アラフェン
封印の剣・烈火の剣に登場する、
リキア同盟に参加する侯爵家の一つ。
また、その所領。リキア地方北東部に在る、同盟第二の規模を誇る都市。
烈火の剣に登場するアラフェン侯は
キアラン侯・
ハウゼンの娘である
マデリンに片思いしていた。
しかし、マデリンがサカ人の青年・
ハサルと駆け落ちしたことでサカ人に対する蔑視を強め、一旦は約束したハウゼンの孫娘・
リンディスへの援助を自分の前に姿を表したリンディスの風貌がサカ人そのものであったことに失望し、手の平返しに撤回する。
この際、アラフェン侯に仕官していたサカ地方出身の
ラスは侯爵のサカ人蔑視に失望し、アラフェンを出奔してサカの同胞たる
リンが率いるリンディス傭兵団に参加する。
封印の剣では、
ベルンのリキア侵攻に際してリキア同盟軍の前線基地がアラフェンに設置されたが、三竜将の
ナーシェン・
ブルーニャが率いる大軍の前に敢えなく陥落。
特にリキア同盟筆頭・
オスティア家はこの戦闘で当主・
ヘクトルを亡くす痛手を被った。
なお、烈火の剣に登場した
ルセアがアラフェン領内で孤児院を開いていたが、封印の剣・第3章において
チャドと
ルゥの会話では院長であったルセアがベルン軍の侵攻に遭い死亡したことが示唆されている。
また、ルゥの双子の弟である
レイもこの孤児院の出身であった。
最終更新:2024年05月19日 14:32