小野宮結月

登録日:2012/12/20 Tue 10:44:24
更新日:2020/11/15 Sun 19:13:56
所要時間:約 6 分で読めます





い~や~だ~!
私には似~合~わ~な~い~!






小野宮(おのみや)結月(ゆつき)は、ましろ色シンフォニー mutsuーnoーhanaに登場するヒロイン。
コンシューマ化の際に追加されたヒロインのため、PC版には登場しない。


CV:田口宏子
誕生日:9月17日
血液型:B型
身 長:156cm
3サイズ:86/58/86
好きな物:柏餅

一人称は『私』。
呼び方は人によって変わるが、「くん」を付けて呼ぶことが多い。

演劇部に所属する、下級生憧れの『王子様』。
容姿端麗で美少女ではあるのだが、中性的な話し方と可愛いよりもかっこいい笑顔から女子人気が高い。

新吾とは、演劇部に入る人はいないかと校内を歩き回っていたところ、偶然彼を見つけたのが最初の顔合わせ。
せっかく共学になったのだから男の部員が欲しい、という事情もあった結月から話しかけた。

性格は至ってマイペース。勧誘の際にはそれが『相手の話を聞かない』悪癖に変わり、隼太が主にその被害者になった。
ただしそれは演劇に対する熱心さの裏返しであり、演劇が絡まないと人の話はきちんと聞く。

話し方や仕草がいちいちイケメンなことからボーイッシュな印象を受けるが、実際は『女の子っぽくなりたい』という願望を持っている。
そのため、理想の美少女である瀬名愛理を手本にしようと彼女を観察しているが、素の性格が愛理と違うためか上手くいかない。

それどころか、女の子を熱心に見つめ、話す(口説く)せいで女子人気が更に高まっているという逆効果になっている。
瓜生桜乃を美少女として見込んだ際も、その仕草がどう見ても口説いているようにしか見えず、「兄さん。わたし、口説かれた?」と戸惑わせた。

また、『女の子らしくなりたい』と言う割に女の子が普通着る洋服に抵抗感を持っており、スカートですら避けようとする始末。普段着もパンツルックである。
どうやら自分の女の子としての魅力に自信がないため、女の子っぽい服装に抵抗があるようだ。
ただ、上述したが結月は『美少女』であるため、実際にはかなり似合う。

ちなみに結月が女の子らしさにこだわる理由は『王子様役ではなくてお姫様役がやりたい』ため。
実際に何度もお姫様役がやりたいと訴えてはいるものの、本人が素で王子様なために却下されている。

女の子らしさを追求するために少女漫画を愛読したりもしているのだが、やっぱり素が王子様なために活かされない。

また、実家は地元の神社であり、巫女として働くこともある。
現役で巫女をしている祖母に憧れており、かなりのおばあちゃんっ子。


上述した通り、『ボーイッシュ巫女』という、稀有な特徴を持っている異色のヒロイン。
まあましろ色自体、どてらを着るメインヒロインとか、主人公をクズムシ扱いするヒロインとか、野良メイドなヒロインとか異色なヒロインのバーゲンセールだが、
結月の特徴はその中でも異彩を放っている。

ただキャラは濃いが追加ヒロインの宿命か影が薄い。というか出番に乏しい。
共通ルートは追加ヒロインらしく日常に絡むが、他のヒロインのルートに入った途端一切出てこないせいでエンディングまで存在を忘れるとか普通にある。

アニメでもその出番の無さとそれに伴う影の薄さからか、第6話のぬこ部の部員勧誘ポスターを眺めてる1シーンと最終回の1シーンの登場だけとなっている。
別にオリジナル展開に出来るんだからもっと結月出してあげてもいいじゃないか……

とまあアニメでは不遇だが、追加ヒロインのためか結月ルートが愛理ルート、紗凪ルートと共にコミカライズされている。


ルートのネタバレ







結月と友人関係を続けていくうちに、彼女が『女の子らしさ』を求める本当の理由を知る新吾。

それは、小野宮神社で行われる神事の時に巫女が舞う舞踊を継承したいがためだった。

結月は祖母に『女らしさが足りない』ことを理由に、教えることを拒否されていたのだ。

演劇部に入ったのも、愛理を見本にするのも、一重に大好きなおばあちゃんの後を継ぎたいがためだった。

その理由を聞いた新吾は、普段の飄々とした結月の真意を知り、彼女を手伝うことを決める。

とはいえ、そもそも男性たる新吾に女の子らしさなど分からない。男性から見て魅力的な女の子なら分かるが、女性から見る女の子らしさは分かるはずもなかった。

しかし、そんな中でふとした拍子に、いつもの『王子様』の笑顔とは違う、『結月』の笑顔を見た新吾は、その笑顔に惹かれる。

普段は『王子様』な結月だが、その笑顔はとても可愛いらしく、女の子として魅力的だったのだ……。


素が『王子様』なため、序盤の結月はこれでもかとばかりにイケメンであり、
結月の理想である愛理はもちろん、ボーイッシュな乾紗凪でさえ女の子らしく見える。
天羽みうアンジェリーナ・菜夏・シーウェルとは比べるべくもない。
アンジェ、紗凪に迫られながらも『女の子』の服を頑なに嫌がる様は、まるで『らんま1/2』のらんまみたく、いきなり女性になった男性のリアクションである。

ただ、ルートに入ってからは徐々に女の子らしさが顔を出してくる。

新吾が惹かれた笑顔もさるものの、彼に惹かれ始めてからは『誰この可愛い子』と思うほどに女の子らしくなっていく。

演劇の練習で愛理と恋人役をした新吾の様子を見てやきもちを妬きつつ、新吾と目が合うと嬉しそうにしたりとか、
新吾を改めて意識してしまって彼から逃げ回るとか、女の子そのものの行動を取るようになる。

……え?うん、女の子なのは分かってますよ?
でもほら。序盤とかほら。
第一印象って大事やん?

新吾と付き合い始めてからはもう女の子全開で、ちょっと感慨深いものも感じてしまう。

恋は女の子を変える、と言ったところか。





私の項目を追記・修正してくれないか、可愛い人
兄さん。わたし、口説かれてる?
「人の妹に色目を使わないでよ」

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最終更新:2020年11月15日 19:13