神威

かむい

Dies Entelecheiaの用語。

作中の世界、神座という世界には強い感情の力──渇望が特殊能力の発現と運用に関わっているのだが、その中で究極に位置するものが「神威」である。いわゆると呼ばれるもの、人智を超越した領域。異なる時代においては、流出太極などと呼ばれる。

神威に達した者は宇宙という生命体と化し、他の全てとは一線を画す。

神威は二つに分類される。
これは動機となった想いの種類によって変わり、前者は「宇宙そのもの」となり、既存の世界を自らの想い通りに塗り替える。例えるならば、自らのルールで周囲を焼く。
後者は「人間大に凝縮された宇宙」と化し、既存の世界から外れる。例えるならば、自分自身を決して燃やされない特異点に変える。
この通り、どちらも存在の次元が宇宙規模であることに変わりはない。

覇道の神威に至った存在を「覇道神」。求道の神威に至った存在を「求道神」と呼ぶ。
そして、この覇道の神威に達した存在が森羅万象そのものとなり、彼・彼女の思想や性質が当代における普遍的宇宙法則になる。そうした存在は神座と言い、そのを巡る神の代替わりが行われているのが作中世界の根源的法則である。
神の代替わりはこれまで四度に渡っており、当代の神は五代目。黄昏という神による「慈愛の神威」が輪廻転生のルールとして敷かれている。そしていずれ、六人目の神威の流出を行う者が誕生し、五度目の代替わりが行われるのだろう。

神威に到達した人物

名前 分類 神威
サハスラーラ 求道 幾千億の彼方と神座深奥の奈落迦(サンサーラ・チャクラヴァルティン)


他作品では

Dies iareでは「流出」、神咒神威神楽では「太極」が神威に相当する位階である。黒白のアヴェスターでは固有名称はないが、覇道の神威を指して「開闢の法」と表現していたりする。


備考

神威とは、神の威力や威光のことを指している。神咒神威神楽のタイトルもここからとられている。
正田崇曰く「“神咒”というのが、“神様の名前に宿る力”という意味で、“神威”も“神様の力”で同じ意味」とのこと。

神咒神威神楽の太極詠唱においては、太極に至りそのを唱える前に必ず「神咒神威」という言葉を発している。


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最終更新:2025年06月18日 05:05
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