◆少女と騎士
KP(陸亜): 名前を取り戻した四人は、突然現れた一人の騎士と戦い――そして、一人の少女と出逢います。
アリス・リデルと名乗った少女と、彼女を知る騎士。
何かを知っているように思われた彼はけれど、何かの気配を察したように後ろを振り返ります。
KP(陸亜): 皆さんがその視線を追うと、そこには――一枚の巨大な【鏡】がありました。
それはいつの間に現れたのか。不気味なほどの存在感でもって、【鏡】は皆さんを映し出すでしょう。
けれど、そこに映る皆さんの姿は――15歳の少年少女のそれではありません。
皆さんが本来持つ性別、年齢の姿で、映っているのでした。
メイ(モノ): 「……俺がいるな。真実の鏡ってところか?」 って見てるんだろう
阿久津理一(朱理): 「・・・・」無言ですな。とりあえず、不気味だなァと。
テオ(ユツキ): 「あれ、元の俺が写ってる…!?」と普通に驚いてます。アリスや白騎士写ってるんですこれ?
KP(陸亜): 映っていますよ>アリスと白騎士 ただし、そのままの姿です。
京子(蟹): 「あ、タバコ吸いたい」思い出したように
KP(にゃご): アリスは不思議そうに探索者の皆さんと鏡に映った姿を交互にきょろきょろ眺めては首を傾げていますね。
KP(陸亜): 「これは…」 白騎士も同様に、皆さんと鏡に映った皆さんを見遣っては思案しています。
やがて――鏡には、更なる変化が現れます。
鏡に映る皆さんの背後から、ぽつんと光が灯りました。
それはぽつん、ぽつんと数を増していき――かつ、徐々に大きくなっているのが分かります。
否、近づいているのでしょうか?
光の球は連なっていきながら、尚も皆さんに近づきつつあります。
メイ(モノ): 後ろをぱっと振り返ったら何か見えますか
そして光は、徐々に大きさを数を増しては近づいて近づいて近づいて、
そして間もなく皆さんのすぐ後ろに
そうして、鏡の中の皆さんにぶわりと覆い被さります。
しかし、皆さんは何も感じることはないでしょう。
ところが次の瞬間――光は、鏡の中の皆さんをすり抜けて
更に前へ 前へ――そうして、「それ」は鏡から現れました。
鏡の全面は眩い金色の光に覆われます。
その畏敬を抱かざるを得ない光に、皆さんは恐怖することでしょう。
KP(陸亜): <1d3/1d20のSAN喪失>となります。
メイ(モノ): メイちゃん見覚えあるし逃げてもよい……って遅かった
KP(陸亜): 遅いです。というわけで全員どうぞ。
† テオ(ユツキ)
SAN(44): (コロコロ…) 1D100 : 53 [ 計:53 ]
† メイ(モノ)
SAN(59) : (コロコロ…) 1D100 : 96 [ 計:96 ]
† 阿久津理一(朱理)
SAN (28) : (コロコロ…) 1D100 : 28 [ 計:28 ]
京子(蟹): 前回目撃した時よりSANは減るんですか?
KP(陸亜): 目撃した時よりは減る可能性はあります。
合計での減少値が20を超えた場合、その分だけ減少します。
京子(蟹): はーい。じゃあSANチェックしますね
† 京子(蟹)
(コロコロ…) 1D100 : 47 [ 計:47 ]
SAN46
KP(陸亜): 適応は黒組の前編終了時でのSAN減少および、阿久津さん・テオ君がチェス盤での合流前にチェシャ猫の目を見て行ったSAN減少です。
† テオ(ユツキ)
SAN喪失 : (コロコロ…) 1D20 : 15 [ 計:15 ]
† メイ(モノ)
喪失 : (コロコロ…) 1D20 : 1 [ 計:1 ]
† 京子(蟹)
SAN喪失 (コロコロ…) 1D20 : 11 [ 計:11 ]
† 阿久津理一(朱理)
SAN喪失 : (コロコロ…) 1D3 : 2 [ 計:2 ]
KP(陸亜): はい。では処理していきましょう。
まずメイちゃんがSAN-1、阿久津さんが-2、いずれも発狂なしです。
テオ君が5オーバーなのでSAN-10、京子さんはオーバーなしなのでそのままSAN-11です。
二人ともアイデアどうぞ。
† テオ(ユツキ)
アイデア(60): (コロコロ…) 1D100 : 90 [ 計:90 ]
† 京子(蟹)
(コロコロ…) 1D100 : 55 [ 計:55 ]
アイデア60
KP(陸亜): では京子さんのみ一時的狂気です。前回やってないから今回初扱いだっけね。でしたらクトゥルフ神話技能+5%で。
† 京子(蟹)
何が出るかなー (コロコロ…) 1D100 : 74 [ 計:74 ]
KP(陸亜): 緊張症(カタトニア:からだががちがちになる、自発行動不可、肉体を動かす技能は成功率半減)
KP(陸亜): そうですね。1d10+4でどうぞ。
† 京子(蟹)
やべえ動けない! (コロコロ…) 1D10 : 2 + 4 [ 計:6 ]
KP(陸亜): 1分くらいかな。ではピキーンと石化しておきましょう。
KP(陸亜): 肉体を動かす認識なので、まあいちいち振ってもらうのもめんどくさいし、カタコトレベルならOKとしましょう。
京子(蟹): 「り、りいちー…こわい」と涙声で固まってましょうかね。
阿久津理一(朱理): 「さすがに3回目だから慣れたか・・・?京子っ!しっかりしろ!」と、声かけておこう!
