タリッサ・ユル体制のジエール帝国連邦は、アクース内戦マーカス内戦の戦間期のジエール帝国連邦の動向である。


概要

アクース内戦後

 アクース内戦において、ジエール帝国連邦は事実上不干渉の立場を貫いている。ゲルニア・ルーロイは『旧革命不干渉』を発表しており、この論文が支持されたためである。『旧革命不干渉』では、「管理主義は資本主義(資本家独裁)と共産主義(労働者独裁)、この両方に挫折した結果到達するものである。つまり、社会主義革命であるアクース内戦に介入しても、ジエールにとってリスクに見合う成果はない」と主張した。
 過去、アクース旧政府はガニュー経済体制でジエール帝国連邦を支援したことがあったが、帝国連邦のアクース旧政府に対する支援は人道支援のみにとどまった。また、アクース内戦アンドロイドが兵器として初めて使用されると、国内の関心はそれに傾くこととなり、アクース旧政府に駐在研究員が派遣された。

マーカス内戦前

「心」論争

 リヴァダー社アイローム社の対立が深まる戦間期では、アンドロイドに対する扱いについて議論が紛糾した。この議論の紛糾をジエールでは「心論争」という。そもそも「心」の存在を否定する脳神経学会のツェニアス・ズライトラや、機械で「心」を再現で可能だと訴える工学会のデワヴィエ・スヴォイテェオ、「心」は量子力学的作用を受けて発生していると主張する量子力学会のホライ・ヘルマが論戦を交わした。
 結局のところ「心」が一体なんであるかの結論は出なかった。しかし、議論の結果、アンドロイドが意志を持って独自の進化を遂げた場合、人類にとって大きな脅威となりうるというゲルニア主席が主張した「アンドロイド脅威論」に注目が集まった。
 詳しくは心論争を参照。

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最終更新:2022年07月12日 20:06