天魔外道調伏鉄鬼

アーユルヴェーダ

昇神(アヴァターラ
使用者 アビチャリカ・パイ・ファラーダ
発動方法 常時発動型 能力系統 基本系(仮名)
能力 人工物に己の肉体を融合させ操る

能力詳細

自身の肉体に触れた物体と融合し強化する常時型能力。
人工物に効果を及ぼす点はアリヤ梵我一如大劫天弓と同じだが、アビチャリカのアヴァターラは弱化はできず強化にしか力が向けられない。しかしその代わりとして能力は大規模かつ広範囲で、数千もの艦隊を編成し肉体の延長線として自在に操ることが出来る。

本来なら己の肉体一つでは効果範囲は限られる。アビチャリカの恐ろしいところはこのアヴァターラを把握した時点で躊躇なく己の肉体を微塵に切り刻んだ決断力。脳の一部を除いて全身を機械化し、結果として千以上に分割したアビチャリカの肉片を核として運用される兵器群は彼女を個でありながら軍を体現する恐ろしい存在へと変貌させた。
ファラーダ家は伝統的なアディティ族の血を継いでいるが、合理性を重視するアビチャリカは感覚機能を増幅するため義体に角を生やし、後天的なカーマ族となった。そのため彼女の感覚機能は常人を逸脱しており、機械化した肉体の各種兵器はもちろん、分割した肉の欠片も全て同時に操ることができるのでたった1人の意思で統率された艦隊が出来上がった(それだけでなく切り離した肉体は電子ネットワークを強化することで自由自在に操れる)。
これらを十全に使いこなせるのは確かな実力を持っているからこそ。

常時型能力は基本的に火力不足だが、テクノロジーと融合することで出鱈目な破壊力となっている。
また機械はアヴァターラの力で修復が可能になっており、スクラップ行きの破損ですら容易く直す。限りなく不死身に近い状態になっており、後述の巨人の総体に散らばった肉片を全て滅ぼさない限りアビチャリカは復活する。
艦隊に本来なら退却するようなダメージを受けても無視して避けることもせず進軍するため、通常の兵法は通用しない。加えて破壊された艦の残骸を操ることで敵軍を囲み、電磁網で逃げ場を無くす罠を張ることも可能。
艦隊の攻撃力、防御力、修復機能、通信機能、他すべての性能が超強化されるため、単純な力と力のぶつかり合いでアビチャリカに勝てる者はいない。

しかして千手と称されるに至ったのは能力そのものではなく、アビチャリカの気性と才能によるもの。彼女の決断力、合理性、実力、すべては主であるダクシャに対する狂気とも言える鉄の忠誠心。鉄のファラーダを体現する彼女だからこそ、千手となることが出来たのだ。

  • 鉄の巨人


数千の戦艦(戦艦の大きさは一つ千mくらい)を一つに束ねて形作られるのは桁外れな大きさの鉄の巨人。それによって成される絶望は「千手」の異名に相応しい。
この巨人こそがアビチャリカの真の姿。成人した女性の姿はメインの端末としているサイボーグである。
作中の宇宙において物理的な大きさで彼女に勝る個人は存在しない。巨人の手は山すら一掴みにできそうなほどの大きさ。

何万発もの反応弾や光線を星の地表に撃ち込むことで滅ぼすことなど容易。単体で星すら滅ぼす唯一の人間がアビチャリカ

  • 機人部隊
アビチャリカが前線に出る際にはほぼ投入されるサイボーグの軍隊。星霊大祭には1000体のサイボーグが投入された。
見た目は年齢や性別も違うものの全てがアビチャリカであり、切り刻み分割した脳を核として完全制御されている。義肢はウパニシャッド鋼で出来ている。
サイボーグの破壊力は鉄の巨人に劣るが、白兵戦における優位性は比較にならず、生身の肉体の弱点も完全に克服している(代わりにアビチャリカは全身を切り刻んだ痛みを常時受け続けている)。まともにアビチャリカと戦える存在は新世代で稀にいるが、それも物量の面で圧し潰せる。

