Elona

登録日:2010/10/12(火) 03:44:03
更新日:2025/06/29 Sun 05:08:56
所要時間:約 6 分で読めます





今はもう忘れ去られた昔
イルヴァの地に十の文明の残骸が埋もれ
レム・イドの傷跡が癒えぬまま迎えた十一紀、
最も多くを破壊し生み出したと語られる時代
シエラ・テールの物語。




*概要*


Elonaとは、Noa氏(のあ氏 通称《Noa猫》)製作のローグライク風フリーゲーム
正式名称はEternal League of Nefia。
もっぱら略してElonaと呼ばれる 読み方はエロナとかエローナとか。

現在の最終安定版はVer1.16 最新開発版は1.22。
なのだがNoa猫より更新停止、ソース譲渡開始のお知らせが出てしまった。
最近は譲渡されたソースなどを元にしたバリアント版が出始めている。
(米国でまでHSPで書かれたソースをJAVAに翻訳する人が出ている程)

2021年に「Elona Mobile」としてスマホ版が出た。


*ゲーム内容*

あなたはノースティリスの地に流れ着いた冒険者です。
洞窟の探索、依頼の遂行、生産など、自由に行動し、
イルヴァの大地に自分なりの足跡を残しましょう。


ここは「イルヴァ」に存在する大陸「ノースティリス」。プレイヤーは中立国家「パルミア」を旅する冒険者となって、古代の迷宮・ネフィアのレシマスの秘宝を持ち帰る。

……と言うのがメインシナリオであるがメインシナリオ以外にやれることがたくさんあるため進行を放棄したプレイも可能。
と言うか第1部だけだとただのお遣(ry
エタってるメインストーリーはおまけと言う意見も(ry

一例
  • ランダムネフィア(ダンジョン)に潜りまくる
  • 仲間と親交を深めて結婚
  • 酒場で演奏し路銀を稼ぐ
  • 牧場や農場を作って経営
  • ツンデレ女神に鉱石を貢ぐ
  • 行商人を襲って品物を奪う
  • 更に観光客や大富豪を襲って財布を収集
  • 乞食を殺して憂さ晴らし
  • その財布をガードに渡して善人に
  • NPCを酔わせて気持ちいい事をしてお金をもらう
  • 同性と結婚 人外と結婚 多重婚 しまいには性転換も
  • 嫁を売る
  • 牧場で少女を繁殖させる
  • 少女肉を使ってハンバーグ
  • 遺伝子合成で仲間の頭を増やす事も
  • 女性NPCの乳やら卵やら体液を収集
  • 空から義妹やらお嬢様やらが降ってくる
  • クズだって降ってくる
  • 金貨までもが降ってくる
  • 核兵器で街を壊滅
  • 核兵器で平原も壊滅
  • ついでにパーティ会場も壊滅
  • ジ ェ ノ サ イ ド パ ー テ ィ
  • 毒薬入りの食事をお裾分けして毒殺
  • もちろん媚薬混入も可
  • ボスが拒食症で死ぬ
  • ラスボスも拒食症で死ぬ
  • 当然裏ボス

とまあ非常にフリーダム。
「箪笥を漁らず箪笥ごと盗むのがElona式」といわれるくらいフリーダム。
(但し箪笥自体が一つのアイテムな為実は箪笥を漁る事は出来ない)

その代わりできることが多すぎるため慣れるまで大変な上に、
チュートリアルを行うのは「許されざるエレア」(項目参照)だったり、ナビゲーターの妖精ノルンもしれっと洒落にならない嘘をついたり。
自宅で魔法書を読んで安住の地を失った冒険者は数知れず。
他の人間を巻き込まずに済むと考えると自宅で読むべきというのはある意味一理あるが。
「チュートリアルはこのくらいがいい」という声も多いようだが(ニヤリ

