<DAW(統合型の音楽制作ツール)>
<無料DAW比較表>
DAW |
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プラグイン |
VoiSona |
備考 |
Studio One Prime |
○対応 |
○対応 |
✖非対応 |
✖非対応 |
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GarageBand |
✖非対応 |
○対応 |
○対応 |
○対応 |
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Cakewalk by BandLab |
○対応 |
✖非対応 |
○対応 |
○対応 |
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REAPER |
○対応 |
○対応 |
○対応 |
○対応 |
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Waveform Free |
○対応 |
○対応 |
○対応 |
○対応 |
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ProTools Intro |
○対応 |
○対応 |
○対応 |
✖非対応(※) |
※VoiSonaはAAX対応予定あり |
Studio One Prime(スタジオワン・プライム)――初心者にわかりやすい
- 初心者にもわかりやすいと評判のDAWです
- 無料版(Prime)でも十分な機能があります
- 悪い点:VSTプラグインが使えません。
- DAWのメリットとしてVSTプラグインによる拡張性がありますがStudioOneは有料版にする必要があります
GarageBand(ガレージバンド) ――Macユーザーなら
- GarageBandの使い方!初心者でも簡単かつ気軽に音楽制作が出来る
- Apple製品に無料で入っているDAWです(Mac版、iPhone版、iPad版があります)
- 初心者にわかりやすく、既に入っているためMacユーザーにオススメです
- AU形式のプラグインに対応しています
- プロ用のLogic Proへの移行も考えられており将来性もあります
- 悪い点:Mac専用
Cakewalk by BandLab(ケイクウォーク・バイ・バンドラボ) ――無料で全部やりたいなら
- 元々は6万円程度で売られていた「Cakewalk SONAR」がBandLab社によって無償化されたものです
- 大抵の有償DAWにある機能が無料で使えます
- 内臓プラグインのTTS-1(マルチティンバー音源), BReverb2(リバーブ), VX-64(ボーカルマルチエフェクター)、追加インストールできる SI音源、DrumReplacerなど強力なプラグインも標準で追加しています
- これらは外部DAWから使えるため、これらを目的にインストールする人もいます
- VSTプラグイン(32bit/64bit)にも対応しています
- 無償化後もアップデートが続けられて無料で機能が追加されています
- 悪い点:一度開発停止されたため、有償時代のユーザーが離れてしまっています
REAPER(リーパー) ――事実上無料の老舗DAW
- 事実上無料の老舗DAWです
- 厳密には無料ではなく、有償の上位版があります
- 以前は無償DAWといえばREAPER一択でした
- VSTプラグインにも対応しています
- CeVIO Proのデモでも使われています
- 悪い点:無料で使い続けられますが厳密には無料ではありません
- S1,CbBがリリースされた今となってはやや優位性が失われてきました
Waveform Free (ウェーブフォーム フリー) ――Win/Mac両対応・制限なしのDAW
- 機能制限なし、Win/Mac両対応のDAWです
- 有償版のPro版もあります
- 少し前のPro版が元になっています
- VSTプラグインにも対応しています
- 悪い点:CakewalkやReaperに比べると日本のユーザーが少ない・情報が少ない
Pro Tools Intro(プロツールス イントロ)――
- プロ用途で使用されているDAWのPro Toolsの無料版です
- AAX形式のプラグインに対応しています
- 悪い点
- 使用可能トラック数が8つまで
- AAX形式はVST形式に比べると対応プラグインが少ない
