(ヤサコ)ネットの うわさによると メガネが
発売されるずっと前から⇒
なかつ
中津交差点は事故の多い
かいき
怪奇スポットだったそうです。
(ダイチ)サッチーがいるぞ!
(フミエ)何であんな所に?
あっ!
ボク サッチー サササ サッチー…。
ハラケン!
はらかわ
(原川タマコ)静かに!
(イサコ)空間管理室の人
その辺に いるんでしょう?
もう 私にかまわないで。
残りも私が手に入れる。
こんな でくのぼう
むだ
いくつあっても 無駄よ。
はあ~。
とんでもねえ夏休みになりそうだ。
でんのう
電脳の体が ずれてる。
何かのエラーだわ。 電源を…。
待て。
今は 電源を切るな。
一体 何が起こっているの?
間違いない。 あの子はキラバグを
集めようとしているんだ。
キラバグ? キラバグって
かち
すごく価値があるっていう…。
それだけじゃないわ。 あれは
のろわれた物質なのよ。
のろわれた?
(ハラケン)オバちゃん…。
ハラケン?
大丈夫ね?
うん。 前と同じだと思う。
あんた ケンちゃんを頼むわよ。
(ダイチ)あとは ここだけだ。
(フミエ)職員室ね。
ヤサコ無事?
どうにかね。
今日は もう終わりにしましょう。
何か おかしいわ。
決着を見てからだ。
(ガチャギリ)どうだ?
(ダイチ)4つしかないな。
(ナメッチ)こっちも同じっす。
引き分けね。
おれ もど
いや! 俺たちが先に戻ったんだ。
でも ハラケンは気を失っていたのよ。
そんなズル認めない!
イサコが来てから 何か変だと
思わないの? 目を覚ましなさい。
(ガチャギリ)
うるせえ 俺たちの勝ちだ!
(ダイチ)そうだ そうだ!
(アイコ)もう 静かにしてよ!
先生が起きてきちゃうわよ!
(一同)ですよね…。
≪(カンナの声)
「この間は ありがとう。⇒
それでね ケンイチ。
あの時見た 黒い生き物⇒
イリーガルっていうんだって。⇒
気にならない?
それで 今度の夏休み⇒
一緒に イリーガルの自由研究を
やってほしいの。⇒
実は ちょっと
気になるうわさを聞いたの」。
(マイコ先生)みんな~!
車に気をつけて帰ってね!
(一同)は~い。
夏休みの間 ケンカしないでね!
(一同)は~い。
う~ん マイコ作戦 成功かしら?
失敗したようね。
失敗はしてねえ!
俺たちの勝ちだ!
私は あいつらのメガネを
取り上げるように命じたはずよ。
失敗だわ。
そんな…。
あなたはクビよ。 出てお行き。
何言ってるんだよ!
俺のクラブだぞ!
こわ
お~ 怖い。 ミチコさんに頼んで
はら
追い払ってもらおうかな。
(デンパ)ダイチ…。
お前 一体 何者なんだ?
うで
あなたより腕が上の
単なる小学生よ。
今回は
あなたたちに 落ち度はないわ。
暗号屋の技を一つ
教えてあげようか。
お前 最初から
ねら
これが狙いだったのか?
だったらどうなの。
嫌なら出ていけば?
自分の行動を自力で
せんたく
選択出来ない人間は必要ない。
分け前はいるの? いらないの?
やっぱり ここだったね。
ぼく
僕も ヘイクーやめるよ。
俺は やめてねえよ。 あいつが
勝手に やめさせただけだ。
とにかく僕は ダイチについていくよ。
そうか?
がんそ
よ~し こっちは元祖だ!
はたあ
2人で 元祖ヘイクーを旗揚げだ!
うん!
さて まずは先立つものだな。
ひろ
メタバグ拾いに行こうぜ!
ええ また一つ 結合したわ。
と
分かってる。 必ず やり遂げるわ。
りんかいりょう
もう少し もう少しで 臨界量だわ。
一人で出来たよ。
ほ
褒めて お兄ちゃん。
私にも 出来たよ。
カンナって どんな子だったの?
う~ん。
なんか おっとりした無口な子で⇒
何考えてるのか
分からないっていうか…。
ハラケンみたいな子ね。
そうそう。 女の子だけどね。
お待たせ。
体は大丈夫?
うん 初めてじゃないし。
そうなの?
前にも一度あったんだ。
カンナの事故の後。
おおさわ
その時も オバちゃんが大騒ぎして
せいみつけんさ
精密検査までしたんだ。
どうだったの?
いじょう
まったく異常なし。
で? その道順って?
交差点から始まって
ある場所への道順を示していた。
いつ? どこで手に入れたの?
それは… いずれ話すよ。
ちょっと ややこしいから。
しゅうり
修理に いくら取られると
すみません。
思ってるんだ?