しかし慣れてしまえばやりこみ要素が非常に多いのでハマってしまうとなかなか抜け出せないと評判でもある。

*システム*

Elonaの育成要素はざっと挙げただけでレベル、主能力、スキル、魔法、ペット、装備、エンチャントの厳選など非常に多様。

独特な育成システムに関してはスキル(Elona)も参照。

*選択可能種族*

ゲームの初めに、主人公の種族を選ぶ。
得意不得意がはっきりしたものから汎用性の高いものまで揃っており、好みやロールプレイで選んでも大丈夫…
…といいたいところであるが、職業と違って後からどうにもならない特性が一部の種族には存在するので、尖った種族を選ぶ際は少し注意が必要。
逆にゲーム体験という意味では一番ガラリと変わる部分でもある。
かたつむりはもはや別ゲー。


  • イェルス
既に滅びた物質主義の科学文明エイス・テールを崇拝する新王国の種族 学習能力が高く様々なことに対応できる。銃器スキルを初期で持っているのは彼らだけ。
種族特性:レベルアップ時にスキルポイントボーナス

特徴的な旨味が無いが、苦手なことも無いので難易度的にも学習的にも初心者に特にお勧め。
強いて言えば銃器の存在とあわせてやや遠距離攻撃に向いており、慣れたプレイヤーは機関銃の早期取得による安定感を推す人も。

  • エウダーナ
長い歴史を持つ大国の種族。エリート意識、完璧主義者、選民思想という設定はロールプレイ的にも味がある。
魔法に高い適正があるが、特に肉体的に弱いわけでもなく万能系。
種族特性:魔法耐性

特性の魔法耐性が実に強力で、攻略面でエウダーナを推す人はまず間違いなくこれが理由になるであろう。
「魔法に属する攻撃であれば問答無用でダメージを半分近くカットする」というのはあらゆる局面で有効であり、魔法耐性はあらゆる耐性の中で最もレアなものの1つなので、装備で補いにくいというのも有能さに拍車をかける。

  • 妖精
可憐で非力で儚い生物。
イメージどおりの貧弱さで、紙耐久な上に「1.0s」以上の重さの装備が出来ない*1という極悪な縛りがあるが、非常に素早く、先天的な耐性も豊富で、魔法も上手く肉壁も用意しやすい。ピーキー。
種族特性:装備重量制限 回避能力向上 数多くの耐性

言うまでもなく慣れたプレイヤー向きだが、魅力の高さからペットの頭数をそろえやすく、資金面でも素早さを活かした配達や、金持ちと寝ることで1ランク上の小遣い稼ぎが出来るので序盤の安定感は高め。
中盤以降の苛烈な魔法攻撃や、必中で広範囲のブレス持ちモンスター(特に無属性のグリーンドラゴン)への対処が鍵。
種族として窃盗を持っているのも特徴。

  • 丘の民
頑強で無骨な背の低い種族。またの名をドワーフ。接近戦向きの主能力だが、生命とマナは平均的で弱点と呼べるものは無く、先天耐性と2種の便利スキルがある万能系。初心者にもお勧め。
種族特性:毒に普通の耐性 暗黒に軽度の耐性

戦士寄りながら汎用性が高く、マナもしっかりあるので魔法が苦手ということも無い。
採掘も料理も重要度が高い良スキルであり、つい後回しにしがちな宝石細工スキルによる素材変化の巻物の安定供給は攻略面でもかなり有用。
欠点を挙げるなら「ドワーフ」という種族に対するイメージが人によっては気になる位しかない良種族。

  • ジューア
盗賊や悪人の集まりが作り出したならずもの国家の種族。
味のある設定と高い汎用性から人気が高く、「腹が減りにくい」という初心者に嬉しい特徴も。
種族特性:腹持ち1.5倍 採取スポットの使用時間の増加