<歌声を加工するツール>
Audacity(オーダシティ)――統合型音声波形加工ツール
音声波形の加工で広く使われるフリーソフトです。
いくつかのエフェクトを標準で搭載しているため大抵の加工はこのソフトでも済みます。
フォーマットの変換や無音部分の除去、分割、波形の確認などに使われます。
DAWの代わりにMIXなどに使われることもあります(DAW向けのVSTプラグインが一部使えます)。
→「
【ソング】ミキシングなど」
VocalShifter(ボーカルシフター)――ボーカルのピッチなどの編集
<CeVIOトークを歌わせるためのツール>
CevioTalkSync(チェビオトークシンク)――CeVIOトーク(つづみ、タカハシ等)を簡単に歌わせる
仕組みとしては、①トークボイスでの音声をwav出力したうえで、②CeVIOのソングボイスで歌わせた場合のピッチを参照して、③wav出力した音声のピッチをVocalShifterで自動調整してくれる、というものです。
そのため、CeVIOのソングボイス・ソングエディタも1つは購入しておく必要があります(なお、CeVIO Creative Studioのパッケージ版を購入済みの場合は、ささらソング・ソングエディタが入っているので大丈夫です)。
また、VocalShifter向けファイルも出力されるので、それをもとに、後から自分でピッチなどを再調声することも可能です。
使い方
※まずは上記動画をご覧ください。
- 1. ボーカルの楽譜情報の入ったustファイルを用意します。
- ccsファイルは読み込めません。下記のUtaFormatixを使うことでccsファイルからustファイルに変換可能なので、そちらを経由しましょう。
- 2. 「config.ini」ファイルを右クリックして「編集」を選び、内容を書き換えてから、上書き保存します。
- [Project]の「FilePath = 」の後について、フォルダのアドレス部分は、上記1のustファイルの置いてあるフォルダを開き、そのアドレスバーのアドレスをコピぺすると簡単です。
- [Cast]の「;歌わせるプリセットの名前」では、CeVIO上で自分で登録したプリセットも指定できます。「涼しげ」「照れ」などの感情値の割合は、声質にかなり影響するので、事前にCeVIO上でプリセットを作っておくとよいです。
- 3. 「CevioTalkSync.exe」をダブルクリックして起動します。その後は、CevioTalkSyncの作業が完了するまではパソコンに触らないようにします。
- CevioTalkSyncの作業が完了したときは「完了しました」とつづみちゃんの声が鳴ります。それまでは触らない。
- ただし、「CevioTalkSync.exe」の起動直後にCeVIOが起動されない場合には、CevioTalkSyncの画面を確認します。「CeVIOの再起動に失敗しました。CeVIOを起動してください。」などと書いてある場合、CeVIO CS7(CS6ではダメ)を起動してから、CevioTalkSyncの画面を前面に表示してEnterキーを押します。その後は完了するまで触らないようにします。
- CeVIOを手動で起動する場合には、「CeVIOが起動した」と思ったときから、CevioTalkSyncの画面でEnterキーを押すまでの間に、数秒待ったほうがよいです。
- 4. すると、ustファイルと同じフォルダに、4つのファイルができています。
- ファイル名末尾が「_vs.wav」のファイルが、完成した音声ファイルです!!
- 「.wav」のもうひとつのファイルは、ピッチを自動調整する前の音声ファイルです。
- 「.vshp」のファイルは、「.wav」のファイルに、ピッチを自動調整した情報を付け加えた、VocalShifter用のプロジェクトファイルです。これをwav出力したものが「_vs.wav」です。
- 5. さらに調声することもできます。
- ①歌詞や音の長さなどを変更するときは、ustファイルをUTAUで編集してから、再度3.からやり直します。
- ②ピッチを調声するときは、「.vshp」ファイルをVocalShifterで開き、ピッチを編集してから、wav出力します。
- 上記②でピッチを編集するときは、その前に、上記①のustファイルでの変更作業を完了しておくこと!(でないと、「.vshp」ファイルが上書きされて、②で編集した内容が消えてしまいます)
トラブルシューティング