京子(蟹): 「むりウゴケナイ」と現状を伝えとこう
テオ(ユツキ): 「…ひ、うわ、ああああ、こ、怖い、死ぬ…!」と前回失神時の事思い出して、足をがくがくさせて恐怖に顔引き攣らせてよう。メイちゃんの肩に掴まろうかなこっちは笑
メイ(モノ): 「……こいつ、たぶん、ヘンリーの書斎で見た光……じゃねぇか?」 とか普通に思案してるのかな
KP(にゃご): 「…大丈夫、怖くないよ」 と京子さんにとてとて近づいてぎゅってします
† KP(にゃご)
: (コロコロ…) 1D100 : 29 [ 計:29 ]
KP(陸亜): はい。アリス・リデルの≪精神分析≫が成功したので、京子さんは発狂解除していいですよ。
京子(蟹): やったー!アリスちゃんありがとー!「お、おう…」と少しへたりこみつつ緊張状態解きます。
◆Who are you?
KP(陸亜): はい。ではちょっとへたりこんでしまった京子さんをはじめ、皆さんの頭に声がかけられます。
それは皆さんも記憶にあるでしょうか、以前にも暗闇の中で聞いた、ある男性の声でした。
声は尋ねます。
『――Who are you?』
KP(陸亜): (※全員一度きりの回答が可能です。どうぞ)
メイ(モノ): KP、メイちゃん男性の声二種類知ってるんだけど、どっちです?
KP(陸亜): どっちもかもしれないし、どっちかかもしれないです。
ちなみに騎士は硬い面持ちでレイピアを構えながら、京子さんの傍にいるアリス・リデルに意識を向けつつ、皆さんと鏡の様子を窺っています。
メイ(モノ): 「俺は、アリスじゃない、白矢鳴だ!」 睨んで答えますよ
テオ(ユツキ): 「お、おお、俺はテオ…あ、阿久津探偵事務所の、テ、テオ・ガルヴァーニ…ですッ!」と、折角名前思い出せたし、震えつつも恐怖を払う様に大きな声で言います。
阿久津理一(朱理): 「私は阿久津理一だ。アリスじゃない、阿久津探偵事務所、探偵の、阿久津理一だ」と、どうどうと答えておこう。
京子(蟹): 「お前誰だって言われたら現在涙目真っ最中の金山京子様だよチクショウ…(よくわからんがさっきの怖かった」あとアリスちゃんかわいいとか思っておこう。
KP(にゃご): 「わたしはアリス・リデル! ちゃんと自己紹介くらいできるわ、淑女だもの!」 えっへんとしておきます。
KP(陸亜): 「…私はただの騎士だ」 こちらはぽつんと言いますね。もう警戒バリバリです。
さて、全員が答えると――光の塊が、ふいに震えます。
KP(にゃご): 「そうよ、アリス! 私の名前は、アリス・リデル」 くるりとスカートを翻してポーズでもとっておきましょう
KP(陸亜): 『Alice…Alice,Oh…I found at last…』(アリス、アリス。ああ…ようやく見つけた…)
声は歓喜に打ち震えるように響くと、アリス・リデルに向かって光る球の連なりを広げてみせるでしょう。
その様はまるで腕のようにも見えます。
† KP(陸亜)
?: 1 (コロコロ…) 1D100 : 43 [ 計:43 ]
?: 2 (コロコロ…) 1D100 : 41 [ 計:41 ]
?: 3 (コロコロ…) 1D100 : 28 [ 計:28 ]
?: 4 (コロコロ…) 1D100 : 50 [ 計:50 ]
KP(陸亜): では、阿久津さんですが
<声の主はアリス・リデルを欲している。それは愛情に充ち溢れたものだが、どこか歪んでいるようにも伺える>ことを察します。心理学ですね。
† KP(にゃご)
?: (コロコロ…) 1D100 : 35 [ 計:35 ]
KP(にゃご): 「…わたしを呼んでるの? え…」 声に呼ばれ一歩足を踏み出しかけたアリスですが、何かを恐れたようにぴたっと立ち止まります。
KP(陸亜): 『…Alice? Alice…Why not come here…?』(…アリス? アリス…何故此方に来ない?)