いくらでもカバーできるが、腹が減りにくいという特性による食事回数の減少→強化機会の損失を嫌がるプレイヤーもいる。
そこを除けばスキル面でも能力面でも便利な部分が多く、盗賊的な設定に反して苦手なことも特に無いのでどのような形でも序盤を滑り出していくことが出来る。遺跡荒らしかピアニストとの組み合わせが人気。

  • エレア
エルフの末裔。ロミアスでお馴染みの種族。シナリオ的にも重要。
魔法適正が高いが、エウダーナと違って生命力がやや低いのでちょっと打たれ弱い。
イルヴァの世界で生活する上で逃れることの出来ない死病に耐性があり、機会が限定的な反動ダメージ耐性と併せて評価がやや割れる。
種族特性:エーテル病の進行鈍化 MPを過剰消費時の反動ダメージ半減

能力的にはエウダーナに近いが、魔法系としてもスキル面がややズレており、そういう意味では初心者にお勧めされ辛い。
エーテル病は初心者のゴミ箱ダンクに最も影響力のある要素なので、そこを緩和するという意味では決して悪い選択肢ではないのだが…
「ちょっと癖があるが、尖っている部分も無い」ということで微妙扱いされたりもするが、シナリオ的には超重要な種族なのでそれだけでロールプレイ的に強力。

  • リッチ
高い知能と魔力を備えた不朽のアンデッド
完全な魔法特化種族で、抜群の魔力と圧倒的なマナを誇るが、生命力がガッツリ低いので非常に脆く、かろうじて平均を保っている耐久が息をしていない。
肉体的には残念だが魔法関係は最強というわかりやすい尖り方で、アンデットという設定もそそる人にはそそる。
種族特性:冷気、毒、暗黒耐性

かなり尖っているが、妖精や後述のゴーレムのようにゲーム感が変わるようなものではなく、特化系の種族の中ではプレイしやすい方。ただし魅力が低いので辛い時期に肉壁を用意し辛く、貧弱さのカバーにはやや知識が要る。
敵のアンデットと耐性が異なるが、変わりに火属性が弱点とかもないのでそこは安心。
冷気と暗黒は使う敵が多いので大いにその先天耐性の恩恵に預かれる。


好戦的で獰猛な種族。
…というゲーム説明に反して戦闘面はかなり平凡で、魔法がやや苦手だが気にするほどの差も出ない。ただしレアスキルである心眼もちという個性はある。
傾向としては丘の民に近く、種族のイメージが人を選びそうな部分も共通。
種族特性:暗闇耐性 採取スポットの使用時肝増加

「ゴブリンならでは」という部分に乏しく、心眼所持以外はこれといった個性が無い。
魅力や器用が低いという部分からも避けられがちで、攻略面では不遇の種族と言える。
しかし釣りスキルの存在から、農民と組み合わせることでかなり早期に自給自足生活が可能になり、冒険は二の次でのんびりと生きていく「スローライフプレイ」において一定の地位を保っているいぶし銀。ゴブリン農民は楽しいぞ!

魔力により生命を与えられた物質。
圧倒的な耐久力とぶっちぎりの筋力を誇り、重要な状態異常に完全耐性まで持っている。
人工生命という設定も非常に美味いが、魔法関係は劣悪で、なにより速度が遅い
種族特性:毒耐性 朦朧完全無効

魔法特化のリッチに対して、物理特化のゴーレム…というわけではなく、癖の強さはリッチの比ではない。
耐久と筋力(と意思)以外は全部ひどいという脳筋全開仕様であり、魅力に至ってはボロボロのリッチよりも更に劣る上、速度が45しかない*2のが致命的。
戦闘はしばらく筋肉で乗り切れるが、配達や護衛などの依頼に支障が出るので金策も不利。
手っ取り早くこの問題を解決する「乗馬」はゴーレムにとって相棒とも呼べるスキルだが、未熟なうちは戦闘ペナルティもキツいので、とにかく序盤に苦しさがある上級者向き種族である。
その分軌道に乗ってきた時のカタルシスは強烈で、やりこめばやりこむほど朦朧無効のありがたみが染みてくる。