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トラブルシューティング |
- 読み込ませる楽譜情報のファイルとして、ccsファイルは使えません。読み込もうとすると落ちます。
- CeVIOの「トーク設定」→「テキストファイルの文字コード」は、「Shift JIS」のままにしておきます。(そうでないとCTSが動作を停止するとのこと)
- CevioTalkSyncは作動中にCeVIOの設定を変更し、完了時に設定を元に戻します。そのため、CevioTalkSyncが作動中に途中で終了すると、CeVIOの設定が変わったままになってしまいます。その場合は、以下のとおりにすると戻せます。
1. CeVIOのツール<オプションの左下より設定フォルダを開く 2. CeVIOを閉じる(絶対!) 3. そのフォルダにあるRuntimeSettings_backup.xmlをRuntimeSettings.xmlに変更(元あったRuntimeSettings.xmlは削除)
- 出力されるフレーズの長さが実際の曲のフレーズよりも長すぎて次のフレーズにかぶったりする場合は MinNoteLength の値を小さくする(初期値0.1、最小値0.025)ことで改善することがあります
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<CeVIOソングを喋らせるためのツール>
<ベタうちデータを簡単に作るためのツール>
WaveTone(ウェイブトーン)――多機能な音取り支援ツール
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音取りの方法の一例 |
- WaveToneと歌声りっぷをインストールします。
- 原曲のデータとオケのデータをwav形式に変換して、歌声りっぷなどで、ほぼボーカル音声だけのデータを抜き出します。
- WaveToneを起動して、抜き出したボーカルデータのwavファイルをWaveToneの画面にドラッグ&ドロップして読み込みます。ピアノロール風に音が表示されます。
- WaveToneのツールバーの「解析」→「テンポ解析」でBPMを知り、それをBPMに入力します。何拍子かも入力します。
- WaveToneで曲を再生して、Shiftキーを長押ししながら、テンポに合わせてスペースキーをぽんぽん押します(拍子のスタート位置が調整されます)。
- ツールバーの「編集」→「ノート編集モード」にしてから、表示された音の色をドラッグしてなぞると、ピアノロールに音符を描くことができます。「表示」→「MIDIトラック」を表示させると、別トラックにコーラスを入力したりできます(音符の色で識別できます)。
- ときどき「ファイル」→「解析データ上書き保存」しておきましょう。
- 描き終わったら、「ファイル」→「ノートをMIDIファイルに出力」します。
- CeVIOを起動して、出力したMIDIファイルをCeVIOの画面上半分にドラッグ&ドロップしてインポートします。できました!
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AUTO-KEY Mobile(オートキー モバイル)――曲のキーを判定
歌声りっぷ――原曲からボーカルだけを抜き出す
UtaFormatix(ウタフォーマティクス)――ustやvsqをCeVIOで使える形式に変換する
https://sdercolin.github.io/utaformatix3/
音声合成ソフトUTAUのプロジェクトファイル「ustファイル」や、VOCALOIDのプロジェクトファイル「vsqファイル」「vsqxファイル」「vprファイル」を、CeVIOのプロジェクトファイル「ccsファイル」に簡単に変換できるウェブアプリです(逆の変換も可能です)。
VOCALOID5のプロジェクトファイル(vprファイル)にも対応しています。
使い方
- 1. UtaFormatixにアクセスして、そのウィンドウにustファイルなどをドラッグ&ドロップします。
- メインボーカルとコーラスなど、複数の同時再生すべきustファイルがある場合、複数のustファイルを選択してから一度にドラッグ&ドロップすると、エクスポート時に1つのファイルにまとめることができます。
- 2. 次に、CeVIOのアイコンのついた「CCS」という選択肢をクリックすると、CeVIOで使えるccsファイルに変換されます。
- ※CeVIOのアイコンは2つあり、もう一つはMusicXMLに変換できます
