Who are you?14


◆ひとりぼっちのアリス


KP(にゃご): あわや、メアリ・アンの魔手から逃れた探索者一行らは怪鳥の背に乗り込み、公爵夫人の屋敷から飛び去りました。その後、全員で謎の空間に飲みこまれた後からとなります。
※このシーンはメイちゃん固定で、他のPCは時間が止まっている感覚で捉えてください。同時進行はありません。
KP(にゃご): 飲みこまれた空間は、闇であり、一緒に飲みこまれたはずの他の人たちの姿はわかりません。
以前ウサギ穴に落ちたときのような浮遊感があります。
ですが、あのときのような長い、長い、穴ではなく、メイちゃんの足はまもなく地面に着地します。
KP(にゃご): 辺りを見渡してみれば、そこは暗いものの完全な暗闇ではなく、宇宙の中であるかのように淡い光があちこちで明滅していることがわかるでしょう。
遠近感はまるで無く、光源がどこからきているのかは判別することができません。
<目星>、<聞き耳>、<アイデア>が可能です。それぞれ異なる情報が得られます。
メイ(モノ): なら目星で
† メイ(モノ)
 目星(89) : (コロコロ…) 1D100 : 7 [ 計:7 ]
KP(にゃご): 良い数字だ。ではメイちゃんは、周囲に何かが散らばっていることに気が付きます。それは、本のばらばらなページたちです。
KP(にゃご): 値が良かったので、こっちも渡していいかな。
それぞれのページから、その中で話す人々の声が聞こえます。今までメイちゃんたちが渡ってきたページのようなものなんでしょうね。
メイ(モノ): 「(これまでの世界も物語で、つながってた話だったんだよな。で、暖炉の部屋でばらばらになっちまって、集めてきたけど、これらもそうなのか?)」 とか思いつつ
アイデアもこのまま振れます?
KP(にゃご): はい、アイデアもどうぞ。
† メイ(モノ)
 アイデア(65) : (コロコロ…) 1D100 : 67 [ 計:67 ]
KP(にゃご): にたりない… では特に察することはできませんでした。
そして、どこからか、「アリス―――」と、メイちゃんを呼ぶ声が聞こえます。
メイ(モノ): アリスを呼ぶ声って、親しげな女性の声です?
KP(にゃご): 現状では判別がつきません。
メイ(モノ): 了解しました
KP(にゃご): その声が聞こえると間もなく…再度、意識が暗転します。

◆見知らぬ部屋


KP(にゃご): 次に意識が浮上すると、今度はどこかの部屋に移動しています。
見回してみれば、そこにはメイちゃん以外に人気はありません。書斎机、本棚、テーブル、窓、扉がある部屋のようです。
※実際には地図を呈示していません(でももったいない精神で上げます/by制作者)