  • カオスシェイプ
異形の人と呼ばれる、かろうじて人の形を保っている謎の種族。成長するごとに新しい体の部位が生えてくる。最初は胴体と手一つ、遠隔スロットしかないという異様すぎる姿。
設定的にも「よくわかっていない」という脅威の存在。君がカオスシェイプを知らしめるのだ。
種族特性:レベルが3上がるごとにランダムで装備部位増加

尖っているとかそんな言葉では到底足りない個性を持ち、全く違うゲーム体験が味わえる。
そもそも装備するところが存在しない都合上戦力の補強が難しく、こんな姿故に魅力も低いのでペットも頼り辛い。
強力な兜を手に入れたけどそもそも頭が無いなんてどんな悩みだというのか…

しかしリロードを駆使して狙った部位を増やすことで、この特異体質を活かした実にユニークな育成が可能。
ダメージ無効化エンチャを持つ盾の複数装備を突き詰めることで、実質的な不死身*3を実現する「13盾」はその代表と言えるだろう。

  • かたつむり
非常に鈍い生き物。脆く、非力で、不器用で学習能力がなく、塩で溶ける。
生命力と感覚以外の全ての能力が悲惨な上に、背中と遠隔スロット以外の部位も無い。手すら無いのである。
言うまでも無く縛りプレイ用の種族であり、町を歩くのも命がけ。速度は驚愕の25
種族特性:塩に触れると瀕死(もう一度触れると死亡)町の清掃員が塩を投げてくる

かたつむりで始める場合まず如何に街の清掃員を封じ込めるかのパズルから始まる。
チュートリアルの段階ですでに大いなる試練であり、護衛の依頼は守ってもらう側。
本気で攻略を考えるなら乗馬を用いて世界を縮めるのが第一なのだが、それをやってしまうと途端に味気が無くなるという不思議な体験をさせてくれる。


*選択可能職業*

種族選択とは異なり、職業ごとの特別な要素といったものは本作には存在せず、初期のスキルと能力値、当分の間の成長率に違いがあるだけでいずれ差はなくなってくる。
序盤の動きやそのキャラの得意不得意を形成するが、最終的に肩書き以外の意味はなくなるので軽い気持ちで選んでOK。
もちろんせっかく肩書きなので「俺は戦士だから魔法なんか使わんぞ!」というロールプレイで楽しむのも一興。


  • 戦士
戦いの専門家。純粋な近接職。
タフな上にいきなり火力を出せるので、理不尽に殺されたりすることが無く、序盤における戦闘面での安定感はピカイチ。
代わりに魔法系や生活に必要なスキルを一切持っていないので、当面はものすごく不便な活動を余儀なくされる。
初心者には厳しいハンデだが、これ不器用さ故に、種族側との組み合わせを考えたり、不便に感じたら必要なスキルを取得する…といった形で「嫌でも学べる」という点から逆に最も初心者向きといわれることもある。


  • 遺跡荒らし
墓や遺跡から財宝を持ち出して生計を立てる人々(という設定)
器用な近接職で、戦闘寄りにしたシーフといったイメージ。
二刀流と戦術スキルで直接戦闘力を確保しつつ、魔道具による対応力があるので少し慣れた人なら戦士よりも安定した立ち回りが可能。
持ち出した財宝を売り飛ばすための交渉スキルの他、レアスキルである窃盗を所持しているのもポイント。
ただしイメージに反して鍵開けは持っていないので注意。

  • 魔法使い
名前のまんまの純粋な魔法職。
戦士と同じ様に、魔法関連は充実しているがそれ以外は皆無というのが特徴。
ただし筋肉で解決できる戦士とは違い、魔法にはシステム上押さえておくべき知識が幾つかあり、MPの管理や魔法書の調達といった部分の他、そもそも魔法書を読むこと自体に一定のリスクがあるという側面から到底初心者向きとは言い難い。
この世界において知識も金もない魔法使いには一切の人権が存在しないので、初見魔法使いはやや覚悟のいる選択となっている。