けんげん
君には権限もあるが責任もある。
分かってるな。
もちろんです。
こわ げんぽう
今度壊したら 減俸だ。
ええ~っ!
甘かった。 キラバグの量は
まだ 足らないはずなのに⇒
ろんりけっかい
それで サッチーの論理結界を
はかい
あそこまで破壊するとは。
(ダイチ)懐かしいなあ。
デンパ 昔も よくこうやって
2人でかき集めたよな。
しかし たったこれだけとは。
昔は ゴロゴロしてたのにな。
よし こうなったら 考えがあるぜ。
どうするの?
あいつも 俺の大事なものを
ぬす
盗んだからな。
今度は あいつの手を盗むまでよ。
うん? あいつ 何やってるんだ?
ねえハラケン。 「クロ」ってクロエの事?
うん。
でも クロエって死んだんじゃ…。
うん それは間違いないんだ。
メモリアルも届いたから。
じゃあ何で?
カンナが見たって言い出したんだ。
えっ クロエを?
多分 クロエの事が忘れられなくて
何かを見間違えたんだと思う。
とにかく 交差点に行ってみよう。
ねえ そろそろ教えてよ。
クロエって何?
カンナの飼ってた 電脳犬なの。
もしかして カンナが見たのは…。
おい お前ら! 何コソコソ
なわばり
やってるんだ。 俺の縄張だぞ。
うるさいわねえ。 イサコの子分に
なり下ったくせに 何が縄張よ。
行きましょう。
それはもう やめたのよ。
はあ?
イサコの子分やめたの! 今フリー。
追い出されたんだよ。
デンパ! うそつくな!
俺が追い出したの!
部室と あとの3人付けて。
なあ おい転校生。
ちょっと教えてくれよ。
駅ビルで メタバグ騒ぎの時
お前 いたんだよな?
ええ いたわ。
その時 イリーガルはいたか?
ヤサコ 答える必要ないわよ。
やっぱりそうか。 イリーガルか。
そっか そっか。
じゃあ せいぜい頑張れよ~。
(デンパ)ハラケン これ。
結局 あれしか分からなかったよ。
うん ありがとう。
お~い デンパ~!
じゃあ。
何よ あれ。
ヘイクーで何かあったみたいだな。
どうせ ばかみたいな何かよ。
さあ 行きましょう。
(ハラケン)道順の行き着く先は…。
ずいぶん遠回りね。
まっすぐ行けば すぐじゃない。
そうだね。
さあイリーガルが出るかサッチーが出るか。
じゃあ 行くよ。
お~!
(フミエ)ねえ
古い空間一つないんだけど。
さが
だいたい 何を探せばいいのよ~。
(ハラケン)
す
うん 何か 透き間とかメールとか。
(フミエ)
「とか」って 何よ。
じょうほう たし
その情報 確かなんでしょうね。
うえ~。
ちょっと これ! 助けて~。
その道順 どこから手に入れたの?
夢で見たんだ。
えっ?
夢?
じゃあ何? 私たち夢で聞いた話に
つきあってたの?
ご ごめん…。
何よ~ そんな情報信じて。
一度 道順どおりに
行ってみましょう 近道しないで。
では 道順どおりに 進んでみよう。
準備はいいか?
はいはい。
イリーガルが出るか サッチーが出るか。
じゃあ 行くよ。
お~!
♪~
その「4423」って言葉以外には
デンパは聞き取れなかったの?
うん 何かクジラの歌声みたいなのは
聞こえたって言ってたけど。
心の声 4423… 4423…。
回想 デンスケ どこ~?
どうして泣いているの?
デンスケが いなくなっちゃったの。
メガネの犬。
電脳ペット? よし じゃあ一緒に
捜してあげる。
君は この近所の子?
ううん 金沢から来たの。
そっか。
僕も この町に来たばかりなんだ。
わん!
デンスケ!
ありがとう!
ゆうこ
私 優子。 優しい子って書くの。
お兄ちゃんは?
僕は 4423だよ。
44…?
4423。
ひみつ
暗号名さ。 秘密の名前だよ。
秘密? 私も 私も!
そうだな。 じゃあ…。
君の名前は…。
ヤサコ?
優しい子。 ヤサコ。
私 ヤサコ!
よし。 暗号名 ヤサコ。
君は 今から僕の子分だ。
やだ!
私 4423の恋人になる!
ヤサコ?
えっ?
ちょっと 顔 赤いわよ。
にっしゃ
日射病?
いいえ 何でもないわ!
やだわ 私ったらこんな時に
何を思い出しているんだか。
そうだ。 4423…。
確かに そう言ったわ。
さあ 行こうか。
まあ さっきと一緒ね。
同じ場所ですわ。
違うわ!
どういう事? さっきは
古い空間なんてなかったのに。
道順だ。 道順が パスワードのような
機能を果たしたんだ。
じゃあ ここ キュウちゃんにも
見つけられない場所なのね。
さあ 行きましょう!
