異形の森の使者『ロミアス』

登録日:2010/10/11(月) 10:30:34
更新日:2025/06/27 Fri 17:19:36
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異形の森、か…。我等のもたらす真実を、彼らはどう受け止めるか



フリーのローグライクゲームElonaに登場するNPC。通称:緑髪のエレア、ロミ公

大いなる災厄メシェーラを呼ぶとされる異形の森の民エレアの青年。その噂により弾圧されている異形の森の民を代表して中立国家パルミアの王ジャビに真実を伝えるためラーネイレと共に旅をしている。
まあ別にこんな設定はどうでもいいのだが。

性格はまさに「皮肉屋」といった感じ。イベントの度に必ずなんか皮肉を言う。
ラーネイレ曰く、「あなたはプライドが高すぎるのよ。ただでさえエレアは異端視されているのに」

作中ではプロローグで瀕死の重症を負ったプレイヤーを旅の途中で発見、ラーネイレと共に看病し、回復したプレイヤーに親切心でチュートリアルを行なってくれる
そして以降は一切スポットが当たらないので誇張でもなんでもなく皮肉マシーンと化す



と、言えば聞こえはいいが
  • 食料をやるから食べてみろ、と言い人肉を渡す(食べると発狂、1/5で人肉嗜好付与)
  • 食べたと報告すると「…本当に食べてしまったのか?」などとぬかす
  • 呪われた装備と解呪の巻物を渡し装備してから解呪してみろ、と言うが場合によっては解呪できない(旧Verのみ)
  • 初期状態ではまず開けられない鍵がついた、重すぎて動かせない宝箱を家の真ん中に鎮座させる(動かそうとして持つと潰れて死ぬ)
  • 鍵開けスキルを十分に上げて開けられる頃には中身はゴミ同然
  • 戦闘訓練としてプチ(スライム的なモンスター)を召喚するが、非力な上に序盤魔法がろくに使えない魔法使いキャラでは1対1でもかなりの苦戦を強いられる上に同時に3匹召喚
  • (ロミアスはニヤリと笑った)
etc.
と、非常にアレなチュートリアルをしてくれる(そもそもロミアスは雨をしのぐ為に入った洞窟の奥に危険がないか確認しに行っただけで看病してくれたかどうかも怪しい)
後でわかることだが、主人公に食べさせた人肉は、洞窟の奥に住んでいた乞食を殺したものである。前述の3匹のプチはその乞食のペットだったようだ。

このチュートリアルに苛立ち、彼に喧嘩を売る初心者もいるがロミアスはレベル20かつ鈍速の魔法、割合高品質な装備と強力な弓★《異形の森の弓》を所持しているためまず返り討ちに遭う。
本作における固定NPCは所謂「ボス補正」を持っており、デバフへの耐性や強烈なHP補正がある。この点でも正面突破は現実的ではない。

しかし★《異形の森の弓》は基礎能力が高く、詠唱スキルブースト、毒耐性強化、毒の追加効果、確率で射った相手を引き寄せる異次元の手の追加効果と、異次元の手の癖を考慮しても非常に強力な品なので、お供のラーネイレ共々、慣れたプレイヤーから「とりあえず」で抹殺されるハメになる。
おいおい、冗談だろう…

その方法は核爆弾かもしれないし、呪われた酒かもしれないし、先代から引き継いだドラゴンかもしれない。
中には結局核で一掃するつもりなのに酒を振舞ってラーネイレとの同士討ちで先に死んでもらう…といった形で特別扱いされることも。

我が家である初期洞窟に登場するロミアスとラーネイレは最寄りの街ヴェルニースに入るか「家から出て行ってほしい」と言うと我が家から消えてしまうが、ロミアスのみ演奏依頼のパーティー会場にそれなりの頻度で出現する(Ver1.10〜)ため、★《異形の森の弓》や2つ以上同じ★を持った際に精製される☆狙いだったり、引き継ぎ時にイベントが起こる「怪しい宝石」狙いだったり、食料目的だったり、憂さ晴らしだったり、条件反射だったり、観光案内のついでなど様々な目的でよく狩られている
恩を仇で返すとはこのことだ


上記の通りメインシナリオではラーネイレに同行しているため登場回数こそ多いものの、基本的に嫌味、皮肉、愚痴を言ってるばかりで特に何もしていない。これは彼が怠惰なのではなく、シナリオ的にマジですることが無いので皮肉を言うくらいしか出来ないからである。
一応は一章ラストで役にたった…のかも

その性格からElonaを代表するネタキャラとされておりM.U.G.E.Nに参戦したりTwitterにロミアスBOTが存在したりなどなんだかんだで愛されているようだ(ニヤリ)



尚、彼関係のネタとして「彼の言い回しやセリフをもじって罠情報を教える」というものがある。*1
プレイするとわかるが、彼は大半のNPCと同様そもそも出番自体がほぼ皆無なので罠になるような情報を漏らす機会そのものが無く、愛される主な原因であるふざけたセリフはすべてチュートリアル内でオチがつくので、特に未プレイの人からかなりの誤解を受けている。

悪質なのはメタ的な立ち位置で登場する都合上、ゲーマー心理的に「キャラクター性を持たせた公式のアドバイス」に思わせるという擬態をしながら平気でとんでもないことを口走る「ノルン」である。
「ノルンの冒険ガイド」という名目で事が起きてから悪天候のデメリットやエーテルの嵐の回避方法を教えてくれるが、これはまだ良い。
アドバイスの中に「魔法書の読破には危険が伴うから家で読め」というものがあり、これが群を抜いて極悪。
魔法書の読破に失敗したときのペナルティにはモンスターの召喚が含まれており、これで生まれたモンスターは時間経過で消えたりしない。
しばらく自宅が利用できなくなるのはもちろん、最悪の場合は死亡→自宅で復活を延々と繰り返す羽目になり、初心者のリタイアに少なくない貢献を果たしている。

こういった事情から「ノルンが言いそうな事をロミアス風に言う」ことに嫌悪を感じるプレイヤーは多く、ネタにする際は若干の注意が必要。

本当に追記、修正してしまったのか?

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最終更新:2025年06月27日 17:19

*1 「演奏スキルを試したい?ゲーム開始地点からならヴェルニースの酒場に「ピアノ」があるぞ(ニヤリ)」といった形で真実だが重要な部分はあえて伏せる