  • 農民
食料の確保に強みがある職業。能力的には「健康体」といった具合であまり見るべきものはない。
本作において食事は単に生きる為だけではなく能力強化に直結しているので、そこに強みのある農民は独自のポジションから序盤を乗り切っていくことが出来る。
しかしシステムの理解が必要であり、特に名前と関連の深い「栽培」は抑えておくべき知識が結構深いのでポテンシャルを活かしきるのは初心者にはやや厳しいか。

  • 狩人
遠隔攻撃の専門職。しかし名前に反して解剖学(肉を調達するスキル)は無し。なんでや。
遠隔版戦術である「射撃」を初期習得しているので、他の職業とは一線を画す射撃攻撃力があり、魔道具持ちで対応力も高い。
生活部分はザルだが、乗馬スキルを用いれば配達などがやりやすくなるので日銭には困らず、比較的安定して序盤を乗り切ることが出来る。
ただし射撃武器自体に晩成の趣があり、適正距離などの要素もあるので慣れたプレイヤーのほうが強みを活かしやすい部分はある。

名前がかっこいい(最重要)。
戦士と魔法使いのいい部分を押さえてあるが、どちらのスキルにも抜けがある。
強いて言えば魔法側の方がスキルが整っているが、ボーナスがつくのは魔法ペナルティが発生しない軽装備ではなく中・重装備と色々ちぐはぐ。
はっきりいって両方の強みを潰してしまっているので、素早くリカバリーが出来る知識のある経験者向きの職業。
不遇さは否めないが、成長すれば不利が消えてかっこいい名前だけが残るので、魅力を感じたら臆せずに選択しよう。

  • ピアニスト
名前からは想像できない強みのある職。
圧倒的な重量挙げ*4スキルを持ち、ピアノを背負って生活しているという設定から筋力も良く、職業柄魅力も高い。
少し理解が必要だが、職業選択において総合的な優位性はピアニスト一強という声もあるほど多くのプレイヤーから愛されている。


  • 神官
名前がかっこよくない
魔法戦士の亜種のような職業で、ちぐはぐ具合や中途半端さも共通。
得意な武器や意思の高さに特徴があるが、基本的にはやっぱり魔法戦士。
代わりに名前の通り信仰スキルに唯一ボーナスを持っており、いずれかの神へ積極的に奉仕することで早い段階から好きな分野に強めのブーストをかけることが可能。
フィートも取ればいきなり強力なペットである「神の下僕」の必要条件を満たすことも出来るので、「一番職業差が出る時期を独自のポジションで乗り切ることが出来る」という点は魔法戦士には無い魅力だろう。

半人半妖の血が流れるという設定で勝っている職。
軽装系の戦士で、あちらと比べて打たれ弱さがあるものの、攻撃性と回避能力は上回っており、読書スキルによって魔法への足がかりを持っている。
両手持ちと軽装備がベースなので魔法のポテンシャルを殺さずに済み、正直魔法戦士よりもずっと魔法戦士に適正のある職でもある。
ただし両手持ちのポテンシャルは重い武器でこそ発揮されるので、完全な両立は厳しい。強みと個性を活かそうとするとどうしてもどこかに穴が開くので、割り切った運用も考えたい。

ん?某漫画とは関係ありません。ありませんったらありません。
ときめきクレイモア? 何の事です?

