三匹の子豚

登録日:2012/09/18(火) 06:12:02
更新日:2023/06/26 Mon 23:44:19
所要時間:約 4 分で読めます





『三匹の子豚』とは、おとぎ話の一つである。
物語として成立したのは18世紀後半だが、民間の伝承としてはもっと古い時代からあったといわれる。


母親の豚は三匹の子豚を外の世界へと送り出す。

一番目の子豚は藁で家を作る。
二番目の子豚は木や枝で家を作る。
三番目の子豚は煉瓦で家を作る。

でもって、そんな子豚の家をがハケーン(゚∀゚ )

狼は藁の家を吹き飛ばし、子豚を外へ追いやる。
一番目の子豚は二番目の子豚の家に逃げ込むが、二番目の子豚の家は吹き飛ばされなかったものの、物理攻撃あるいは放火によって壊されてしまう。

そして困り果てた二匹の豚は三番目の子豚の家に逃げ込む。
煉瓦の家は狼のブレス攻撃や物理攻撃にも負けず、業を煮やした狼は煙突から不法侵入する事を決める。
しかし、子豚達は事前に釜で熱湯を沸かしており、狼はそれにダイブ。
火傷で手痛いダメージを受けた狼は逃げましたとさ。


まあ、要は「兄に勝る弟だっているんだ!」という話。


現実的に考えると、藁の家が吹き飛ばされるのはまだいい。
問題は木製の家が狼一匹による物理攻撃で倒壊するなんてお前は姉歯かとツッコミを入れたくなる手抜きっぷりである。
木材を組み合わせてちゃんと建てたなら非常に堅牢になる筈。

また、煉瓦は建てる際に芯がなく漆喰で煉瓦を積み立てて作る為、煉瓦の家は見た目の堅牢そうなイメージに反して経年劣化には非常に弱い。
が、耐久性が落ちるまで割と長い年数がかかるので、長期的に住むなら適している。
もっとも、地震が起きたら運が悪ければ一気に崩れて生き埋めになってしまうだろうが、
日本と違ってヨーロッパは地震はほぼ起きない為、煉瓦の家が維持しやすいのである。


ちなみにこの話も多くの昔話同様に、近年子供に語られる内容は幾分かマイルドになっており、
原典では家を吹き飛ばした時点で狼は子豚を食べてしまい、三匹目の子豚は逆に熱湯にダイブした狼を食べてしまっている。
間接的に兄弟を食べている豚……。

他にも作品によっては、煙突に侵入する前にオオカミがかぶら畑に野菜を取りに誘うも約束の時間より早く取りに行き、
りんごを取りに行った際は時間をかけすぎてオオカミと鉢合わせしてしまうも持っていたリンゴを投げてオオカミに取りに行かせて難を逃れ、
丘の上の祭りに誘われた際は帰り道で出会いそうになったため、樽に隠れた状態で坂道を転がって窮地を脱する、
といった追加展開がある。


また、有名な話なのでウォルト・ディズニーをはじめとする多くの人物によってアレンジされたり、三匹の子豚をモチーフにしたキャラクターが登場する事も多い。
あと鋼鉄要塞とか





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最終更新:2023年06月26日 23:44