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宮が瀬線

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宮が瀬線 (みやがせせん・Miyagase Line)は、神奈川県中郡大磯町の大磯駅と同相模原市緑区の相模湖駅とを結ぶ、ちばドリームエクスプレス(cdx)の鉄道路線である。
路線記号は MG



路線データ

宮が瀬線 Miyagase Line
営業距離
(営業キロ)
45.0 km
管轄 横浜支部(全線)
軌間 1067mm
駅数 21駅(起終点含む)
平均駅間距離 2.25 km
複線区間 大磯駅西富岡駅
電化区間 全線(直流1500V)
閉塞方式 特殊閉塞方式
保安装置 ATS-G
運賃区分 近郊線:大磯駅 – 西富岡駅間
地方線:西富岡駅 – 相模湖駅
  路線図

路線概要

関東西部縦貫線の第2期区間で、2004年5月4日に開業した。
大磯駅伊勢原駅間はJR東海道本線と小田急小田原線の連絡線として機能しており、運転本数も比較的多い。
伊勢原駅相模湖駅間は山岳地帯に入り、20‰を超える急勾配が連続する難所である。特に清川村駅宮が瀬湖駅間には最大44.7‰という非常に急な勾配がある。このため、この区間を通過する車両は山越え装備を施した専用車両に限られている。
2009年3月に愛甲線津久井線が開業して以来、利用客が減少し始めているものの、沿線は宮ケ瀬湖・津久井湖・相模湖の3つのダム湖や丹沢の山々などの観光資源があるため、休日は相変わらず観光客や登山客、MTBライダーの利用が多い。

運行形態

列車種別は 快速やまゆり 快速 普通 の3種別がある。有料特急列車もかつて運行していたが、利用者低迷のため2012年3月17日のダイヤ改正で廃止している。
日中の運転間隔は、大磯駅西富岡駅間が15分 – 20分ヘッド、西富岡駅 – 相模湖駅間が30 – 60分ヘッドである。
  • 宮が瀬線区間は東湘本線の列車が西富岡駅まで乗り入れる。
  • 1両または2両編成の列車は原則として車内収受式のワンマン運転を行っている。

快速「やまゆり」(Rapid “YAMAYURI”)

東湘本線から乗り入れる快速列車である。休日のみ運転。

快速(Rapid)

平日運転の快速列車で、データイムに毎時1本、計8本運転。
  • 停車駅は 大磯駅 - 豊田本郷駅 - 伊勢原駅 - 七沢温泉口駅 - 清川村駅、清川村駅 - 相模湖駅間の各駅 である。
  • 普通列車は大半が西富岡か清川村で折り返すので、相模湖方面へ行くには快速列車を利用することになる。

普通(Local)

全ての駅に停車する。
  • 宮が瀬線区間は、大磯西富岡の運転が基本である。
  • 大磯駅 – 西富岡駅間は、日中10 – 20分ヘッドで運転。

車両

車両は全て電車を使用。2022年7月現在は、伊勢原車両センター(浜イセ)所属の0系6000番台新10系6000番台6系6300番台を使用している。宮が瀬線には10 km近くにわたる40 ‰の急勾配区間が存在するため、速度よりも出力とトルクを重視した車両を使用している。

現在使用している車両



0系6000番台:2014年から使用。2ドア車で、主に快速列車と西富岡駅以北の普通列車で使用している。

新10系6000番台:2012年から使用。外観はAC-TRAINと似ているが、廃車となった1系電車の走行機器を一部再利用している。
6系6300番台:2004年の開業時から使用。3ドア車で、全区間で使用している。

過去に使用していた車両

宮が瀬線の開業時は、元JR東日本103系電車の1系電車5系電車を使用していた。どちらも元103系であるため、共通運用を組んでいた。

1系6300番台:2011年まで使用していた。車両の水準を当時最新鋭であった8系に合わせるため、外観から走行機器、客室に至るまで大規模な改装を施していた。廃車後は一部の走行機器を新10系用に再利用している。
5系:2004年の開業時から2015年まで使用していた。1系とは異なり、103系の面影を色濃く残していた。廃車後は一部の走行機器を新10系用に再利用している。

