「3億円事件」当時のワインを開け、乾杯していた。
美雪の見解では、明智は、一に期待して、ミステリーナイトに参加させたのではないか、ということ。
しかし、犯人に眠らされてスケープゴートにされかかるなどイマイチ活躍できていない…。明智のほうが事件と因縁が強く、話の中心になっているはずなのだが酷い扱いである。まぁ、金田一の活躍を描く以上仕方がない面もあるのだが。

ちなみに、前述のとおり、一をたきつけるよう美雪と佐木に頼んだのは明智だったのだが、美雪達が引き受ける見返りに何かを得ていたのかどうか(何かおごるとか?)は、不明である。
ちなみに、美雪が知った一の「あること」とは、留年阻止のため一が朝基のマークシート答案をカーボン紙入りのに差し替えコピーした事だった…おい主人公(作中でもクラスメイトに「20面相の孫じゃね?」と呆れられていた)。



【原作との違い】

◆ドラマ版
  • 明智警視はまだ登場していなかったので、その役割が剣持に変更。また、遊戯室で金田一の推理ミスや当麻の人形を置いたのが金田一だと指摘する人物を銭形に変更。
  • 首が切断された蝋人形は、明智から美雪に変更。眠らされる役も彼女に。それに伴い、金田一が美雪に南山を起こして合鍵を貰ってくるよう頼むシーンはカット。
    • ただ、同時に剣持も、蝋人形の見立てが無いまま眠らされていて、美雪の無事を確認した一が、彼と山田がいないことに気づき、まず剣持の部屋に行ってドアを破ろうとする瞬間に自分で部屋から出て来る、という流れ。さらに、この後向かう部屋が、坂東から山田に変更されている。
    • 要するに、原作における「蝋人形の首を切られて本人は部屋で眠らされる」「あとで一時的にスケープゴートにされる」という明智の2つの役割を、ドラマでは、美雪と剣持の2人に分配して、担わせているということ(眠らされるのは2人ともになっている)しかし、ぶっちゃけ、明智の代わりになる剣持がいる以上、彼1人に全部やらせても十分成り立ったと思われるため、あえて2人に分配したのは、犯人にとってのメリットもまるで考えられず、無意味と言わざるを得ない。
  • リチャードの台詞がカタコトのまま。ただし、作中では原作通り実は日本語ペラペラという設定で扱われている。
  • 遊戯室で当麻の人形の死体を発見する人物をマリアに変更。
  • 遊戯室での一件の後、原作では皆が自主的に当麻の部屋に行くが、ドラマではレッドラムから彼女の部屋に行くよう指示が来る。
  • 当麻と坂東の職業を交換。結果、当麻は推理小説評論家、坂東は探偵社社長に。
  • 塔の名前を東の塔から赤の塔に、西の塔から青の塔にそれぞれ変更
  • 大暖炉の間を赤暖炉の間と青暖炉の間に変更
  • レッドラムが参加者の名前を言ってミステリーナイト開始を宣言するタイミングを夕食の時に変更
  • 三億円事件を四億円事件に変更。
    • 現実に起こった未解決事件をモチーフにしていたため、事件名をそのまま使うのは流石にやばかったためかと思われる。
  • マリアの性格が原作と違って、若干ヒステリックになっている。
  • 原作ではパーティのみ着ていた衣装をドラマ版そのまま着ている。また、衣装は中世ヨーロッパに統一されておらず、リチャードと坂東の衣装はマントを羽織っていない。
  • コロンボが登場せず、オリジナルキャラとして私立探偵・銭形ケンタロウと弁護士・山田隆明が登場。銭形はコロンボの立ち位置。
  • 真木目の性別が女性に変更。名前も「ひとみ」に。
  • 原作では跳ね橋を動かす機械が壊されていたが、ドラマ版では出入口は自動で封鎖され逃げようとした際にブザーが鳴り、レッドラムの殺人予告のアナウンスが流れている。
  • 「REDRUM」を「MURDER」と解く人物を多岐川に変更。
  • 蝋人形の死体発見後、本物の死体が発見される流れは一が剣持に指摘している。
  • 真木目と多岐川がマリアを拷問にかけるシーンがカット。逆にマリアの方が真木目を斧で襲おうとするシーンがある。
  • 山田の部屋で彼の遺体から首が落ちる場面があり、視聴者のトラウマになった。
  • 剣持の尋問に美雪も立ち会う。
  • 「レッドラムの指示を知っていた」という理由で一が銭形から真犯人の疑いをかけられ、第3の事件の後までその疑いは晴れない。原作でも疑われていたが、そちらではすぐに晴れている。
  • 金田一と美雪が坂東の手で一時生き埋め状態になり、その時、狭山の遺骨と指輪を発見する。また、真木目が彼らを発見、助ける流れに。
  • 人形の涙を見るタイミングを山田の死体発見前に変更。
  • 原作では一達は多岐川が指輪を探しに暖炉に来るのを待ち伏せしていたが、ドラマ版では犯人を含む関係者全員を集めたうえで謎解きをしている。
  • 多岐川が暖炉に放り込んでしまった指輪を原作では一が先に回収するだけだったが、ドラマ版では狭山の指輪と擦り替えている。
  • 多岐川が人形に成りすましていた証拠である「椅子の塩」はカット。
  • 「犯罪は悲劇しか生まないんだ!!」という台詞を言うのを剣持警部に変更。
  • 多岐川が犯行の動機を自供した後、坂東を人質にとる。
  • 当麻達に襲撃されるのを狭山一人に変更。また、保科(多岐川)は狭山が滅多殴りにされてる所に来て原作同様に首を絞められる。
  • バルト城は全焼せず、ある人物が磔になった場所だけが燃えた。
  • 多岐川が自殺する手段を塔の最上階に仕掛けられた爆弾に変更
  • 多岐川の本名は「保科ゆかり」に設定されている。
  • エンディングが異なる。ドラマ版では一は家を引っ越す事になり、美雪が一にラブレターを渡すものの、直後に「数百メートル離れた家に引っ越すだけで転校はしない」という事実が明らかになり、それを聞いた美雪が一からラブレターを奪って破り捨てるというオチになっている。