KP(にゃご): 「や、やだ…よくわからないけど、こわいもんっ!」
KP(陸亜): 『Alice…Oh,my god…、……』(アリス…おお、何てことだ…、……)
声は途端に悲嘆と絶望のそれに塗り替えられ――
そして、やがてそれは怒りへと変貌していくでしょう。
KP(陸亜): 『Alice,Alice…AliceAliceAliceAliceAliceAliceAliceAliceAliceAliceAliceAliceAliceAliceAlice』
『――――――――――』
声にならない声が、さながら断末魔のように辺りに響きます。
阿久津理一(朱理): 「おい、アリス下がれ!そこの騎士、なんだかコイツ、・・・アリスが好きらしいが・・・異常だ」と、心理学情報も伝えておきます
京子(蟹): とりあえず可愛い子を守らねばとさっき精神分析してくれたし近いだろうからアリスちゃん抱きしめよう。
メイ(モノ): 「ヘンリーは娘を狂愛してる、ありゃ狂ってるって言えるレベルでな」 アリスリデルの前に立つようにするかな
テオ(ユツキ): 「こ、これって噂の親馬鹿さん…!? 人間の形もしてないってどういうことなの!?」
KP(にゃご): 「え、え? ヘンリー? おとうさま?」 いやいや頭を振っていたアリスですが、探索者たちの言葉にいきなり言われてもよくわからないようで目を回しています
KP(陸亜): 阿久津さんの呼びかけを聞いた騎士ですが、「――とうに承知だ」とだけ吐き捨てると、アリス・リデルを中心とした皆さんの前に立ちはだかります。
その直後――皆さんに向かって、眩く光る金色の球が、まるで大砲のように投げつけられました。
それは真っ直ぐに、皆さんへと――つまり、皆さんを庇うように立つ騎士に衝突します。
† KP(陸亜)
CON喪失: (コロコロ…) 1D10 : 1 [ 計:1 ]
KP(陸亜): 騎士はじゃあまあきっと盾でも持ってたんだよ。あときっと守らなきゃ精神でスゲー踏ん張ったんだよ。
というわけで体力をちょっとだけ削られます。親切心から言うと永久損失です。
盾によって防がれた光は、皆さんの両端を波紋となって駆け抜けるでしょう。
KP(陸亜): 「――く、ッ」 きっと足元が大地だったら地面に10センチくらい踏み込んでたんだ。きっと。
光はやがて収まっていきますが――その攻撃がよもや一撃とは、とても思えないでしょう。
何故なら目の前の金色の球は際限なく増え続け、明らかに不穏な色でアリス・リデルを探し求めているのですから。
京子(蟹): 体そこそこ大きいしアリスちゃん見えにくいよう庇えますか?
