Who are you?10


◆ばらばらのページ(4)――阿久津・テオ組


KP(陸亜): 大時計の文字盤から見つけた【ページの切れ端】に触れた二人は、それが放つ光に包まれます。
ふうわりと浮かび上がる感覚の後、間もなく新たな光景が目の前に広がるでしょう。
それは先ほどと少し似た、けれどどこか違う景色でした。
KP(陸亜): 朝焼けとも夕焼けともつかない、黒と赤が綯交ぜになった色を塗りたくられた天井の下に、二人は立っています。
足元を見れば、1m四方くらいの赤と黒のタイルが、交互に並べられていました。
阿久津さんが立っているのは黒、テオ君が立っているのは赤のタイルですね。
テオ(ユツキ): 「…っと、また社長と一緒だね!」と阿久津さんの方を見てわーいと手を振ります。
ギザッ歯(朱理): 「ん・・・あぁ」と、手を振って楽しそうだなテオ君www
テオ(ユツキ): こいつはいつも楽しい男だよ笑
「にしても、ここは…何だろうね。床、チェックで何かチェス盤思いだすね」と前のページでチェスの本見たし連想するかな。
KP(陸亜): 二人ともおてて繋いでたしね。隣合わせになっているタイルにそれぞれ立ってますよ。
ギザッ歯(朱理): 「あぁ、確かにチェスみたいだ」
テオ(ユツキ): この床、8*8になってたりしません?
KP(陸亜): なってますよ。
さて、二人は≪目星≫してみましょうか。
† ギザッ歯(朱理)
 目星 (90) : (コロコロ…) 1D100 : 87 [ 計:87 ]
† テオ(ユツキ)
 目星(42): (コロコロ…) 1D100 : 12 [ 計:12 ]
KP(陸亜): うん、二人とも成功ですね。では、<少し離れた先に、人くらいの大きさをした何かが立っている>ことに気付きます。
テオ(ユツキ): ほう。ちなみにこれ、阿久津テオ組はチェスで言うとキングとクイーンの位置にいることになります? 向こうもその位置かな?
KP(陸亜): 阿久津さんがクイーン、テオ君がキングの位置だね。向こうは近づいてみないと分からないかな。
テオ(ユツキ): なるほど。「…あっちにも誰かいるみたいだね。よく見えないけど」と目を細めつつ。「近付いてみたいけど…これ、俺達がチェスの駒になってたりししたらやだなぁ…人間チェスみたいな」
(阿久津さんがクイーン相当なら相当動き回れると思うんだけど、多分そこまでチェスルールではないと思うんだよな…)
KP(陸亜): そうだな、二人ともチェスには手馴れてるわけだし、≪知識≫どうぞ。
† ギザッ歯(朱理)
 知識 (80) : (コロコロ…) 1D100 : 87 [ 計:87 ]
† テオ(ユツキ)
 知識(55): (コロコロ…) 1D100 : 9 [ 計:9 ]
KP(陸亜): ではテオ君は、<チェスには「持ち時間」と呼ばれる制限時間が存在する>ことを思い出してもらおう。
ギザッ歯(朱理): ちなみにKP,これMAPはないです?
KP(陸亜): あるけどまだ呈示できません。
呈示できるほど奥まで確認してないでしょ?
テオ(ユツキ): 「…これがチェスだったら、待ち時間があるよね?…動いてみた方が良いのかな」と言って、じゃあ恐る恐る…一歩前に出てみようかな…キングなら平気のハズだが…でもキング動くの怖いなぁ笑
KP(陸亜): 一歩前に出ると
KP(陸亜): 足元から
KP(陸亜): 何も出てきません。
テオ(ユツキ): 何だよ!!!!笑
KP(陸亜): うん。何も起こりません。