- ustファイルから変換する場合に「歌詞設定」という画面が出てきたら、基本的には、そのまま何も触らずに「OK」を押せば大丈夫です(UtaFormatixが自動判定するので)。
- なお、「単独音」は単独音形式の歌詞の入れ方(1つの音符に1つのひらがなが入る)、「連続音」は連続音形式の歌詞の入れ方(「aこ」など、1つの音符の中でひらがなの前に母音が入る)を示しています。
- 歌詞のSuffix除去にも対応しています(デフォルトで有効)
歌詞がおかしくなる場合
ccsを開いたところ歌詞がおかしいという場合には(例えばustファイルがCVVC形式の場合などは対応しきれません)、以下の方法で、元々のustファイルの歌詞の入れ方を単純な形式に変換してから、上記1.2.をやってみましょう。
- まず、UTAU(フリーソフト)をインストールして、「autoCVVC(配布場所:アーカイブ)」などのプラグインを入れます。
- 次に、UTAUでustファイルを開き、Ctrl+aキーで全部の音符を選択し、ツールバーの「ツール」→「プラグイン」→「autoCVVC」、ウィンドウが開いたら「エイリアスを変更する」にチェックを入れて「単独音化」を選択して「実行」します。
- あとはそのustファイルをUTAUで上書き保存すればOKです。
歌詞変換 for 歌声合成ソフト ――歌詞の漢字をひらがなに変換&発音通りに
日本語歌詞を「いい感じに」変換するツール。
- 漢字をひらがなに
- 「をはへ」などを発音通りに変換(→「おわえ」)
- CeVIO向けの歌詞流し込みオプションもあります
HARMOLOID(ハーモロイド)――コーラスを簡単に作成
- CCSファイルを渡すと、メインボーカルに合わせたコーラスボーカルを作成してくれるWEBツール
- UtaFormatixと同じ作者によるツールです
- マニュアル
<楽曲動画を作るためのツール>
Lyrics2sub(リリックストゥサブ)――歌詞入れを楽にします
使い方
※まずは上記動画をご覧ください。
- 1. CeVIO上で、歌唱データをmidi形式で出力します。
- CeVIO上で「ファイル」→「エクスポート」→「MIDIの書き出し」
- 2. Lyrics2sub.exeを起動し、「プロジェクト」の欄に、そのmidiファイルをドラッグ&ドロップします。
- 3. Aviutlで、書式情報の入ったエイリアスファイルを作成します。
- Aviutlの拡張編集タイムライン上で右クリックして、「メディアオブジェクトの追加」→「テキスト」で、テキストオブジェクトを適当に1つ作ります。
- そこに適当に歌詞を入れて、歌詞の位置・フォント・追加効果などの書式情報を指定します(完成形になるように)。
- 次に、そのテキストオブジェクト上で右クリックして、「エイリアスを作成」から、その書式情報の入ったエイリアスファイル(.exa)を作成します。
- 4. Lyrics2sub.exeの「エイリアスファイル」の欄に、そのエイリアスファイル(.exa)をドラッグ&ドロップします。
- 5. Lyrics2sub.exeの「GO!」ボタンをクリックします。
- しばらく待つと、オブジェクトファイル(.exo)が作成されます。
- そこには、歌全体の歌詞字幕が、適切なタイミングで表示されるように入っています。
- 6. 歌詞字幕をAviutl上に配置します。
- そのオブジェクトファイル(.exo)を、Aviutlの拡張編集タイムラインにドラッグ&ドロップします。
- 次に、追加されたテキストオブジェクトを全部選択し、表示が始まるタイミングを調整します。
- これで、歌詞のテキストの表示タイミングが、実際の歌のタイミングと揃います。
- 7. 各テキストオブジェクトに、正しい歌詞を入力します。
LAB2CSVMD(ラブトゥシーエスヴイエムディ)――MMD用のリップシンクデータをlabファイルから作成する
※利用にはソースコードのビルドが必要です。
PSDToolKit(ピーエスディーツールキット)――Aviutlで歌声に合わせて母音口パクを実現
KuchiPaku――YMM4で歌声に合わせて母音口パクを実現
MusicXMLToMarker.jsx――MusicXMLから歌詞を読み込んでAEのマーカーとして配置する
- スタッカートで歌うには -- とおる (2019-08-06 10:41:13)
- 声門閉鎖してください。筋肉を動かします。 -- 音声 (2022-09-17 08:50:28)
最終更新:2023年01月27日 19:18