京子(蟹): (アリスちゃんのSIZわからないけど…ってOKだったありがとうございます。
「とりあえずヤバそうだから隠れとけ。守ってやる」とアリスちゃんに言っとこう
KP(にゃご): まあぎゅっぎゅされてるなうなので、京子さんの逞しい胸板に顔埋めておきますね
メイ(モノ): 「おいあんた、さっきこの本の魔法陣に見覚えあった風じゃねぇか。これは何だ? あいつに関係あるのか!?」 って本指して騎士に聞くかな
テオ(ユツキ): 「き、騎士さん…!」とよろけた白騎士を心配しつつ「こ、こんなのどうしろって言うんだよ…?!光る球とモンスターペアレンツの対処法なんて知らないよ…!?」とこっちは混乱しておきます笑
KP(陸亜): はい。では、メイちゃんが示した【からっぽの本】と、京子さんが抱いている【アリス・リデル】が示し合せたように、淡い光を灯します。
そして間もなく、皆さんは気付くでしょう。自分たちが持つ【ページの切れ端】が――同じように淡く光っていることに。
◆make the story
メイ(モノ): アリスに近付いて、ページ取り出して、本を開きましょうか
阿久津理一(朱理): 「なんだっ・・・」と、持ってるページを出しておこう。
テオ(ユツキ): 「へ、え、な、何…?!」とこちらもページを出しておきます。
京子(蟹): じゃあメイちゃん持ってるの見て京子さんも思い出しつつ取り出そう。
KP(陸亜): 京子さんはごそごそやっていると、自分だけある異変に気付きます。
メイ(モノ): 「一旦ばらばらになったんだ、完成させるんだろ、たぶん」 とか言ってるんだろう
KP(陸亜): 京子さんの懐が――正確には、その中にある【懐中時計】もまた、光っていることに。
京子(蟹): 「ええ!?こっちもか…!なんだ時計さんご乱心か?」帽子屋の八田に怒られるからやだなーと思いつつ懐中時計も取り出します。
KP(陸亜): はい。それらが揃うと、メイちゃんが開いた【からっぽの本】が――名前の通り、表紙と綴じるための紐があるばかりで、中身はすっからかんなのですが――ふわりと浮かび上がります。
そして皆さんが持つ【ページの切れ端】が、その手から飛び出すと、瞬く間に本へと収まっていくでしょう。
そればかりではなく、周囲の光もまた、新たな【ページの切れ端】となって、本へと綴じられていきます。
KP(陸亜): そして、本の背表紙にちょうど見合うくらいの厚さになったところで――中表紙にあたる部分が、ぽっかりと窪んでいることが分かるでしょう。
ちょうど、【懐中時計】が収まるような大きさで。
京子(蟹): すごくアニメのクライマックスっぽい…!と感激しながら「懐中時計!スピンオン!」とはめ込みます。
KP(陸亜): 実にいいノリっぷりですね。では、京子さんの懐中時計は、そうしてもらえることを待っていたかのようにぴたりと填め込まれます。
すると、懐中時計の針はくるくると回り出して、やがて「6時」で止まるでしょう。
直後、「かち、かち、かち…」と規則的な音を奏でながら、秒針が回り始めるのが分かります。
KP(陸亜): 今やからっぽではなくなった本は、ひとりでにぱたんと閉じられた――かと思えば、次の瞬間。
再びその表紙を開くと、懐中時計がなくなって、古ぼけていながらも窪みのない、まっさらなページが顔を出します。
それらはぱらぱらぱらぱら…とページを確かめるように開いていくでしょう。
やがて最後のページに辿り着くと、再びメイちゃんの手元に収まりました。
メイ(モノ): ええと、普通の本な感じに戻ったのかな
KP(陸亜): ぱっと見はそうですが、まだ光っている状態ですね。アリスもまた同様です。
開かれたページのその中央には、「Lewis Carroll」とサインがされており、その下に空白があることが分かります。
KP(にゃご): 「その本、わたしに少しだけ貸して!」 と京子さんの腕のなかでわたわたしてメイちゃんにお願いするアリスです
メイ(モノ): 「親愛なるアリス・リデルに、か」 もちろん渡しますよ
京子(蟹): わたわたしてるなら受け取りやすいよう離そう名残惜しいが、名残惜しいが。
テオ(ユツキ): 「これで、本が完成ってこと…!?」と成り行き見守ってましょう。公爵夫人達もあるべき場所に帰れたかな…。
KP(陸亜): アリスはメイちゃんから本を受け取ると、何かを確信するようにうなずきます。
そしてあっと声をあげると、慌てたそぶりで自分のポッケをごそごそするでしょう。
KP(陸亜): やがてその小さな手が差し出したのは、一本のペンでした。
ごくごく普通の、でも年端もいかない少女が持つにはちょっと古めかしい、使い込まれたペンです。
KP(にゃご): 「このおはなしは、あなたたちみんなが作ったの。書き手のサインがなくちゃ、物語は完成しないのよ」とみなさんに向かってウインクします。
メイ(モノ): 「書き手のサインって、俺らのことか?」 ぱちくりしてみなさん見ますよ
KP(にゃご): こくり、とひとつ頷きます 「自分のお名前くらい、書けるでしょう? 私だって書けるのよ。もうおねえさんだもの!」
メイ(モノ): 「……確かに、お前は随分しっかりしたお姉さんみてぇだな」 苦笑して、じゃあ状況も状況だしさっさか名前書いてしまおうか 次誰書く?