◆チェス盤上の冒険


テオ(ユツキ): 少し奥に近付いた訳ですが、さっきの他に目につく物はありませんか?
KP(陸亜): 無いですね。
テオ(ユツキ): 「俺がキングだったら、1ターンに1マスは進めると思うんだけど…キングが動くとチェックメイトされそうで嫌だー!」と少し脅えた様にきょろきょろしてます。
ギザッ歯(朱理): 阿久津も動いてみたらいいかな?向こうの人影に動きはありますか?
KP(陸亜): 阿久津さんも動いたと認識します。特にあちらさんの動きはありませんよ。
ギザッ歯(朱理): あ、私も動いてたの?
了解しました、もう少し近付いてみる?
KP(陸亜): 動きたくないなら動かなくてもいいけどね?
テオ(ユツキ): 「…やっぱりこれ、人間チェスなのかなあ…他にコマがいないから違うかもだけど」そうだね、近付こうか。でもチェスだったら一人しか動けないかな…どうだろ
ギザッ歯(朱理): 2人で動いたみたいだし、チェスではないのかもしれない?
KP(陸亜): ぶっちゃけると移動の方法に制限はありません。
テオ(ユツキ): wwwwじゃあ行こうかwww
ギザッ歯(朱理): おお、ぶっちゃけありがとうございます
「人影が見えるし、もう少し近付くか?」と、いいつつ歩いてみたらいいかな?
テオ(ユツキ): 「うーん…まあ、怖いけど行動しないと分からないしねー」と返しつつ。そうですね。
KP(陸亜): そうだね、近づいてみよう。近づけば、人影がはっきり見えてくるでしょう。
それは<子どもくらいのサイズをした、黒いポーンの駒である>と分かります。
それを確認するところまでしたら、MAPを差し上げよう。こんな感じだよ。

+ 【チェス盤】
imageプラグインエラー : ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (Alice_チェス盤黒.png)

KP(陸亜): ★が最初に阿久津さんが立っていたところ。●がポーンの位置です。
ギザッ歯(朱理): 了解です
テオ(ユツキ): うん、ポーンの位置だね。「人だと思ったら、…ポーンのコマだね」とまじまじ見つつ。他に駒は無いかな。
KP(陸亜): そしてここまで来たところで、阿久津さんは手にしていた【ページの切れ端】がなんとなく温かみを帯びていることが分かります。
他に駒はありませんね。
ギザッ歯(朱理): 「ん?」と、それを取り出してみてみよう
KP(陸亜): 取り出してみると、表は先ほど二人がいた大時計の様子が書かれています。
そしてひっくり返してみると――そこには淡い光が灯っており、ほどなくして文字が浮かび上がってきました。
『ネコちゃん ネコちゃん どこへ行ってきたの?
 女王様を見にロンドンへ行ってきたの。とても暖かかったの』
ギザッ歯(朱理): 「コレは、さっきの場所の・・・何か浮かび上がったな」と、テオ君にも見せよう
テオ(ユツキ): 「え、なになに?」と見せられます。「ネコ…?ロンドン?」と書かれてる内容には首をかしげます。何だこれ
ギザッ歯(朱理): 「女王?・・・チェス駒ならクイーンのことか?」とか言っていよう。
テオ(ユツキ): 「ああ、なるほど!確かにクイーンは女王だね。じゃあ今ならネコが社長を見に来るのかなー」と相槌打ちつつ。

