2010年
1次
英語:持ち帰り可
大問3つ
[1]A4紙片面4枚ぐらいの長文を読んで記述問題3問
哲学的な文章で、解答となる部分が非常にわかりずらい
[2]A4紙片面2枚程度の長さの文章を読んで150-200字の字数指定記述二問
あなたはもうだめです、と医師からいわれた患者の受ける精神的ダメージがどれだけでかいか、といった内容
[3]英作2問
過去問に比べると遙かに英訳しやすい平易な日本文
自然科学:持ち帰り不可
物理
大問4つ(順番間違えてるかも)
[1]力学
座標によって加わる力がことなる力場での物体にかかる力と仕事
[2]電磁気
コイルに蓄えられるエネルギーを、あんまりみかけない単位体積あたりの電荷密度だったかそんな物理量を使って求めさせる問題
[3]波動
弾かれた弦の挙動を数式化。二次の偏微分方程式を解かせる。
誘導に乗れば線形二次型の微分方程式に(単振動のやつ)なるので予備知識不要
[4]熱力学
唯一大学教養レベルからの出題。G=H-TSの関係式さえ知っていれば終わり。知ってなくとも記号穴埋め問題だったのでどうにでもなったかと。
差がつくとしたら[3]かと。
化学
申し訳程度に高校化学の計算問題2つ
ヘンダーソン・・・の式をつかったpH計算問題。式は文中に与えられてる。
炭酸イオンの共鳴寄与体を書かせる問題
αーグルコースの2つの椅子型配座異性体を書かせ、どちらが安定か、それはなぜかを問う
解糖系と絡ませて反応の名前を答えさせる問題4問(マイケル反応、クライゼン縮合、加水分解、求核置換)
生物
高校生物でほぼすべてカバー可能な内容
超基本的なメンデル計算問題
なぜミトコンドリアは母系遺伝か、体細胞の中で遺伝子が他と異なる細胞は何か、なぜ違うのか、等記述問題
最後正誤問題5つ
タコには盲斑がない ・一次遷移と二次遷移 ・細胞周期は一方向に進む ・細胞内輸送タンパクは大きくわけてアクチンとミオシン もひとつ忘れた
自然科学は満点狙えるレベル。
英語の出来で差がつく気がする。
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2次
皆さんのおかげで今年の受験報告はすごく充実している気がします
私も微力ながらお手伝いしたいと思います
浜松二次試験の報告です
受験者30名。欠席者無し。
小論文 90分
問題持ち帰り可
「科学の現状に対して肯定的な側面と懐疑的な側面とを混ぜながら自分の意見を述べよ」
800字以内。
リード文も300字程度で時間が足りなくなることはまずないと思いました。
面接
例年通り生物系と非生物系の出身によって面接室が分けられていました。
以下は生命系の報告です。
1人15分。面接官5人。5人とも必ず1回は質問するようにされているようでした。
人の呼ばれる間隔を見る限りほとんど時間通りに淡々と進んでいきました。
試験会場に入った時にアドミッションポリシーの書いた紙が配られましたですが、
募集要項に載っていたものと全く同じ文章だったので何かと思っていたら、
冒頭の質問が
アドミッションポリシーに照らし合わせてなぜあなたが本学を受験したのか でした。
以降は
10年後の自分は何をしているか
今の知識をどう活かすか
大学での研究内容
あなたを採用してどんなメリットがあるか
など在り来たりの質問で、特につっこみもなく、むしろ質問だけしてあまり内容を聞くことなく
ただ単にその内容が志願書や推薦書の内容と矛盾してないかを確認するだけだったように感じられました。
私に興味がなかったのかもしれません。
話の節から察する辺り浜松は研究者を求めている気がしました。
最終更新:2010年07月07日 20:26