概要
トリア市に存在する、共和国同盟において二番目に大きな学術機関。
主に法学とリベラルアーツ、魔法の原理(つまるところ、呪文の意味の解体など)について教えている。
その校風はまさに自由。頭のいい変人はとりあえずここかフローレンシア大学出身と疑われる程。
例えばフローレンシア大学から連れてきた学生に立て看板を描かせ、それを構内に設置したり、よく滑る果物の皮を設置して講師を転ばせたり、或いはノリと勢いで壁に人糞を投げつけたり……
主に法学とリベラルアーツ、魔法の原理(つまるところ、呪文の意味の解体など)について教えている。
その校風はまさに自由。頭のいい変人はとりあえずここかフローレンシア大学出身と疑われる程。
例えばフローレンシア大学から連れてきた学生に立て看板を描かせ、それを構内に設置したり、よく滑る果物の皮を設置して講師を転ばせたり、或いはノリと勢いで壁に人糞を投げつけたり……
だが、彼らは間違いなく共和国同盟の未来を担うエリートの筈なのである。
たぶん、きっと、恐らく。
たぶん、きっと、恐らく。
近年の主な発明に「水着」がある。アルカナアリアにおいては長く水着とは対魔物戦闘服あるいは水上・水中作業着であり、レジャー用のいわゆる「水着」という概念は無く、海水浴や水浴びはほぼ素っ裸で行うものであった。それ故、水遊びは男女別々に行うのがまともなやり方とされている。
この状況を憂いたトリア大学のバカ男子学生が知り合いの高位海軍軍人を言葉巧みに騙くらかして彼のポケットマネーから引き出させた資金でもって我々が相続するような「水着」を発明、仲間うちで披露したことが種火となり、発案者の同類たちや自由なデザインの可能性に惹かれた女子生徒たちも合流して知恵を搾り、ついに近年ガスペリ商会傘下の小商会から「水着」が売り出される運びとなった。
大学や商会はこの商品の普及を目指しているが、凶暴な海の猛獣ディープシーワイバーンの皮が不可欠であることから何らかのブレイクスルーがあるまで当分は贅沢品の域を出ることはできない見通し。
なお同時期に北のハインリヒ大帝即位四百年記念帝立大学の学生グループはディープシーワイバーンより遥かに狩りやすい海獣を材料とする防水性と防寒性の高い作業着を開発していた模様。「水着」を発明した学生はこれに対し「色気要素は⁉︎」とコメントしている。
この状況を憂いたトリア大学のバカ男子学生が知り合いの高位海軍軍人を言葉巧みに騙くらかして彼のポケットマネーから引き出させた資金でもって我々が相続するような「水着」を発明、仲間うちで披露したことが種火となり、発案者の同類たちや自由なデザインの可能性に惹かれた女子生徒たちも合流して知恵を搾り、ついに近年ガスペリ商会傘下の小商会から「水着」が売り出される運びとなった。
大学や商会はこの商品の普及を目指しているが、凶暴な海の猛獣ディープシーワイバーンの皮が不可欠であることから何らかのブレイクスルーがあるまで当分は贅沢品の域を出ることはできない見通し。
なお同時期に北のハインリヒ大帝即位四百年記念帝立大学の学生グループはディープシーワイバーンより遥かに狩りやすい海獣を材料とする防水性と防寒性の高い作業着を開発していた模様。「水着」を発明した学生はこれに対し「色気要素は⁉︎」とコメントしている。