ニーネン人との付き合い方は、ニーネン=シャプチの主要民族であるイェシュート(ニーネン人)の文化と、マナーや慣習などニーネン人と付き合う上でのお役立ち情報である。ニーネン人は獣耳文化や独自に育まれた思想・宗教体系を持つため、これを知らないでニーネン人と接すると、大変な誤解を生む可能性があるので、ぜひこれらの項目に留意したい。
 ※これらの項目は画面の前のアース人のために書いていますので、アース文化的価値観に基づいて比較しています。


概要

 まずニーネン人と接する上で知っていただきたいのは彼らの国民性である。
 彼らは個性を重要視し、優劣をあまり気にしない人々である。あまりに直接的な優劣の比較はタブーであり、また彼らにしかないであろうニーネンラフェウ(獣耳)や尻尾をむやみやたらに触ろうとするにはマナー違反である。

 アース人(特にJ国)に比べれば全体的にテンションが高く、マイペースな傾向がある。

挨拶

 基本的にニーネン人は挨拶する時に「アンスタイ?(今なにしてるの?)」と疑問文で聞いていることが多いだろう。ぶっきらぼうに「生きてる」とか「呼吸してる」などと返答するとムッとされることが多い(稀にそれを面白がる人もいるが)ので、今やっていることがあれば手短に答えよう。

ピースサイン

 ニーネン人は挨拶する時にピースサインをして、そのまま人差し指と中指を何回か軽く曲げるジェスチャーをすることがある。このジェスチャーはニーネンラフェウを模しており、チャグマ=ダプラ(ニーネン人の母星)の動物(特にイエイプカ等)が親しい相手にする仕草を真似たものである。
 手の平を相手に向けると「ようこそ」、「こんにちは」、手の甲を相手に向けると「いってらっしゃい」という意味があるため、間違えないように注意。

握手

 握手をする習慣がないため、基本的にしない方が良い。
 前述の通り挨拶のジェスチャーはハンドサインで行われるため、突然手を握るとケンカか変質者だと思われてしまう。

交流

会話

 ニーネン人は個性を尊ぶ人種である。シンテーア人が豆知識を好み、ヴァルエルク人がジョークを好むように、ニーネン人は会話の時に自分の興味のあることを話すと自己紹介にもなって一挙両得である。
 会話の際は、興味のあることを一方的に喋りすぎてしまうと、相手のニーネン人もそれについて返答したいのにできず退屈だと感じてしまうため、適度な長さで切り上げることが望ましい。特に自分が思う興味深い理由やそれについての自分の考えなどを話すとニーネン人は興味を持って話を聞いてくれるだろう。
 ニーネン人の話を聞く時は自分の考えを述べることが大切だ。意見を持たず、「どっちでもいいよ」、「いいんじゃない?」と返答を続けているとつまらない人だと思われてしまうかもしれない。
 ニーネン人はアース人以上に様々な性格の人がいるため、「これを話しておけばどんな人でも大丈夫」といったものはないが、誰でも分かっているような世間話や社交辞令のような話は一般的にあまりウケない。内容のある会話ならジョークだろうと豆知識だろうと彼らは楽しんで聞いてくれるはずだ。

動物好き

 ニーネン人は誰でも、というほどではないがアース人よりも動物好きの人が多い。動物系、特にイヌやネコの話題はウケがいいかもしれない。ニーネンではネコに似たイエイプカ(ペット化されたイプカ)という動物がよく飼われており、彼らもイプカの話をしばしばする。
 当然であるが、動物虐待の話はタブーである。中には宗教的な理由で絶対ダメなタイプの人もいるので注意。

ジェンダー価値観

 同性愛はかなり広く認められている。彼らにとってはそれも個性の一つであると考えており、それに対する差別は個性への侮辱だと考える人もいるほどである。重要なのは個性であり性ではないという考え方が支配的であり、男らしさや女らしさというものはあくまでファッションの一部として認識されている。

終わりに

 これは異文化交流で当たり前のことだが、相手の文化を否定することは避けたい。個性豊かなニーネン人の多くも個性の否定がタブーであることを心得ているはずだ。相手に驚かれる発言をしてしまった時、そのことを自分たちの文化では普遍的なことであることを説明すれば、きっと納得してくれるはずだ。ぜひお互いの文化を尊重して、異文化交流に臨んでほしい。

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最終更新:2022年03月19日 23:21