◆魔法少年以下略


ギザッ歯(朱理): このポーンに目星とかできます?
KP(陸亜): どうぞ。
テオ(ユツキ): 「あ、そうだ。さっき見た本で、プロモーションの事があったけど…このコマ動かしたら女王になったりするかなー」と、テオは目星後に動かせるかどうかちょっと試してみたいかな。
† ギザッ歯(朱理)
 目星 (90) : (コロコロ…) 1D100 : 98 [ 計:98 ]
ギザッ歯(朱理): うお
KP(陸亜): あらら。
じゃあ、まあ。
† KP(陸亜)
 ファンブル表: (コロコロ…) 1D6 : 4 [ 計:4 ]
† KP(陸亜)
 ステータス異常: (コロコロ…) 1D4 : 3 [ 計:3 ]
KP(陸亜): 「毒」だね。POTロール入りまーす
ギザッ歯(朱理): な!
† KP(陸亜)
 POT: (コロコロ…) 1D100 : 87 [ 計:87 ]
KP(陸亜): どう見ても失敗ですありがとうございました。では<耐久-2>してください。毒ダメージですので相応の回復方法でなければ回復しません。
ギザッ歯(朱理): 「ごほっごほっ・・・くそ・・・」また毒かァーーーーー!
テオ(ユツキ): 「しゃ、社長?!」といきなりせき込んだ社長を心配します。「どうしたの? き、気分悪いならまた治そうか?」と言うだろうな。回復しないだろうけど。
ギザッ歯(朱理): 「いや・・・大丈夫だ」と、ケアルで直せるのかしらね?
テオ(ユツキ): 実際治せます?
KP(陸亜): 治せません。
ギザッ歯(朱理): ケアルだめかー、まぁMP使わすしなぁ・・・
KP(陸亜): うーんじゃあ、サービスしましょう。
テオ(ユツキ): ハイ…だよね…笑 「そ、そう? でも無理しないでね、辛かったら肩ぐらい貸すし、抱っこするし」ってお?
KP(陸亜): 2倍のMP=6の消費で、毒ダメージ1d3の回復としましょう。
ギザッ歯(朱理): 「肩なら借りるが、それは良い」と、丁寧に拒否る。
テオ(ユツキ): え、それなら毒シカトしてMP3消費で普通に1d3+1で耐久10まで回復したいかな…笑 毒放置すると弊害あります?
KP(陸亜): 阿久津さん≪幸運≫振ろうか
ギザッ歯(朱理): まじで?幸運かァ・・・
がんばります・・・
† ギザッ歯(朱理)
 幸運 (60) : (コロコロ…) 1D100 : 73 [ 計:73 ]
KP(陸亜): じゃあ弊害出します。すごく分かり易く言うと、時間経過でもっかいPOTします。
なお、毒の効果はこのページを出るまでとします。ただし、あとどれくらいで出られるのか、どれくらいでPOTロールをかけるのかは伏せます。
テオ(ユツキ): サービスしましょうっていう発言が結果としてサービスしてないよ(はか)
KP(陸亜): しょうがないね、女神がそう言ったから。で、どうします?
テオ(ユツキ): あーしゃあねえ、じゃあ回復します。でもMP6使って毒分しか回復しないのってちょっとどうにかなりませんかね…? い、癒しだぜ?魔法だぜ?ただの傷薬じゃないんだぜ?(必死)
KP(陸亜): じゃあテオ君が阿久津さんのために心の底からこの人を治してあげたい!俺の全存在をかけてこの人を護る!ばりのロールしたら許可しようかな
テオ(ユツキ): 何それwwwwwwwwwwwww
KP(陸亜): まあ考えてる間に時間経過するの怖かったらとっとと呪文使ってもいいし(にこ)
テオ(ユツキ): 「…駄目だよ社長。やっぱ、全然顔色良くないし辛そう。…俺じゃあ、そんな頼りにならないかもしれないけど、もっと頼ってよ。大した役には立たないけどさ、少しは守れるし。俺、社長と生きて帰りたいんだ」とか言ってじゃあまた再度癒し使わせて下さいウウッ
