香川・受験報告

2010年2次


圧迫面接。

1次(TOEFLと自然科学)の合格発表後から8日以内に、「自己推薦書」「研究課題・論文リスト」を提出。
現地で、「自己推薦書」「研究課題・論文リスト」を踏まえた面接。

1次合格者15人は受験番号順に、午前1、午前2、午後の5人の3グループに集合時間が分けられる。
午前に面接を終え昼飯に讃岐うどんを食べに行きたいなら、出願期間初日に出願すればよい。
私のグループに欠席者はいなかった。

面接は受験番号順に1人ずつ呼ばれる。
面接室に受験者が1人、面接官は4人で、恐らくこの4人が全1次合格者15人を見ているものと思われる。
面接官の持っているものは、少なくとも、入学願書と履歴書と「自己推薦書」。
「研究課題・論文リスト」と1次試験成績の存在は私の面接では話題になかったので不明。
面接官が面する長机にはカード立てが並べられており、面接官の手元が見えないようになっていた。面接中にメモをとっているようだ。
面接試験室はエアコンがうるさく、面接官の言葉がかなり聞き取りにくい。

面接の雰囲気はネチネチとした圧迫面接で、ストレス負荷耐久試験。
手持ちの書類から粗を探して受験者の弱点となりそうなものを思いつく限り質問する。

「医学科を目指す動機が薄い」
「あなたの経歴からは医師よりもふさわしい職があるはず」
「今のままの職で十分ではないか」
「あなたのような有名大学出身者に香川大学はふさわしくない」
「香川大学としては、あなたでなくても別の受験生を選べばよいのだから、あなたが医師不足を解消しなくても良い」
「○○大と△△大を併願してるのは香川大学はどうでもいいんでしょ」

質問の口調も、受験者は間違った人生の選択をしていると言わんばかりに諭すようになったり、
自尊的に振る舞ってみたり、
臨床のことが何も分かっていないと小馬鹿にする態度に出たり、
受験者の出身大学と香川大学の格を勝手に比べて自虐的になってみたり、
大学病院の危機の原因を答えられないと鼻先で笑ってみたり。
あらゆる角度から受験者を動揺させようとした。
ただ、受験者の発言を高圧的に途中で遮ったり、机を叩いたり、灰皿を飛ばしてきたりはなかった。

受験者1人に対して20分という面接控室での予告どおり、話の流れに関係なく20分経過に気づいた面接官が終了を宣言。

香川なのに雨が降っていた。

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最終更新:2010年07月13日 09:52