+ 【部屋】

メイ(モノ): んと、まずは書斎机見てみたいです
KP(にゃご): 書斎机ですね、<目星>が可能です。どうぞ。
メイ(モノ): あ、それと窓の外って暗い?明るい?
KP(にゃご): 窓ですか、カーテンの隙間から金色の光が零れています。
メイ(モノ): 金色か では机に目星します
† メイ(モノ)
 目星(89) : (コロコロ…) 1D100 : 94 [ 計:94 ]
KP(にゃご): 書斎机の上には原稿が積まれています。が、特に気になるものは見つからなかったよ。
メイ(モノ): 原稿……著者知りたいって感じでもう一回目星できませんかね
KP(にゃご): 一枚一枚の原稿に名前を書くってそれどんな律儀な著者…なので目的として難易度高いかな…
メイ(モノ): うーん最初か最後のページとかにないかなと思ったけど、ページもばらばらなのかな原稿
KP(にゃご): 積み上げられていますから、そもそも作品が1作ともわからないですね…
メイ(モノ): なるほどー
じゃあ本棚に……図書館です?
KP(にゃご): そうですね、本棚に対しては図書館となります。どうぞ
† メイ(モノ)
 図書館(99) : (コロコロ…) 1D100 : 52 [ 計:52 ]
KP(にゃご): 成功ですね。
† KP(にゃご)
  (コロコロ…) 1D3 : 3 [ 計:3 ]
KP(にゃご): いきなりそこか… では、メイちゃんはとある1冊の本を見つけました。
メイちゃんはこの本の装丁に見覚えがありますね。 暖炉の部屋で見つけたものと同じもののようです。
メイ(モノ): んと、日誌じゃなくてソファの方で見つけたやつかな
KP(にゃご): ただし、今回は表紙にタイトルが記載されています。
タイトルは、【Alice in wanderland】となっていますね。
メイ(モノ): 「……まあアリスの世界だとは思ってたけどな」 とか肩すくめて 今度はページが光ってたりはしない普通の本です?
KP(にゃご): そうですね、少なくとも現在の状態では普通の本に見えるでしょう。
メイ(モノ): ふむーそれじゃあ開けてみます
KP(にゃご): では、メイちゃんが本を開くと、まず表紙の裏に文字を見つけることとなるでしょう。
『親愛なるアリス・リデルにこの物語を捧ぐ――ルイス・キャロル』
KP(にゃご): そして、その文章の上には、何故かはわかりませんが、呪術めいた魔方陣が描かれているのを見つけるでしょう。
メイ(モノ): 「この部屋が原作者の部屋だったりすんのかな」 ふむ でも魔法陣なあ、それって目星とかできます?
KP(にゃご): したい?
メイ(モノ): んー……なんだろう、不穏な感じならやめとく……ぱっと本を閉じるかな
KP(にゃご): はい、では閉じておきましょう。
あ、ちなみに表記し忘れましたが、メイちゃんはこの部屋を、全体的に<荒れている>と感じることでしょう。
メイ(モノ): おっふ うっかりきれいな状態で想像していたよ!
KP(にゃご): かなって。 だから原稿も積み上げられてても難易度高そうだなーって
メイ(モノ): そんな状態だったのね では再開で、うーんとテーブルに目星かな
KP(にゃご): テーブルは目星要らないみたいですね。
上にはペンとインクが鎮座していますよ。
メイ(モノ): んむ……じゃあ扉はどんな感じですか? ノブ回したら鍵かかってるかどうか分かりますよね(開けはしません
KP(にゃご): 開けはしないんですね。わかりました。 扉には鍵はかかっていません。開こうとすれば簡単に開くことでしょう。
メイ(モノ): 「……開けるだけならできるか。しかしさっきの魔法陣といい、アリスの物語になんか変なものが取り憑いてるっつーか……黒幕的なのいそうだな」 うーん
メイ(モノ): (誰だか知らんが面倒なことしやがって)と愚痴りつつ、カーテンちょっと開けてみたら更に光が漏れる感じなのかな(覗きこみはしない
KP(にゃご): うん、ではその時点で<幸運>どうぞ
メイ(モノ): なんというか、窓に背を向けて後ろ手にカーテンちょっと避ける感じなんだけど……
(表現が足りなかった
KP(にゃご): 近づいた時点でロールさせるつもりだったので
メイ(モノ): あふん
† メイ(モノ)
 幸運(70) : (コロコロ…) 1D100 : 25 [ 計:25 ]
KP(にゃご): 成功ですね。 では、カーテンの向こうの光に対し、メイちゃんはなんとなく【危険】を感じます。
メイ(モノ): 近付かないで、これからはできるだけ離れながら動くようにします
KP(にゃご): はい。ちょっと開けちゃったのはそのままでいい?
メイ(モノ): ああ、そこまで近づきはしてたのか……ならぱぱっと閉じます
KP(にゃご): はい、なら閉じておきましょう。 
メイ(モノ): あ、部屋は他に光源というか、明かりはありますよね? ならぴっちり閉じます
KP(にゃご): うん、普通に室内灯はあるんじゃないかな。単にそこのカーテンの外のがさらに明るいだけで
メイ(モノ): なるほど ぴっちり閉じます(大事なことなので
KP(にゃご): wwはい、なら隙間もなくぴっちり閉じましたよと
メイ(モノ): 「(さっきの声は……森に落ちた直後のとは違う声だったな。アリスってたしかルイスの娘をモデルにした話だっけか、だったらルイスの声か?)」 とは思うけどまあ確証は持てないよなあ