  • 観光客
ローグライクなゲームの定番職。
能力ボーナスは一切無し。この時点で既にハンデがついている。
武器の適正も皆無で、どの武器にも一切のボーナスが入らない。
しかし釣りと旅歩きだけはもらえるので、種族選択で言うところのかたつむりのようなおかしなことにはならないのが救い。
縛りプレイ、あるいはロールプレイで楽しむ職業。

*スキル*

Elonaには様々なスキルが存在し、対応する行動をとることで「スキルへの経験値」と「主能力への経験値」、そして「キャラクターへの経験値」が溜まり成長するというシステムになっている。
敵そのものが経験値を持っておらず、「敵を倒して経験値を得てレベルを上げる」という概念が無いかなり独特な仕様であり、本作のゴミ箱ダンクシュート要因の一つ
敵を倒して経験値を得ているように見えるのは敵を攻撃したことで武器スキルや戦術スキルなどが上がったから、ということである。
スキルは初期で覚えているもの以外は街のトレイナーからプラチナ硬貨を使用して覚えることが出来る。

詳細は個別ページにて。

*ペット*

モンスターボールを使って弱らせた相手を捕獲したり、馬屋で購入したり、怪しげな奴隷商人から買ったりして入手できる。牧場で増やせるし、もちろん売ることもできる。
つれ回して戦わせたり、繁殖させて肉になってもらったり。
遺伝子合成という技術でペット同士を合成して部位を増やしたりもできる。
目指せ!ペットアリーナ完全制覇!

最初は猫やら馬やら少女やら真っ当なメンツだが、追求していけばスケルトンだったり、エイリアンやティラノサウルスだったり、その辺の傭兵やギルド構成員、店主に娼婦に吟遊詩人…ん?

*魔法*

MPを消費して発動する。
攻撃魔法、回復魔法、バフ/デバフ魔法、扉を作り出したり、鑑定したり、四次元ポケットを呼び出したり、究極的には願いを叶える事も…
属性も豊富で弱点を突きやすいが、敵の耐性によっては全く効かないことも。
攻撃はもちろん町での放火や、モンスター召喚による謀殺など便利なのでいろいろ覚えておきたい。

武器スキルの様に魔法にもレベルがあり、何度も使うとその魔法のレベルが上がり性能や詠唱成功率が上昇する。
また覚えた魔法は自由に使えるわけではなく、事前に使用回数をストックしておく必要があり、1回発動ごとにストックを消費する。
魔法書を読むことで使用回数をストックできる…のだが読書に失敗するとMPが消し飛んだりモンスターが出てきたりする。

ちょっと変わったところではMPが足りない場合でも詠唱可能というシステムがある。この場合はMPがマイナスになる上に「マナの反動」という形で不足分のMPに応じたダメージを受けることになる。基本は不足分の4倍ダメージ。当然この反動ダメージでHPがゼロになれば死ぬ。
緊急時に強行するために唱えたり、通常唱えられないような魔法を自動蘇生スキルと合わせて無理やり唱えたり、
また「魔力の限界」スキルを鍛えればダメージを減らせるのだが、このスキルが上がるのは反動ダメージを受けたとき限定のため意図的に上げようと思わないとサッパリ上がらない。
魔法使いを志すなら安全な時にマメに鍛えておこう。


*エーテル病*

Elonaの中でも特に特徴的なシステム。
イルヴァの星は近年「エーテルの風」という災害に襲われており、空気中に漂う謎の物質「エーテル」に触れることで様々な変異がもたらされ、最終的には死に至る。
治療には希少な薬が必要。

エーテルの風はゲーム的には3ヶ月に一度訪れる天候で、この中を歩き回ることで発症する。
症状は様々で目が4つになったり、頭が肥大化したり、翼や蹄が生えて装備部位が潰れたり、空間が歪んだりと多種多様。
実はエーテルの風以外でも少しずつ進行しており、突然発症することもある。*5
序盤に出るとキツイものが多く、本作のゴミ箱ダンクシュート要因の筆頭。抗体ポーションの入手に四苦八苦しなくなれば一人前といえるかもしれない。