◆アニメ版
  • 佐木2号は登場しない。
  • 序盤の不動高校でのシーンはカット
  • 一達がミステリーナイトに参加するまでの経緯が変更されている。
    • 剣持警部も参加する予定だったが、抽選でハズレてしまい自分だけ温泉旅行に行く事になった。
    • それに伴い、一達をバルト城まで連れていく刑事をドラマ版同様剣持警部に変更
  • 本件が明智警視の初登場作で、一達と明智警視は本作で初対面となる
  • 一達がマリアと会う場所をバルト城の入り口に変更。
  • 原作では一達が電灯の事を話していたが、アニメ版では入口を開けるための暗号を解くに変更。
  • レッドラムが参加者の名前を言うシーンはカット。
  • 1日目の夕食の後、「ビリヤードをしないか!?」と提案するのを明智に変更。
  • ドラマ版同様、三億円事件を四億円事件に変更。
  • 多岐川の指輪が事あるごとにSE付きで光っており、謎解きのヒントがわかりやすくなっている。指輪を無くした後も、顔に手を当てるアングルがアップで描かれる親切設計に。
  • リチャードとマリアは最初から流暢に日本語を喋っている。
  • 真木目が拷問部屋で悪戯したり、マリアをたぶらかすシーンがなくなっている。
  • 上記の真木目の件も含めて拷問部屋でのシーンは完全カット
  • 遊戯室でのクイズで正解した明智警視に対する金田一の呼び方を「明智クン」から「捜査一課の警視」に変更
  • 金田一は推理ミスの理由を説明する時、笑いながら説明している
  • 原作では美雪が当麻の「死体」を見つけることになった経緯は不明のままだったが、アニメでは夜中に一が美雪をビリヤード場に誘き寄せ、蝋人形殺人の第一発見者にするシーンが描かれている。さらに、その話をした時に、美雪を怒らせている
  • 当麻殺害以降、一は美雪の頼みで彼女の部屋で寝ている。
  • 坂東がダイイングメッセージを「ダイニング~」と言い間違えるシーンを、一が美雪にダイイングメッセージについて説明するシーンに変更。
  • リチャードが南山にレッドラムから送られた荷物の事を聞きだすシーンはカット。
  • 参加者から回収された携帯電話が壊された状態で門に捨てられたシーンが描かれている。
  • 明智がリチャードに忠告するシーンはカット
  • リチャードが自分の蝋人形を見て一達に自分の耳の後ろに傷がある事を説明するシーンはカット。
  • 「鉄の処女」は登場しない。それに伴いリチャードの殺害方法を撲殺に変更(原作では鈍器で殴られた際は気絶のみ)。やっぱりな、というか当たり前だ。
  • マリア関連のカットシーンが多い(当麻の死体を検視する際に血を舐めるカット、マリアが監禁されるシーン、明智の部屋へ駆けつける直前の金田一との絡み等)
  • マリアがミステリーナイトに参加した動機が明かされている。
  • 煙突のトリックを実験する人物がコロンボから一に変更。
  • それに伴い、煙突のトリックを実験する人物の頭に何かついてる事を指摘する人物を明智警視に変更
  • 『人形が泣いている』騒ぎになった時、美雪が明智の部屋に一達を呼びに来る
  • 犯人の証拠を発見する展開が異なる。原作では美雪が犯人がある物を身につけていないのに気付き、それを聞いた一が暖炉を探すになっていたが、アニメでは一が暖炉の中を探している時にある物を発見し、美雪がその持ち主を答える展開になっている。
  • 一が多岐川に指輪を渡すタイミングは原作の犯人だと明かされる場面から坂東殺害のトリックが明かされる場面に変更。
  • の成分について話をする人物を明智から一に変更
  • 多岐川の行動が異なる。原作では動機を語った後、拳銃を出して、燭台を倒して炎上させたが、アニメ版では拳銃を出してから動機を語り、天井のランプを狙って発砲し、炎上させている。
  • 狭山と多岐川を襲撃する時、当麻達の台詞が一切ない。また、多岐川を襲撃する手段も狭山と同様鉄パイプによる殴打に変更
  • 多岐川の死因を、拳銃自殺から上から落ちてくる燃える瓦礫の下敷きになった事による圧死に変更。
  • 剣持警部が一達のいる病院に来る理由を変更
  • ラストのシーンが異なる。原作では一が美雪に「(一をたきつける見返りに)明智から何か貰ったのか」と問い詰めていたが、アニメ版では一と美雪がドーナツを食べに行くシーンに変更されている。なお、明智がワインを飲むシーンはカット。