◆手紙


メイ(モノ): んー この部屋の持ち主について本棚で調べられるかな
KP(にゃご): そうですね、では<持ち主について>として、本棚に<図書館>可能です。
† メイ(モノ)
 図書館(99) : (コロコロ…) 1D100 : 9 [ 計:9 ]
KP(にゃご): 本当チートだよねその図書館… では、メイちゃんは一通の手紙を見つけました。
メイ(モノ): んむ、宛名とか差出人とかってありません?
KP(にゃご): 読んでみたらいいんじゃないかな。
メイ(モノ): 封筒とかではなくそのまま中身が入ってるんですね
んじゃあ読んでみます ……普通の紙ですよね?
KP(にゃご): ふむ、手紙はところどころ文字がかすれたり、つぶれたりしているみたいですね。
<幸運>どうぞ。
† メイ(モノ)
 幸運(70) : (コロコロ…) 1D100 : 37 [ 計:37 ]
KP(にゃご): 悪くないですね… じゃあある程度開示しよう。 ぺたぺたしますね。

親愛なる友人へ

私の物語は読んでいただけただろうか。
君の娘たちに話して聞かせた、あの物語だ。
なるべく話したままを思い出しながら書こうとしたのだが、書けば書くほど不思議な展開になってしまってな。
仕方あるまい、物語は生き物なのだ。

故に、まだ完成しているとも言い難いが──完璧なものなど、あり得るはずもない。
某か、欠けているものがなければ、物事は整合性を図れまい。
だからこそ、私は筆を一旦収めることとした。

だから、どうか──どうか、分かってはくれまいか。
私の物語は、あの子を描いた物語は、ここまでなのだと。
あの子は──否、【アリス】は。
不思議の国を旅し、そして無事に家に帰る。
これは、そういう物語でなければならないのだ。

君が言う結末もまた、物語として有り得ることではあるのかもしれない。
けれど、私の物語は、その結末にたどり着けないのだ。
私の描く【アリス】は、君の求める【アリス】とは違う──君の求めるそれは、【×××××】だと、私は思う。

【永遠】の時間も、無限の【世界】も。
私も、私の【アリス】も望んではいない。
【×××××】はいつか終わる。物語もまた然り、だ。
それは【×××××】いる【アリス】にはあってはならないことでもある。
【人】は【×××××】するものなのだから。

どうか君が、それを【×××××】くれることを願う。
それが君のためでもあり、【アリス】のためでもあるはずだ。
【×××××】としての【忠告】と、【作家】としての【×××××】を込めて、君にこの手紙を綴る。』

私の一番の【読者】たる【ヘンリー・リデル】へ
君の【×××××】たる【チャールズ・ラトウィッジ・ドジソン】より

KP(にゃご): メイちゃんが手紙を読み終わると、手紙はさらさらと塵となっていきました。
ずっとずっと、この部屋に置かれていた手紙は、役割を果たし、ついには限界を迎えてしまったのでしょう。
メイ(モノ): 「(ああ……ヘンリー・リデルは読者だから、アリスはルイス・キャロルじゃなくて読者の娘か。で、ルイス・キャロルはチャールズが本名かな。読者と筆者の思うアリスに齟齬があったみてぇだな。読者の思う結末と筆者の思う結末も違ってて……まあ俺としては筆者の結末通り帰りてぇもんだが)」 と整理兼ねて
メイ(モノ): 「(でも今の状況ってページがばらばらになっちまったせいであって、別に読者のせいとかでもねぇのかな。どっかしらに結末のページはあるはず、だろうけど)」 うーん