KP(陸亜): 1d2+1でどうぞ。MAX値なら毒の数字超えて回復します。
† テオ(ユツキ)
 : (コロコロ…) 1D2 : 1 + 1 [ 計:2 ]
KP(陸亜): じゃあ普通に毒の治癒+毒分ダメージ治癒で。
テオ(ユツキ): あーくそ、駄目か。仕方ねえな(泣く)

◆気を取り直して


KP(陸亜): ちょっと時間を使ってしまったのでサクサク話題を戻すと、テオ君はポーンが動くかどうかって言ってたっけね。
ならばロール不要で教えてあげよう。<ポーンの上下四方には、ポーンの底と同じ大きさの丸いくぼみがある>と分かるよ。つまり、四方のどこかに動かせそうだってことだね。
テオ(ユツキ): ふむ。その四方以外には特にくぼみは無いと見て良いですか?なら後ろに進めれば進化するかな…。
あとこれだけカッコイイ事言っておいて普通に探索するのちょっと恥ずかしいのでちょっと回復後ロールさせて笑
「どう?…少しは楽になった?」と阿久津さんを伺います。
ギザッ歯(朱理): 「あぁ、ずいぶん楽になった、ありがとう」と、ちょっと気恥ずかしいね。あんまり言われるような人間じゃないしね!!!
テオ(ユツキ): 素直にお礼言われてちょっと驚いたあと「…へへへ、良かった」とにへーっとしてます。頼られたりお礼言われると嬉しいね!
という訳で満足したので探索しますすいませんでしたKP笑
ギザッ歯(朱理): あざっした、わたしもどうお礼言おうか迷ってたw
テオ(ユツキ): 「っと…あ、このポーン、動かせそうだね」とちょっと気恥ずかしさを取りはらうように再度ポーンの方に近付いてみます。
ギザッ歯(朱理): とりあえず、くぼみは四方に一箇所ずつなんだっけね。じゃあ、下方に動かすのかな
KP(陸亜): いいのよいいのよ。こういうRPを挟めるのは実に結構なことだ。さてでは動かすなら、
地図上で言う上下左右のどれを動かすかを明示してもらいましょう。動かすのにロールは不要だよ。
ギザッ歯(朱理): 「なら、そっちに動かしてみてくれ」と、下方を指差しましょう
テオ(ユツキ):「アイアイサー!」と元気よく返事して下に動かしましょう。
KP(陸亜): では下に動かしますと、黒いポーンはぶるりと震えて、その表面がぱりぱりと剥がれていくでしょう。
中からは淡い光がこぼれています。ほどなくして全てが剥がれ落ちると、光はぐにゃりとその形を変えていき――少し大きくなった後、徐々に光が収まっていきます。
KP(陸亜): 後に残されたのは、<黒のクイーン>でした。
ギザッ歯(朱理): 「クイーンに、成ったな」
テオ(ユツキ): 「わ、クイーンになった。本当にプロモーションだー」とコマを見てます
KP(陸亜): 駒を見ていると、一か所だけちょっと色の具合が違うところがありますね。
それはクイーンが被っている【王冠】です。ちょっと細身で、冠と言うには少し小さく見えるかもしれません。
テオ(ユツキ): ふむ、じゃあ「あれ、何かここだけ色違うね」と触ってみようかな…。取り外せるかな?
KP(陸亜): 外せますよ。どうやら裏面――指輪でよくイニシャルとか彫られてる内側部分ですね。
そこに、【Kitty】と刻まれているのが分かります。
テオ(ユツキ): 「…キティ? 誰だろう」と阿久津さんにもその王冠を見せます。
ギザッ歯(朱理): 「ふん?」とみてみよう
KP(陸亜): テオ君がその文字を読むと――
「呼んだかニャ?」 と、テオ君は聞き覚えのある声が聴こえます。
テオ(ユツキ): 「うおわっ、チ、チェシャ?!」と突然聞こえた声の方を見ます。わーいチェシャ大好き

