ストロングブラッド(競走馬)

登録日:2010/05/23 (日) 01:00:05
更新日:2025/04/21 Mon 08:32:34
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2002-2007に活躍した競走馬。

1999年に、トウカイテイオーを父として産まれた良血馬で、生産地である千代田牧場の期待のホープであった。

2002年に新馬戦(デビュー戦)を勝利。
幸先良く競走馬としてのスタートを切ったものの、以後1年に渡り勝ち星に恵まれる事は無かった。
だが2003年(馬齢4歳時)にそれまでの勝利が芝ではなくすべてダートだったことから、ダート路線に活路を見出してOPクラスに昇格すると、
G3のカブトヤマ記念・さくらんぼ記念とタテ続けに勝利。

2004年(5歳)にはG3:群馬記念しか勝ち星が無かったが掲示板に乗るだけならいくつか達成。
なお初めて参加したG1のフェブラリーSは同期のダート王アドマイヤドンにあっさりちぎられて11位。
2回目(2005年)はメイショウボーラーの逃げに追いつけず7位でしたとさ。

2005年(6歳)に、ちょうどこの年に昇格したG1:かしわ記念に勝利。もちろんダート。アドマイヤドンにもメイショウボーラーにも雪辱を果たせましたとさ。
なんやかやでダートの強敵陣を崩したわけでであり、さすがの血脈であった。
ともかくトウカイテイオー産駒で2頭目のG1馬となる。
その後の帝王賞もタイムパラドックスの外回りにこそ追いつけなかったものの2位。
だがその年9月に右前脚浅屈腱炎を発症。以降休養を繰り返す羽目になる。
2006年のレースはさきたま杯3着のみ。およそ1年ぶりのレースだったことを顧みればこれでもマシな結果ではあった。
2007年の春に改めて復帰するも2桁着順が続き秋に引退。
気性が荒かったせいか、種馬にはならず去勢され馬事公苑で乗馬となった。
通算38戦8勝。
強い時期はダートのトップクラスを差せる強い競馬をしていたとは思うが、まぁ以上の成績だけを見るなら、このクラスの馬は競馬界にゴマンと居るだろう



だが

この馬には、とんでもない異能…

デスブログならぬデスホース
が備わっていたのである。


ストロングブラッドが勝った重賞レース、

【カブトヤマ記念】
【さくらんぼ記念】
【群馬記念】


ストロングブラッドが勝ったのを最後に廃止
されているのである

ちなみにさくらんぼ記念と群馬記念に関してはレースを施行していた上山競馬場と高崎競馬場自体が廃止された。
更にストロングブラッドが2着になったレースで勝った5頭の馬のうち、

》プリエミネンス号(浦和記念)
》ビワシンセイキ号(栃木マロニエカップ)
》チアズブライトリー号(七夕賞)

の3頭は、いずれもそのレース後に一切勝ち星を上げる事無く引退

ビワシンセイキ号はレース後に故障(屈腱炎)までした。

タイムパラドックス号は帝王賞でストロングブラッドに勝った後も定期的にG1ダートに出場して当時の最多勝記録に並ぶ好成績を残したが、
同時にストロングブラッドに勝った翌年から慢性的な脚部不安に悩まされるようになり
最終的に記録更新を目前にして骨折、そのまま引退してしまった。
帝王賞以降は結局はJBCクラシックの連覇という割とすごい所しか勝っていないが、一流なりに呪いを受け流したでも言うのだろうか……


そんなストロングブラッドも引退後は流石にデスホースを発動する機会もなく穏やかな乗馬生活を送れたようで、2011年には福島県南相馬市の大瀧馬事苑で功労馬生活に入る事が決定した。
…えっ? 何か不穏な地名が見えるって? 大丈夫、ストロングブラッド今も茨城に再移住して健在だよ。


強血「追記修正しないと僕みたいに去勢されちゃいますよ…」

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最終更新:2025年04月21日 08:32