アンドロイド(マーカス語:GUSTAL、ゴスタル、エルミア語:Featia、フェアティア)は自立運動・自立思考・自立社会性を有する人造人間(人工生命体)のことである。


定義

 アンドロイドの定義について1735年に国際アンドロイド協会が発表したものが有名である。
 アンドロイドであるには以下の要件を満たす必要がある。
  • 大宇宙諸国のいずれかの知的種族に類似した外見を持つこと。
  • 自己の活動を維持する能力があるか、極めて高いと判断されるもの。
  • 自己の活動によって自発的にエネルギーを取り込むことが可能なもの。
  • 自己防衛能力を有するもの。
  • 高度な判断能力を持つもの。
  • AI人格コアを搭載し、感情と自我を有するもの。

語としてのアンドロイド

  • GUSTAL / ゴスタル(マーカス語)
    • GUS(非生物の) + ISTAL(ヒト)
  • Featia / フェアティア(エルミア語)
    • fea(自動の) + -(a)tia(する人)
  • Alsaxmer / アルザシュメー(リパライン語)
    • als(全て) + -axm(機械) + -er(行う者)

アンドロイドの歴史

ドロイド時代(第0世代:1540 - 1558年)

 1540年、マーカス連邦で連邦公社が設立される。
 1546年に初の自律型ドロイドが完成。
 その後の開発はエルミア帝国の脅威が目前に迫ったため、自律型ドロイドからの発展には時間を要した。


連邦公社解体後(第1世代:1558 - 1630年)

 1555年にエルミア帝国がエルミア革命で倒れると、1558年に連邦公社は財政難が原因で分割民営化。5社の民間会社が誕生した。このうちの2つがのちのマーカス内戦勃発の引き金となるアイローム社リヴァダー社であった。

 1616年、リヴァダー社が大宇宙初のアンドロイド"DLIV-DL-1000-DESCIRT"の開発に成功。アイローム社はこれに追随しようとオリジナルのアンドロイドを試作するも「粗悪な模倣品」と酷評され断念。
 1628年、後のアイローム社社長になるオーリル・ゴズデらのチームが開発した人間らしい見た目のアンドロイド"L.E.E.T."が開発される。

第1世代アンドロイド
  • アイローム社(販売シェア:劣勢)
    • 主力製品
      • L.E.E.T.
    • 当時は不気味の谷は超えていないので、人間らしい見た目ではヒットせず。
    • アニメ調・マスコット風にすることで不気味の谷をごまかす工夫でサービス業などに利用された。

  • リヴァダー社(販売シェア:優勢)
    • 主力製品
      • DLIV-1000-DESCIRT
    • 機械っぽい見た目だったが、逆にデザイナーによって機械っぽさを活かしたデザインで顧客を掴んだ。

二大企業草創期(第2世代:1630 - 1652年)


 1640年代から1660年代にかけて、ゴルギアの影響はアンドロイド産業にも波及した。
 1642年にはリヴァダー社のエルミア人アンドロイド工学デザイナーのプネトラ・プノラモイアが可動部統合制御技術"ENIXIZ"(エニクティス)を開発。アイローム社も類似の技術を開発し、アンドロイド産業全体が不気味の谷を突破し始める。
 1647年、アイローム社は自社製品のアンドロイドが「嘘」をつくことに注目し、「アンドロイドによる嘘」をコンセプトに導入を試みたが開発が難航。社内分裂の危機にまで陥ったがオーリル・ゴズデの説得で最悪の事態は免れた。
 1652年、アイローム社の技術者ギーラス・ラミダーが人格AIコアを開発。より本格的・高性能なアンドロイドを製造することができるようになり、彼はアンドロイドの開発の歴史において大きな貢献を果たしたと評価された。

第2世代アンドロイド
  • アイローム社(販売シェア:やや劣勢・拡大中)
    • 主力製品
      • A'IRAUM DELDICT
      • A'IRAUM DELDICT : ENIKA
    • 不気味の谷を超えて一層人間らしい見た目になる。
    • 人格AIコア搭載型アンドロイドを販売。
    • 新興アンドロイド企業の急先鋒として拡大していく。
  • リヴァダー社(販売シェア:やや優勢・拡大中)
    • 主力製品
      • DLIV-1200-DESC
      • DLIV-1400-LEX
      • DLIV-1500-DELTIR_VOXAR
    • 堅実に第一世代から発展したアンドロイドを販売してこちらも順調に拡大。

構造


アンドロイドに関連する組織


人権問題


関連項目

最終更新:2022年12月17日 14:42