一体一体が携帯型転移装置を付けているため、一体だけでもその場にいれば他のサイボーグも転移してくる。また身体が破損しても核である脳の欠片を巨人に転送し、艦内に用意されてるスペアと交換してしまえばいい。
反重力装置を内蔵しているのか空中を自在に移動する。移動速度は刹那で音の壁を三桁は破るので新世代ですら迎え撃てる者はほぼいない。
時輪石を内蔵しており内燃機関(超小型原子炉)と連結している。そのため電力吸収を行うルドリヤ戦群アビチャリカにとっては弱点となる。

核さえ無事なら入れ替えが効く機械という身体を存分に活かしており、原子炉を即席の反応弾に出来るため自爆を戦術として運用できる(アビチャリカ自身はこれを卑怯な手とは考えておらず、同じことをやれないやつの負け犬の遠吠え、己のように自爆を戦術にしようと全力を出さなかった怠慢と決めつけている)。

  • 洪水法典(パルジャニヤ)
戦略級気象兵器。艦隊に内蔵されている兵器の一つ。その正体は「星霊を狂わせることに特化した星霊」。
星の天候を強制的に操作し、超集中豪雨を降らせる。星の水分が雨を降らせる土地以外から枯渇するまで止まることはなく、国土を沈没させるどころか濃硫酸の雨を降らせることも可能。
とはいえ各国の大都市にはこのヴィシュマカルマンを防ぐシステムがある。そのため作中では光輪界で反応弾の連発とルドリヤ戦群起屍鬼によって気象が不安定化した状態で使用。

  • 解脱聖仙(サティヤヴラタ)
切り札の一つである戦闘形態。蒸気機関の心臓。
アビチャリカの機体に内蔵されているもう一つの心臓。前述の気象兵器で水を奪い、石炭の代わりに他の機体を炉に焚べる(能力で圧縮することで高熱を生む)ことで生んだエネルギーで自身を駆動させる。
普段の機体は時輪石の電力によって駆動するが、これは対ルドリヤ戦群のために用意された秘密兵器。
とっくの昔に廃れた技術を現代のテクノロジーで戦いに運用出来るまで洗練させており、機体の強さは少なくとも電気の時と遜色がない。

ただしこのモードは電子ネットワークの代わりとして司令塔個体が必要。
そしてこの戦術は他の機体を消費していくため、司令塔個体を倒せば終了という単純な構図が出来上がってしまう。
また戦群に電力が吸収されていると核の転送が使えないため、自爆も戦術として使えなくなる。


備考

天魔外道とは仏教を妨げる者や信仰しない者のこと。つまり天魔外道調伏鉄鬼というアヴァターラ名はアビチャリカが忠誠を捧げるダクシャに従わない者の悉くを彼女が粉砕するということを意味するのだろう。
アーユルヴェーダはインド亜大陸の伝統医学。


  • 次は更にパワーアップしてくるんだろうか艦隊も -- 名無しさん (2023-05-25 09:43:23)
  • そういや何歳の時点で自分の肉体改造したかわからないが、あの紹介画像の姿は真っ当に成長してたらこんなんだろうという姿なのかなアビチャリカ -- 名無しさん (2023-05-25 09:53:50)
  • 俺の知ってるアーユルヴェーダと違う -- 名無しさん (2023-05-25 16:57:14)
  • アリヤのアヴァターラとの組み合わせはやばい。そして今偶然にもコンビ組んでるわけで -- 名無しさん (2023-05-27 02:36:28)
  • 工場勤務ワイ。加工用の機械がボロすぎてウンザリなのでこの能力で直したくなりました。 -- 名無しさん (2024-01-22 12:19:14)
  • ↑直すのではない、工作機械がお前の一部になるのだ。もちろん性能マシマシで。これはそういう能力やで -- 名無しさん (2024-01-29 22:51:49)
  • 直すならアリヤの梵我一如大劫天弓の方が扱い易いよな -- 名無しさん (2024-01-31 22:43:51)
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最終更新:2024年11月19日 21:50
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