◆ほとばしる愛の行き先は


KP(にゃご): だいぶ裏事情が分かってきたメイちゃんですが、どうしますか?
メイ(モノ): うーん 部屋の様子って変わりないです?
KP(にゃご): そうですね、特に変化等ありません
メイ(モノ): ああ、そういえば部屋全体に目星とかってできますかね
KP(にゃご): 全体は…してもいいけど特に何も出てこない
メイ(モノ): んー それじゃあ本棚にまた図書館してみようかな
KP(にゃご): 図書館ですね、どうぞ
† メイ(モノ)
 図書館(99) : (コロコロ…) 1D100 : 69 [ 計:69 ]
KP(にゃご): 成功ですね。では、メイちゃんは本棚からアルバムを見つけました。
メイ(モノ): おーアルバム 普通な感じです?
KP(にゃご): 中には幼く、かわいらしい少女の写真がおさめられています。
量はたくさんあるものの、少女が一定の年齢以上に成長した姿は一枚もありません。
同時期にたくさんの写真を撮っており、たまたまその写真だけが収められているのか、実際少女の年齢が現在その通りなのか、メイちゃんに判別はできないでしょう。
メイ(モノ): 「(……原作者の部屋だと思ってたけど、そこにこのアルバムがあるって変だな。原作者はアリスが元の世界に戻って成長するのを望んでて、一方読者はたぶん、ピーターパン的なのが良かったんだろうし。)」
メイ(モノ): 「……モデルのためにってアルバムを原作者に送りつけていたとしたらとんだ親ばかだな……(でも読者って娘複数いるよな、その中でアリス・リデルだけ? なんかこんがらがってきた)」 うむむ
メイ(モノ): 読者も作家って可能性もあるし、書斎机もっかい目星したいです
KP(にゃご): もう一度ですか、では目星どうぞ。
メイ(モノ): もう一回なので+10とかもらえませんか?
KP(にゃご): 99%になるやん…笑 う、うーん…雑多なので…+5かな
メイ(モノ): 99だって1%でファンブルんですよ! +5ありがとうございます
† メイ(モノ)
 目星(89+5) : (コロコロ…) 1D100 : 82 [ 計:82 ]
KP(にゃご): いらなかったね。 では、メイちゃんは積み上げられた原稿の間に一冊の手記が挟まっているのを見つけました。
メイ(モノ): んーテオくんの見つけたものみたく何か挟まってたりはしない、普通の手記です?
KP(にゃご): そうですね、特に何かがはみ出ていたりはしません。
メイ(モノ): んむ……タイトルとかもなさげな感じの?
KP(にゃご): 普通のノートでしょうね、形状は。 物語でもなければタイトルもありませんよ
メイ(モノ): まあ開くしかなさそうだ めくってみます
KP(にゃご): では、メイちゃんが手記をめくると―――
そこには、ページを塗りつぶすように、ひたすらに「アリス」と名前が書かれていました。
ページをめくっても、「アリス」、「アリス」、「どうかそのままの可愛い姿で」「アリス」「世界一かわいらしい私の娘」
とこの手記の筆者の妄執が敷き詰められていました。
KP(にゃご): 狂気めいた手記を見てしまったメイちゃんは、<0/1d3>のSANチェックです。
† メイ(モノ)
 SAN(59) : (コロコロ…) 1D100 : 12 [ 計:12 ]
メイ(モノ): 「……うわ、超親バカ。まあおかげで読者の娘ってのははっきりわかったけど」 うわーします 他には特別記載とかない感じなのかな
KP(にゃご): ええ、ひたすら親馬鹿爆発した手記です。
メイ(モノ): 閉じて見なかったことにします
KP(にゃご): はいw
メイ(モノ): もう見るトコなさそう……だなあ 扉ちょっと開けて先を覗いてみたいです
KP(にゃご): そうですか、では確認です。
メイちゃんは、この部屋で見つけたものについて、今何を持っていて、何をそのまま置いてありますか?
メイ(モノ): んーと、手紙は崩れたし……何も持ってないかな 親ばか手記?なにそれおいしいの?
KP(にゃご): ふむ、「何も」ですね。わかりました
では、【扉は開きません】
メイ(モノ): そっか、さっきはノブが回っただけで開けなかったもんな
KP(にゃご): ええ、鍵はかかってませんよ。
メイ(モノ): となると……魔法陣の本を開けずに持つだけにしてみたら、扉は開きます?
KP(にゃご): やってみる、という認識でよろしいですか?
メイ(モノ): そうですね 「持ちたくねぇなこれ……」 とかぼやきつつ軽く
KP(にゃご): そうですか。では本を持って扉を開けようとすれば、扉はすんなりと開きます。
開けた先には暗闇が広がっており、扉は闇にこじ開けられ、メイちゃんもそちらに引っ張られるように連れ去られることとなります。
そして、意識は暗転します。

本編-12
最終更新:2014年06月05日 14:32
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