ディアナ・ゾーンブルク

登録日:2012/03/23(金) 22:50:52
更新日:2023/08/30 Wed 10:17:52
所要時間:約 5 分で読めます




――Herrich


川上稔の長編ライトノベル、AHEADシリーズ 終わりのクロニクルの登場人物。
とある理由(後述)からファンの間で巨乳手付かず人妻外人の異名を持つ。

所属:独逸UCAT
役職:独逸UCAT監査
字名:“母猫”
備考:独逸最高の“魔女”

初登場は二巻〈上〉。以降はシリーズを通して登場している他、四巻〈下〉では表紙も飾っている。



□概要
銀色に近いブロンドのロングヘアーを持つ女性。
基本的に黒のスーツ。女性にしては長身で、身長に相応のグラマラスなボディの持ち主。
魔女、と呼ばれる女性の術式使いで(後述)、戦闘服はUCAT
……というより都市世界でお馴染みのハイレグパンストでやたら体の線を強調するアレの魔女仕様。
黒と薄紫を基調とし、肩部が通常より大きい他、魔女に欠かせない三角帽もついている。

名前から解る通り、八大竜王の一人「ジークフリート・ゾーンブルク」の親類。外見年齢的には曾姪程差がある様に見えるが、
れっきとした、姪と叔父の関係。妙に若々しいのは不老長生術のお陰(もっとも、不老の術は使っているが、長命はしていないらしい)。
また不老術の一環として賢石により自身の肉体を加工しているが、Sfのスキャンでは主に乳やあごや下腹から賢石反応がd(ry。

八大竜王という有名所を叔父に持つが、自身もまたUCATの古株の一人で五大頂と呼ばれるUCATの実力者の一人。
彼女以外の五大頂は本編開始以前に死亡しているため、彼女が五大頂最後の一人。

五大頂という立場から、UCAT空白期にはバリバリの現役だったため、UCAT空白期における全てを知る数少ない人物の一人。
同時期に活動していた大城・至やロジャー・シュリー、ダン・原川の実母の原川・唯や八大竜王の趙・晴とも面識を持つ他、
元々が独逸製であるSfの事も知っていた(Sfの方は日本UCAT所属となった時にフォーマットを受けていたため、ディアナの事は覚えていなかったが)。
一時期、本作における主人公格の一人のヒオ・サンダーソンの家庭教師をしていたため、(UCAT等の事情抜きで)ヒオとも面識を持つ。
作中でジークフリートの繋がりからブレンヒルト・シルトとも出会い、天敵のようなケンカ友達のような仲を築く。


また、こう見えて

既婚者

である。
夫は米国UCAT所属のオドーであるが、普通の恋愛結婚とは違う。
とある作戦で一緒になった際、お互いに

「自分が死んだ時、一人くらい自分の死を看取る人間が居てもいんじゃね?」

と思い、親族となるため、書類上でのみ結婚した。そのため、まだキスすらしていないらしい。
因みにこれらの事実を知った全竜交渉部隊の変態達により、属性が巨乳外人から巨乳手付かず人妻外人へとランクアップが果たされた。
…………てかオドーの年齢的に彼女の年齢t(ry

川上氏の作品によく登場する、時に導き、時に打ちのめすスーパークラスな大人のポジション。



□戦闘能力
破格の一言。胸の事ではない。
五大頂の名は伊達ではなく、間違いなく英雄クラス。その一撃は竜すら屠る

元々五大頂には、AHEADシリーズの最大戦力「機竜」とタイマン張れるレベルの戦闘能力を求められるが、UCAT空白期、
実際に機竜を倒せるのは飛場・竜一くらいだと思われていた。
しかし、実際に本編中5th-Gとの全竜交渉において(小型ではあるものの)複数の機竜相手に大立ち回りを演じているあたり、
やはり五大頂の素質は十分にあったのだろう。

攻撃方法は主に術式を使用。これは過去、1st-Gに接触した際Low-Gに流れ込んできた技術であり、1st-G同様、
文字を実際の力として発現するものである(詳しくは1st-Gの項で)。
1st-Gの住人は慣れから、この力の発現を力のみで済ませているが、魔女は実際に物質として発現させる。
例を挙げれば、「矢」を発現させる際、「矢」を物体ではなく「矢」という現象のみ発現させるのが1st-G、
「矢」を物質として生み出すのが魔女、といったところか。
これにより、術式で生み出した「矢」に術式を刻む事で、「矢」から術式を発生させたりといった芸当が可能。



□作中での活躍

○二巻
日本UCATの主導で行われている全竜交渉に独逸UCATの関与させるため、元1st-G住民の独逸受け入れの立ち合いのため、
レアアニメ「ヒムラーさん」をSfのメモリからサルベージするため、
多くの目的を帯びて日本UCATへとやってくる。
ジークフリートと親しげに話すディアナに嫉妬したブレン先輩にケンカ売られた後は、
佐山達を叩きのめしたり、2nd-Gとの全竜交渉に立ち会ったりした。


○三巻
3rd-Gとの全竜交渉に立ち会ったり、日本UCATの合宿に同道して海で遊んだりと結構楽しく過ごす。


○四巻
メイン勢としてスポットが当たる。
米国組のヒオやロジャー、オドーとの再会を通じ、ヒオとの関係やオドーとの結婚について明かされる。
巨乳外人→巨乳手付かず人妻外人と変化したのもこの頃。
終盤ではヒオを救いに行く原川の手助けをした他、サンダーフェロウ“黒陽”へとたどり着くための道を付ける。


○それ以降
Top-Gや各Gとの再交渉がメインとなるため、出番は減るものの、真実を知る先達として、全竜交渉部隊にUCAT空白期について話したり、
趙・晴の最後を看取る等、おいしい所は持って行った。


○その他
  • エロ知識が無い。子供はコウノトリが運んで来ると本気で思っている。
  • 旦那のオドーもエロ知識が無い。子供はキャベツから産まれると本気で思っている。
  • 四巻で旦那の本名を知るが、その時「こんなかわいい人を放っておけない」と発言してるあたり、
書類上だけであった旦那に本気で惚れ初めているのかも知れない。




追記、修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2023年08月30日 10:17