進行度がMAX(20個発症)になると死に至るものの有益な症状も多いので、慣れてきたらエーテル病の有効活用も戦力強化の1つの手。

*信仰*

Elonaには7(+1)柱の神が存在しており、何れか1つを信仰を選んで信仰できる。信仰すれば神と信仰スキルに応じたさまざまなボーナスを得られる。
信仰が深まれば使徒(ペット)や専用アーティファクトを下賜されることも。
ボーナスや使徒・アーティファクトの性能は汎用性の高い効果ものからプレイスタイルを選ぶものまで多種多様だが、誰を選んでもマイナス要素は無いため好きなものを選ぶとよいだろう。
神は基本的にプレイヤーの前に現れることはないが、*電波*として神々のセリフを聞くことが出来る他、一部の神は彫像や願いによる降臨でその姿を見ることが出来る。
一時的な罰を受ける*6ものの改宗も可能。
改宗しても受け取った使徒やアーティファクトは消えないため、使徒&アーティファクトを受け取る→改宗を繰り返す信仰リレーと呼ばれる罰当たり極まりないプレイをするプレイヤーも少なくない。

神々の詳細などについては個別ページにて。

*mobile*

2021年にはスマートフォン用のリメイクである「Elona Mobile」がリリース。
ビジュアルはフリー素材からポップで低頭身なオリジナルの物になり、UIなども幾分か取っ付きやすくなっている。
開発が中国企業であるためテキストが若干怪しかったり、スマホゲームらしく課金要素があったりはするが、ベタ移植としてはそれなりにまっとうな出来。

いくつかの要素が楽に。
死んだ場合のペナルティが手持ち金だけになったので死が重い物を運ぶ時にも使える便利な移動手段兼カルマ清算方法になったり、エーテル病20個蓄積しても大ダメージを受けず死ぬことがなくなったから開き直って全ての症状を受け入れたり(抗体の仕様が変わって有利な症状を残すのが難しくなったのもある)、餓死がなくなったり、一部の要素はゲーム内ターンではなく我々の現実の時間に合わせて動作するようになったり。

モンスターボールは色々まずかったのか次元カプセルという名前に。

あと略称がエロモバというなにか誤解を…気持ちいいことができる健全なゲームです。
勿論ロミアスも相変わらずのロミアスっぷりである

+ Elona 2
続編の「Elona 2」も配信されてるが、こちらは厳密には「Elona」ではなく「Elona Mobile」の続編である。
noa氏は開発会社より「Elona 2」のタイトル使用の打診を断った旨を表明している。
ただ、不服ではあるが個人開発なので争うつもりもないとのこと。

*Elin*

2024年にSteamでアーリーアクセスを開始した続編。こちらはElonaと同じnoa氏製作の正当な続編となっている。
Elonaの30年前のノースティリスが舞台となっており、画面がクォータービューに変更、ハウジングや製作要素の大幅強化、信仰できる神の追加*7といった要素が増えている。
Elonaプレイヤーでなくとも遊びやすいように調整されているが、「らしさ」は健在。
アーリーアクセスの時点で「パンティー(楽器(投擲武器))」「かつおぶしワイン」「乳親」など数々のパワーワードが生み出されている
ストーリー的にはElonaへ地続きなので、Elonaに登場したキャラの30年前の姿が見れたりも。



あのバーで追記修正するのは やめたほうがいいであろうぞ。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年06月29日 05:08

*1 部位ごとの制限であり、合計値ではない

*2 他種族は妖精以外70

*3 本作の死亡は餓死だろうとギロチンだろうと必ず「致死ダメージを受ける」という処理を経て実現する。そのためダメージ無効化率を100%にすることで絶対に死ねない存在になれる。

*4 所持重量限界を増加させる

*5 厳密に言うとエーテルの風の中だとこの進行速度が1000倍になるといった感じ

*6 無のエイス(初期信仰)から変更する場合のみ罰は受けない

*7 キックスタータープロジェクトで追加されたため通称バッカー神。設定的にはElonaの7柱の下位に属する神々となっている