ここ クモの巣が
いっぱいある所だわ。
何か あるぞ。
カンナのメールだ。
これ… パスワードかしら?
そうみたいね。
けた
(メガばあ)桁数は
(フミエ)どう?
合ってるから見込みはある。
しかし はじかれるな。
パスワードを試す
ソフトってあるんだよね?
あるには ある。 しかし
えらく時間が かかるんじゃよ。
どこかにヒントが あるはずじゃが…。
ねえ ハラケンって
ずっと ここに住んでいるの?
さい こ
いや 5歳の時 引っ越してきた。
そっか…。
それで 私「4423」って
日記に書いていたんだ。
クウ~ン。
もし 4423が ハラケンだったら…
運命的だわ。
やだ 私 何考えてるのかしら。
やだわ 私ったら… ばかみたい。
きょうこ
(京子)ウンチ!
そうよ だいたい 4423って
もうちょっと お兄ちゃんだった。
うん 絶対 ハラケンじゃない。
ばかね 私。 あっ!
さかさま
これ 逆様?
(メガばあ)通った!
やった!
う~ん こんな
かんたん
簡単な事じゃったとは。
えらく念入りに
かぎ
鍵が かかっておる。
よっぽど 人に見られたくない
データなんじゃろうよ。
あと どのくらい かかりそう?
この分じゃあ
ちっとずつしか 出てこんな。
ま 気長に待つ事じゃ。
はあ…。 あっ 一つ解除された。
持っていくわね。
終わるまで 何日か かかりそうね。
あっ そうそう。
ハラケンに知らなきゃ。
おっと…。
これは… 日記ね!
事故の 前の月だわ。
今日のと違う道順がある。
もっと ないかしら?
あっ…。
すごいじゃないか!
おおてがら
大手柄だよ ヤサコ。
ごめん…。
何? なんで謝るの?
勝手に開いて その…
ちょっと 読んじゃったの。
そっか。 日記だものね。
だけど カンナのお母さんは
見ていいって 言ってくれたし。
でも カンナはハラケンへって
たく
パスワードを託したわけだから。
ハラケンが見てあげなきゃ
いけないと思うわ。
そうか。
私は… もう見ない。
(カンナの声)「時間がなくて 今は
ここまでしか書けません。⇒
今日 ケンイチとケンカしちゃった。⇒
無理やり 自由研究に引き込んで
おこ
ケンイチはきっと怒ってると思う。⇒
でも
最後だから一緒にいたかった。⇒
この間 お父さんが
てんきん
転勤って話を聞いた。⇒
来年の夏休みは一緒に
むか
迎えられないかもしれない。⇒
だから これが
ケンイチとは最後の夏休み」。
「都市伝説を信じるなんて⇒
自分でも ばかみたいって
思ってる。⇒
でも あの時 確かに聞こえたの。⇒
クロエみたいな声が。⇒
仲直りは 戻るまで
おあずけにしようと思う。⇒
イリーガルに近づくと
仲のいい友達が⇒
のろわれるって
言う人もいるから。⇒
これから 交差点に行きます。
もし クロエに会えたら⇒
思い切ってケンイチに
言ってしまおうと思う。⇒
だって 最後の夏休みだから。⇒
私 ケンイチが好き」。
(ハラケンの すすり泣く声)
「戻ってきたら
そう言ってしまおうと思う」。
(ハラケンのすすり泣く声)
おじさん! あっ。
ゆうこ
あら 勇子。
花を持ってきたわ。
かびん
そう じゃあ花瓶を
お借りしてこようかしらね。
よく来たね。
どう? もう退院できるの?
まだ かかりそうなんだ。
イサコは キラバグを集めて
どうする気なんだ。
だめだ。
ネコサバのスキャンでも 引っかからない。
あまさわ
天沢勇子 お前は一体 何者なんだ。
おじさん 聞いて。 もうすぐ
お兄ちゃんが 戻ってくるの。
そうかい そうかい。 うれしいね。
じょうだん
冗談じゃないのよ。
うん 分かってるよ。
おばさんには 言わないでね。
うそだって ばかにするから。
分かってるよ。
それを 知らせに来ただけだから。
じゃあ!
いい娘さんですなあ。
めい
姪なんです。
お兄さんか…。
待って。 今から行くの?
暗くなっちゃうよ!
行きたいんだ。 すぐ。 カンナの身に
起こった事を知らなくちゃ。
ハラケン…。
おかしい。 道が合わない。
もう一度 最初からだ。
もう今日は あきらめたら…?
いや! もう一度!
もう一度行こう。
日記の道順が
間違ってるかもしれないし。
そんなはずない!
ハラケン まだ夏休みは
始まったばかりよ。
明日があるわ。
あの子たち 道が分かるのか?
まさか あの少女と同じ…。
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