鍛え上げられた体格とそれに伴う厳かな雰囲気を纏う男性。
堂々とした態度を貫く義に篤い性格で目上の人物であっても、間違っていると感じたならば処罰を恐れず諌めようとする。
かつてはエルニア帝国軍に所属する1000人規模の連隊を纏め上げる優秀な軍人として活躍しており、正義を燃やして国の為に身を捧げるという誠実な信念を抱いて軍に志願した。
しかし憧れていたはずの軍は腐敗したエルフ達の走狗となって、本来守るべき奴隷や民衆を虐げる差別と圧政に加担しているという自分の理想とかけ離れていた実情にシュトラックは大いに失望する。
組織を内部から正そうにも彼の種族は人間であったためエルフ至上主義の中では今の地位以上の昇進が望めず、不満と己の無力感を溜め込んでいた。
そのような鬱屈とした感情を抱えていた最中、「台頭しつつあるアルカナ団に吸収されるくらいなら先に失くしてしまえばいい」という極端な考えに基づく、「処分」と称したエルフによる奴隷達の大量虐殺が起こる。
実行役を命じられたのは自分の部隊であった。
この暴挙に従わず命令を放棄したシュトラックは完全に帝国に見切りをつけてアルカナ団と接触。
「売国奴」と呼ばれて蔑まれようとも、一度壊してどのような身分であっても住み良い国に再構築するために祖国を裏切った。
元は帝国側の人間であったことから罠やスパイを疑われたが団内においては戦闘行為の素人が大多数を占める奴隷に本格的な軍事訓練を施す教官や、大規模な集団戦を指揮できるメンバーが少なかったため疑惑を拭えなかったものの必要な人材と判断されて入団を認められた(この際シュトラックが率いていた部隊の兵士の多くが彼に共感してついてきた。戦闘のプロであった彼らが所属したことにより、団の戦力は大きく増強した)。
戦闘では二振りのサーベルを用いた二刀流剣術を操る。その剣捌きは只管基本を積み上げたが故に隙の無い技量を誇り、一兵卒からの叩き上げで磨き抜いた戦闘勘も相まって至近距離から放たれた複数本の矢を同時に撃ち落とす程の腕前。その代わりか魔術の適正は無い。
革命の最終盤の帝都決戦においては、自らが前線に立つ中で皇帝と対峙。
降伏するように説得を試みたが聞き入れられなかったため戦闘に発展したが、その圧倒的な力には及ばず敗れる。
一度は倒れ伏したが団員達が続々と駆け付けるとこの場こそが自分の死地と決め再び奮起。サーベルが折られれば刀身を投擲し、胴を両断されればしがみつき、腕を切り落とされれば噛みつくなど決定打へと繋ぐ一助となる執念を見せた。
アルカナ団の勝利を見届けた後は「自分の遺体はこの場で燃やして、葬儀は行わず残った骨を海に撒け」という遺言を残して息を引き取った。
堂々とした態度を貫く義に篤い性格で目上の人物であっても、間違っていると感じたならば処罰を恐れず諌めようとする。
かつてはエルニア帝国軍に所属する1000人規模の連隊を纏め上げる優秀な軍人として活躍しており、正義を燃やして国の為に身を捧げるという誠実な信念を抱いて軍に志願した。
しかし憧れていたはずの軍は腐敗したエルフ達の走狗となって、本来守るべき奴隷や民衆を虐げる差別と圧政に加担しているという自分の理想とかけ離れていた実情にシュトラックは大いに失望する。
組織を内部から正そうにも彼の種族は人間であったためエルフ至上主義の中では今の地位以上の昇進が望めず、不満と己の無力感を溜め込んでいた。
そのような鬱屈とした感情を抱えていた最中、「台頭しつつあるアルカナ団に吸収されるくらいなら先に失くしてしまえばいい」という極端な考えに基づく、「処分」と称したエルフによる奴隷達の大量虐殺が起こる。
実行役を命じられたのは自分の部隊であった。
この暴挙に従わず命令を放棄したシュトラックは完全に帝国に見切りをつけてアルカナ団と接触。
「売国奴」と呼ばれて蔑まれようとも、一度壊してどのような身分であっても住み良い国に再構築するために祖国を裏切った。
元は帝国側の人間であったことから罠やスパイを疑われたが団内においては戦闘行為の素人が大多数を占める奴隷に本格的な軍事訓練を施す教官や、大規模な集団戦を指揮できるメンバーが少なかったため疑惑を拭えなかったものの必要な人材と判断されて入団を認められた(この際シュトラックが率いていた部隊の兵士の多くが彼に共感してついてきた。戦闘のプロであった彼らが所属したことにより、団の戦力は大きく増強した)。
戦闘では二振りのサーベルを用いた二刀流剣術を操る。その剣捌きは只管基本を積み上げたが故に隙の無い技量を誇り、一兵卒からの叩き上げで磨き抜いた戦闘勘も相まって至近距離から放たれた複数本の矢を同時に撃ち落とす程の腕前。その代わりか魔術の適正は無い。
革命の最終盤の帝都決戦においては、自らが前線に立つ中で皇帝と対峙。
降伏するように説得を試みたが聞き入れられなかったため戦闘に発展したが、その圧倒的な力には及ばず敗れる。
一度は倒れ伏したが団員達が続々と駆け付けるとこの場こそが自分の死地と決め再び奮起。サーベルが折られれば刀身を投擲し、胴を両断されればしがみつき、腕を切り落とされれば噛みつくなど決定打へと繋ぐ一助となる執念を見せた。
アルカナ団の勝利を見届けた後は「自分の遺体はこの場で燃やして、葬儀は行わず残った骨を海に撒け」という遺言を残して息を引き取った。