京子(蟹): 「アタシの字汚いんだけどいいのか?」と本にサインとかしたこと無いから。
テオ(ユツキ): 「字の汚さとかに躊躇してたら白騎士さん死んじゃうって!ていうか俺達も死ぬ!!」と言いながら、テオもざざーっとサインしましょう笑
阿久津理一(朱理): 「物語を作ったのは二回目か・・・?ハハッ、できれば、アイツの前歯は折ってやる話にしたかったな」とか、言いつつサインします
KP(陸亜): 流石に空気読んでロールはしてませんが、まあ時間的に何度か球の攻撃を受けているでしょう。
でも実は騎士の盾はメタルキングの盾だったからまだ耐えられてるんだ。ってことでさっさかしようぜ!
京子(蟹): 「そいじゃ遠慮無く」とちゃっちゃか名前書きましょう。きっと字はでかい。
KP(陸亜): はい。皆さんがサインを終えると――本の輝きが徐々に増していくのが分かります。
それに呼応するように、アリス・リデルの身体もまた光るでしょう。
KP(にゃご): 「うん、これで…完成したのね」 と愛しそうに皆がサインし終えた本を抱きしめます。
KP(陸亜): アリス・リデルが本を抱き締めると、更に光は強さを増していき――やがて、あの金色の光をも凌駕していくことでしょう。
それは決しておそろしいものではありません。
むしろあたたかで優しい、寝物語でも聞かされているかのようなやわらかな光です。
KP(にゃご): 「帰りましょう。あなたたちは、あなたたちの物語へ」
KP(陸亜): アリス・リデルの言葉を聞きながら、皆さんは真っ白な光に包まれていくでしょう。
そして――皆さんの意識はふつりと途切れます。
◆Alices in wanderland
どれくらいの時が流れたでしょうか。
一瞬のような、永遠のような。どちらともつかない奇妙な感覚を経て、皆さんの意識は戻ります。
皆さんがまず感じたのは、閉じていながらも尚眩いと分かる、温もりを持った光でした。
ゆるりと瞼を持ち上げれば、明るさに顔を顰めながらも、よく晴れた青い空が見えることでしょう。
耳を吹き抜ける風は、つめたく皆さんの頬を撫でていきます。
遠く離れた先には、はしゃぐ子どもたちの声のようなものが聞こえるでしょう。
横になっていた皆さんが身体を起こせば、周囲は見慣れない公園らしいことが分かります。
人の姿はなく、ブランコや砂場、ベンチがぽつねんと置かれています。
地面は乾いた土のそれで、花壇の草花はまだつぼみのままでしょう。
そして間もなく、皆さんは互いを確認して――その姿が先までのそれとはまったく異なることに、気が付くでしょう。
皆さんは一人残らず、間違いなく、その姿を元のそれに戻しています。
性別も、年齢も。元のそれへと戻っています。当然ウサ耳もねーよ。
名前も、記憶も、変わらずそのまま持ち合わせていることでしょう。
そう離れていない場所で皆さんが顔を見合わせた頃、その中心にあるものが置かれていることに気付きます。
それは、先ほどまでアリス・リデルが抱えていたはずの、赤と黒の装丁がされた一冊の本でした。
タイトルを見れば、それが『Alices in wanderland』であることが分かり――そしてそこには、皆さんが旅してきた、
不思議な不思議な旅の軌跡が記されていることでしょう。
KP(陸亜): というわけで、キャンペーン【Alices in wanderland】はHappy Endで終了となります。
皆さん長い期間、本当にお疲れ様でした!
テオ(ユツキ): お、お疲れ様でした…!生きてて良かった!(ぶわ)
京子(蟹): 正直生きて帰れると思ってなかった長期間のお相手ありがとうございました。
最終更新:2014年04月08日 00:15