【余談】
ドラマ版第一期はこの事件が最終回となっている(最終回は全シリーズを含めた最高視聴率29.9%を記録している)。
この事件のほかには「金田一少年の殺人」が最終回候補に挙がっていた。
その為、中盤で一が犯人に仕立て上げられるという「金田一少年の殺人」のオマージュ的要素が組み込まれている。

『金田一少年の推理ミス』では「塩の結晶が出来るほど汗をかいていたのなら、真犯人一人だけ汗でびしょ濡れになっていて怪しまれる」と指摘されている。
犯人たちの事件簿』でもこの事に触れられており、変装を解いてすぐの多岐川は汗だくで服がビショビショになっていた。「リチャードの時も一度死にかけたけどまたも死線上…!! 死線上のかほる…!!」

多岐川の代表作『双子姉妹探偵』はマナカナ主演のドラマ『双子探偵』…が元ネタだと思った人がいるかもしれないが、蝋人形城が95年でマナカナのドラマが99年だし、ドラマの原作は児童文学で姉妹も三つ子なので明らかに違う。*4
多分多岐川が著名に推理作家というところからすると、赤川次郎の推理小説シリーズ『三姉妹探偵団』が元ネタだろう。



何だその目は?この項目をどうにかするつもりか?
追記・修正しますか?
それは無理だな。とっくに時効だからな!
アニヲタ共の無念を晴らせなくて、残念だったな!冥殿さん!フハハハハ!!





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最終更新:2022年08月17日 21:19

*1 犯罪計画書を埋葬したのは狭山に対する意趣返しによるものであったが、仮に計画書をシュレッダーなどで処分した場合、証拠隠滅で多岐川の復讐に綻びが生じて三億円事件の真相が完全に闇に葬られた可能性が高い。

*2 後述の明智の父親もその一人である

*3 アニメ版では明智が四億円事件の元犯行グループに対して復讐心を原作以上にむき出しにしていたため、一に犯人扱いされる原因となっている。

*4 そもそも「双子探偵」の原作はあの「夢水清志郎」シリーズである