その他の車両

相模湖線用の気動車が相模湖駅から乗り入れていたが、2020年3月のダイヤ改正以降は廃止されている。

ラインカラー

ラインカラーは中黄色である。

歴史

  • 2004年5月4日 – 【路線開業】全線。【運行開始】特急「みやがせ」「はるな」。
  • 2006年3月-日 – 【運行開始】特急「やまゆり」。
  • 2010年3月13日
    • 【駅開業】南伊勢原駅相模川上駅
    • 【運行終了】特急「やまゆり」。【運行開始】ホリデー快速「やまゆり」
  • 2011年3月12日
    • 【愛称廃止】「わくわくにしライン」の愛称が無くなり、単に「宮が瀬線」となった。
    • 【路線記号変更】WG → MG 。合わせて番号も振り直した。
  • 2012年3月17日 – 【運行終了】すべての有料特急列車を廃止。
  • 2013年3月16日 – 【駅改称】寸沢嵐帝大前駅→寸沢嵐駅
  • 2015年3月14日 – 【駅開業】北伊勢原駅
  • 2020年3月14日 – 【駅番号変更】番号を1から振り直したことにより、南伊勢原駅以北の駅番号が変更となった。

駅一覧・接続路線

  • 2022年3月14日改正
  • 全駅神奈川県に所在、横浜支部管轄。
  • ●は停車駅、|は通過駅、◆は折り返す列車のある駅
  • 東湘本線列車は、全種別大磯高麗駅通過
宮が瀬線 Miyagase Line
駅間
キロ
営業
キロ
駅番号 駅名 普通 快速 やま
ゆり
接続路線・備考 所在地
TS01 渋谷駅
- 0.0 MG01 大磯駅 TS 東湘本線(一部乗り入れ)
JR東日本: JT 東海道本線・ JS 湘南新宿ライン
中郡 大磯町
1.5 1.5 MG02 大磯高麗駅 TS 東湘本線(通過))
2.9 4.4 MG03 相模中原駅 平塚市
1.7 6.1 MG04 豊田本郷駅
2.3 8.4 MG05 城所岡崎駅
1.5 9.9 MG06 南伊勢原駅 伊勢原市
0.8 10.7 MG07 伊勢原駅 小田急電鉄: OH 小田原線
1.1 11.8 MG08 北伊勢原駅
1.0 12.8 MG09 相模川上駅
1.2 14.0 MG10 西富岡駅
3.2 17.2 MG11 七沢温泉口駅 厚木市
3.0 20.2 MG12 煤が谷駅 愛甲郡 清川村
1.5 21.7 MG13 清川村駅
6.6 28.3 MG14 宮が瀬湖駅
2.7 31.0 MG15 鳥屋駅 相模原市
緑区
(旧:津久井町)
3.3 34.3 MG16 青山串川駅
2.3 36.6 MG17 尻久保川駅
1.0 37.6 MG18 津久井町駅 TK 津久井線
2.3 39.9 MG19 三ケ木駅
1.8 41.7 MG20 寸沢嵐駅 (旧:相模湖町)
3.3 45.0 MG21 相模湖駅 SJ 相上線(一部乗り入れ)
JR東日本: JC 中央本線
駅間
キロ
営業
キロ
駅番号 駅名 普通 快速 やま
ゆり
接続路線・備考 所在地

今後の計画

cdxは2021年秋、2000年頃までに製造された車両を全て新造車両に置き換えると発表。宮が瀬線では1999年に製造された0系電車が該当するが、2014年の同線転属時にリニューアルを施していること、後継車両が2022年7月時点で未発表であることから、すぐに置き換わることは無いと思われる。


最終更新:2022-08-07 宮が瀬線 路線

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