◆黒猫の名前を奪ったもの


KP(陸亜): 二人が声のした背後を見遣れば、何もないはずの空間から、見覚えのある――これは阿久津さんも思い当たるところがあるかもしれません――ニヤニヤ笑いが浮かびあがります。
ニヤニヤ笑いに顔が、手が、胴が、脚が――そして尻尾が現れて、チェシャ猫はくふんと笑ってみせました。
ギザッ歯(朱理): 阿久津が会った事ある猫とは違う方です?
KP(陸亜): 違いますね。
ギザッ歯(朱理): 「・・・よく似ているが別のやつか?」
テオ(ユツキ): おお、赤組で会ってた方の子か。
「わー、チェシャも無事だったんだ!」とテオは嬉しそうにしてます。「君の名前はキティって言うんだね。チェシャは名前取られたりしなかったの?」
KP(陸亜): 「取られた結果がこの有様だったのニャ。僕の名前を思い出させてくれてありがとうなのニャ」 チェシャ猫は珍しく目をゆるっと垂れて無邪気に笑うと、その手を差し出します。王冠くれよって意味ですね。
テオ(ユツキ): 「チェシャまで取られてたのか…」と目をぱちくりさせつつ「はい、どうぞ。無くしちゃ駄目だよー」と王冠渡します。
ギザッ歯(朱理): 「色々な奴らが名前を取られているんだな」と、感想。
KP(陸亜): チェシャ猫が受け取ると、王冠はちかっと瞬いて――次の瞬間には、その手からきれいさっぱりなくなっていました。
テオ(ユツキ): 「俺達も含めて取られまくりだよねー」
KP(陸亜): それと同時に、チェシャ猫の首元に同じものが嵌められていることに気付くでしょう。
ギザッ歯(朱理): 「さっさと返してもらいたいものだな。体もな。」
KP(陸亜): 「やっぱり、コレがあると落ち着くのニャ」 と首元さすさすしてます。
テオ(ユツキ): 「王冠が首輪って豪勢だね」と感想言いつつ「チェシャ…いや、キティも霧に名前を取られたの?」
KP(陸亜): 「…僕が霧なんて生易しいモノに、名前を取られるわけ無いのニャ」 とぽつりと言います。その顔はまるで能面のように平らかです。
「何にせよ、こうして取り戻せたのだからめっけものニャ。二人も早く見付けられるといいニャ」 と、間もなくいつものニヤニヤ笑いに戻っているでしょうね。
ギザッ歯(朱理): 「誰に取られたんだ?」と、聞いてみていいかな
KP(陸亜): 「聞きたいのかニャ?」 とすうっと目を細めて尋ねます。
テオ(ユツキ): 「そりゃあ聞きたいよ。…君の他にも、帽子屋さんや三月ウサギも取られてたし。そもそも、君が取られるような相手ってのが気になるし」
ギザッ歯(朱理): 「あぁ、聞いておきたいな」
KP(陸亜): 「…しょうがないのニャ」 と言ってチェシャ猫はぱたんと尻尾を揺らすと、その目をふっと閉じます。
そして、その目を大きく見開くと――二人は、その瞳の奥に、ある光景を見るでしょう。
それは底の見えない深淵でした。どこまでいっても真っ黒な、闇の中です。
昏々と広がるそこに――ぽつりと、光が生まれます。
光はいくつもの球となって、ゆるやかに二人へと近付きつつあるでしょう。
二人は悟ります。これは不穏であると。何か決定的な絶望を齎すものであると。
それはある種の強迫観念にも似た、絶対的ものでした。
KP(陸亜): 阿久津さんは≪幸運≫、テオ君は≪幸運/2≫どうぞ。
† ギザッ歯(朱理)
 幸運 (60) : (コロコロ…) 1D100 : 3 [ 計:3 ]
テオ(ユツキ): に、にぶんのいち…。
KP(陸亜): しないならしなくても構いませんが。
† テオ(ユツキ)
 幸運/2(35): (コロコロ…) 1D100 : 60 [ 計:60 ]
ギザッ歯(朱理): コレ、あの時阿久津が感じた光景に似てる?
KP(陸亜): 阿久津さんは成功、テオ君は失敗ですね。
うん、察しがついてるみたいだから教えてあげると「そうです」。
なので阿久津さんはばっと視線を逸らすことに成功しました。
ギザッ歯(朱理): 目を伏せさせることは出来ない????
KP(陸亜): 駄目です。
ギザッ歯(朱理): ・・・うぅ・・・
KP(陸亜): テオ君は縛られたように、そこから視線を外せません。
テオ君の眼前で、光は更に大きさを増し――そして、ほんの一瞬。
テオ君は、あるものを見てしまいます。
それは――光の陰に隠れたようにしてある、名状しがたい、どす黒い「何か」でした。
名前をつけることすらおそろしくおぞましく、認識しただけで全身から汗が吹き出します。
KP(陸亜): そこで、テオ君はふっと意識を失いました。
それは脳の処理量を、精神の許容量を、生命の限界を超えかけたテオ君自身に対する、せめてもの防衛だったのかもしれません。
ギザッ歯(朱理): すぐさま抱きかかえます
KP(陸亜): それができるかはこれ次第かな
阿久津さんは<1/1d6のSAN喪失>テオ君は<2/1d10のSAN喪失>です。
なお、テオ君は5以上でもアイデアロールを行いません。ページ移動まで自動気絶です。
† ギザッ歯(朱理)
 SAN (36) : (コロコロ…) 1D100 : 39 [ 計:39 ]
† テオ(ユツキ)
 SAN(56): (コロコロ…) 1D100 : 76 [ 計:76 ]
† テオ(ユツキ)
 SAN喪失: (コロコロ…) 1D10 : 10 [ 計:10 ]
テオ(ユツキ): 嘘だろ
† ギザッ歯(朱理)
 SAN喪失 : (コロコロ…) 1D6 : 2 [ 計:2 ]
KP(陸亜): わァ。ではそれぞれSAN喪失、阿久津さんは失敗しているので抱きかかえるのは不可とします。
テオ君はばたんと倒れ、阿久津さんは先の恐怖を思い出していることでしょう。
「だから言ったのにニャー。僕が名前を奪われるくらいの相手だと、もう一度認識しておくことニャ」
ギザッ歯(朱理): 「なんてモノを見せるんだっ・・・!!」と、汗噴出してる感じかな?
テオ(ユツキ): 「う…」とそのままバタンキューしてますはい…はあ…
KP(陸亜): 「この程度で済んだだけマシだと思うべきニャ。…ああ、あっちも取り戻せたみたいニャね」 と、チェシャ猫はどこへともない方向を見ているでしょう。
チェシャ猫――もといキティは耳をぴくんと動かすと、尻尾をふわりと揺らします。
ギザッ歯(朱理): とりあえず、テオくんたおれたし、「おい、おい・・・!」と、様子見てあげないと・・・
KP(陸亜): そして、何気なくそうするように――それでいて、大切なものを呼ぶように。
小さく口を開いて、その名を呼びました。
KP(陸亜): 「【Snow】」

本編-8
最終更新:2014年06月05日 14:38